風景居酒屋 ごじゃ満開

2011年03月11日14時46分、東日本大震災発生
(since 2007/8/15)。

1829)それでも咲いていた桜たち(東日本大震災から37ヶ月)

2014年04月11日 | 東日本大震災
 関東以南ではもう見頃を過ぎているようですが、こちら岩手県はこれから震災後4度目の桜の時期です(2011年春が1度目)。震災直後のこの時期は大震災から1ヶ月程しか経っておらず、花見も自粛ムードの中にありましたが、一方で被災地のお酒を買って花見を盛り上げるのも復興支援だという声が上がり始めた時期でもありました。

 私自身、3年前は久しぶりの千葉県民で初めて迎える桜の時期だったということもあり、県内の桜をカメラに収め、「それでも桜咲く」というお題でご覧いただきました。「それでも桜咲く」というのは、震災があっても季節は進み、何事も無かったかのように咲き始めた桜を眺めて思いつきました。

 ところで3月上旬、都内で「それでも咲いていた桜たち」という写真展が開かれている事を偶然知り、千葉への帰省に合わせてお邪魔してみました。展示された写真を撮った大沼英樹氏は震災以前から毎年、桜前線と共に北上して花開く桜をカメラに収めていました。この年も例年どおり北上しつつありましたが、その最中に東日本大震災が起こりました。



 拙作「それでも桜咲く」には被災の様子は写っていません。何も知らない人から見れば単なる「咲いた桜」であり、何故「それでも桜咲く」なのかは言葉を添えなければ伝わりません。一方展示された写真に写っているのは「被害者であり、目撃者であり、証言者である(パンフレットより)」桜でした。

 そこに言葉は要りません。それは以前見た写真展「記憶-忘れてはいけないこと-」の写真とはまた違う、震災後の姿でした。

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