見に行ったら負けだと公言していたのに……負けたさああ負けたさ。
それにしても……あれだね……もう一つしか言えないね。
いわゆる『消失長門』がかああああぁあああああああああああわううううういいいいいいぃぃいいいいい!
まず第一に考えてしまうのが、『TVでエンドレスエイトやってまで劇場版突っ込むのと、エンドレスエイトを一回で終わらせておいて残りの七回で消失やるの』とどっちが商売的においしいか、だった。素人があれこれ考えることではないけど、あの消失長門をBDでじっくり拝んでね!とか言われたら破壊力高そうな気がする。
全体的な雰囲気は、なんだか予告でやってた時をかける少女(実写版主人公はアニメの主人公の中の人か!スカートの短さ的な意味でもGJだ!)とか、あるいは上映終了後に後席のおそらく年季の入ったアニメファンの一言『うる星やつらみたい』とかいう表現がしっくりくるかも。ここで言う「うる星」は、やっぱり押井作品のやつ……ビューティフルドリーマーだっけ?なんだろうなぁ。そもそも『エンドレスエイト』での類似性というか共通性というか、そんなものは囁かれていたのだろうけど。
某映画評論で『スタッフに長門有希というキャラが愛されているのは分かった』と言わせるだけのことはある。SOS団結成、更には三年前からのエラー(≠ストレス)が溜まっておかしくなったという辺りは、エンドレスエイトを八回も繰り返した事によってリアリティを増したということにもなるのかねぇ。そりゃああんなもんに1万回も付き合わされてれば疲れもしますわな、的な。ううむ、どこまで計算尽くなんだか分かりゃしない。
……しかしまぁ、受ける印象といえば『本当に独立して劇場版にする意味があったのだろうか』と始終自問自答していたくらいだろうか。終盤の、キョンの自分が選んだ世界への肯定を自らに問いかけるシーンは迫力があったが。やはり基本的に青春ものというか、二度と訪れない、青臭い想像/創造をする事を許された世代の葛藤は割と共感できた。そして自らに訪れなかった『面白い/退屈しない日々』に死にたくなる。そう、この作品も紛う事なき『自分の青春時代と重ね合わせて死にたくなるアニメ』だったのだ。なんてこったい。
それにしてもまあ……こんな話題作&力作を長門有希に絞って力説してしまうのもなんだけど、あの長門ちゃんの前にキョンが唐突に現れたシーンでは、『あっあの人!カード作ってくれた人!どうしてここに!?分からないけどでも嬉しい!』的な戸惑いが胸の中にどっと溢れてきて困った。あれ嬉しかっただろうな~。あのままだったら、消失長門の性格から言って三年間声をかけることなく過ごしただろうから……とか思ったが、意外に積極性があるのでそうとも言えぬ。っていうか可愛い。あの当時はありふれた若手声優の一人でしかなかった茅原のみのりんの成長も考えると、涙が……だから俺は何者なんだよ。
そして、キョンに問い詰められた消失長門のほほを染めながら、おびえながらそれでも何もできないというあのシーン……ほぼイきかけました(最低だ)。
そして……長門がキョンを家に誘う辺りでもうニヤニヤがMAX!これはもう不審人物量産映画でもあるな。あの長門さんはかなり思い切ったんじゃないかな~。ガードが甘すぎるが、それも本物の長門の願望の内の一つなのかと考えると……切なくてどうしようもなくなるな。
犯人、世界を改変した張本人はてっきり古泉かと思った。嫉妬心からの犯行だと……でも冷静に考えれば、そんなこと出来る能力は彼にはないわけで……この物語はつまり、長門さんのストレスによる突発的な犯行なんだよ!
追記:第1期TVシリーズの長門有希キャラソン・「雪、無音、窓辺にて。」のタイトルも、今作のあのシーンに掛かっているのかと思うと……壮大な仕込みだったんですな。あの当時から『消失はいつやるんだ!』と言われていた気がするが、ここまで壮大になるとは思わなかった。
ラスト、キョンが『ゆき』と口にするシーン、俺には『有希』の方のイントネーションに聞こえた。おお、ここでファーストネームで呼ぶのかと思ったけど実際のトコロは違って、ふつうに舞い落ちる雪を観ていた訳だけど、俺はあれはキョンが思わず有希と呼んでしまった照れ隠しだと解釈したい……だってその方が悶えるくらい愛おしいじゃないですか!
