森川博之 「私的な遊戯」

私的に色々綴って行きます。
曲↓http://www.myspace.com/morikawahiroyuki

変身、それによる返信や変心

2008-06-28 00:16:04 | Weblog
何年振りか忘れる位、久々に短髪にした。

兎に角頭が軽い、洗髪が楽、直ぐ乾く、セットが容易い。
個人的にはいい事尽くめで、気に入ってもいる。

しかし、評価は他人が決めるもの。

そもそも俺が髪を伸ばしたのは上京後であり、
それには理由があり、高校時代、坊主だった中学時代
の反動で、「伸ばす!」と意気込んだは良いが、
余りの不評にバッサリと切って、それ以来ずっと
短髪だった。

で、上京。伸ばしたというよりは、無造作に伸びた。
それの反応が思いの外、評判が良く、自分でも
「わ、悪くないね」と思ってしまった。で、それ以来長かった。

そして久々の短髪。想像以上の反応だった。
見事なまでの真っ二つ。

「長いほうが良い」「すっきりして良い」
「若く見える」  「老けて見える」

結構な声を頂いたが、感覚的に本当に半々。
他人が見る風景や人物は、こうも心持やそれまでの印象に
よって違うものか、と面白くなった今日此の頃。

さて、ユーロの決勝でも楽しみに待ってるか・・
昨日のスペインは強かった。

残念な才能

2008-06-23 01:07:24 | Weblog
どうも、トトビッグのキャリーオーバーは一体
どこまで行くんだろう、と懸念してる男です。只今75億超え・・

前回に引き続きまた電車の話。今回は「怒り」。

吉祥寺に帰っている車内、手すりに掴まってると右前方から
”ミュージック”が。
まあ、俗に言う「音漏れ」なんですが、これが曲名が当てれる
程のレベル。因みにその曲は洋楽だった。曲名は知らん。

周りが見えなくなるもんかねえ、と思っていると到着。
回れ右をしてドアが開くのを待つ。

俺のカカト、踏まれてる。何回も、踏まれてる。
そしてすぐ後ろにはあの”ミュージック”。犯人は
駄目探偵でも明白だろう。

流石にちょっとその男を”注意の目”で見る。虚しくも気付かない。
くちゃくちゃ音をたてて噛んでいる、奴のガム音が俺の
不快指数をさらに上昇させる。
「人をむかつかせる才能」があるとしたら、この男は
今日に限って言えば全国でもトップクラスだろう。
不思議なもので、顔さえも不快に思えてきた。

まあ待て、博之。そう自分を落ち着かせ、解放された
ドアから車外へと出た。

「ドン」

右半身に軽い衝撃を受けた。直後、”音漏れガム”が
俺の前方を早足で去っていった。相変わらずのだだ漏れと、
オプションのくちゃくちゃを奏でながら。

「おい、馬鹿」

思わず近距離で言った。だってどう考えても馬鹿だもん。
しかし馬鹿は気付かない。馬鹿だから気付かない。
無意識に溜息を吐いた。

人のふり見て、という格言が脳内へ鮮やかに降ってきた。
気は長いつもりだけどなあ。短気なのかねえ・・

知らずに人を不快にはさせたくないものです。
そう痛感した一日でした。

ガソリン税、現在53.8円だそうです。
黒い話題で終わりたくないので、豆知識で締めます。



その距離、およそ20センチ

2008-06-18 23:50:50 | Weblog
平日正午前、井の頭線吉祥寺駅、各駅停車渋谷行き。

このシチュエーションでの乗客はまばらで、皆一様に
ゆとりを持って席に着く。
今日は違った。

空いてはいた。私が乗り込んだ車両には多く見積もっても
7~8人の乗客。
優雅に隅っこに着席。横に支えがあるしね。
と、私の目の前を同年代位の女性が通過した。
と思ったら、体の向きを変えてストン、と私の隣に座った。

