電脳コイル 第４話・「大黒市黒客クラブ」を見て寸評

ＳＵＧＥＥＥＥＥＥＥＥ！！
　これは電脳戦ものだったのか！要するに、小学生版『攻殻』だったわけだな！でも、小学生版だからといって生温いというわけではなく、その勝負は緊迫に次ぐ緊迫！たまらねえｅｅｅ！！
　…無駄にエクスクラメーションマークが多くなってしまったが、今回は見所が多かった。コレまでもハイテンションだったが、黒客とイサコとフミエの激突は凄かったぜ！
　どこら辺が凄いのかというと、用語の数々がちんぷんかんぷんで謎なのにも関わらず、手に汗握る攻防が画面上で伝わってきているからだと思う。本当に凄い。最初にイサコが直進くんで射掛けられた時なんて、実弾で戦争やらかしてるのかと思ったze！

　いやー、見終わってから30分が経つが未だに興奮が冷めない。アニメでこんな経験をしたのは何時以来だろうか。いつもどこか冷めた視線でアニメを見ていた俺も今回ばかりは圧倒された。口をぽか～んと開いたまま、雑念を抱かずに最後まで画面に釘付けだった。edが始まってから急速に現実に引き戻されたが、半ばニヤつきながら画面を凝視している俺がそこにいた。そう、まるで俺まで電脳攻撃を喰らったかのような…そりゃ俺もメガネはしてるけど、残念ながらこんなに高機能じゃありません…っていうか欲しくねぇよこんな恐いモノ！
　
　それでも身体の中の冷静な部分を奮い起こしつつ記憶を辿ってみると（最近、記憶力の悪くなった俺でさえコレが出来ると言うことは、如何に作品に引き込まれ、集中していたかが分かろうというものだ）…
　イサコが『いつもケンカ売られてばっかし』という類の事を言っていたが、自分の態度に責があることが分かっていない模様。この辺りのバックボーンが『ミチコ』に関係しているのか。それとも、お仕事が忙しくて他人と付き合っているヒマがない内にああいった性格になってしまったのか？

　また、ヤサコの過去もちょっとだけ露見。イジメられてた側かイジメてた側か…まあ作品的に加害者とは考えにくいが、もしそうなら…ますますNHK作品侮り難し。

　フミエの実力は相当なものながら、イサコには及ばず。

　脚組んで頬杖を突き、不敵な笑みを浮かべる彼女の天性の女王様スタイルに不覚ながらもゾクゾクっと来ちゃいました。

　そういえば、この子等って自在にプログラムを組んでいるが、将来はそれが当たり前になるんだろうか？昔の人から見れば、今の子供が当たり前のようにパソコンを使う時代なんて信じられないだろうから、あながち無いとも言い切れないところが恐い。
　こんなところの考え方も『攻殻』見てた時と一緒だなぁ。

　それにしても参った。こんなハイクオリティ魅せられたら不感症になっちまいかねないぜ。くれぐれもよい子のみんなはこの作品を基準にしないように。