こんばんは、LINEって便利だなあ、と思いつつ、
全く活用できてない男です。
リアルタイムで複数人とのコミュニケーションが取れる。
素晴らしい機能ですな。
活用は、出来てない。
と、そんなデジタルへの扉の前で、相変わらずうろうろしている反面、
映画オタクへの道を着々と順調に歩んでいる男が、最近嘆いてます。
私が働いているツタヤ、そこに入荷された50本を超える映画「アルゴ」が、
完全に置物化しています。
いやあ、全く借りられない・・
アカデミー作品賞!という名前でイケル!と判断した偉い人、わが町
玉名の客層とレンタル傾向をほんの少しでも調べて頂けたら・・
50本、無いわ。
好きな作品が勝手に辱めにあっている様で、悔しいです。
それを借りさせるのがプロだろ!という御意見も分かりますが、
こと玉名店に関しては、アルゴを勧めるのは至難の業。
クラシック好きにボーカロイド勧める方がまだ容易い位の難易度。
やっぱりね、土地土地で娯楽の傾向は偏りますよ。
そこら辺、お願いいたします、偉い人!
ただまあ、嘆いてばかりいても仕方無いので、勝手にアルゴのオススメでも
しようかなと。
これがアルゴ。はい地味。華が無いですな。
恐らく、このビジュアルで頭から選択肢に入っていない状態の方々もいるかと。
でもこの映画、凄いですよ。
凄いというか、見た目より凄くシンプルで分かりやすく、面白い。
簡単に概要を綴りますと・・
・イランのアメリカ大使館にデモ発生!デモ隊が大使館に突入!
・逃げるぞ!とアメリカ大使館の職員6人脱出!カナダ大使館へ
・脱出した6人をイランからどうやって逃がそうかと考える
・そうだ映画の撮影スタッフとして空港をパスさせよう!
・実話です
多分世界一省略した映画アルゴの説明ですが、こんな感じです。
先ず実話と言うのが凄い。
映画の撮影スタッフとして逃がす。
この作戦、発想自体がぶっ飛んでますね。敢えて目立つ方法で、という。
因みに「アルゴ」とは、このフェイク映画の題名なんですね。
で1979年に決行されたこの作戦、クリントン大統領が公表するまで
世間には一切知られていなかった、というのも面白い事実。
次に脚色、「盛り方」が素晴らしい。
勿論映画ですから、事実プラス「盛り上げる演出」をぶち込む事もあります。
私的に鑑賞後「どれが事実でどれが”盛った”のか?」という情報を
かき集めましたが、まあ違和感が無い。
流石に何箇所かは「これ・・盛っただろ」という場面はありますが、
その全てがきちんと機能していて、観客を釘付けにさせる大切な要素
「緊張感と興味の持続」を見事に成立させています。
なので、あっという間に時間が過ぎます。
実話ですから結末は分かってます。
そしてオチが分かった上で、尚且つ延々ドキドキしながら観れる映画というのは
早々無く、その技量はやはり素晴らしいです。
後はラストの粋さ加減、最高。
エンドロール前に、とある演出が待ってますが、これがまた驚きます。
一個だけネタバレすると、実際の人物と役者、相当似てます。
こういう「似せ方」一つとっても、この映画の丁寧さや事件に対する真摯さ、
当事者達への敬意を存分に感じる事が出来て、粋だねえ、となります。
後はまあ、何と言っても「映画が人間を救った」という事実を「映画で魅せる」、
という構造、作り手の映画に対する誇りと意思を感じます。
娯楽舐めんな!的な攻撃性ではなく、そこは地味さが功を奏して
「ほら・・娯楽でも凄い事やれるんですよ・・」みたいな静かな提示。
いやあ、やっぱり素敵な映画です。
まあ、私の駄文で何処まで伝わったかは分かりませんが、兎角人生の内の
2時間、それを預けるに十分に値する逸品だと、私的には確信しています。
というわけでオススメです、是非是非。
うん、やっぱり長いな。
失礼します。
全く活用できてない男です。
リアルタイムで複数人とのコミュニケーションが取れる。
素晴らしい機能ですな。
活用は、出来てない。
と、そんなデジタルへの扉の前で、相変わらずうろうろしている反面、
映画オタクへの道を着々と順調に歩んでいる男が、最近嘆いてます。
私が働いているツタヤ、そこに入荷された50本を超える映画「アルゴ」が、
完全に置物化しています。
いやあ、全く借りられない・・
アカデミー作品賞!という名前でイケル!と判断した偉い人、わが町
玉名の客層とレンタル傾向をほんの少しでも調べて頂けたら・・
50本、無いわ。
好きな作品が勝手に辱めにあっている様で、悔しいです。
それを借りさせるのがプロだろ!という御意見も分かりますが、
こと玉名店に関しては、アルゴを勧めるのは至難の業。
クラシック好きにボーカロイド勧める方がまだ容易い位の難易度。
やっぱりね、土地土地で娯楽の傾向は偏りますよ。
そこら辺、お願いいたします、偉い人!
