つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

織田広喜

2021年08月01日 | 織田廣喜
前回の記事の「おしゃれ」繋がりでいえば、織田広喜作品の場合、この「群像」と「婦人像」がダントツかなと思います。



織田の魅力は幾つかあると思いますが、やはりこの色彩にビビッとこなければ何も始まらないなぁと思います。

丁度つい最近、当店のホームページトップの画家の言葉を書き換えさせていただきましたが、この鉄斎の言葉の具現化、都会的処理を織田は自然に←ここが肝心!、自然に気ままに行っていると思います。大袈裟かな??




人は一色ではいかん
いろんな色がまじりあってマダラ(曼荼羅)に
なっているのが良いのじゃ  富岡鉄斎




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お客様よりのお便り

2021年04月13日 | 織田廣喜
先日ご紹介させていただきました織田広喜のミニ作品につき、お客様より貴重な情報をご提供いただきました。

織田広喜作品を佐橋と同じように大変大切にしてくださるお客様。

「あの織田、よかったよねぇ〜」と私どもが過去に扱った作品のことを話すとき、「あぁ、あれも〜様にお納めしたのかぁ」と2人でため息をつくばかり・・

そういうお客様です😅

大変嬉しく読ませていただきましたので、いただきましたお便りを少し皆様にもご紹介させていただこうと存じます。



「ご無沙汰しております。
いつもブログつれづれを楽しく拝見しております。
 
4月10日掲載の織田作品(ミニ)、おそらく1970年出品のものです。
画伯56歳、11月に日本橋高島屋においてミニアチュール展(油絵)を開催しています。
 
68年にも日本橋高島屋で個展を開催しているようですが、
ミニアチュール展と銘打っているのは1970年のみのようです。
20点余り出品の中の一作だと思われます。
 
佐橋さまがお持ちの講談社刊行織田広喜画集の巻末にも記載されています。
 
カレンダーで確認しますと、1970年11月23日は月祝となっておりました。
 
コロナ等で大変ですが、またお邪魔して良い作品を拝見させていただき
お二人と楽しい会話ができることを待ち望んでおります。」






確かに当店の織田広喜画集掲載の年譜に、1970年にミニアチュール展が高島屋さんで開催されたことが記載されていました。




68年にも高島屋さんで個展を開かれているようですが、このお客様は「ミニアチュール展」と銘打っていること、またカレンダーまでお調べくださり、上の新聞記事の「23日 月 祝日 休まず営業」の文字から、1970年の11月23日は月曜日で祝日であったこともご確認くださり、この作品が1970年のミニアチュール展の出品作品に間違いないだろうとお伝えくださいました。






わたくし、このメールをいただき、拝読してこの絵の彼女のようにタレ目になって、なんだか泣けてしまいました。

それほど多くの方達にお読みいただくブログではありませんが、この「つれづれ」をお読みくださるのは皆様、ご立派な方々ばかり、そして美術品を愛してくださる方々ばかりです。

好きで記事を書かせていただいていても、そして記事の更新を皆様に楽しみにしていただくことはとても幸せなことでも、

時々とても怖くなる、孤独になってしまうことがあります。

そんなとき、皆様と同じように私は絵を見て心を癒していますが、やはり「書く」という作業はなかなか「人間的な覚悟」が要ります。

このお客様のお便りは大変さりげなく、しかしお伝えくださることに幾重にも確認作業を重ねてくださり、そんな私を応援してくださっています。

短く、優しさに溢れたお便り。

心よりありがたく拝受いたしました。



今週も元気に店を開かせていただきます。

そして、このお客様と可愛らしい奥様がお二人でゆっくりとご来店くださる日を楽しみにこれからも頑張りたいと思います。


織田広喜 ミニ 油彩・キャンバス 「早春の少女」5.5×7.0㎝ 180,000










 
 

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織田広喜 ミニ

2021年04月10日 | 織田廣喜
今日は肌寒い一日になりました。

といっても時間帯によって、また体感はそれぞれで、皆さん服装もまちまちですね。

私は真冬並みの格好です💦


春というのは、本来こうした不安定な季節なのかもしれません。





織田広喜作品に新しい仲間が増えました😊




5.5×7㎝ とても小さな作品です。




「早春の少女」
元々の「化粧する少女」を訂正してこのタイトルにしています。

板にキャンバス地を貼り込んであるようです。






こんな新聞の切り抜きも付いていました。

さて、いつの高島屋さんのミニアチュール展であったか?は残念ながら不明です。

可愛いというよりも、少し悲しい。

少女というよりも、少し大人のお嬢さんという感じです。











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自由自在

2021年03月01日 | 織田廣喜
織田の100号を久しぶりに出してきました。

土曜日にご来店くださった「その目、ピカ1(洋画)」のお客様はまだこの作品をご覧になられていなかったようで
大絶賛してくださいました。

「エレべーターにも入らないなぁ〜」

その頂く言葉で笑え、気持ちの良い1日が過ごせます。



昨日一日、そして今朝も早起きして筆を持っていますが、全くもって納得いく文字が書けません💧

織田のように自由に、






放庵のように自在に、向かう白紙に自分の心を開くことができたら、どんなに気持ちが良いだろうと思えます。

けれど、それは一瞬の「誤解」なんだろうなーーだから画家は皆、また絵筆を持つのだろうなぁーー

そんな予感もありながら、、です。





赤ちゃんとワンちゃんと思いっきり遊び、その素直の心を学ぶことも大切にしています。

いよいよ3月。感染問題が本格的に取り沙汰されて一年になりますね。
この一年に得たものを試しながら、本格的な仕事再開、真っ直ぐに進んで参りたいと思います。










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2月第1週 週末に

2021年02月06日 | 織田廣喜
今週も各お客様にご来店、お電話などのお問い合わせを賜りました。誠にありがとうございます。


本日特に、ブログに掲載させて頂いたばかりの織田の風景についてご連絡をいただきましたので
各作品につき少し補足をさせていただきます。

















織田の風景にはタイトルがありません。
パリの風景かと思いますが、少し雪がちらついている様子がなんともロマンチックです。






「競馬」にはキャンバス裏に織田の文字があります。







この文字を見るだけで、織田がどんなに大人であったかがわかるような気が致します。
子供のようで大人。それも随分大人。

それが織田の魅力です。

↓こちらから、当店の織田作品をご覧いただくことができますので、よろしければお遊びくださいませ。

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