……あと、改変された世界のハルヒのオムネが増量されてるような気がしたのは俺だけでいい。俺だけでいい。大事なことなので二回言いました。あっちの制服も悪くないね~。ニーソっ子が居ないのが残念だが。
……とまぁ、受ける印象はもちろん十人十色千差万別な訳だが、やはり当ブログにおいては消失長門の新鮮な可愛さにつきるのではと。……他の細かい演出については誰かが語ってくれるでしょ。あと、映画館内の異臭もどうにかしてくれ。それに俺のニホヒが混ざっていることは言うまでもないが。
リピート特典のようなものもあるらしいが……いくら面白かったと言っても二度は見に行かないと思う。さすがに三時間近く座ってるのはかったるいというか疲れる……2時間弱かそこらの、普通の尺の作品なら面白ければあっという間に時が過ぎてしまうが、160分は辛かった。2時間超えた辺りからケツとか背中とかどうしようもなくなったので。映画の感想でもなんでもないが。
WEB拍手ボタンです。セミロリ協会への入会、その他ご意見などがありましたらどうぞ。
それにしても……あれだね……もう一つしか言えないね。
いわゆる『消失長門』がかああああぁあああああああああああわううううういいいいいいぃぃいいいいい!
以下ネタバレにつき超改行。それでも見えてしまったらごめんなさい。
まず第一に考えてしまうのが、『TVでエンドレスエイトやってまで劇場版突っ込むのと、エンドレスエイトを一回で終わらせておいて残りの七回で消失やるの』とどっちが商売的においしいか、だった。素人があれこれ考えることではないけど、あの消失長門をBDでじっくり拝んでね!とか言われたら破壊力高そうな気がする。
全体的な雰囲気は、なんだか予告でやってた時をかける少女(実写版主人公はアニメの主人公の中の人か!スカートの短さ的な意味でもGJだ!)とか、あるいは上映終了後に後席のおそらく年季の入ったアニメファンの一言『うる星やつらみたい』とかいう表現がしっくりくるかも。ここで言う「うる星」は、やっぱり押井作品のやつ……ビューティフルドリーマーだっけ?なんだろうなぁ。そもそも『エンドレスエイト』での類似性というか共通性というか、そんなものは囁かれていたのだろうけど。
某映画評論で『スタッフに長門有希というキャラが愛されているのは分かった』と言わせるだけのことはある。SOS団結成、更には三年前からのエラー(≠ストレス)が溜まっておかしくなったという辺りは、エンドレスエイトを八回も繰り返した事によってリアリティを増したということにもなるのかねぇ。そりゃああんなもんに1万回も付き合わされてれば疲れもしますわな、的な。ううむ、どこまで計算尽くなんだか分かりゃしない。
……しかしまぁ、受ける印象といえば『本当に独立して劇場版にする意味があったのだろうか』と始終自問自答していたくらいだろうか。終盤の、キョンの自分が選んだ世界への肯定を自らに問いかけるシーンは迫力があったが。やはり基本的に青春ものというか、二度と訪れない、青臭い想像/創造をする事を許された世代の葛藤は割と共感できた。そして自らに訪れなかった『面白い/退屈しない日々』に死にたくなる。そう、この作品も紛う事なき『自分の青春時代と重ね合わせて死にたくなるアニメ』だったのだ。なんてこったい。
それにしてもまあ……こんな話題作&力作を長門有希に絞って力説してしまうのもなんだけど、あの長門ちゃんの前にキョンが唐突に現れたシーンでは、『あっあの人!カード作ってくれた人!どうしてここに!?分からないけどでも嬉しい!』的な戸惑いが胸の中にどっと溢れてきて困った。あれ嬉しかっただろうな~。あのままだったら、消失長門の性格から言って三年間声をかけることなく過ごしただろうから……とか思ったが、意外に積極性があるのでそうとも言えぬ。っていうか可愛い。あの当時はありふれた若手声優の一人でしかなかった茅原のみのりんの成長も考えると、涙が……だから俺は何者なんだよ。
そして、キョンに問い詰められた消失長門のほほを染めながら、おびえながらそれでも何もできないというあのシーン……ほぼイきかけました(最低だ)。
そして……長門がキョンを家に誘う辺りでもうニヤニヤがMAX!これはもう不審人物量産映画でもあるな。あの長門さんはかなり思い切ったんじゃないかな~。ガードが甘すぎるが、それも本物の長門の願望の内の一つなのかと考えると……切なくてどうしようもなくなるな。
犯人、世界を改変した張本人はてっきり古泉かと思った。嫉妬心からの犯行だと……でも冷静に考えれば、そんなこと出来る能力は彼にはないわけで……この物語はつまり、長門さんのストレスによる突発的な犯行なんだよ!