・・気になる。何故このガラガラの状態で隣なのか。
知り合いの線は消えている。チラ見したら見覚えは全く無かった。
新手の詐欺か勧誘か?しかし電車が動いても話しかけてくる
気配は無い。
好意を持たれた?ありえない。理由は無いが、あり得ない。
降車時に最も出口に近いから?その可能性はある。
唯一私が降りる神泉駅は、私が座ってる場所、そここそが
降りた瞬間階段があるポジションだ。因みに前から2両目。
仮説はたてたが、たてている間、全く小説の内容が頭に入ってこない。
何時の間にか行が進んで、戻る。その繰り返し。
達観すると奇妙な画だ。空いた車内に明らかに他人の二人が
隣同士で座っている。

・・女性はやや手前の下北沢駅で難なく降りた。
極稀にこういう方はいる。確かに居る。
まあ、結局は何らかの「こだわり」があるのだろう
と結論付けるに至った。

電車内、密室だからなのだろうか、結構想定外な出来事が
起こるので、嫌いではない。

写真は何故か西荻窪駅前。のどかだったから撮った。


やってないっすよ

2008-06-14 00:48:56 | Weblog
バイト帰りの電車内、刑事小説を読み
「刑事かっちょいいぜ!」と、いい歳して、憧れさえ抱いた。

無事吉祥寺に到着。チャリンコで帰っていると二人組の警官に
止められた。いい歳して、軽く拗ねた。

警官は基本的にベテランと新人のセットだ。
これは誰かから聞いた話だが、新人に経験を積ませる為に、
職質やら窃チャリの検査をする、らしい。

俺を呼び止めたのは「新人」。恐らく年下だろう。
ベテランは少し離れた場所で、他のチャリンカーを
調べていた。

この新人、目が恐ろしく綺麗だった。少女マンガ級だ。
さらにこれ以上無い低姿勢。よって快く窃チャリ検査を
受けることにした。

と、少々その「新人」の人間性に興味を持ち、検査中
色々な会話をした。
これがいけなかった。
「嘘つき程良く喋る」、警官マニュアルにも勿論あるのだろう。
無線で番号を照合している新人。彼はしたたかに番号を間違えて伝えた。

俺は気付いてた。が、その後の彼のリアクションが見たくて
黙ってた。無論、無線の向こうからは他人の名前。

「えーと、すいません。もう一度お名前を宜しいですか?」

丁寧語と相変わらずの笑顔だが、その目には明らかに疑念の
色が見えた。良い目だ、疑え、先ずは疑うんだ。
新人の緊張に気付いたのか、ベテランが高圧的な歩調でやってきた。
この際書く。俺はこういう意味も無く高圧的な警官が生理的に
物凄く嫌いだ。パクチーよりも嫌いだ。

面倒な事になりそうだなあ、と思案していると、ベテランの
ノソノソ歩調にも救われ、到着寸前で照合が合致した。

「御協力有難うございました!」

「いえいえ、お疲れ様です」

あくまでも新人だけに発した労いの言葉だ。
少し疑ったのと、己のミスを悔いているんだろう。
また彼の目の色が少し変わった。
いいんだ、先ずは疑うんだ。俺は基本的に怪しく見えるし。

それよりも、五年後十年後、後ろにちょっと不服そうに
突っ立ってる、ふんぞり返ったおっさんみたいにはならないでくれ。

と切に願った半刻前でした。

記念日と告知

2008-06-11 03:33:08 | Weblog
もうとっくに日付は変わってしまったが、我が家に
家族がまた一人増えた。

昨日の深夜、弟夫婦の赤子が無事生まれました。

朝メールで画像が送られてきて、ぱっと画面に写った瞬間、
良い意味で胸をえぐるような感覚に包まれました。
「この子とも、同じ血が通ってるんだ」と思うと、
生命の神秘さ、命の尊さを再認識させられました。

