重点思考というときに、決まり言葉のように「2:8の法則(パレートの法則)」が登場します。
確かにこの法則は、正確に2割で8割という結果になるかどうかはともかく、なるほど(結構当たってるな)という感じがします。が、普通に考えても多くの事象は(正規分布とはいいませんが)凸型の分布をとるわけですから当然といえば当然です。
「2:8の法則」は「結果的にそうなることを確認する」だけでは全く意味がありません。また、「だから、上位2割にフォーカスしたアクションをとるべき」というかというのも芸がありません。
むしろ、検討対象の課題解決にあたって「2:8の法則」が当てはまると仮定して、重要な決定要素を探り出したり絞り込んだりするヒントとすべきだと思います。すなわち、あらゆる課題に取り組む際の「発想の癖」として重点思考を意識するのです。
可能な限り(ラフでもいいので)「額」「量」といった数値を把握して、その大きなものから具体的検討に入るといった基本的な課題解決にあたっての型を身に着けて欲しいと思います。
〔注〕パレートの法則とは、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレート(Vilfredo Federico Damaso Pareto)が発見した経験則で、全体の8割の数値は全体を構成する2割の要素が生み出しているという法則
確かにこの法則は、正確に2割で8割という結果になるかどうかはともかく、なるほど(結構当たってるな)という感じがします。が、普通に考えても多くの事象は(正規分布とはいいませんが)凸型の分布をとるわけですから当然といえば当然です。
「2:8の法則」は「結果的にそうなることを確認する」だけでは全く意味がありません。また、「だから、上位2割にフォーカスしたアクションをとるべき」というかというのも芸がありません。
むしろ、検討対象の課題解決にあたって「2:8の法則」が当てはまると仮定して、重要な決定要素を探り出したり絞り込んだりするヒントとすべきだと思います。すなわち、あらゆる課題に取り組む際の「発想の癖」として重点思考を意識するのです。
可能な限り(ラフでもいいので)「額」「量」といった数値を把握して、その大きなものから具体的検討に入るといった基本的な課題解決にあたっての型を身に着けて欲しいと思います。
〔注〕パレートの法則とは、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレート(Vilfredo Federico Damaso Pareto)が発見した経験則で、全体の8割の数値は全体を構成する2割の要素が生み出しているという法則