ただまあ、嘆いてばかりいても仕方無いので、勝手にアルゴのオススメでも
しようかなと。
これがアルゴ。はい地味。華が無いですな。
恐らく、このビジュアルで頭から選択肢に入っていない状態の方々もいるかと。
でもこの映画、凄いですよ。
凄いというか、見た目より凄くシンプルで分かりやすく、面白い。
簡単に概要を綴りますと・・
・イランのアメリカ大使館にデモ発生!デモ隊が大使館に突入!
・逃げるぞ!とアメリカ大使館の職員6人脱出!カナダ大使館へ
・脱出した6人をイランからどうやって逃がそうかと考える
・そうだ映画の撮影スタッフとして空港をパスさせよう!
・実話です
多分世界一省略した映画アルゴの説明ですが、こんな感じです。
先ず実話と言うのが凄い。
映画の撮影スタッフとして逃がす。
この作戦、発想自体がぶっ飛んでますね。敢えて目立つ方法で、という。
因みに「アルゴ」とは、このフェイク映画の題名なんですね。
で1979年に決行されたこの作戦、クリントン大統領が公表するまで
世間には一切知られていなかった、というのも面白い事実。
次に脚色、「盛り方」が素晴らしい。
勿論映画ですから、事実プラス「盛り上げる演出」をぶち込む事もあります。
私的に鑑賞後「どれが事実でどれが”盛った”のか?」という情報を
かき集めましたが、まあ違和感が無い。
流石に何箇所かは「これ・・盛っただろ」という場面はありますが、
その全てがきちんと機能していて、観客を釘付けにさせる大切な要素
「緊張感と興味の持続」を見事に成立させています。
なので、あっという間に時間が過ぎます。
実話ですから結末は分かってます。
そしてオチが分かった上で、尚且つ延々ドキドキしながら観れる映画というのは
早々無く、その技量はやはり素晴らしいです。
後はラストの粋さ加減、最高。
エンドロール前に、とある演出が待ってますが、これがまた驚きます。
一個だけネタバレすると、実際の人物と役者、相当似てます。
こういう「似せ方」一つとっても、この映画の丁寧さや事件に対する真摯さ、
当事者達への敬意を存分に感じる事が出来て、粋だねえ、となります。
後はまあ、何と言っても「映画が人間を救った」という事実を「映画で魅せる」、
という構造、作り手の映画に対する誇りと意思を感じます。
娯楽舐めんな!的な攻撃性ではなく、そこは地味さが功を奏して
「ほら・・娯楽でも凄い事やれるんですよ・・」みたいな静かな提示。
いやあ、やっぱり素敵な映画です。
まあ、私の駄文で何処まで伝わったかは分かりませんが、兎角人生の内の
2時間、それを預けるに十分に値する逸品だと、私的には確信しています。
というわけでオススメです、是非是非。
うん、やっぱり長いな。
失礼します。