さくさく

中居正広ナシでは1日が始まらない、終わらない。元気をくれるのは中居&SMAP。

公正取引委員会が芸能人らの移籍制限について、第一回検討会が開催 ~記事紹介~

2017年08月05日 08時37分29秒 | SMAP解散関連報道 記事紹介

【 公取委、芸能人らの移籍制限議論 有識者検討会が初会合 
2017/8/4 21:53

コチラ  共同通信社 47NEWS

~引用~

「 芸能人やスポーツ選手が移籍・独立する際、所属先との間で独禁法上の問題となる契約や慣習がないかを議論する公正取引委員会の有識者検討会の初会合が4日、開かれた。今後会合を重ね、年度内にも報告書をまとめる見通し。座長は泉水文雄・神戸大大学院教授(経済法)。

 公取委によると、検討会では、特定の技能が必要となる職種における契約実態を把握するのが目的。芸能事務所や日本ラグビー協会などを対象に聞き取り調査を始めたほか、フリーランスで働くIT技術者なども検討の対象とする。個別の事案の違法性などを調査する予定はないという。」


「関連記事」
公正取引委員会が注視し始めた芸能界
──SMAP、能年玲奈、清水富美加、相次ぐトラブルは改善されるか


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記事紹介「芸能人らの移籍制限は独禁法違反?公取委が実態調査へ」朝日新聞  ~巡ってきた好機~

2017年07月13日 04時27分48秒 | SMAP解散関連報道 記事紹介

続報です。

記事をご紹介させていただきます。
ちなみに、今までも何回か説明しましたが「全文」を読むには無料登録すると読めます(無料登録会員は、1日1本記事が読めます)
ぜひ、リンク先にてご確認ください。
SMAP、能年玲奈さんについても触れられています。

 
【 芸能人らの移籍制限は独禁法違反? 公取委が実態調査へ 

矢島大輔 滝沢文那 2017年7月12日22時47分

 

コチラ  朝日新聞デジタル

~引用~
「 芸能タレントやスポーツ選手、コンピュータープログラマーなど、特殊な技能を持つ人と企業などとの契約について、公正取引委員会は、移籍などの制限が独占禁止法の規制対象になるかを検討するため、有識者会議を来月から開催する。

 関係者によると、公取委は、芸能タレントと所属事務所、スポーツ選手と所属チームとの間などで引き抜きや報酬などをめぐって不当な契約や慣行がないか、ヒアリング調査を実施している。この結果などをもとに、有識者による検討会は月1回程度の会合を開き、早ければ今年度内に報告書を公表する方針だ。

米国や欧州連合(EU)では昨今、スポーツ選手の移籍やIT関連技術者のヘッドハンティングを不当に妨げるような契約について、当局がガイドラインを作成するなどの対策を講じている。

 国内では1950年代、大手の映画会社が、自社に所属する俳優をほかの映画会社の作品に出演させない協定を結んでいたが、公取委が独禁法違反で調査した後に協定が取り消されたケースがある。

 公取委は、検討会で議論を深め… 」~引用 おわり~

 

昨日は、ニッポン放送の社長会見にて、中居君のラジオが10月以降も継続します、と発表がありました。

一番大事なのはリスナーなので、引き続き番組を10月以降もやってもらえることはありがたいこと。中居くんの番組はレーティング(聴取率)も良い。注目度も高まっていることもあるんでしょうけど、いいコンテンツなので。うれしいです」」

 

社長のこの言葉が嬉しい。

そう。

エンターテインメントは、いったい誰のために、誰に向けて発信しているのかということ。

今年は「忖度」というワードが流行語になりそうな勢いだが、芸能界で起きているこの流れも世の中で起きていることとして繋がっているのは間違えない。

この流れ、巡って来た好機をよいものに繋げられるか。

ごくごく一般人の私みたいな人間が注目すること、「よい社会にしましょうよ」って大人たちが見守ることから始まると思う。

 

NHKから「独自のニュース」が流れたのが 7月7日。

それまで大騒ぎしていた、「番組は終了するのか否か?」って芸能記事、したり顔のレポーターの 「事務所を変わったら、しばらく仕事は休まざるを得ない」みたいなコメントが急に静かになりましたよね。
そんな事が「常識」のように語られるのはおかしな話です。


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レコード協会会長が語る 「SMAPなき後」 ~記事紹介~

2017年01月23日 19時47分12秒 | SMAP解散関連報道 記事紹介

カテゴリーは「SMAP解散関連報道」の記事紹介ですが、別に解散に関した記事ではありません。

インタビューに答えているのはビクターの社長で、レコード協会会長です。

リンク先の「日経新聞」は無料登録で、月に10本の記事が読めますのでぜひ登録して、全文をお読みになってください。

SMAPファンはもちろん、音楽好きな人間にとっても興味深いことを語って下さっていますし。

全体を広くそして、小さなところを深くご覧になられていて、こういう方が企業のトップとして、レコード協会会長として活躍されていると分かり、勝手に希望を感じました。


【 レコード協会会長が語る 「SMAPなき後」  

 2017/1/23 6:30

コチラ  日本経済新聞

 

~引用~
「 日本レコード協会が先週発表した2016年の音楽ソフト市場は2456億円に終わった。1990年代のピークの4割の水準だ。「最後の国民的アイドル」と言われたSMAPが解散する一方で世界的な音楽配信サービスが次々と上陸している。音楽産業はどう乗り切っていくのか。日本レコード協会会長の斉藤正明氏(ビクターエンタテインメント社長)に聞く。

 

■大ヒットが生まれない構図 

──昨年の音楽市場(有料音楽配信含む)は3000億円の規模を維持し、2年連続の横ばいという結果になりました。 

 「この数字はありがたいと思っています。ただ、踊り場から上昇に向かうのか、下降するのか、2017年は正念場になる。・・・・」

 この後はリンク先で


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SMAPサイトが、今月末で終了。「存在」を消去しようとする行動だけは素早い・・・

2017年01月21日 06時55分31秒 | SMAP解散関連報道 記事紹介

今月末で、ジャニーズのSMAPサイトが終了します。

多くの方はすでにご存知かとは思いますが・・・・・まだ気付いていない方のために、

終了日が間近に迫っているので記事にてお知らせします。

元の記事ではなく、あえてYAHOO記事にしました。今回はコメント欄も見ていただきたいので。

 

【 SMAP公式サイト、今月末で終了 2月以降は各サイトで活動を告知 

1/20(金) 21:08配信

コチラ  YAHOOニュース(オリコン)


~引用~
「 昨年12月31日で解散したSMAPの公式サイトが、今月末を持って終了することが20日、明らかになった。サイトにて「この1月末をもって、本サイトをクローズいたします」と告知された。

 ジャニーズ事務所内の公式サイト内のSMAPのページに20日、「SMAPサイトについてのお知らせ」と題したメッセージで、今月末での終了が発表。

「以降の中居正広、木村拓哉、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾、個々の活動につきましては、それぞれのサイトにてご確認下さい」と明らかにし、「今後とも変わらぬ応援の程、どうぞよろしくお願いいたします」と呼びかけている。 」 


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テレビと芸能界のもはや隠しきれないタブー「芸能事務所との関係適正化」~記事紹介~

2017年01月12日 12時47分08秒 | SMAP解散関連報道 記事紹介

SMAP=音楽♪ 彼らの誇り、ルーツを発信し続けることが・・ はひとつ下の記事です

 

SMAP報道の記事ではないのですが、「関連性」の高い記事なので「SMAP解散関連報道」のカテゴリーにしました。

【 テレビと芸能界のもはや隠しきれないタブー

松本人志とフジテレビの勇気ある「告発」 

木村 隆志 :コラムニスト/人間関係コンサルタント/テレビ解説者 2017年01月12日 

コチラ  東洋経済ON LINE

~引用~
「 元日早々、今後のテレビ業界と芸能界を左右する注目の出来事がありました。

「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演した松本人志さんが、「いまだに事務所の力関係があり、大きい事務所のスキャンダルは扱えないことがある」「でもそういうのは一般の人にバレていて、『何であのニュースを扱わないの?』と思われてしまう」とコメントしたのです。

「テレビ業界と芸能界におけるタブー」とも言われる内容であり、自身も大手芸能事務所の『よしもとクリエイティブ・エージェンシー』に所属しているだけに、思い切った発言であるのは間違いありません。

松本さんは続けざまに、「ネットでさんざん上位にあがっているのに、テレビのワイドショーでは一切扱わない違和感に、テレビ業界の人たちもそろそろ気づいてほしい」「じゃないと、テレビはどんどん時代遅れになっていくし、『芸能界ってやっぱり変な世界やな』って一般社会と離れていっちゃうのが、僕は寂しいというか悔しい」と熱く語りました。

