今日も拙著『リーダーの暗示学』をもとに、暗示学の復習をしようと思います。今日は昨日の自尊心という観念のお話の続き。
「勇者よ、永遠なれ」
要するに、人間は自尊心が非常に強いものだというのが昨日の結論ですが、それが強すぎると弊害が多々でてまいります。
特に衝動的に行動するタイプが自尊心が強すぎると、長生きできません。太平記を読むと、そういう侍がごろごろ出てくる。
これは巻の八に出てく . . . 本文を読む
今日も拙著『リーダーの暗示学』をもとに、暗示学の復習をしようと思います。今日は自尊心という観念のお話。
「自尊心がリーダーを選ぶ」
心理学者マズローは、社会的承認欲求を人間の欲求のなかで高いほうから2番目に置いています。ちなみに、一番上が自己実現欲求、3番目以下は、(家、組織への)所属欲求、安全の欲求、最後が生理的欲求です。
承認欲求、つまり他人から認められたいという欲求は非常に強い欲求 . . . 本文を読む
今日も拙著『リーダーの暗示学』をもとに、暗示学の復習をしようと思います。今日は観念のお話。
「先入観念を解く」
この前は、色眼鏡が人間行動を縛るのだと申しました。前回選んだ、徒然草の「猫またにおびえた法師」はお笑いですが、戦場ではこういうことは特に多いといえます。みんなおびえていますから、なにかあるとすぐ恐怖を覚えるわけです。
拙著『リーダーの暗示学』で触れた徳川慶喜、彼なんかも鳥羽 . . . 本文を読む
今日も拙著『リーダーの暗示学』をもとに、暗示学の復習をしようと思います。今日は先入観念のお話。後半は、先日扱った[Google Checkout]のフォローアップです。
「観念とは心の色眼鏡」
人間行動を縛るのは自己イメージ(観念)です。ところで、先入観念と言う言葉がありますね。これもりっぱな観念です。はじめにそう思い込んで物事を見ると、実態とは違って物事が見えてしまう。こいつは気をつけない . . . 本文を読む
今日は「認める技術」について述べます。
「認める技術」
昨日も申し上げたとおり、人間行動を縛るのは観念です。「自分はダメだ」という観念を抱いている人は、そのとおりのことしかできません。
あるいは、「自分とはこういうものだ」と思っている人は、そういう行動しかとれません。世間一般の言い方で言えば、心の枠ということでしょうね。
自分で自分の限界を決めてしまう。それが心の枠、行動の枠な . . . 本文を読む
これからしばらく、リーダーの暗示学の復習をしようと思います。すでによく知っているかたも、ぜひお付き合いください。
「リーダーの暗示学の定義」
まず、リーダーの暗示学の目的ですが、「相手の元気や能力を引き出す」ことです。自分の思い通りに人を動かしたいために使うのではありません。
自分の思い通り人が動いてくれればこんなに楽なことはありません。しかし、人間は一人一人、考え方や行動形式が違う . . . 本文を読む
王子製紙が北越製紙にTOBをかけておりますが、難しい状況のようです。ライブドアも、楽天も失敗しております。どうして、同じ過ちを繰り返すのかな。
「非対立的アプローチ」
どんなに相手が弱くても、ここから攻撃を受けるぞと知れば、それなりに準備します。抵抗むなしく敗れることがあるかもしれませんが、それでは攻撃側も被害をこうむります。
ですから、有能な武将はどんなに敵が弱くても、無理な攻撃は . . . 本文を読む
どうも、みんな今の状態がいつまでも続くと思い込む癖があるようです。
「色眼鏡を壊すのがリーダーの暗示学」
今順調にいっていると思っていても、そんなのは保証はないと言ってもいいのです。たとえ大企業に勤めていたってそうです。
今、王子製紙と北越製紙が戦っていますが、北越製紙の社員にすれば迷惑なことでしょう。担当者はものすごく疲労していることでしょうね。商売で疲労するならしょうがないが、城 . . . 本文を読む
リーダーは何を辛抱すべきか。それは機が訪れるのを待つことでしょう。
「機とは」
前から申し上げておりますが、今月の初めに読者を対象に「リーダー研究会」というコミュニティを立ち上げました。
あるテーマについて、研究会員の方々がいろいろな角度から熱心に意見を述べてくださっています。会員のかたたちは非常に熱心で、かつ有能な方ばかりですね。それに真面目です。日ごろから、自分のまわりに生じるいろ . . . 本文を読む
私が人を指導する場合は、表にはあえて出しませんが、ある成功基準があります。それは、その人が元気になるということです。これは組織の場合でも、個人的な付き合いでもまったく同じです。それだけを見ています。それに触れる前にお知らせです。
「読者サービスのお知らせ」
現在、次の本の出版を計画しております。だいたい出版社も決まりました。今回の本、『リーダー感覚(仮称)』は、「人を指導する喜び」をリーダー . . . 本文を読む