三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 2月17日 安く売れば「安物」か?

2011-02-18 | メンテナンスお気楽日記
                    絹工場からは昔のベークドラム指定の注文でした。
経営識者は「良いものをより安く提供するために・・」なんて簡単に言っている。

確かに買う方にすれば、ありがたいし、サイフのヒモもゆるくなる。

しかし、売る方の立場に立てば「数」をこなさなければ売り上げが上がらない。
作る立場に立てば、もっと問題は深刻。いかに「安い」加工賃で仕事をするか!となる。

世の中はけっして買い物客ばかりじゃない、作る人がいて売る人がいる。それが仕事として成り立ち、
その結果として「お金」が回りまわって、はじめて「買い物客」としての立場になれる。

ものの価値は「材料と加工」そして「欲望」で決まる。
ただ安ければ「お買い得」なんてことは無いと思うのだが・・・

安い買い物をすれば、当然それは「安物」になってしまう。

今、自分はメンテの仕事として、中古機械の販売もしています
お客さんに少しでも安くお世話できればと思い、いろいろガンバッているつもりです。

しかし少々気になるのは、お客さんの機械に対する「思い入れ」が感じられない。
正月の餅飾りまでは・・と思うけど、あまりの安さにタダの道具としてしか見られない。 

やはり少々ムリした高い買い物の方が「思い入れ」が強くなるのが人間の本性なのだろう。

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