さらに、その4日後。1月5日放送の「バイキング」(フジテレビ系)が、あえて松本さんのコメントを紹介して議論のテーマに選びました。これも異例のことですが、さらに驚かされたのは小倉智昭さんが、「(松本さんのコメントは)そのとおりでしょうね。そういう縛りみたいなのがありますよ」とあっさり同意したこと。また、MCの坂上忍さんから「これまで(『とくダネ!』などでは)どのように整理つけてきましたか?」と尋ねられると、「長く仕事をもらうためにはしょうがない」と苦しい本音を漏らしたのです。

昨年の芸能ニュースに残る疑問

両番組でのコメントはすぐにニュースとなり、ネットを中心に反響を集めました。その多くは、「松ちゃん、よくぞ言ってくれました!」「小倉さんもよく開き直ってぶっちゃけたな」という好意的なものばかり。テレビ業界と芸能界に大きな影響力を持つ2人のコメントで、「これまで抱いていた違和感や不満が少しだけスッキリした」という人が多かったのです。

 

思えば昨年は、SMAPの独立・解散、能年玲奈が「のん」に改名、『日本レコード大賞』の買収疑惑、アイドルたちの恋愛ゴシップ、好感度タレントたちの不倫など、視聴者が芸能事務所の対応、テレビ局の報道、両者の関係性に疑問を抱くニュースが多数ありました。『週刊文春』などの雑誌とネットメディアが報じているのに、テレビはスルー。あるいは、大手芸能事務所の意向に沿うような形での報道にとどめ、掘り下げることはなかったのです。

松本さんは、「(大手芸能事務所のスキャンダルに)触れないことで、結局いちばん損するのはタレント。(視聴者は)どんどん離れていって、誰も芸能界を信用してくれなくなる」という不安を隠しませんでした。そんな危機的状況を変えられるかどうかは、当然ながらテレビ局と芸能事務所次第。「これまでのようにスルーしてしまうのか」、それとも「スタンスを変えられるか」、岐路に立たされているのです。

特筆すべきは、2つの番組がともにフジテレビ制作であること。『ワイドナショー』も、『バイキング』も、もともとワイドショーの枠を超えたコメントや議論の見られる番組ですが、それでもこれほど踏み込んだ発言をすることはありませんでした。フジテレビといえば、視聴率の低迷が叫ばれ、何かと批判の対象になりがちですが、実はこのようにデリケートな問題をどの局よりも扱い続けていて、そんな真摯な姿勢はあまり知られていません。

 

太田光、恵俊彰は今、何を思う

実際、昨年12月24日に放送された「新・週刊フジテレビ批評」(フジテレビ系)で、今回の松本人志さんとほぼ同じ内容の発言を私自身がしていました(余談ですが、隣のスタジオで『ワイドナショー』の収録をしていました。隣り合わせの両スタジオで、テレビ業界や芸能界に関する提言をしていることになります)。

撮影現場では、そのようなコメントを止められるどころか、「テレビ業界をよくするためにどんどん話してください」「フジテレビの批判をしてもらって構わない」というスタンス。ちなみに、私は他局にも出入りしていますが、そのようなスタンスでコメントを求められたことはありません。

「ワイドナショー」の裏番組には「サンデージャポン」(TBS系)、「バイキング」の裏番組には「ひるおび!」(TBS系)や「ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)がありますが、松本さんや小倉さんのようなコメントはなし。たとえば、松本人志さんのコメントを聞いたMCの太田光さん、恵俊彰さん、橋本大二郎さんは、何を感じているのでしょうか。もしかしたら、「俺だって同じ気持ちだ」「言いたくても言わせてもらえないんだよ」という心境なのでは、と思ってしまうのです。

現在、フジテレビを視聴率で上回っている各局は、これまでのようにダンマリを決め込むのでしょうか? 現在の視聴者は多くの発信ツールを手に入れて自分の意見を持っているだけに、舵取りを間違えると思わぬ反発を食らいかねません。

 

そう思っていたとき、知人から一通のメールが届きました。知人は、「『ぴあ映画満足度 2016ランキング』の1位に選ばれるほど名作の『この世界の片隅に』(2位は『君の名は。』、3位が『ズートピア』)をテレビが扱わないのはおかしい」と激怒していたのです。さらには、「どうせ、のんが主演声優をしているから自主規制しているんでしょ」とあきれていました。やはりテレビ局と芸能界の悪しき商習慣がバレているのです。

視聴者の多くは長年こうした違和感を抱いてきたものの、「うわさレベル」という状態でとどまっていました。しかし、昨年大きな芸能ニュースが続いたため、ネット報道とテレビ報道との決定的な差に確信を持ったのです。

視聴者の多くは大手芸能事務所の名前や力を知っていますし、それらにおもねるテレビ局を批判しはじめています。それどころか、すでにテレビや芸能界に見切りをつけ、ほかのエンターテインメントに時間を割く人も少なくありません。ファン離れがはじまっている状態であり、テレビ局と芸能事務所は共倒れの危機にあるのです。

 

テレビと芸能界は正直さがマストに

『バイキング』で水道橋博士が、「どこの業界だって商取引のあるところに忖度しなくてはいけないことがある(から大手芸能事務所の意向に沿うのは仕方がない)。だからテレビ局は、報道と芸能を分けてほしい。まったく違う分野だから、別会社でやってほしい」とコメントしていました。「同じテレビ番組でも、報道の会社は正直に、芸能の会社は商習慣をもとに作ればいい」というわけです。

視聴者サイドとテレビ局&芸能事務所サイドの間に入るような、いかにも芸能人識者を思わせるコメントですが、残念ながら現在の視聴者はそのようなすみ分けで納得してくれません。視聴者は「言いたいことは分かるけど、テレビと芸能界は正直にやるべき」「テレビ以外の業界だって、今は誠実さを求められている」と思っているのです。

また、昨年の報道を見た視聴者の間に、「ベッキーやSMAPの謝罪会見を見ても分かるように、どうせバレてイメージが悪くなるのだから、正直であるべき」という見方が定着しました。次々に不倫スクープをした『週刊文春』に「文春こそ正義!」という声が集まったのも、大手芸能事務所の意向を気にしないからにほかなりません。週刊誌業界は『週刊文春』に引っ張られるように、他誌も活気を取り戻しつつあり、今年も昨年同様の報道姿勢で人々の注目を集めるでしょう。

ひるがえってテレビ業界はどうなのか? 昨年9月に、テレビ朝日の社長定例会見で早河会長が、記者から「芸能事務所の影響力は大きいのか?」と聞かれて、「スターは大衆が決めるもの。事務所の影響力で(テレビ局が)右往左往しているように見られるのは残念です。ジャニーズ事務所も芸能プロのひとつに過ぎない」と発言して話題を集めました。

その後、すぐに動きがあるわけではなかったものの、発言そのものが異例であり、テレビ局と大手芸能事務所のパワーバランスに変化が生まれているのは間違いありません。2017年は「テレビ局は芸能事務所の影響を受けない」というコメントを証明できるのか? テレビ業界の姿勢が問われる一年になりそうです。

 

もう一度、テレビ業界と芸能界の現状を整理しておきましょう。

2017年1月の時点では、松本人志さんと小倉智昭さんらタレント個人が、「核心に迫る勇気あるコメントをした」という段階に過ぎません。振り返れば、デーブ・スペクターさんも昨年SMAPの騒動時に、「いちばんパイプがあるはずのテレビが独自取材しないことに違和感を覚える」とコメントしていましたが、議論に発展することなく終わりました。

今後も、タレントたちが勇気を出して声をあげるとともに、番組の制作スタッフや、ひいてはテレビ局全体で、それに応えられるかがポイントになります。今のところ、フジテレビだけがこの危機に取り組む姿勢を見せていますが、単独では限界があるのも事実。たとえば、フジテレビだけが『週刊文春』のような「親しき仲にもスキャンダル」という姿勢を貫いたら、他局よりもキャスティングで不利になるなど番組制作に支障が出てしまうため、なかなか踏ん切りがつかないのです。

やはり民放各局が足並みをそろえてテレビ業界の適正化をはかるしかないでしょう。目先の、しかも自局の利益ばかり見ていると、目の前に迫っている危機を見過ごし、近い将来の大きな損失につながりかねません。民放各局はネットへの対応を迫られ、2015年10月に見逃し配信ポータル『TVer』を立ち上げましたが、多様化するエンタメとデバイスの中で存在感を維持していくためには、そのとき以上に足並みをそろえる必要があるのです。

