ヤマネ君

影の薄い少年山根君が小動物のヤマネを購入して飼い始めてから物語は始まります。
夜行性のヤマネを愛でるために昼夜逆転した生活になり、学校で寝て、家では真夜中まで起きているのに、存在感が臼井君なので、誰も気にとめません。

そんな山根君に奇跡が起こります

部屋がヤマネの故郷アフリカになり、ヤマネと同じ大きさになって、話もできるようになった山根君は仲良く遊び始めます。
と、ここまではハートウォーミングな展開なんですが、一転グロでスプラッタなオチを迎えます

ここ、いらなくね？マジでここ、いるか？
なんか少年はヤマネになりました、とかで十分落ちてるよ？

一応、死んで初めて注目を浴びた、とかいう皮肉も効いてるとは思うんですが、でも一番怖いのは

キモイ

過食症、拒食症

日野作品はその後学校を舞台にした現代の話が多くなってくるんですが、いじめがきっかけの話が目立ちます。いじめられっこは生徒、教師問わずデブ

で、ダイエットしようとして過食症？になった少女の話と拒食症？になった少女の話が出てきます。？をつけたのは作中明言されてなかったり、魔物にとりつかれたせいなんで。


ダイエットの失敗例、やたら書き込まれた食べ物群が最高にグロテスク


ダイエットの成功例、背景輝いてますがキモイです

その後少女は体重の減少が止まらず、皮膚やにくがはがれ落ちていき命を落とします


過度のダイエットは命に関わります、ってか白骨死体に聴診器当てる医者がシュール

そう言えば、日野作品って、食べ物ネタが多いんですよね、大概は生き物を生きたまま食べるんですが、これは初期から続いてるモチーフなんで、なんか原体験があるんでしょうか