しかし、何だ。弟よ、名前はしっかりと考えて、
意味のあるものにしときなさいよ。
まあ、完全におせっかいだが、例えばだ、例えば
生まれた子供が30になったとしよう。
その時に「おーい、シャロンちゃーん」とか呼ばれる
子供の気持ち等、良く考慮して考えなさいよ。
シャロンは別に悪くないし、あくまで例えだ。
シャロン・・どんな漢字になるんだろ。
紗論、沙論、射論・・無理か。

兎に角、日本の漢字、若しくはひらがなは非常に深く、
様々な意味を成すので、広い視野で、色んな候補を
夫婦で挙げていって下さいな。

と、ここで熊本県民に告知っす。

6月13日(金) 14:30~

FMK コマツシローのラジオのタマゴ

で私の新曲「色彩」が流れます。
仕事中の方も、移動中の方も、授業中の方も、
どうにかして聞いてやって下さい!

あと、キャンシステム、まあ有線なんですが、
そこでも「色彩」、「すばらしいせかい」が聞けます!
ので、視聴ついでに是非是非リクエストして下さい!

これは都内も全くもって許容範囲であります。

何だか水着やら無差別殺人やら、本当に物騒で、
理不尽な出来事が最近多いですが、少しでも笑って
暮らせる様に生きましょう。と、自分に言ってみる。

最後に文面ではありますが、秋葉原の事件で
被害にあった方々、御冥福と一日でも早い快復を
お祈り致します。

                       森川 博之

初ライヴの予定は7.11

2008-06-08 01:14:14 | Weblog
お昼からマカロニの練習。

幸いにも晴れて、井の頭公園のちょっと離れた場所で
練習しました。

木陰であーだこーだ言いながら、笑顔が多い、
良い練習でした。
しかし、今日は犬の散歩が多かった。
ミニチュアダックスからピレネーまで、様々な犬種を
涎を垂らして眺めてました。

犬はいいねえ、いやあ、犬はいいよ。

一人暮らし故、責任が持てないために飼わないが、
将来は必ず、出来るだけ多種にわたる犬達と人生を
歩んで生きたい!と強く思った今日でした。

柴犬は外せねえな。あとハスキー、出来ればボルゾイ・・
レトリバーもか。ああ、幸せじゃろうなあ・・

・・はい、写真は牧歌的な一枚。マカロニメンバーです。
ええと、説明しますとギターをいじってるのがボーカルさん。
カホンに座ってるのがギターボーカルさん。
横で準備運動してるのがカホンさん。
いわゆる一つの「持ち場に着いてない」であります。
練習?したした。12時から16時まで。
・・やりすぎだろ。

模範解答にうなる

2008-06-06 01:23:24 | Weblog
”どの道人間はそう長く恋の歓喜に酔っていられる
ものではない。もし、そうならば、閃光のように煌いて
消えていった恋は、そのまま・・本当に死ぬまでそのまま、
残り火を心に抱いて行けば、それでいいではないか”

(阿刀田 高 冷蔵庫より愛をこめて より)

うーん、実に人間的で、短いながらも要所を押さえた、
説得力がある一文であります。

これも一つの答えであって、理想系だろうなと、思わず
拝借してしまいました。

残るものを残り火と表現する辺り、唸ってしまいます。
そうです、チロチロでも激しくでも、燃えてるんです。
時に目にしみる煙を吐いて、時に消えそうなほど弱々しく灯る。
それでも残り火は消えない。ならばいっそ抱く覚悟を、決意を。

思い出は美しくなりがちで、それに浸る己も居る。
それでもいいじゃないか。そう語りかけてくれます。

案の定梅雨が早めにやってきて、湿気湿気な毎日が続いてます。
それでも消えてくれない、いや消えない残り火を抱いて、
明日も発見の一日である様に精進していきます、と。