年を追うごとに民放各局の情報番組が増え、現在は「早朝の5時台から夕方の18時台まで情報番組が続く」状態になりました。これまでのような「このスキャンダルは扱うけど、これは大手芸能事務所絡みだからやめよう」という悪しき商習慣が浮き彫りになりやすいタイムテーブルにしたのはテレビ局であり、みずから逃れられない状況に追い込んだとも言えます。

私の知っているテレビマンにも、大手芸能事務所の意向を汲みながらの番組作りに、忸怩(じくじ)たる思いを抱き続けてきた人たちがいます。昨年大きな芸能ニュースが重なったことで、彼らの頭に「仕方がないじゃん」ではなく、「このままでいいのか?」という疑問が生まれてきたのは朗報と言えるでしょう。

 

ドラマやバラエティも実力優先へ

テレビ局にとって芸能事務所との関係適正化は、超えるべきハードルこそありますが、少なくともスポンサーとの関係性より繊細ではないことは明白。今回の出来事は、まだ小さな動きに過ぎないものの、期待感あふれる第一歩であることに疑いの余地はありません。

芸能ニュースの自主規制が解けるだけでなく、ドラマやバラエティのキャスティングに、「芸能事務所の大小ではなく実力優先」の姿勢が貫かれれば、テレビの信頼回復にもつながるでしょう。その姿勢は当然ながら番組の品質向上に直結しますし、「やっぱりテレビはスゴイ」という期待感を取り戻せる可能性を秘めているのです。

芸能事務所との関係適正化が、今年なのか、数年後なのかは分かりませんが、生き残りのために必ずやこの流れは訪れるでしょう。 


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今後、SMAPが活躍できる場はあるのか?映像や楽曲さえ制限される? ~記事紹介~

2016年12月28日 02時10分50秒 | SMAP解散関連報道 記事紹介

昨日、見た記事の中で「興味深い」ものをいくつかご紹介いたします~。

ポイントは、今後・・未来のSMAPを応援してゆくにあたって、私達が考えなくてはいけないことだったり、視野に入れなくてはいけないことなど。

実際にどうか、とか良い記事かどうか、というより物事を大きく捉えた時に、興味深い部分が書かれていることが基準に3つほど。 

 

【 地上波テレビの葬送曲となった「世界に一つだけの花」──『SMAP×SMAP』最終回が伝えたこと 

12/27(火) 14:10 松谷創一郎

コチラ  YAHOOニュース

~引用~
「  葬式のようだった最後

12月26日に放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)最終回は、1996年に始まったこの番組の20年間を5時間弱に渡って振り返る内容だった。

開始直後の森且行の脱退(1996年5月)、稲垣吾郎・草なぎ剛の不祥事による一時離脱と復帰(2002年、2009年)、マイケル・ジャクソン出演(2006年6月)、東日本大震災の復興応援活動(2011年3月~)、5人旅(2013年4月)、ノンストップライブ(2013年9月)など、20年間にこの番組で彼らに生じたいくつかのポイントをピックアップしたものだった。また、その合間には「BISTRO SMAP」に登場した多くの大物ゲストも紹介された。それらは、なんとも豪華で楽しい総集編だった。

しかし、ラストでその雰囲気は一辺した。

番組の冒頭から告知されていたとおり、エンディングは「世界に一つだけの花」だった。多くの花が飾られた白いスタジオのなかで、5人は歌を歌いきり、幕が降り、そしてメンバーたちのアフターショットとスタッフロールが流れるなかでの記念撮影が映された。それが終わると、5人は静かに去っていった。直接のメッセージはなかった。「世界に一つだけの花」が、彼らのメッセージということだろうか。

明るくて楽しい総集編があったからこそ、その反動は大きかった。それはなんとも悲しいシーンだった。

そして、多くのひとは思ったはずだ。まるで葬式のようだと──。


SMAPにとっての『スマスマ』とは

『SMAP×SMAP』(以下『スマスマ』)は、ふたつの点で大きな意味を持つ番組だった。ひとつがSMAPの歴史にとって、もうひとつがテレビ放送の歴史にとってである。

まずSMAPにとっては、『スマスマ』は大きな転換点になった冠番組だった。88年のグループを結成し、91年にCDデビューをしたものの、SMAPは当初伸び悩んだ。オリコン1位を獲得するのは、デビューから2年半後の94年3月のことだ。若さを売りにするアイドルにとっては、かなり遅咲きのブレイクだ。

画像

「ジャニーズの落ちこぼれる」とも呼ばれていたSMAPが活路を見出したのは、バラエティだった。『夢がMORIMORI』や『笑っていいとも』などに出演することで、彼らは生きる道を模索した。その一方で、木村拓哉の俳優としての大ブレイクなどもあった。

96年から始まる『スマスマ』は、6人がそれまで芸能界で培ってきたキャリアが総動員された番組だ。ゲストを招いて料理対決をする「BISTRO SMAP」を中心に、女優と共演するショートドラマ、数多くのキャラクターを作り出したコント、そして歌手とコラボレーションをする「S-Live」と、盛りだくさんの内容だった。あらためて説明するまでもなく、『スマスマ』はSMAPのブレイクを確実にした番組だった。

それは量的にもある程度は確認できる。雑誌の記事索引検索サービス「Web OYA-bunko」でSMAPと各メンバーが雑誌に登場した回数(連載は除く)を調べると、明らかに『スマスマ』開始時期からその数が増えている(グラフ参照)。メンバーが個人活動をしていようとも、SMAPの中心にあったのは間違いなく『スマスマ』だったのだ。

テレビ史にも重要な『スマスマ』

一方、テレビ放送史のなかにも『スマスマ』は大きな存在として位置づけられる。

とくに26日の最終回で多くのひとが気づかされたのは、過去に多くの故人が出演していたことだ。「BISTRO SMAP」第1回のゲストは大原麗子であり、それから田中好子、坂口良子、高倉健、伊丹十三、中村勘三郎、立川談志、そしてマイケル・ジャクソンと、すでにこの世を去ったひとびとが多く登場した。その多くは昭和から平成にかけて一世を風靡したスターばかりだ。

そこから強く感じられたのは、戦後日本のポピュラー文化の中心にあったテレビ放送の文脈が、『スマスマ』によって維持されていたということだ。他国に比べて多チャンネル化が遅れ、それと同時に地上波放送局が90年以降も強い勢力を維持してきた日本では、ポップカルチャーはテレビを中心として動いてきた。音楽や映画など、他メディアもテレビの強い恩恵に授かってきた。

『スマスマ』の放送が始まったのは、バブル崩壊から数年後、日本社会がいまだに抜け出せない長い低迷に突入した頃と重なる。そうした暗い時代の入り口から、『スマスマ』は従来のテレビの明るく楽しい魅力を強く発揮し続けていた。音楽、ドラマ、映画、お笑いと、隣接するさまざまなエンタテインメントの中心に『スマスマ』があったと言っても過言ではないだろう。

ただし、それは2016年1月18日までだった──。

「公開処刑」とも呼ばれた1月の“謝罪会見”を経て、『スマスマ』はまるで葬式のような雰囲気のなかで幕を閉じた。

思うに、あれはテレビの葬式だったのだ。ゲストとして「BISTRO SMAP」に来店した多くの故人とともに、『スマスマ』も終わった。すなわちそれは、かろうじて『スマスマ』によって存続してきた地上波テレビ放送が中心だった時代の終わりを意味していたのではないか。


夢や希望を語ってきたSMAP

『スマスマ』最終回は、なんとも悲壮なものだった。それまで楽しかった19年分の総集編を観せられていただけに、悲しくてやりきれないものがあった。もちろんその前提には、あの“謝罪会見”がある。あのことによって、『スマスマ』の最終回の葬式ムードはよりいっそう強いものになった。

その悲しさと同時に湧いてくるは、アイドル(あるいはエンターテナー)の終わりがこのような悲しさに満ちたものでいいのか、という強い疑問だ。

ここでひとつ補助線を引こう。それは2015年4月にモーニング娘。’15が、東京・新宿駅の地下道に掲示した広告だ。そこには、彼女たちの以下のような「宣言」がある。

2015年4月、新宿駅地下道に掲示されたモーニング娘。'15の広告(筆者撮影)2015年4月、新宿駅地下道に掲示されたモーニング娘。'15の広告(筆者撮影)

 

夢とか希望は、私たちアイドルの仕事だ。

アイドルってなんだ? 歌う、踊る、笑う、それだけの存在か? いや、きっと違う。私たちモーニング娘。は違うと信じている。アイドルとは、最後まで夢とか希望を語れる人のことだ。もし誰もそれを語らなくなっても、夢の大切さを、希望の在り処を、伝えつづけられる人のことだ。18年目の私たちは今、その信念を新たに歌う、踊る、笑う。18年目の新体制、モーニング娘。’15だ。

