比良探検隊閑話

琵琶湖をのぞむ比良山系の主峰 武奈ヶ岳を中心とした山行記録「比良探検隊」番外編。

見沼くらしっく館主催 「お米物語 2006」【稲刈り】編

2006-10-08 | お米物語
5/20(土)が予定日であったが、大雨の天気予報のため、翌日21日(日)に延期された田植えから150日近く経ち、もち米「満月」は収穫の時を迎えた。


【田植え】編、【草取り】編、そして昨日の【のろし(稲架)作り】編と続いた、「お米物語」もとうとうクライマックスの稲刈りとなる。

天気は晴天。しかし、風は強い。

見沼くらしっく館に10時集合。今日の作業の説明後、収穫を待つ田んぼへ直行。

「持ってくるもの」の中に「鎌」が入っていたが、手にしている人はほとんどいない。私も持っていない。

昨年同様、お借りすることになる。みんなこんな調子なので、鎌は一家族一本。年に1回しか使わないのに稲刈り用の鎌は買えません。ご了承ください。・・・長靴は買いましたが。


収穫を待つ稲たち。


稲刈り用の鎌にはノコギリのような刃がついている。左手で稲を一束持ち、右手で引くように刈り取る。

簡単に刈り取れるが、この時のポイントは、左手の親指は上にすること。下にすると、鎌を引いたと親指を切ってしまうことがあるからだ。
もちろん、軍手はしているが、結構切れるようだ。



親指が上。


黙々と刈り取っていく。


着々と作業が進んでいく。


作業終了に近づく。


作業完了。



稲刈りも1時間半もしていると、ほぼ終了。その時、ハプニング発生。風で一部の「のろし」が横転。

せっかく、収穫した稲ごと倒れた。やはり、素人の「のそし」だからか!

修復後、くらしっく館で「かっきり」について、説明を受けた。

5/21の【田植え】編でも紹介したが、農作業の慰労行事「さなぶり」の中に「かっきり」がある。

「かっきり→刈り取り」とは、農家が稲刈り後、農機具に感謝を込めて行う行事だ。

その時作られるのが「かっきり粥」。お米と小豆を煮た塩味のお粥だ。
小豆は赤い。「赤」色は、めでたい色。それで使われるらしい。


かっきり粥。家庭の台所で作ったのでは興ざめだ。


今日は、その「かっきり粥」を試食されていただいた。
はっきり言って、農作業後の空きっ腹だったので、うまかったが、小豆は「まんじゅう」や「おはぎ」のほうがうまいな。
その後の「けんちん汁」と「赤飯」は最高にうまかったが。


収穫されてしまうと、何となく淋しくなる。

あとは「脱穀」と「餅つき」を残すだけだ。

一年前からこのブログがスタートし、一周年を迎えようとしている。
昨年も「お米物語」に参加していている。
その時の「脱穀」のようすはブログにも書いているので、振り返って予習でもするか。