サロン・ド・よしだ分館 おきらくうぇblog

サロン・ド・よしだの日記がうぇblogになりました。

薄くて遅い 地獄のどくどく姫

2016年10月03日 17時24分08秒 | 日常
所謂妖怪退治物なんですが、200ページ弱で、最後の方で必殺技の連発で勝つ、みたいな話、背景描写とかテーマソングみたいなのにやたらページを割くので、ほんと、薄くて遅い、というしかないような作品、この人の長編はだいたいこんな感じですが・・・

1巻は因縁、怨霊話、二巻は鱗少女となんだったか、魔胎児の焼き直しですね。
1巻の因縁話は結構なページ数で、祟られた側にも同情の余地がありそうな内容なんですが、「このどくどく姫容赦せん!」とばかりにただの必殺技ルーチンワークで終わっちゃいます。ちなみにどくどく姫を怒らせると逆に地獄に落とされるそうですが、そういう展開もありません。

二巻はまだ中身詰まってるんですが、最初に日出坊こと木村が襲われて、その後メガネっ娘の水野が二回襲われるんですがね二回襲われる意味がよくわからなかったり、そっから木村君はフェードアウトしちゃってたりと尺稼ぎがひどいです。

まあ、膝にフジツボならぬ全身の肉腫に奇形魚なんで、トラウマ物ではあるんですが・・・

赤い実

2016年10月03日 12時20分45秒 | 日常
日野日出志作品に出てくる主人公の姉は細長い怪物に襲われて死んだり人格が変容するのですが、もう一つ、女の子だけが食べる赤い実によって変容するというのもある、一つはリンゴみたいの、で首を切られて生首を山と積んだ汽車がどっかに運んでく
もう一つは割れたザクロみたいなの、もう完全アレでしょ、こっちも人格が変容して、現れた謎の紳士に連れて行かれる。

だいたいお姉さんはおかっぱの美人で、同一人物っぽい、よっぽどお姉さんに性的トラウマでもあったかと勘ぐりたくなりますね