 

この一文は、文化産業に携わるさまざまなひとの心に刺さるものだった。とくに「アイドルとは、最後まで夢とか希望を語れる人のことだ」という部分がそうだ。実際、震災直後に多くの芸能人が現地に入り、活動を続けた。それは被災者のひとたちに夢や希望を感じさせることに繋がったはずだ。

そしてこの「アイドル」の部分には、ほかの言葉も代入可能だ。「エンタテインメント」でも「マンガ」でも「映画」でも「音楽」でも、もちろん「SMAP」でもいいだろう。

しかしあの”謝罪会見”や、それによって生じた『スマスマ』の最終回は、SMAPがもう夢や希望を語れない存在になったことを白日のもとに晒した。それが、われわれの感じる悲しさの正体だ。

芸能界の悪しき商慣習

SMAPの解散を「たかが芸能」と捉えるひともいるだろう。ただ、日本のエンタテインメントの中心にいたSMAPは、日本のドラマ、音楽、映画の象徴的な存在でもある。その存在を蔑ろにすることとは、芸能界と関係する日本のドラマや音楽、映画を蔑ろにすることと同義だ。よって、「たかが芸能」と切って捨てられるのは、日本のドラマや音楽、映画などをいっさい享受しないひとだけだろう。

そして、今後われわれが考えなければならないこととは、2017年9月以降のことだ。

今回の解散が生じた背景には、SMAPメンバーがチーフマネージャーとともにジャニーズ事務所からの独立を企図したことがある。結果的に全員ジャニーズ事務所に残留したものの、来年2017年9月の契約更新時になんらかのアクションを起こす可能性が囁かれている。実際、その可能性は決して小さくないだろう。

ただ、あの”謝罪会見”が起きたように、芸能界ではタレントが事務所を離れて独立することに大きなリスクが生じる。独立すれば、旧事務所から圧力がかかったり、クライアントのテレビ局などの「忖度(そんたく)」が生じたりすることによって、活動しにくくなる状況に陥る可能性がある。

実際、現在NHK以外の民放テレビ局に「のん」の芸名で活動する能年玲奈がいっさい出演できなくなっている。それは、彼女が芸能プロダクションから独立したからだ。芸能界とその取引先であるテレビ局などは、古き悪しき商慣習にいまだに縛られている。SMAPの元メンバーが今後独立を考えたとき、そうした状況に陥る可能性はけっして低くない。

もちろん同業者の仕事に圧力をかけることは、本来的には独占禁止法の「不当な取引妨害」に抵触する。しばしば囁かれる「共演NG」という言葉も、表立ってそれを明示すれば、違法行為である。ただ、それらの交渉の多くは、関係者同士の水面下で行われるために、「圧力」を証明することは簡単ではない。


国会議員も注視するSMAPメンバーの今後

こうした芸能界の悪しき商慣習を疑問視する国会議員も存在する。そのひとりが、衆議院議員の井坂信彦議員(民進党所属)だ。井坂議員は、”謝罪会見”から間もない2月3日に、「SMAP騒動と放送法に関する質問主意書」を内閣に提出した。「質問主意書」とは、文書による内閣への質問のことだ。その内容は、韓国のJYJ法(詳細は「テレビで「公開処刑」を起こさないための“JYJ法”」)を踏まえたうえで、日本の放送法改正などについて質問したものである。

これに対する安倍総理の答弁は、「お答えすることは困難である」と鈍いものだった。

筆者は、来年1月に刊行する著書『SMAPはなぜ解散したのか』(SB新書)のために、解散発表後の8月に、井坂議員に直接会って今後考えられうることについて話を訊いた。厚生労働委員を務めたきたこともあってこの一件を「働き方」の問題として捉え、また放送法にも明るい井坂議員は、以下のように話してくれた。

 

「現在は、まだなにも起こっていない状態だと言えます。法律を作るには、その根拠となる立法事実と呼ばれる事象が必要となりますが、それはまだ確認できません。今後も4人が不自由なく活動できる状態が続けば、法律を作る必要は生じません。韓国のJYJのケースでも、4~5年間ひどい状態が続いて、ようやく全会一致で法律が通りました。明らかに人気があるにもかかわらず音楽番組に出られないという、異常事態だったのです。逆に、出演回数が少し減った程度で予防的に法改正に動くと、それは政治の過剰介入にもなりかねません。ただ、もし極端に仕事を干されるようなことがあれば、やらなきゃいけないなと思っています。そのときは、私以外の議員もおそらく問題意識を持つでしょう」

 

出典:松谷創一郎『SMAPはなぜ解散したのか』(2017年/SB新書)

井坂議員が話していることは、けっして大げさではない。芸能が社会のロールモデルとして機能する以上、それは看過されない社会問題だからだ。


結局のところ、SMAPの解散が見せてしまったことは、28年間必死に仕事を続けて立派な結果を残しても、「公開処刑」のような”謝罪会見”をさせられた挙句に、古き悪しき「義理と人情」を振りかざす年寄りによって、悲壮な解散に追い込まれるという事態だ。あの一件が多くのひとの反感を買ったのは、規模は異なれど日本のいたるところでいまも起きている事態だからだ。

もちろん国会議員のなかには、井坂議員とは対立する立場の者もいる。”謝罪会見”のときに文部科学大臣だった馳浩議員(自民党)は、「私の妻も芸能界にいて、芸能界のしきたりはわかっているので、それを踏まえても5人一緒で良かったと思っている」(NHK「かぶん」ブログ2016年1月19日)と答えた。それは実質的に、芸能界のあの商慣習を是認する発言と捉えられる。

韓国では、法改正までして芸能界の状況を変えようとしている。日本の国会が、どれほどこの問題に真剣になれるかが今後は注目される。


地上波テレビ時代の終わり

最後に、あらためてテレビ時代の終わりについて触れておこう。

前述したように、『スマスマ』の最終回は、おそらくテレビ放送時代の終わりを意味している。ただし、それは決して“テレビの終わり”ではない。あくまでも“地上波テレビ放送の終わり”だ。

もちろん、地上波テレビ放送は決してなくなることはない。ただ、テレビ放送がポップカルチャーの中心に位置することが、本格的に終わるのである。その背景には、ネット回線を使ったサブスクリプション・テレビ(STV)の存在があるからだ。

2015年から日本でもサービスを開始したNetflixとAmazonビデオは、Huluに続いてオリジナルの日本のコンテンツを当初から配信している。フジテレビの『テラスハウス』、吉本興業の『火花』や『ドキュメンタル Documental』、アミューズの『深夜食堂』、NHKの『NHKスペシャル』などである。テレビ朝日がサイバーエージェントと組んで始めたAbemaTVや、スポーツ中継専門のDAZNもある。もちろんYouTubeやニコニコ動画はそれ以前から人気だ。

地上波テレビ放送は、こうしたさまざまな映像配信サービスによって完全に相対化されつつある。地上波テレビの視聴率の低迷は、多くのひとがSTVで好きな番組を好きなタイミングで楽しんでいるからだ。若年者にそれはとくに顕著な傾向だ。地上波テレビ放送に強い期待をいまだに抱いているのは、STVサービスに疎い高齢者を中心とした層であることも明らかになりつつある。長く続いてきた業界のしがらみに囚われたままの地上波テレビ放送は、今後はニュース番組に特化する方向に舵を切ることを余儀なくされるだろう。

STVのプレイヤーに既存の放送局が多く含まれているように、テレビ局も地上波テレビが相対化されることにはある程度は自覚的だ。既得権を保持したまま、ビジネスモデルを徐々に変えていくことは重々承知している。ただ、そうした状況では、SMAPのような“国民的”といった形容をされる存在は、今後はもう現れないだろう。

逆に考えれば、これまで続いてきた芸能界の悪しき慣習がSTVでは通用しないことを意味する。なぜならNetflixもAmazonも外資系だからだ。そこでは、日本国内だけで通用する商慣習は機能しない。SMAPのメンバーがもしジャニーズ事務所を辞めて、地上波テレビでの活動を制限されたとしても、いまは十分に活躍の場はある。

SMAPの終わりはたしかに地上波テレビ時代の終わりではある。だが、新しい時代の幕開けになる可能性が高い。古き時代が終わり、新しき時代が始まるのである。『スマスマ』最終回で歌われた「世界に一つだけの花」は、結果的に地上波テレビ時代の葬送曲だったのである。 」

 

