S嬢のPC日記

2004年から2007年まで更新を続けていました。
現在ははてなで活動しています。

インターネットと女性たち

2004年10月09日 | インターネット雑記
「女の人生」というものは、20代はまだまだガキだと思う。
若木の美しさ、命が萌える美しさはあるけれど、成熟と呼ぶにはまだまだ小娘だ。
女性が美しさに味わいを加え始めるのは30代からだと思う。

30代の始まりを「オバサン」と自ら呼ぶか、
精神の前進を意識するか、
その美しい時期をどう過ごすかで、
30代の後半以降が美しいものになるか醜いものになるか
残酷なまでにはっきりと決まっていくと思う。

30代からは、女の人生に「性」が大きく絡み始めるケースというものが出始める。
自分の自尊心、アイデンティティ、
そういった精神的な根源というものにまで影響してくるケースも珍しくない。
夫婦やパートナー間において、
したいの、したくないのと、
したいのに拒絶されるの、したくないのに強要されるのといった、
安定した関係と性ということに問題が出てくるケースが増えていくし、
ヨソでするの、ヨソでされたのと、
浮気、不倫、離婚、婚外子の問題等、
大騒ぎになってくるケースも少なくない。
こうしたこと全てのケースに関して、
女性というものは、自分の価値ということに持っていき、
精神的な極限に、自ら追い込まれていく。

往々にして、女というものは、
「聞いて、聞いて」と、自分の人生に対してギャラリーを求める。
吐いて、聞いて貰って、その上で自分を見つけて安定していく傾向がある。
ただ、コトに「性」がからんでくると、
リアルな人間関係に、なかなか「聞いて聞いて」をやることができなくなる。

ここで、インターネットというものは、
大きな力を発揮すると思う。
ネットに吐き出し、思考し、暗黙のうちに励まされ、
精神の洞窟から抜けだしていく人が、ネットのあちこちで棲息している。
「答え」や「解決策」は、自分で見つけていくしか無いことはたくさんある。
ネットに向かって吐き出しながら、
「その先」を見つけていく女性がたくさんネットには棲息している。
ネット上で何人も、そうした女性たちと出会い、
また、思い悩むリアルの友人に、
「吐き出す」サイトを作ることをすすめたりしてきました。

たいして、巡回の時間を取れないまま、
新しいところを見つけることは偶然に近いところがあるのだけれど、
ブログという場にも、そうした女性たちを見つけたりもし、
コメントを入れずとも、アクセス数に「自分を見守る他者の存在」を感じて
洞窟から抜け出す小さな力にしてくれたら、
などと思っていたのですが。

気づいてみたら、そうしたサイトのひとつが消えていました。
彼女は元気なのでしょうか。
サイトの削除が事件によるものではないことを心から祈りつつ。

ブログでも、HPでも、コミュニティサイトでも、日記サイトでも、
自分に合うアイテムを上手に選びつつ、
ネットを自分が自分として生きることを見つけるアイテムにして欲しいと思う。
安易なコメントはとてもつけられないけれど、
アクセス数という数字の中に、
「見守る応援」を感じていて欲しいと思う。
わたしはそうしたサイトの女性たちを、
インターネットに棲息する、「自分」を見つけようともがく女性たちを
心から、応援したい。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
生活費 (ももりん)
2006-02-10 13:33:36
結婚以来まとまった生活費というごく普通の事が私にはなく

