不定記

ここはsagittaが書きたい時に書きたいことを書くスペースである。更新は不定期。そのため日記ではなく不定記なのである。

競作小説企画「第六回夏祭り」無事、終了しました!

2012-09-30 | 執筆
9月いっぱいをもちまして、
開催しておりました「第六回夏祭り」を、
一応の終了とさせていただきます。
ページ自体は当分残しておきますので、
作品の大半は読むことができますが、
メンテナンスやリンク切れの対応などは、
終了とさせていただきます。

今回の作品数は35。
感想の投稿数は、600件以上にもなりました。
いつもながら、至らぬ管理ではありましたが、
みなさんが盛り上げてくださったおかげで、
またしても素晴らしい企画になったと自負しています。

いやしかし、こうして6年目が終わってみると、
なかなか感慨深いです。
6年といえば、中学校に入ったばかりの子が、
高校を卒業してしまうほどの歳月。

第一回が、僕が社会人になったばかりのころでしたから、
いつのまにか僕もすっかりおじさんです。
こんなに、企画を長く続けることになるとは、
正直まったく予想もしてませんでしたし、
こんなにたくさんの方に参加していただけるのは、
本当にうれしいことです。
昨日、打ち上げ的なチャット会を開きましたが、
改めて、この企画はみなさんから愛していただいているのだなぁ、と、
うれしく思いました。

願わくは、夏祭り企画は今後も変わらずにいつもあって、
みなさんがふと思い立った時に「帰ってこられる」ような、
そんな定番企画にしたい、と妄想しています。

来年のことは、今はまだはっきりと考えられないですが、
できる限り今後も続けたいと思っています。
みなさんも、応援や宣伝、ぜひよろしくお願いします。

本当に本当に、ありがとうございました!!


長野旅。

2012-09-24 | 旅行記
この土日、長野県に行って来ました。
きっかけは、また、「光」の脚本。
長野県の高校の演劇部が、僕が書いた「光」を公演してくれるということで、
それを口実に、ほとんど行ったことのない長野県に行ってみよう、と計画を立てた。
行きは「お座敷ぶどう狩り号」に乗り、山梨県経由で長野県へ。

お座敷列車は掘りごたつ式の、ものすごくくつろげる電車で、
1歳の男の子をつれた素敵なご夫婦と、図鑑の話で盛り上がって仲良くなった。
昼ごろには、中央アルプス駒ケ岳のロープウェイに乗って「千畳敷カール」の雄大な景色を見る。


「カール」とは、氷河によってできた谷底のこと。
バスとロープウェイを乗り継いで、なんの苦労もせずに行けてしまうにも関わらず、
あまりにもすごい景色に、しばし圧倒される。

そして宿。
地元の道はバッチリで、弁舌もさわやかなステキなタクシーの運転手さんにお願いして
たどり着いたのは、牧場のとなりにある民宿。
雨が降ってしまって、楽しみにしていた馬の姿は見られなかったけれど、
ダチョウとウサギが見られました。

一枚岩でできているお風呂も快適で、いい宿だった。

そして朝。
1時間以上かかる道のりを、「せっかくだから歩いていこう」と雨の中てくてく歩いていき、
思ったより時間がかかってしまってギリギリで焦りながらも滑り込んだ文化会館。
高校生たちの、みずみずしくかわいらしい演技に感激。
終わった後に役者の子が、台詞を間違えてしまったことを気にして涙を流す姿に、
なんだか感動してしまったり。
こんなに素直で真っ直ぐだったことが、僕にもあったっけな。

そうして帰りには「ホリデー快速ビューやまなし」に乗って、優雅に戻ってきたのでした。

長野県の旅を通じて感じたのは、
「お店や、出会う人々がみんな、ほんとうに親切で丁寧」ということ。
都会の人のように、一分一秒を争うようにピリピリとしている感じはなく、
「余計なことは一切したくない!」とか「知らない人とは目も合わせたくない!」みたいな雰囲気もなくて、
必要十分なサービスに、あとひとつ、小さな親切を付け加える、というようなことを、
呼吸するように自然に行なっていて、とても感心してしまった。
まさしく、「休日」を満喫できた気がして、とても満足。
あと、長野県は、水道水がすごく美味しかった。
ふだんうちで浄水器を通した水と、全く遜色ない水が水道から出てくるのには感動したなぁ。

とにかく、大満足。