今でもすでに「干され気味」なSMAPですが・・来年はどうなるのか。
ただ、芸能人は「求められること」がもっとも強い、という考えをもとに応援を続けて来た私達は、彼らが活躍できるように応援を継続・発展させてゆきたいものです。 

 

【 SMAP、スマスマ最終回でも生出演できない事情・・ジャニーズ、ファンの憎悪で想定外の事態 
2016.12.27 


コチラ   Business Journal

~引用~
「 最後まで解散の理由が本人たちの口から語られることはないのだろうか――。

 SMAPが 12月31日限りで解散する。大みそかのテレビ番組『NHK紅白歌合戦』出演を辞退したと報じられており、5人揃うのが最後となる26日の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)も生出演しなかった。国民的グループが正式な挨拶なしのまま解散するのは極めて異例だが、テレビ局関係者が話す。

「1月の解散騒動後の『SMAP×SMAP』内におけるメンバーの謝罪が尾を引いています。あの生放送は、悪い意味でジャニーズ事務所の権力を見せつけるかたちとなり、メンバーは晒し者になった。それまでもファンはジャニーズ事務所に対して懐疑心を持っていましたが、あの生放送で不信感が決定的となりました。事務所とすれば、生放送を承諾してしまうと、何が起こるかわからないという怖さがあるのでしょう」

 これまでジャニーズ事務所は、テレビやスポーツ紙、雑誌というメディアに強い影響力を持ち、都合が良いように情報を操ってきた。出版関係者が話す。

「正月のジャニーズのコンサートにはメディア各社の担当者が集められ、『今年もよろしくお願いします』とタレントたちからアルコールを注がれます。本当は行きたくないけど、出席しないわけにもいかないし、踏み絵みたいなものです。仕方ないから顔を出すのであって、よほどのファンでない限り、正月には出たくないですよ」

 SMAPの解散に関して、ネットにおけるファンの声は大きく、ジャニーズも無視できないかたちとなっている。それに加えて、一般紙の報道は予想外だったという。

「これまではどんなグループの解散も、一般紙は芸能面で小さく扱うくらいでした。だが、SMAP解散をめぐっては社会面で大きく取り上げられています。これはジャニーズ側も大きな誤算でした。テレビ局や出版社と違い、新聞にはタレントが進出していないため、ジャニーズもコントロールできない。ジャニーズが恐れているのは一般紙が本気で解散の真相に迫り、その原因をつくったといわれるメリー喜多川副社長へ直撃取材などをすること。週刊誌は自社の出版社の他部門との兼ね合いでしづらいが、新聞社はしがらみがないので思い切れます。まして、夜討ち朝駆けは新聞記者たちの得意とするところですからね」(同)

 

ファンの力 


 一般紙がSMAPを取り上げるのもファンの声が大きく、売上増や自社ニュースサイトへのアクセス増につながるからこそ。つまり、ジャニーズがいくらメディアに対して権力を誇示して情報を抑えようとしても、ファンの力には勝てないのだ。

「多数のSMAPファンがジャニーズ事務所憎しゆえに、ジャニーズ関連のテレビは観ない、CM出演している商品は買わない、グッズも購入しないなどの策に出る可能性もあります。結局、ジャニーズタレントの番組が視聴率を取るから、テレビ局はジャニーズに頭が上がらないだけなので、数字が取れなくなったら、途端に権力はなくなります」(同)

 SMAP解散が近づくなか、ジャニーズを取り巻く環境も変わりつつあるのかもしれない。
(文=編集部) 」 


うーん・・別に感情的になっているわけでなく、ホントにジャニーズ所属の他のグループやタレントさんが華やかに楽しそうにしているのを見ると、ほぼ「反射的」に・・と言っても過言ではなく、拒否反応が出るようになっています、私。 これは憎々しいとか、不買運動・・とかじゃなくて「受け付けられない」という反応なの。これって、憎いとかより“悲しい”とか“つらい”という気持ちも大きいとファン以外の人には知って欲しい。



【 SMAPの過去映像使用に厳しい制約! ジャニーズからのお達しに、テレビ局猛ブーイング 

 2016/12/27 18:24

コチラ  サイゾーウーマン

~引用~
12月26日の5時間スペシャルをもって、最終回を迎えた『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)。新しい映像は、エンディングの約12分のみだったが、オンエアされた過去の番組VTRでは、脱退した森且行や、稲垣吾郎の逮捕から復帰までなど、“お蔵出し映像”の連続となり、視聴者からは「タブーが解禁された」との声が上がっていた。しかし翌27日、テレビ各局が『スマスマ』最終回を大々的に取り上げた際、ジャニーズ事務所からさまざまな制約を指定されたという。

「ジャニーズ事務所は、所属タレントの過去VTRの使用に関して、最も厳しい事務所として知られています。2009年、草なぎ剛が公然わいせつ罪で逮捕されましたが、その年のニュースを振り返る際にも、映像はもちろん、“逮捕された”という事実さえ、放送することは許されません」(テレビ局関係者)

今年はほぼ丸1年、SMAP騒動が芸能ニュースの中心となっていただけに、各局ともSMAPの過去映像を、是が非でも放送したいところだが……。

「この年末も、各局がこぞってSMAPの過去映像を使用したいと、ジャニーズサイドに要請していますが、使用許可が出た映像は12月28日発売の『Clip!Smap!』から数カット、そして『スマスマ』最終回の歌唱シーンのみだったそう。フジの映像の再使用というだけあって、現場からは不満の声が漏れていますよ。事務所は、SMAPをいち早く過去のものにしたいのでしょうね」(同)

この要請は日本テレビ、TBS、テレビ朝日、そしてNHKに行われているというが、フジに関しては少々事情が違うようだ。

「過去の『スマスマ』映像の一部など、他局に比べて使用していい映像がいくつもあるそうです。やはり、SMAP解散によって、20年間グループがお世話になってきた番組を突然打ち切らせることになり、多大な迷惑をかけてしまったとあって、フジは優遇されているようですね」(同)

なお、『Clip!Smap!』と『スマスマ』の映像に関しても、オンエアに使用できるのは「年内まで」と、ジャニーズからお達しが来たという。大みそかの『NHK紅白歌合戦』の出演を辞退したことで、すでにSMAPとしての活動は全て終了したものの、SMAPの映像がテレビで放送されるのも、残りわずかとなってしまうようだ。


 


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SMAPが残したもの 「第三者に壊された・愚劣な対応」 ~毎日新聞・記事紹介~

2016年12月23日 08時53分41秒 | SMAP解散関連報道 記事紹介

今朝の毎日新聞(東京朝刊)です。

購入可能な方はぜひ、ご購入ください。

WEBに記事が出ていたので、ご紹介いたします。


特に 酒井氏の発言は貴重。
今年のこれまでの同氏の発言とはカラーが異なる。

事情は不明だが、いずれにしろこのように掲載されたことは貴重。

 

【 論点 SMAPが残したもの 】 
毎日新聞2016年12月23日 東京朝刊 


コチラ  毎日新聞 論点

~引用~
「 人気グループ・SMAPが年内で解散する。25年にわたり老若男女に愛され続けたアイドルの解散は、芸能ニュースの枠を超えて社会現象となり、米紙ニューヨーク・タイムズはザ・ビートルズ解散になぞらえた。解散の理由を語らぬまま、静かに舞台を降りようとしているSMAP。彼らは平成ニッポンに何を残したのか。



夢なき時代の夢 矢野利裕 批評家・ライター

 SMAP解散の報は、日本中を騒然とさせた。いかにも扇情的な報道の在り方には批判的な気持ちがあるが、現在の日本において、SMAPの動向が少なからず国民的関心事となっているのは事実なのだろう。SMAPの人気について一義的な要因を述べるのは難しいが、SMAPがほとんど唯一無二の魅力を放っていたのは確かである。

 

SMAPの魅力は、カジュアルなスター性とでも言うべきものにある。カジュアル性とスター性。スターが手に届かない存在だとすれば、「カジュアルなスター性」という言い方はほとんど語義矛盾である。しかし、そのような矛盾に満ちた存在感こそが、SMAPというグループにおける最大の魅力だ。

 SMAPがこのような存在感を示すにいたったのには、デビュー当初からの経緯がある。そもそも、デビュー当初のSMAPは、歌とダンスなどパフォーマンスの面で一度挫折している。CDの売り上げも伸び悩んだ。そんなSMAPが人気を獲得するきっかけとなったのは、「夢がMORIMORI」(フジテレビ系)でのコントである。バラエティー番組を通じて身近な存在になったことによって、SMAPは人気者になったのだ。したがって、華やかに舞台を彩るジャニーズからすれば、SMAPは必ずしも本流にはない存在だった。