写真は何故かあったこの前のヒロタとの一枚。
私がオールバックにしてると、どう見ても堅気に思えません。

入り混じる

2008-06-04 04:01:51 | Weblog
いつの間にか増殖している物は腐るほど有る。

その中の一つが使い捨てコンタクトだ。

私が学生時代の頃などはハードが主流で、ソフトというと
煮沸等、面倒臭いイメージが先行していた。
それがどうだ、今はもう殆どが使い捨てじゃないか。
かくいう私も持っている。普段はハードだが、スポーツを
する時などは巧みに使い分ける様になった。

初めはかなり慄いた。何しろでかい。

「こ、こんなの目に入るわけないっす」

と、眼前に置かれたハードの倍近い大きさのソフトに恐怖した。
着けてみると、心地良い。ゴロゴロしない。何より新鮮。
コストパフォーマンスを考える。これが微妙。
ハード、兎に角持つ。寿命は1~2年程。
が、紛失の可能性を考慮すると、どうだろう。
使い捨て、着けない日は0円。紛失の心配は無い。
迷うねえ、どっちがいいのかねえ。

今しがた私の右目に収まっていたハードさんが、
私の家の排水溝に吸い込まれていきました。
ご冥福をお祈りいたします。

久しぶりに焦りと絶望とどうでもいいや感を同時に味わった。

写真、結構使ってるホーローヤカンとスパ鍋。
・・どうでもいいわ。

通知表 思ったよりも 2が多い

2008-06-03 00:32:49 | Weblog
ほら、ムンクの叫びみたいでしょ。嘆いてるんです。

いやね、ハードカバーがかさばってきたから、売りに
行ったんです、近所のそういう店に。
で、ちょっとパソコンに音楽入れる事が出来る様になったもんで、
ついでに最近あんまり聞かないな、というCDも一緒に売却。

そうだねえ、結構あったなあ。本が50冊、CDが10枚程。

「1500円ですけど、宜しいですか?」

よろしくねえ。

多分そういうお店に売りに行った事がある方はお分かりだろうが、
買取は絶望的に安い。
それでも、それさえも考慮して計算を待つ。要するに事前に安く見積もる。
暇だから待つ間、店を回る。自分が手放した本の価格を見たりする。
で、”お、370円で売ってある。じゃあ30円位はあるな”とか、
一人なんでも鑑定団が始まるわけですよ。

今回は、余りに安すぎた。売れっ子の作家やミュージシャンの
作品を差し出したので、予想は3000円前後だった。安く見積もってね。

この落差は応えた。そしてお約束の「これらは買い取れません」の
品々。写真はその一部。ムンクは重松清の「疾走」。隣は有名だから
高いだろうと踏んだ村上春樹。おかえり、清と春樹。
面白いんだぞ!めちゃくちゃ面白いんだぞ!もう絶対お前等を手放さない!

つうか、何が傷アリだ!ねえよ!だって調べたもんさ、売る前に。
全く、アコギな商売だ!ペッ!

じゃあ売るなよってツッコミは、受け付けます。その通りっす。

石段を登る老人

2008-06-02 01:41:10 | Weblog
えー、写真の説明をします。

石段ですね。老人が居ますね。先に見える看板は
ラヴホテルのそれです。

石段を折れた腰でゆっくりと、確実に登っていく老人。
「やつ」さえ居なければ、何となく物悲しかったり、
はたまたホッとする一枚になっているのかもしれません。

しかし、看板。これが鎮座する、それだけでどこかチープで
シュールな一枚になってしまいます。

バイトの通り道、通いなれた石段の前で、思わずモヤモヤっと
した気分になり撮ってしまいました。

道玄坂の最上部、中々に面白い場所ではありますね。

因みにやっぱり愛の巣から寄り添って出て来る若いカップルや、
訳あり感満載な中年カップル、その他は想像にお任せですが、
色んな二人組とすれ違います。
その度にそのカップルの「空気」を感じる瞬間が、とても
生々しく、変な所で性、いや失敬、己の生への執着に気付きます。

・・寝るか。