『空を刻む者』
猿之助さんスーパー歌舞伎。
佐々木蔵之助さん、福士くん目当ての方も多いことでしょう。
満席です。
今回は2列目という良席で見ることができました。
話が難解だという噂だったので事前に予習したおかげで
面白く見ることができました。
猿之助さんと蔵之助さんの衣装のきらびやかなこと。
そして最後のどんちゃんチャンバラ。
ポストエンヤ(弘太郎)が板の上にのったり
猿之助さんと蔵之助さんの板芸(一枚の板を2枚の高い板で支えてわざとたおすが見事に着地)がハラハラドキドキ。
話の内容が現在の税制や官僚の状況と若干つながる部分もあって
皮肉ぽくてよかったです。
『切られお富』
国立の車引きは遅刻してしまいましたがお富から観劇。
自分を犠牲にして尽くすのには度が過ぎているのではないかと。
お富のキップの良さは、見ていてスカっとしますが
ラストああはなりたくないと思って見てしまいました。
自分を大事にしないと相手も大事にしてあげられないのではと思います。
『ラファエル前派展』
ミレイの「オフィーリア」。
悲しさの度合いが伝わってきます。
汚れちまった悲しみに。という感じ。
私は同じくミレイの「両親の家のキリスト」が気に入りました。
くぎで手をケガしたキリストを心配するマリアとヨセフ等々が描かれているのですが、窓の外のにも鈴なりに心配する羊たちがいます。無表情で。
それが何だか可愛らしくて。
『世紀の日本画』
前期でよかったもの。
後期でよかったもの。
若きカフカス人→リーゼント具合が笑える。
道産子追憶之巻→一部屋使ったながーい絵の展示。北海道の雪景色と豊かな自然が目にキモチいいです。
熱国之巻→前期は朝、後期は夕の展示。南国タヒチを水彩画で絵巻物に。表面は金箔を豪華にちらして、太陽の光を表現しているのかしら?それが雅で豪華な雰囲気になっていて、題材と画法のミスマッチが面白い。