その上前妻との間の子には電話がくると父親がいないからとかいいながらすんなりとまとまったお金を上げていた夫

その夫もいろんなHPでモラルハラスメントそのもので10円でもおつりがあるとよこせというような金の亡者である・・

子供達には優しくなると思っていたら

それもすべてにモラハラで受験を控えたわが子に金のかかる学校だとか頭の悪い学校にいくとか馬鹿面だとか

たりねぇ(汚く頭が悪いとかおかしいとかいう意味でいう言葉)をなげつけ

子供が大きくなってそれを理解して来た時にはあまり夫の前では言葉を発しなくなり笑顔もなくなっています

今私は夫と戦おうかという気持ちで一杯なのですが

夫はいわゆる金貸しそれも税金をごまかしているので婚姻費の分担の訴えをおこしたところでどうしようもないのか・・とか

先月の月収は140万ほど合ったらしいが私の生活費として5万これですべてガソリン代から携帯代自分の洗顔からガムひとつまで買います

ごみだししたくてもゴミ袋がもう入らないってだけ余裕がまったくなくいれないとゴミだしても怒られるしまつ

あとは5人家族で生協でひとつきに8万程これも少しでも多いと夫が通帳をもち

怒鳴るんだけど友達や私の両親の事はとても汚い言葉で悪くいいます

子供の友達にまで

もう精神的につかれちゃった

戦う威力があるうちに戦わなくっちゃって思ってます

何かいい方法があるといいけど(泣)

返信する
ももりんさま (S嬢)
2006-02-10 14:39:16
ももりんさんは、まっち~のところからいらしたのでしょうか。

http://blog.goo.ne.jp/machimachi_2005/



モラ夫との生活は「共生」か「脱出」かの、二者択一という選択になるんだろうと思います。

脱出せずに「戦う」というのは、とても難しい。

それは、相手は絶対に「変わらない」からです。



「共生」にしても、「脱出」にしても、そこにはとても力が要る。



まっち~の「脱出」を支えた力を育成していったのは、モラル・ハラスメント被害者同盟です。

http://www.geocities.jp/moraharadoumei/

このサイトの掲示板で、たくさんの同士たちと話しながら、自分の意志を確認しながら、支え合いながら、そうやって力を着々と蓄えていったのだと思う。



「いい方法」というものは、見つけるのは難しいかもしれない。

いい方法と言えなくても、方法があるのなら、そこから道は開けるのか。

それはやはり、同士たち、先達の声が大きいと思います。

まずは、そうした同士たち、先達の声の中で、自分の力を育てていってください。

望めば、必ず道は開けると、そうわたしは思います。

お体には、どうぞ、気をつけてくださいね。
返信する
ありがとうございます (ももりん)
2006-02-10 15:33:07
S嬢さんでいいのかな

早速の意見ありがとうございます

私はモラルハラスメント被害者同盟のHPは結構よらせてもらっています

紅蓮さんという方のHPもみさせてもらっています

皆さん本当にお金がすべてではないと

温かな意見をだされていますよね

これが人間で私の意志は間違っていないと確信できたものです

望めば必ず道は開ける このコメントを胸にこれから力をつけていきたいと思います

またよらせていただいたきますね

本当に本当に温かな言葉ありがとうございました
返信する
いえいえいえいえ (S嬢)
2006-02-10 17:43:42
お礼言われたら、なんか、恐縮です、

ありがとう。



モラルハラスメントは、自分がまちがっているんじゃないかと、精神的な立ち位置を無くさせられる「暴力」だと、わたしは思います。

自分の立ち位置を見失いそうなときは、

「わたしは、わたしであること、そのことが宝なのだ」と、

そのことを忘れないで、進んでいってください。

気をつけてね。

あなたの道を、行ってらっしゃい。
返信する
参上しました (まっち~)
2006-02-10 23:47:19
ももりんさん



はじめまして、

モラルハラスメント・ブログのまっち~です。

私も、S嬢さんには、精神的に限界の時に助けて頂きました。



短い文章でも十分、ご主人の酷さがわかります。

ご自身の行くべき道すら、長年のコントロールにより、判断できない状況に居られるのではないでしょうか。

DV=家庭内暴力には意外に多くの種類があり、

精神的暴力であるモラルハラスメントもその一つですが、

経済的暴力も含まれるのをご存知ですか?

どうか、こうして地道にサイトで情報収集なさるとともに、

女性センター・法律相談等、

実際に人と会い、話してみて下さい。

怖れずに進む中で、少しずつ少しずつ道が開けると思います。

よろしければ、私の掲示板でお話しましょう。

http://www2.ezbbs.net/25/machimachi/

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