1049)羽越線途中下車 秋田県由利本荘市（千体地蔵）

　奉公先にはいつも手弁当を詰めて（「作って」ではありません）持参するのですが、昨日は持参していることを忘れて通勤途中でパンを買ってしまい、それを食べ終えてからカバンの中の弁当箱に気づきました。何年も手弁当をしておきながら初めての失態で、将来が不安になりました。


　羽越線途中下車、折渡峠への上り道が一旦下ったカーブの途中に「千体地蔵」のある「折渡地蔵尊」はありました。ただの地蔵尊を想像していましたが、道を挟んで二階建ての無料休憩室が建っており、例大祭間近ということもあり売店も出ていました。

　折渡地蔵尊は「今から約200年前に延命地蔵尊として建立されたもので、現在では通行人の安全と子守地蔵として知られている」と説明板にありました。一方私のお目当ての「千体地蔵」は、「1989（平成元）年から２年間かけて中国で作られ、全国の寄進者によって折渡地蔵尊の建つ山一帯を地蔵霊山にした」のだそうです。


（山腹に並ぶ千体地蔵）

　緑が濃い中にあって、地蔵様の真っ赤な頭巾とおべべは非常に映えます。五百羅漢や多くの仏様が並ぶ様は見たことがありますが、広い視界の中にまとまって入ってくると、なかなか壮観です。
地蔵様の足元には漢字が一文字刻まれており、地蔵尊入口に掲げられている寄進者名の上に記された漢字と対応しているようです。



　信仰心が厚いわけではありませんが、大汗を流してきた甲斐はありました。


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