 音楽面から見ると、それは、ディスコ音楽からクラブ音楽への変化という形で表れている。SMAPの楽曲に取り入れられたハウスやR&B、あるいはヒップホップといった音楽は、それまでのドレスアップされたディスコ音楽に比べると、もう少しカジュアルで身近なものとしてある。SMAPの面々もそのようなスタイルに呼応するように、ドレスダウンしてカジュアルに振る舞っていた。少年隊に代表されるディスコ的な華やかさを示してきたジャニーズのなかで、このような振る舞いもまた異色だった。

 結果的に、平成の日本はSMAPの在り方を選んだと言える。「平成不況」や「ロストジェネレーション」といった言葉が飛び交う、夢を信じるのが困難な時代。アイドルの役割は、必ずしも現実離れした夢を見せることではなかったのかもしれない。むしろ、わざとらしいドレスを脱いで、カジュアルに歌って踊ることによって、SMAPはアイドルとしての支持を得た。そこには、カジュアルに振る舞うことによってスター性が宿る、という不思議な逆説がある。その不思議な存在感こそ、SMAPの唯一無二の魅力だ。

 加えて言えば、一度はアイドルとしての夢を挫折したSMAPが国民的アイドルでいたこと自体、夢なき時代の夢を体現していたと言える。その意味で、「あれからぼくたちは何かを信じてこれたかなぁ」と歌う「夜空ノムコウ」(1998年)が、SMAP初のミリオンセラーとなったことは、象徴的な出来事だった。この見事なR&Bスタイルのポップスによって、SMAPはいよいよ国民的アイドルになったということだ。SMAPよ、お疲れさま!(寄稿)

 



成功の陰にスタッフワーク 酒井政利・酒井プロデュースオフィス社長

ジャニーズ事務所黎明(れいめい)期のグループ、フォーリーブスは、私が入社したCBS・ソニーレコードの国内契約第1号アーティスト。私と同事務所とはその頃からの付き合いだ。今年1月に退社したSMAPの元女性マネジャーも私が推薦し、同事務所に採用された。大学を卒業したばかりだった彼女は、たまたまSMAPのデビューに関わり、自分で希望してマネジャーになった。最初は売れずに苦労したが、彼女はSMAPととことんやっていこうと決意したのだろう。バラエティー番組など、新たな活躍の場を開拓し、彼らの成長に精魂を込めた。彼女あってのSMAPだったと私は思う。

大スターになるには三つの条件が必須だと考えている。一つはアーティスト自身が持つ「素材」。次にマネジャーやプロデューサーらの「スタッフワーク」。最後は「世の流れ」。この三つがそろえば、スターへの階段を上り始める。

 素材でいえば、SMAPに特別個性的な人はいない。1人が抜きんでると、そこが花になり、他のメンバーは枝になってしまう。SMAPはそれぞれの足りないところを互いに補いあっている。

 元マネジャーはメンバーを巧みにまとめあげ、その絶妙なバランスを完成させた。心理学で「自己一致」と呼ばれるが、自分がこうありたいという「願望」と、あるがままの「現実」の己は100%重なることなんてありえない。少しでも重なると、その人は仕事が面白くなるのだが、スターになりたいという人は「願望」が強く、なかなか重ならない。スタッフワークの難しさはそこにある。1人でも大変なのに、グループとなるとなおさらだ。そうした難解な作業を彼女は成功させていた。

 

さらにSMAPは時宜を得て、お茶の間に勇気を送る存在に育った。「素材」「スタッフワーク」「世の流れ」の三位一体が完成し、SMAPは実に立体感のあるスターになった。

 グループを続ける大変さは、私もよく知っている。CDデビューから25年。こんなに長く続くグループは珍しい。それがメンバーの意見の不一致などではなく、第三者に壊されたというのが非常に惜しい。同事務所のメリー喜多川副社長が週刊誌のインタビューで元マネジャーを非難したのは大変な失言、暴言だった。

 間もなく元マネジャーは退社し、スタッフワークが崩壊。SMAPは壊れてしまった。ザ・ビートルズも初期のマネジャー、ブライアン・エプスタインさんの死後、ダメになった。よく似ている。

 SMAPはメンバーにとっては故郷のような存在。番組の司会をやったり、ドラマに主演したり、絵を描いたりとそれぞれ活動しながら、時々集まってSMAPとして活動する。個々の活動をさらに充実させる、そういう一番難しい変化の時期に、生木を裂くように、故郷をダムに沈めてしまった。

 同事務所は郷ひろみ、田原俊彦と、これまで看板タレントをピーク時にトラブルで失ってきた。その意味でも今回の騒動は本当に醜い。あまりにお粗末で愚劣な対応だった。【聞き手・佐々本浩材】




アイドル降りた「人間宣言」 小島慶子 タレント・エッセイスト

 SMAP解散のニュースに接した時「ああ、そういう年齢だな」と思った。私と同じ悩み多き40代がそこにいると感じ、ほっとした。彼らもまた、歩んできた道に責任と誇りと不安を抱えた、ばらばらの「個人」だったのだと。

 40代になると、それまでの人生で築いてきた価値観が、しっかりと重みを持ち始める。責任が増したり、先のことを考えたりと、いろいろな意味で分かれ道に立つ。同窓会でも昔の仲間とバカ話で笑えなくなったり、何でもない冗談が溝を作ってしまったりする。

 私は会社を辞めてフリーになる道を選んだ。辞めない人には辞めた人が裏切り者に見える。辞めた人には辞めない人が長いものに巻かれているように見える。どちらが正しいということはないのに相手を否定することでしか自分を肯定できない。そんな不安な時が、中年期以降の人生にはたくさんあると思う。

 SMAP解散は遠い芸能界の話だけれど、どこか既視感がある。誰もが自分の人生で、似たような経験をしているのだろう。

 SMAPに男性ファンが多いのは、女性のはめた枠の中で歌い踊る、記号化されたアイドルでなかったからではないか。多くの男性は無言のうちに、女性から「稼いでほしい」「私を守ってほしい」などと多くの枠をはめられている。そんな窮屈さを感じさせなかったことが、男性にも共感された理由かもしれない。

 私たちは誰でも、どこかで「○○らしさ」を求められている。期待される自分と本来の自分との間で葛藤を抱え、期待される姿を体現しなければと思いつつ裏切りたい気持ちも持っている。

 SMAPの解散は、アイドルらしさを求めるファンの期待を裏切った。だが、あの苦渋に満ちた40代の顔を見せたのは、期待されるアイドルを演じることから降りた、ということなのだろう。私は彼らの「人間宣言」だと感じた。

 解散が発表された8月、天皇陛下が退位をめぐる「おことば」を述べられた。「個人として」という言葉が、強く印象に残った。同じ頃、リオデジャネイロ五輪・パラリンピックでは、期待された結果を出せなかった選手が「国民の皆さんに申し訳ない」と頭を下げていた。

 全く別々に起きたこれらの出来事は、「全体のための個」「期待という圧力」という息苦しさを感じる日本社会で「私は私個人だと言っていい」と考えるきっかけとなった。8月は、個人であることを許されず、見ず知らずの者が殺し合ったあの戦争の犠牲者を慰霊する月でもある。それは現代の私たちの働き方や子育てなどで感じる生きづらさと、どこか遠くでつながっていると思う。

 紅白歌合戦の出場歌手が発表されたが、SMAPの名前はなかった。彼らがやろうと思わないなら、このまま終わってもいいと思う。人生は、絵にならなくても尊い。彼らが絵にならないまま終わることは、大げさに言えば「絵にならない人生には価値がない」と追い立てられている人々への、一つの「赦(ゆる)し」になるような気がする。【聞き手・尾中香尚里】

 

独立騒動収束せず

 発端は1月、中居正広さんら4人が、所属するジャニーズ事務所からの「独立検討」と報じられたこと。背景に「育ての親」とされる女性マネジャーと事務所側の確執があり、4人は退社する女性に同調する一方、木村拓哉さんは残留の意思を示したとされる。5人は一度は生番組で騒動を謝罪し、収束するやに見えたが、結局8月に解散が正式発表された。存続を願い37万人分の署名が集まるなど、その動向は最後まで国民の関心を集め続ける。 」



 

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メンバーの確執よりも重い!SMAPロスを招いた「談合」という歪み ~iRONNA 記事紹介~

2016年12月14日 06時04分42秒 | SMAP解散関連報道 記事紹介

12/14(水)は「ストスマ25周年スペシャル!」の記事はひとつ下 です

 

