友香さんの歌で、
♪久し振りに懐かしい気分になって
昔の友達のその後が気になるよ♪
なんて素晴らしい歌があるんだけど、
なんか今日はそんな気分だった。
きっと誰にだって、
ある歌を聴いたり、ある写真を見たり、
何かに触れたりすると、
過去の記憶が突如蘇って来るよね。
今日はホントそんな日だった。
小学校の頃に歌謡曲やアニメソングに夢中だった頃、
何かとてつもなく深く大きな音をキャッチしたんだ。
それが井上陽水という人だった。
明らかに周りのフォークやロックとは、まるで違ってたのは、
子供ながらにもわかった。
また当時、近所に幼馴染みで陽水の歌うたうのが上手い奴がいたんだ。
いやいや、これが信じられないぐらい上手かったんだよ。
でも、今思い返せば、
当時14、15歳ぐらいじゃん!
そんな子が陽水のあの世界観を歌ってたなんてさ、
信じられないわけどね。
だから今こそ、
この2018年にこそ彼の歌を聴いてみたいよね。
いや、個人的にはね、
今聴いても、きっとあの中学生の歌は凄かったんじゃないかな?
なんて思うのだよ。
けど、フィンガー5やキャロルもいて、
荒井由実や井上陽水もいる時代なんて、
やっぱりとてもいい時代に僕らはいたな、と思うわけですよ。
コザ中学の中城湾見下ろす屋上で聞く、
このFunはホント特別だった。
しかしなんでこんなに胸締めつけるんだろね。。。
嬉しいとか悲しいとか、そんな事じゃなくてね、
こう言葉にならない、
強烈な匂いとか?
日差しの強さとか、学校のチャイムとか?
何か迫って来るものがあるんだな。
井上陽水 Fun (SPENDOR BC II)
陽水の曲はこのFunのような
やはり余白が広くて、
他なら「いつのまにか少女は」や「桜三月散歩道」
のような曲が僕は今でも好きかな?
「少年時代」とかね。
いや、このFunが収録されてる「氷の世界」なんてアルバムはそれこそ、
ビートルズのような革命的なアルバムなのは知ってるんだ。
「氷の世界」や「傘がない」もね、
そりゃ凄いんだ。
でも、僕にはFunで充分なんだな。
だってあの声だよ、、、凄いよ。充分なんよ。
どんな思考を巡らせるような曲より、
この匂い立つような曲に僕は惹かれるんだな。
うん、きっと理屈じゃないんだろね。
なんかのDNAに呼ばれてるんだろね。
んで、もう一曲。
もう天才が成せる業ってしか思えない名曲。
「帰れない二人」。
♪「僕は君を」と言いかけた時 街の灯りが消えました♪
なんてさ、、、もう参っちゃうよね。
その後、
♪もう星は帰ろうとしてる 帰れない二人を残して♪だもん。
この時陽水25歳、清志郎22歳だよ、、、
芸術ですな。。
では、二人の貴重な共演から。
帰れない二人 井上陽水・忌野清志郎