“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

異常な判断、最高裁の夫婦別姓禁止「合憲」 

2015年12月16日 19時47分56秒 | 臼蔵の呟き

結婚の在り方、姓についても時代の変化を受けて、ルールが変更されてしかるべきです。封建時代は、階級によっては姓そのものが許されなかった時代もありました。その点では、すべての国民が姓名を持つ点での前進はありました。しかし、別姓で暮らしたいと思う既婚女性がおいてもなんら不合理ではありません。また、その別姓で通したいという女性が少数であったとしても、国の制度で不利益を受けることは不合理で解消されなければなりません。同姓にしたい人と別姓にしたい人がそれぞれ、選択できるようにすればよいだけの話です。

最高裁の判断、自民党などの右翼的議員が主張するのは男性中心の社会制度が自らにとって都合が良いからです。男尊女卑、女性は男の言うことに従えと。こんな歴史の変化、進歩を反映できない最高裁判所とは何なんでしょうか。また、自らが判断すべき事項を、国会にゆだねる点でも司法の存在を根底から否定する愚行です。

靖国参拝、侵略戦争賛美、従軍慰安婦の国家関与の否定と戦時の性暴力肯定、男尊女卑、同姓婚しか認めない。ここまで来ると彼らの考え方が一貫していることがよくわかります。

<信濃毎日>夫婦別姓禁止「合憲」、最高裁 女性の再婚制限は違憲

 夫婦が同じ姓を名乗ると定めた民法の規定が憲法に違反するかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)は16日、「合憲」との初判断を示した。女性にだけ6カ月の再婚禁止期間を定めた規定をめぐる別の訴訟では「違憲」と判断した。再婚禁止期間の規定は国会が判決に沿って改正する。

 いずれも明治時代から引き継がれている家族制度の基本的ルールで、現在日本以外に同種の規定はほとんどない。時代に合わない不当な女性差別との批判が強まっていたが、保守系国会議員の抵抗が強く、温存されていた。


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