昨日、こんな記事がありました。
このような論調の記事は似たようなものはあったものの、意外に無かった興味深い内容なので紹介いたします。

【 メンバーの確執よりも重い!SMAPロスを招いた「談合」という歪み 】 
田中秀臣 

コチラ   iRONNA 

~引用~
 田中秀臣(上武大学ビジネス情報学部教授)

 
 SMAPは楽しく感動的で、また時に波瀾万丈でもあり、そしてなにより平成という時代をともに生きてきたという実感がもてるただ一つといっていいアイドルだ。そのSMAPの5人が揃う姿をみることが、まもなくなくなってしまう。
実際には、『SMAP×SMAP』の収録が終わったことで、我々が見ることのできるのは、少し前の5人の姿でしかない。5人そろったSMAPの姿を、もうライブやテレビの生番組で見ることができないのだ。もちろん紅白歌合戦への電撃的な出場があるかもしれない。だが、その可能性は絶望的とも報じられてもいる。
 
 どんな形でもいいので、彼らの「今」の姿、5人そろった現在を一目でも見たいというのは、多くの国民の願いではないだろうか。
 
 できれば5人がお互いに笑顔を交わし合う姿が一瞬でもあれば、それは本当に幸福なエンディングではないか。もちろん終わりであってほしくはない、再び結集してほしい、いまでも解散を撤回してほしい、というのは筆者を含めた圧倒的多数のSMAPファンの偽りなき心境だろう。
 
 最近では、SMAPがアイドル市場から喪失することの経済効果を聞かれることが多い。経済学者なのでこのマスコミの依頼に答えることは義務だと思っているので数字をあげている。ただそのときでも、数字では表せないファンの感情を考慮することが重要だと指摘している。実際にSMAPが喪失することによる心理的な負担は、人によりけりではあっても、かなりのものになると思っている。それだけSMAPは平成に生きる人たちの、個々の人生の中にしっかりと根を張った「物語」だった。
 
ひとまずSMAPの経済効果を考えてみる。年間でどのくらいの金額を稼ぎ出しているのか、簡単に推計してみよう。売り上げは、ライブの収入、グッズの販売料、ファンクラブの会費、CDやDVDの販売料、テレビやCMなどの出演料、に大別されるだろう。これらの数字をすべてまとめると、SMAPは潜在的に年間約211億円を稼ぎ出すことができるグループだと思われる。



 では、SMAPが喪失することでこの211億円の支出がすべて消えてしまうのだろうか。211億円(一説には600億円という数字もある)がSMAP喪失の経済的損失なのだろうか。答えはノーである。確かにSMAPへの支出は211億円から急激に減少するかもしれない。もちろん彼らが解散した後も、その関連商品は売れ続けるかもしれない。そのため、解散後もSMAPへの支出がゼロになることはありえない。
 
 またSMAP解散を悲しむ人たちや、それをなんとか止めたいと願っている人たちが、SMAPの過去のCDやまたベスト盤などを購入することで売り上げを伸ばす分野も出てきている。確かに最近のオリコンチャートをみると、彼らの過去の楽曲が常時上位に名前を連ねている。
 
 
 
さらにより経済学的にみると、人々の予算と消費性向が一定であれば、そのうちSMAPへの支出が減少しても、その他のアイドルや娯楽、財・サービスへの支出に振り向けられることになる。このときSMAPへの支出が消滅しても、経済全体での消費には影響を与えないことになる。ちなみに消費性向とは、所得のうちに消費が占める割合である。
 
 ただ筆者はこの経済学的説明は不十分だと考えている。そこには「失望効果」が含まれていない。SMAPのファンの人たちは実に活動的だ。ライブやイベントに出かけることはもちろんのこと、昨年の事務所からの「独立」報道の際や今回の解散に際しても、オリコンチャートの上位にSMAPの名曲がランクインするなど、ネットなどを利用した「社会参加」型の運動をすることにも熱心である。
 
 だが、SMAPの解散によって、多くのファンは喪失感を今後抱いていかざるを得ない。そのときの「失望」が、このような積極的な社会参加型の消費を抑制してしまうかもしれない。まさにSMAPロス効果である。
 
 さらにこのSMAPロス効果をそもそももたらしたものは何かを考える必要がある。つまり、なぜSMAPは解散に追い込まれたかということである。メンバー間の確執を伝えるのが最近のメディアの常とう手段であるが、それは筆者からすると、問題の本質から意図的に論点をずらしているように思える。
 
 SMAP解散の原因は、1)メディアのSMAP報道の歪み、2)芸能界のマネジメントに関わる構造的な問題、のふたつによると思われる。前者は間接的な原因で、後者は直接的な原因といえる。
 
 
 
ジャニーズ関連の経済規模は、SMAPや嵐、関ジャニ∞やKis-My-Ft2なども加えると約1000億円になると、筆者は推計している。おそらく日本の芸能界でも屈指の経済規模を誇るものだ。他方で、このアイドル市場最大規模ともいえる経済効果は、負の側面をもっている。ジャニーズ事務所のメンバーに対する報道姿勢が、「御用記者」と「暴露記者」の両極端しか存在しないことは、アイドル批評の世界では既知の事実であった。つまり客観的な批評が成立しがたい世界なのだ。
 
 「暴露記者」的なものとしては、今回のSMAP解散はそもそもジャニーズ事務所内の勢力争いが、一部週刊誌による報道を契機にこじれてしまったことにある。どこの組織にも権力闘争的なものはある。だがそこに第三者(週刊誌など)が介入して面白おかしく書けば、それはノイズとなって当事者たちの判断を狂わせてしまうだろう。ただ「暴露記者」そのものに責任が完全にあるのか、といわれればそうではない。ジャニーズ系のアイドルに対する報道の在り方が、客観的な批判を受け入れる余地を常に持っていれば、そのような「暴露記者」のもたらす弊害を緩和することができたかもしれない。
 
 
 
暴露記者」の存在は、実はジャニーズについての報道が「御用記者」が中心になってしまっていること裏返しだ。「御用記者」といっても、実際に事務所側が何かを直接コントロールしているのではない。ジャニーズを批評する上で、多くのメディアが自ら「“事務所のあり方”に触れるな」などと事前に注意を与えることが多い。いわゆる自主規制だ。筆者も昨年の「独立」問題から今回の解散まで、この種の注意を何度も言われたことがある。

またSMAP解散報道が、あたかも事前に示し合わせたように、各スポーツ紙などで一斉に行われた「談合」的事実も周知のことだろう。メディアのジャニーズ事務所への「配慮」は極端に思える。他方で、メンバー個々への人間関係に焦点をずらすことで、事務所とメンバーとの対立は報道の場から消えてしまっている。非常にアンフェアな状況に思える。
 
 さらに日本の芸能界特有の構造的問題がある。これはジャニーズ事務所固有の問題ではない。日本のアイドルやタレントたちが事務所と揉めると、多くの場合、その後の芸能界から「干される」ことになる。事務所とアイドル・タレントが(法的な問題も含めて)揉めても、他のテレビやラジオなど他の企業には一般的には関係のないことだろう。もし揉めていることが(媒体イメージを損なうなどで)問題であるならば、アイドルやタレント側だけではなく、その事務所自体への仕事の依頼も取りやめるのがまだしもフェアだ。だが、実際にはアイドル側しか「干される」ことはない。
 
 例えば、国民的なブームになったNHK朝ドラ『あまちゃん』の主役を演じた能年玲奈(現在の芸名:のん)にかかわるケースはこの典型だ。彼女の所属していた旧事務所との確執が報道され、それが現在も尾を引いていて、テレビやラジオなどへの出演が抑制されてしまっているというものだ。実際に彼女に言及することを自粛するように求められたメディア出演者の証言もある。
 
 ひとつの事務所がいくらその権威が大きくても、メディア全体に影響を及ぼすことは不可能だ。だが、ひとつひとつの事務所の権力が小さくとも、それらが一群となって交渉力を発揮すれば問題は別である。例えばフリーライターの星野陽平氏は、『芸能人はなぜ干されるのか?』(鹿砦社)の中で、各事務所がタレントの引き抜き禁止、独立阻止の協定を結んでいて、談合していると指摘している。この談合した独占的な交渉力がもし本当だとすれば、芸能界だけではなくメディアの報道は、わたしたちのメディア受容のあり方を過度に歪めてしまうだろう。
 
 
 
 SMAPの件でこの独占的な交渉力に関わる事実を確証することは現時点ではできない。ただ一般的な意味で、このような芸能界の構造的体質が存在するとすれば、アイドルファンに損失をもたらすことは明白である。また多くのタレントたちは事務所から独立する自由、つまり職業選択の自由を持つことができなくなる。
 
