(*゜Ω゜*)

近ごろは図書館巡りをしています。その土地の文化財(だいたい城館)も訪れます。

川口市立鳩ヶ谷図書館 24番札所

2017-12-17 | 図書館八十八箇所巡り
 
 館外の敷地内に入ると、注意書き多いな!って思いました。
駐輪禁止とかの。
 古めの建物、1階に入り・・・んっ!?
1階は子どもの本用のエリアでした・・・出ます。
他の図書館でも同じことした記憶があります。
 案内を見て、3階へ。
視聴覚の箇所から高周波音が出ていました。
キーーーーーーーーーーーーンと。
2,3メートル以内だと不快、離れれば大丈夫。 
 なぞのウロウロ立ち読みをする爺さんがいました。
広い範囲ではないです。途中で机に腰掛けてもいました。
自宅じゃないんでね、図書館の机に腰掛けるって。
 姿は確認していませんが、ハッキリと話してるおっさんとおばさんもいます。
椅子にふんぞり返ってる男もいます。
 長時間、滞在したのではない。マナーの悪さはさすが、川口!
さいたま市外の図書館へ行くと、静穏な館内が逆に違和感を覚えるくらいなのですが、川口は違います。
 
 通常は市内の中央図書館的な施設以外は小図書館の場合が多いようですが、かつては独立した鳩ヶ谷市立図書館だったので、4階建てという立派な規模があります。
さいたま市でいったら、与野図書館みたいに。
同様の理由で地域資料も豊富。
 地域資料の分類に富士塚等が独立してあり、珍しくて奇異に感じていました。
しかし!富士講の大立者・小谷三志が鳩ヶ谷出身なのに気付きました!
日ごろの読書力を生かせた自分を褒めてあげたい。
まあ書棚の小谷三志の文字を見てから、大分たってから気付きましたけれど。

 赤山城・陣屋の発掘調査報告がありました。
江戸幕府の関東民政を担った城主・伊奈氏は財力もあり、家臣屋敷地を含め広大。
大宮台地支台の舌状台地と溺れ谷を巧みに利用した縄張り。
城跡へ一度訪れていますが、周辺のきつい高低差がよく分かりました。
陣屋(屋敷地)からは貝が多く出土、低地はむかしの奥東京湾。
 治水・河川改修など土木スペシャリストの伊奈氏がどのような城を普請したのかは興味深いところです。
 城址公園と博物館の設置の計画は、行政の方針転換と地権者の非協力で挫折。
現在は小規模に公園として保存されています。






舎人図書館 23番札所

2017-12-11 | 図書館八十八箇所巡り

 舎人とは不思議な地名と思ってました。
舎人は皇族や上級貴族の家人。
朝廷は京にあるので、坂東吾妻えびすのこの地に冠するのが違和感がある。

 新しくもなく古くもない図書館。
入って、爺さん多いなって思いました。
小規模図書館のわりに雑誌が多め。
 地域資料は少し。
面白そうなものは、残念ながらなかった。
舎人むかしばなしみたいな棚のコーナーがありましたが、子供向けの書籍のよう。
 地域資料の前の椅子で寝てる男がいます。
いびきをかいて、椅子から落ちそうになっていました。
顔はじいさんなのに、髪は少し長めのフサフサ黒々としている。
顔と頭の年齢がおかしい。かつら?
暖房設定温度高め。これじゃ気持ちよく寝れる。
 図書館の入る足立区舎人センター内に、防犯カメラ作動中みたいな掲示があって、
図書館内にも防犯カメラ作動中!って。
 足立区怖い!

