サンタの写真日記

田舎の広告写真屋、サンタの写真日記。

直島へ行ってきました。その6(山本うどん)

2006年11月18日 23時36分48秒 | グルメ
11/18、午後2時、直島唯一の手打ちうどんの店「山本うどん」へ到着。

店は三菱マテリアルの生協に隣接している。バス停「生協前」が至近。
生協といっても、島唯一のスーパーマーケット。一応何でも揃っている。

うどん店はカウンターとテーブル席が2つほどの小さな店。
カウンターとデーブルに分かれて、何とか座れた。


↑カウンターの右奥で、ご主人がそばを打っている。
麺が無くなると店を閉める。
休日は午後3時過ぎには閉店になることもあるらしい。


私はバスの運転手さんオススメの「肉うどん」、理事長は「釜あげうどん」を注文。
濃厚なだしの香りがサイコー。麺も太くもっちりとしてコシも十分にあり、文句なしに美味い。
無理してでも来て良かった。


↑「肉うどん」。


↑「釜あげうどん」

あまりに美味いので、みんな2杯目を注文。

私は「釜玉うどん」、雄三さんは、これもバスの運転手さんオススメの「ラーメン」をオーダー。
「釜玉」はつゆのない麺に、ネギと生卵だけ。
味付けは自分。醤油、味の素、カツオぶしをお好みでどうぞ。
店の人が「味の素をかけて」などとすすめるのにはビックリ。
新潟では化学調味料を隠しながら使っている店が多いが、こちらは堂々としたものだ。
もちろん、たっぷりかけていただいた。


↑「釜玉うどん」。麺の温・冷も選べる。
店のおばちゃんは、ほぼ強制的に「温かい麺」をすすめる。


↑「ラーメン」。これがまた美味い。
うどんのスープをベースに、辛さをプラスした濃厚和風だし甘辛スープ。
新潟には絶対なさそうな初めての味に感激!!

店の滞在時間30分でそれぞれ2杯ずつうどんを食べ、バスに乗って宮浦港へ。
岡山宇野行きのフェリーに乗り、直島を後にした。

今夜は、大阪に泊まる。

大阪では「ふぐ」がまっているらしい。

つづく…。

直島に行ってきました。その5(島内巡り後編)

2006年11月18日 23時33分26秒 | 大地の芸術祭
11/18、午後12時40分、地中美術館から歩くこと10分ほどで「ベネッセハウス」入口のバス停に到着。

次のバスは12時54分。またまた時間がない。

受付で入館料1,000円を払い、駆け足で館内の作品を見る。
福武さんの直島スライドでココの作品を見ていたので、当然だがそのまんまだった。

じっくりと観賞できずに残念だが、「我々は作品観賞に来たのではない。アートと島の関係を見に来たのだ!!」と言いきかせた。


↑ベネッセハウスの作品。
もしかして撮影禁止だったかも。ゴメンナサイ。

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※↑トップの写真もベネッセハウスの作品。世界の水平線の写真が飾ってあり、実際に見える瀬戸内海の水平線と重なるというもの。コンセプトは「世界の海はつながっている」だ。

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10分で見終えてバス停に戻り、再度バスの時刻表を確認すると、ナント上りと下りの時間を見間違え、乗るべきバスは30分後だった。

一同呆然無言……。

「最悪じゃん……」とつぶやくサトウ先生。


普段バスに乗り慣れていないせいか、バスに関する失敗がやたらと多い。

フェリーの時間は迫るし、家プロジェクトは見たいし、山本うどんも食べたいしなどと、好き勝手な希望ばかり言い合う。

結局、30分間ぼけーっとバスを待ち、家プロジェクト10分、うどん屋30分でギリギリ帰りのフェリーに飛び乗るという作戦を決行することに落ち着いた。

朝、港でのんびりしていたばっかりに、ずいぶんセワシナイ。

農協前でバスを降り、家プロジェクトの1軒「角屋」を見学。ここも有料500円也。
妻有の空家プロジェクトとやってることはほぼ同じ。というか全く同じ。


↑農協前のバス停。ここに家プロジェクトの案内板がある。


↑集落の空き地にあった作品。


↑若いグループが多い。女の子も多い。


↑昔懐かしい感じのタバコ屋。記念に全国共通のキャスターマイルド購入。

家プロジェクトもサッと見終え、無事帰りのバスに乗り込む。
バスの名前「すなおくん」の意味を考える…。まさか直島の「なお」だけをとって付けたんじゃないんだろうなぁ。運転手さんに聞こうと思ったが、ズバリだとショックなので聞かなかった。


↑車窓から見えた島の学校。アートっぽい。

フェリーの時間まであと1時間ちよっと。

これから島唯一のうどん屋「山本うどん」へ向かう。

バスの運転手さんは「オレはいつも肉うどんを食うよ」といってた。

つづく…。

直島へ行ってきました。その4(島内巡り前編)

2006年11月18日 23時31分12秒 | 大地の芸術祭
11/18、午前11:08、やっと町営バス「すなおくん」に乗り込み出発。
この日はお客さんが多いというので、臨時の増発便もでていた。

なんだかんだで、なんと港に2時間も滞在してしまった。
帰りのフェリーは14:55の宇野港行き。時間がない。

町営バスは運転手さんとおしゃべりしたり、なごやかな雰囲気。


↑町営バス「すなおくん」。

料金はどこまで行っても100円。協議の結果、とりあえず終点の地中美術館まで行くことにして、戻りながら作品を見て回る計画に決定。

途中、絵のような砂浜があった。
こんな浜でキャンプしてみたい。カヌーもいい。(トップの写真)

