神曲奏界ポリフォニカ 第７楽章・「ヴァイオレンツァ 黒い追跡者」を見て寸評

　今回は…なんだか妙にテンポが悪かった印象があるなぁ。セリフとセリフの繋ぎが、特に前半が非常にのっぺりした印象。話の内容以上に気になった。
　…話の内容以上に気になるということは、話がそれを覆い隠せるほどのものではなかったということでもあるのだけれど。

　えーと、まさかブラックの主人公達が出てくるとは思わなかったぜ。しかも、外見に反しておっさんの方が精霊とは意表を突かれて、笑ってしまうよりも感心した。コーティとか見たら、普通は女の子の方が精霊だと思っちゃうよね！
　いやー参った。しかも、中の人が小杉さんだよ…キネティック版は大塚明夫さん。どっちもシブ声の御大を持ってくるとは…

　さて話の感想。
　逃避行中のドタバタは…まあ想定の範囲内というか有り体に言えばありきたりというか、一歩間違えればというより高い確率で死亡してしまいかねない追跡のような気がする…一般車に被害が出ないようにするのはいいが、犯人側はまず間違いなくお陀仏的な…つまり犯罪者に人権は無いって事か？そう勘ぐると恐いです。

　しかしなぁ…あれだけの逃避行をしておいて『初犯だから大したこと無い』ってマジですか。どんだけ寛大なんだよ。精霊おっさん側の方もきちんと警察であることを言えよ！見ていてもどかしくなった。

　神曲の学校を卒業していても、必ずしもそっちの方面で仕事をするわけではないという現実は、ささやかながら妙なリアリティを醸し出しているな。

　というわけで…画もギリギリのところで踏ん張っているという感じか。本当にここだけは泣き所だなあ…逃避行のシーンも画力があればもっと楽しくなったかも知れないのに…
　プールを通過したときのお約束（フォロンがゴーグル被ってたり）は、まあばかばかしくても良いんじゃないでしょうか。





　追記：プリネがバイクにまたがったシーン、フトモモがたまんねぇ！ホントにこの作品はふぇてしずむを擽られるわぁ。


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