野田総理が「国民の生活を守るために原発は必要」と表明し、大飯原発再稼働を後押しした。
結局、関電と経済界に押し切られ、国民の安全を犠牲にした、ということ。 なんだかがっかり・・・ 期待していたのに・・・
「国民の生活を守るため」に、「国民のリスクを許容する」っていう論理は成り立つのか??? 不思議!
何も原発全停止をずっと続けろと主張しているわけではない。 今、再稼働するのは適切ではないといっているのだ。 原発の安全性が確保されていないし、そのための基準がきちんとできていない。 基準を見直すための規制庁もまだ発足していない。 それに、原発をどうするか長期的な視点でとらえるべき「エネルギー基本計画」も策定中。 これは8月頃には公表すると言うことなので、それまで待って、規制庁も交えて原発の再稼働を決定する、というのが、まっとうな筋道だと思う。
それなのに、わざわざ今再稼働をする理由はきわめて希薄。 計画停電をしなくても、揚水発電で不足分を補えるという試算も公表されている。 それに節電による削減量も当然あり得るはずだ。 去年の夏は、東電配下の人々は必死で節電に励んだのだ。 関西の人々も同じ事ができないはずがない。 その目的が、福島原発の被害を繰り返さないこと、であれば、誰が反対しようか。
民主党は国民の立場に立った政党だと信じていたのに、裏切られた感じがする・・・ とっても残念・・・