20分程で終点の「地中美術館チケットセンター」へ到着。

白い奇妙なユニホームの方から「写真撮影は禁止、触っちゃダメ。」などの説明を受ける。


↑説明する美術館のヒト。髪型がアートっぽい。

チケットはナント2,000円。高い。この美術館だけで2,000円ですよ。
大地の芸術祭は300以上の作品を見ても最高3,500円。地域パスは1,000円。
ずいぶんウチらの芸術祭はおトクだったんだ、と実感。

チケットセンターから少し歩いて美術館へ。

モネのドデカイ作品があった。が、あまり良さがわからない。
タレルの部屋もあった。が、金沢とほぼ同じ。光の館のほうがいい。
2,000円も払うのだから、解説ぐらいしてもいいのでは…。


↑地中美術館の入口。地中なので建物は見えない。

観賞を終え、ちょうどいいバスがないので、次なる「ベネッセハウス」まで歩く。
知らない島を歩くのもいい。風もなく、海は静か。


↑カーブミラーの色も控えめ。景観条例か。


↑サインも控えめ。この先に蔡國強の露天風呂「文化大混浴」がある。
この作家は、津南で登り窯を作ったヒトだ。
「混浴」に期待して行ったが、風呂にフタがしてあり、カギまでかかってた。
文化的な混浴をしたいかたは、ベネッセハウスにお問い合せを。

つづく…。

直島へ行ってきました。その3(直島宮浦港)

2006年11月18日 23時30分12秒 | 大地の芸術祭
11/18、午前9:02直島の宮浦港に着いた。(上写真:今回の視察メンバー7名)

フェリーの中にもあった〈NAOSHIMA STANDARD2〉の白いコーンが連立して我々を出迎えてくれた。
これは作品ではなく看板らしい。

案内所や、おみやげ店、待合室が同居するおしゃれなターミナルは、金沢21世紀美術館と同じ建築家の作品とのこと。島の玄関口から、ずいぶんチカラが入っている。

 
↑港のターミナル。設計はSANAA設計事務所。(左写真)
歓迎看板のコーン。よく見ると、何文字か欠けている。
奥には草間彌生のかぼちゃ。(右写真)

しばらくすると、ベネッセの江原さんニコニコ笑顔で登場。

港の建物のガラス張りの部屋で直島のお勉強。先生は江原さん。
島のあらましからベネッセと島のかかわりまで、丁寧に説明していただいた。


↑ベネッセ美術担当の江原さんより説明を受けるメンバー。
江原さんはしっとりと品のいいステキな女性。もうちょっとご一緒したかった…。

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直島(直島町)は人口約3,000人。多くの島民が三菱マテリアルで働く。
以前は6,000人ほど住んでいたが、約半分になった。
でも、他の島に比べると人口の減少は少ないほうらしい。
1,000人の島が30人になっている例もあるという。

ベネッセと島との関わりは、1985年に遡る。
ベネッセの前身である福武書店の創業者福武哲彦社長と当時の直島町長とが会談し「瀬戸内海に世界中の子どもたちが集える場をつくりたい」との思いが一致。
島の南側を「清潔で教育的な文化的エリア」として開発することを約束。
最初の開発は「直島国際キャンプ場」で、1989年にオープンした。

「清潔で教育的な観光地」というコンセプトがイイ。グッとくる。

その後、1992年に現代アートの展示とホテルを兼ねたベネッセハウスがオープンし、徐々に島内でのアート活動が根付いた。

2004年の「地中美術館」開館を機に、これらのアート活動の総称を「ベネッセアートサイト直島」として、現在は全世界から人々が訪れる現代アートの島へと至っている。

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説明がおわって、ターミナルで遅い朝食。


理事長がオーダーしたターミナルのうどん。昨夜のうどんより美味かった。
私は「黒鯛のづけ丼」780円を食べた。撮影もせずにすぐ食べてしまったので写真はナシ。
美味しかったがボリュームがちょっと…足りない。

朝飯を食ったり、お土産の讃岐うどんを買い占めたりしてたら、10時発のバスに乗り遅れ、結局港を出発したのは11時すぎになってしまった。


ターミナルのまわりはひなびた漁村といった感じ。

ちなみにレンタカーは無し。タクシーは島に1台だけ。バスが頼りです。

つづく…。

直島へ行ってきました。その2(直島へ)

2006年11月18日 22時02分58秒 | 大地の芸術祭
11/18、いよいよ直島へ渡る。

朝7:50発の四国汽船フェリーに乗るため早起きして高松港へ。

高松港は朝早くからフェリーを利用する人でにぎわっていた。
小豆島へ行く観光客が多いようだ。直島行きの切符売り場にも客が並び、外国人のグループもいる。


↑高松港から直島の宮浦港までの船賃は790円。

直島行きのフェリーは想像していたよりも大きく立派な船で、船内もキレイでゆったり。
船内からすでに「直島スタンダード2」というアートイベントのパンフレットやら写真の展示などがあり、期待は徐々に高まる。


↑直島へ渡るフェリー。
島から高松へ通う高校生が降りてきた。

 
↑フェリーのなかで「直島スタンダード2」の写真を展示している。

フェリーから見る穏やかな瀬戸内海は、島が多く、水平線があまり見えないため、まるで湖のようだ。多くの船が行き交っているが、静かで、ゆったりとしている。


↑島々を結ぶ大小の客船や漁船が行き交う。

1時間ほどで直島が見えてきた。
島の左端に大きな煙突があり、煙が風になびいている。
右側の山々はハゲが目立ち、あまり木は生い茂っていない。


↑フェリーから見る直島。

いよいよ、ベネッセアートサイト直島へ上陸する。
ずいぶん遠くまで来たもんだ。

つづく…。