追記:第1期TVシリーズの長門有希キャラソン・「雪、無音、窓辺にて。」のタイトルも、今作のあのシーンに掛かっているのかと思うと……壮大な仕込みだったんですな。あの当時から『消失はいつやるんだ!』と言われていた気がするが、ここまで壮大になるとは思わなかった。
ラスト、キョンが『ゆき』と口にするシーン、俺には『有希』の方のイントネーションに聞こえた。おお、ここでファーストネームで呼ぶのかと思ったけど実際のトコロは違って、ふつうに舞い落ちる雪を観ていた訳だけど、俺はあれはキョンが思わず有希と呼んでしまった照れ隠しだと解釈したい……だってその方が悶えるくらい愛おしいじゃないですか!
……あと、改変された世界のハルヒのオムネが増量されてるような気がしたのは俺だけでいい。俺だけでいい。大事なことなので二回言いました。あっちの制服も悪くないね~。ニーソっ子が居ないのが残念だが。
……とまぁ、受ける印象はもちろん十人十色千差万別な訳だが、やはり当ブログにおいては消失長門の新鮮な可愛さにつきるのではと。……他の細かい演出については誰かが語ってくれるでしょ。あと、映画館内の異臭もどうにかしてくれ。それに俺のニホヒが混ざっていることは言うまでもないが。
リピート特典のようなものもあるらしいが……いくら面白かったと言っても二度は見に行かないと思う。さすがに三時間近く座ってるのはかったるいというか疲れる……2時間弱かそこらの、普通の尺の作品なら面白ければあっという間に時が過ぎてしまうが、160分は辛かった。2時間超えた辺りからケツとか背中とかどうしようもなくなったので。映画の感想でもなんでもないが。
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サンデー鏑木です。
2週間も昔の記事にレスをするのはやや気が引けますがお許しくだされ。うくく。
> 受ける印象といえば『本当に独立して劇場版にする意味があったのだろうか』と始終自問自答していたくらいだろうか。
個人的には劇場版で正解と思いました。
や、この表現は適切じゃないかな。
劇場でやる価値はある、と。
それがエンドレスエイト8回分とのトレードオフで正解なのかと問われると、返答には窮しますが……
> ラスト、キョンが『ゆき』と口にするシーン、俺には『有希』の方のイントネーションに聞こえた。
実は劇場版見てから原作を読み返してみたんですが、この場面、場面設定まるごと変わっていました。
(他所様ではさんざん指摘されてると思うんですが)
原作だと、キョンの病室なんですね。
なので、わざわざあの一言を入れるがための改変と。狙っているのは明らかでしょう。
いい仕事するなあ。
なんというか、まとまりのない感じですみません。
私のようなものが生きててすみません。
それではまた来世。
>2週間も昔の記事にレスをするのはやや気が引けますがお許しくだされ。うくく。
いえいえ、何時までも消失の感想は新鮮に胸に残ってます!自分良いこと言った!
>や、この表現は適切じゃないかな。
劇場でやる価値はある、と。
確かにクオリティは高かったんですが、あのスタッフなら地上波でもこれくらいはやってくれると……というのは、多分に好意的すぎるでしょうか?
>それがエンドレスエイト8回分とのトレードオフで正解なのかと問われると、返答には窮しますが……
あのままの流れでTVに回して再加熱させるか、それともこういう風に劇場に移して存分にやるべきなのか……消失の尺が余計なエンドレスエイト分の7本と被るのが全ての邪推の元になってる気がします……
>原作だと、キョンの病室なんですね。
なので、わざわざあの一言を入れるがための改変と。狙っているのは明らかでしょう。
いい仕事するなあ。
より印象的に見せたかったんですね……確かに、あの夜景と『ユキ』はとても美しかったです。
>なんというか、まとまりのない感じですみません。
あの作品の全てをまとめることなんて……
それでは、私もそろそろ現世とオサラバします。さようなら。