 今回のSMAP解散に至る報道で、海外からは現代の奴隷制なる批判も寄せられたが、その背景には日本の芸能界の談合の構造があると指摘されている。SMAPの解散と同様の国民的悲しみが繰り返されないためにも、このメディア・芸能界の構造的問題の批判的検証が必要だろう。 」 

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SMAP署名37万筆、事務所へ「気持ち受け止めた」 ~記事紹介~

2016年12月11日 19時20分03秒 | SMAP解散関連報道 記事紹介

署名提出の件、記事が出ましたので紹介いたします。

今までも取材してくれている、滝沢さんの記名記事です。

共同通信社からも配信されているので、幅広く新聞などに掲載されると思います。

こうして、署名を提出できるようになったのは、署名活動の中心メンバーの皆様、取材に対応してくださった主宰者の方のおかげですが。

沢山のスマファンがメールやハガキ、Twitterなどで「取り上げてほしい」 と訴え、発信し続けたことも大きいと思います。

朝日新聞、共同通信社などしっかり取材に基づいた記事を掲載されることで、一度は断ったものの、無視はできない状況に整えることが出来たのだと、チームワークの成果ではないでしょうか。

署名の記事の下に、300万枚についての記事も載せておきます。

 

【 SMAP署名37万筆、事務所へ 「気持ち受け止めた」 

滝沢文那 2016年12月11日16時53分

コチラ  朝日新聞DIGITAL

~引用~
「年内での解散を発表しているアイドルグループ「SMAP」の存続を求める署名約37万筆が11日、SMAPが所属するジャニーズ事務所側に提出された。担当者は、取材に対して「ファンの皆さんのお気持ちは受け止めた」と話した。

署名を提出したのは、SMAPファンが作るグループ「5☆SMILE」。SMAPの存続と活動継続を求める署名を集めるために9月に結成。インターネットなどを通じて呼びかけた。同月22日~10月31日に全国各地や海外から計37万3515筆が集まった。

 メンバーらは、署名活動の拠点としていた兵庫県尼崎市から分担して署名簿を運び、都内で段ボール13箱に詰めて、11日に渋谷区のジャニーズ事務所に持ち込んで提出した。代表の会社員木村恭子さん(46)=大阪市港区=は、「直接署名を受け取ってもらえてうれしい。事務所には感謝している。存続を願う思いがSMAPに届いてほしい」と話した。

 木村さんによると、ジャニーズ事務所側の担当者は、「皆さまの想いをSMAPのメンバーにも必ず届けますことを、ここにお約束します」とした書面を読み上げ、手渡したという。書面によると、「SMAPの存続を願う想いは、私たちスタッフも皆さまと全く同じです。これまでも数々の存続に向けた活動の方向性をメンバーへ提案してまいりましたが、本人たちの強い意志を崩すまでに至らず、グループ存続が困難であるということを、苦渋の決断で受け入れた次第です」などと説明している。

事務所側は当初、窓口となる「ジャニーズファミリークラブ」が休止しているとして、署名を郵送するよう求めていた。担当者は取材に対して「署名は親書にあたるため郵送は難しいと事情を聴き、直接受け取ることにした」と説明した。(滝沢文那) 」 

 

【「世界に―」300万枚超 SMAP、購買運動で大台 】
2016/12/10 23:37  

コチラ  共同通信47NEWS


~引用~
「 年内での解散を発表している人気グループ、SMAPのシングル「世界に一つだけの花」の累積売り上げ枚数が300万枚を超えたことが10日、音楽情報会社オリコンへの取材で分かった。

 同シングルは2003年発売。今年1月に独立騒ぎが起こったのを機に、グループの存続を求めるファンが購買運動を展開し、売り上げを伸ばした。

 オリコンによると、歴代のシングル売り上げランキングでは、子門真人さんの「およげ!たいやきくん」457万枚、ぴんからトリオの「女のみち」325万枚に次いで3位。」 

 

ちなみに、ひとつ前の記事にもリンク貼りましたが。

5☆SMILEさんの公式サイトで、ジャニーズ事務所からの受領書(手紙)が見られますので、まだの方はどうぞ。

コチラ  5☆SMILE


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「SMAP存続を」署名37万筆「あきらめたくない」 ~記事紹介・朝日新聞DIGITAL~

2016年11月28日 20時17分00秒 | SMAP解散関連報道 記事紹介

 心は熱く頭は冷静に「真実のSMAP」~の記事はひとつ下にあります 

 

本日、朝日新聞の夕刊にSMAP存続を願った署名活動に関する記事が掲載されました。

WEB版は一足早く、掲載されていますのでご覧ください。

署名活動を行なった側、ジャニーズ事務所側の両方に取材をし、記者の記名入の正当な記事です。

ぜひ、コチラのリンクからアクセスして

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【「SMAP存続を」署名37万筆「あきらめたくない」】
滝沢文那 2016年11月28日10時44分 

 

~引用~
「「私たちは、あきらめたくない」――。年内での解散を発表したアイドルグループSMAPの存続を求めて、ファンらが署名活動をしたところ、28日までの集計で約37万筆が集まった。活動の中心メンバーは「難しいことはわかっているが、彼らがもう一度やりたいと思った時、帰ってきてもいいんだよという思いを伝えたかった」。

所属事務所側は「郵送であれば受け取る」との対応だが、ファン側は「多くの人の願いが込められた署名。直接届けたい」と願っている。

 

署名を集めたのは、SMAPファン約70人が集まる「5☆SMILE」。代表の大阪市港区の会社員木村恭子さん(46)がツイッターで呼びかけて9月に結成。LINE(ライン)で連絡を取り合って集計方法などを相談し、同月22日からインターネットを通じて「SMAPの存続並びにグループ活動の継続願い」と題した署名を集め始めた。

 用紙をダウンロードし、自筆で署名した上で郵送してもらう。もう一人の代表で兵庫県尼崎市の主婦田辺明恵さん(48)が、所有するアパートの一室を宛先と集計作業用に提供。締め切りの10月31日までに計約37万3500筆、段ボール16、17箱分の署名用紙が届いた。中国や台湾からの署名もあったという。

 木村さんはファン歴25年。本格的にのめり込んだのは離婚して落ち込んでいた時、妹に誘われたコンサートがきっかけだった。「SMAPは人生のほぼすべて。8月の解散発表の時も『うそやろ』と思っていた」。デビュー記念日だった9月9日、本来あるはずのコンサートがなく、ファンの自主的なイベントも終わると、「虚無感に襲われた」。SMAPが行ってきた東日本大震災での復興支援の呼びかけ、パラリンピックへのサポート活動――。「寄り添い、励まされてきたと思う人は多いはず。やはり声を上げないとと思った」

 

 封書やゆうパックなどで届いた署名用紙にも「自分一人ではどうしたらいいかわからなかった」「願いが届きますように」といった声がつづられていた。木村さんは「60代以上のファンも多く、手間はかかっても草の根的に広がった。ファン以外にも解散を寂しく思う人が多かったためでは」。田辺さんも「とにかく願いを届けたかった。たとえ一回解散という形になっても、求められていたんだということが彼らの中に残ると思う」と話す。

 署名の宛先は、SMAPが所属するジャニーズ事務所の幹部とメンバーの5人。ファンクラブを運営する東京都渋谷区の「ジャニーズファミリークラブ」に運んで手渡すつもりだったが、クラブ側は移転で窓口が休止しているとして、郵送するよう求めているという。ジャニーズファミリークラブは朝日新聞の取材に「他のファンレターと同様、郵送であれば受け取る。拒否はしていない」。木村さんは「37万人の署名が一ファンレターと同じ対応なのは納得できない。署名してくれた皆さんのためにも、ぜひ直接受け取ってほしい」と話している。(滝沢文那) 」


 37万3515人。 この署名は、街中で呼び掛けたり、記事になって幅広く宣伝されることもなく、Twitterでまずファンに呼びかけ、そのファンが自身の友人、知人、家族などの賛同者に署名してもらいました。

その署名をした知人がまた、その友人知人に声をかけ・・

という、完全な草の根活動の中で広め、集められました。

署名用紙を自身でダウンロードし、印刷し、人々に説明をして書いてもらいました。

37万3515人。

“なあんだ少ないじゃない” と思う人もいるかもしれませんが、こういった経緯の中、しかも短期間で集まったほとんどが、SMAPファン以外の方だと言うことも大きな価値があります。


ジャニーズ事務所さん(あえてファミクラとはいいません)には

物理的にも受け取って欲しいですが・・・物理的な署名の束を受け取る以前に、

所属タレントがこれだけ多くの人に求められている、という事実を喜んでもらえたら・・と思います。

 


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