 八十八箇所巡りっぽく仏教色をだして西新井大師へ。
さいたま市にも西新井があり、子どもの時分に両者を混同していました。
 お寺で見所の山門は修復中。
覆いが大きい。でっでかいな・・・と迫力。

横から山門の覆い


 

戸田市立図書館美笹分室 22番札所

2017-12-10 | 図書館八十八箇所巡り

 古い建物の一室です。
入室し一回りして、面食らいました。
 あれ?私が読む本がないな・・・
このまま帰るのは無念なので、司書の方に
地域資料はどこですか?のように尋ねると、
隣りの一室に案内されました。

 戸田市の本があり、歴史やスポーツの本もこちらにありました。
隣りの部屋に気付いていましたが、よくある子ども向けスペースかと思い違いしてました。
 戸田といったら著名な渡し。浮世絵のモチーフにもなっています。
戸田の渡しと河岸の資料を見ました。
 他には『タマちゃん荒川に現る』!
なつかしいアザラシのタマちゃん。
出版元は国土交通省!
税金を使ってすることかー!?って思いますけど、
高度な政治的判断があるのでしょう。

 静かさに関しては完璧。
私一人しか利用者がいませんでした。

板橋区立蓮根図書館 21番札所

2017-12-09 | 図書館八十八箇所巡り

 都内の公立図書館には初めて来ました。
都内は大学の図書館のみ。
埼玉県内だけでも八十八箇所は行けるんじゃないかと、どんぶり勘定しています。
 行けば分かるさ的なまぬけさを発揮し、結果迷いながらも団地1階にある図書館に到着。
なぞのパンダが迎えてくれます。
 入る前に小規模なのかと思ったらそうでもない。
『週刊プロレス』がありました。古い図書館。
 バイアスで物をいいますが埼玉東京の県境地域って、デンジャラスゾーンのイメージでさいたま市みたいにマナーが悪いのかと思っていたが、すごい静か。

 郷土資料には赤塚城・志村城の発掘調査報告、武蔵千葉氏や板橋城の本がありました。赤塚城・志村城とも城址遺跡として知られているが、複合遺跡(複数の時代の遺跡が重なっている)で中世の遺物・遺構は少ないそうです。志村城からはレアな碗が出てるとか。志村城に行く予定でしたが変更。今度、行きます。とりあえず、熊野神社の東側の通りは掘跡。
 予定変更で四葉稲荷神社木曽御嶽塚・赤塚諏訪神社富士塚・赤塚氷川神社富士塚へハシゴ、ご近所。御嶽塚ちっちゃ、赤塚諏訪神社富士塚すごい草ボーボー放置度最高レベル、赤塚氷川神社富士塚標準的でいい感じ。2つの富士を登頂。赤塚城はスルー。来たことあるし、再訪する魅力もないので。
覚えているのは城跡の公園内で立ちションしてるジジイがいて不衛生だなと思った。
 さいたま市の報告書によると消失を含め73基の塚(岩槻区を除く)があり、登録文化財に指定されてるのはたったの1基のはず。板橋区は積極的で温度差を感じます。登録指定されないから壊され、アパート・宅地・駐車場なんかになります。
 『小田原衆所領役帳』によると、赤塚城主の千葉氏がさいたま市のほうを領有。赤塚氷川神社を武蔵一宮から勧請したのは千葉自胤だそうです。
先祖が年貢を納入していたと思います。赤塚城はちょっと距離があるけど、入間川(荒川の付け替え前なので)の水運が発達していたのでしょうか?

 
赤塚諏訪神社富士塚すごい草ボーボー放置度最高レベル

鴻巣中央図書館 20番札所

2017-12-08 | 図書館八十八箇所巡り

 初めて来訪しました。
モダンな感じですかね。
しかしモダンって現代的なのか、近代的なのか、どっちやねん!ってツッコミたくなります。
現代と近代は相当違いますから。
 とりあえずモダン(当世風)な新しい図書館です。

 入って左右にフロアの案内図がありましたが、何分初めての不慣れなものでグルグル行ったり来たりしてしまった。
 書架の脇に椅子があるのが図書館の定型です。その向きが縦でなく横になっている。通るときに投げ出した足が邪魔にならないように工夫されていて感心しました。

 伝源経基館跡は9次に及ぶ発掘調査でも築造時期を断定できていないとのこと。だから、あたまの伝がとれません。確定すれば県内最古級の武士の城館です。源経基は清和源氏の始祖。イメージでいえば絶対正義の清和源氏ですが、経基は英雄・平将門の敵役です。
 発掘調査報告に公園化が明記されていましたが、私が訪れたときは森。
その後に公園新設のニュースも聞きません。
 森の手入れはしてるようでした。でないと藪になって侵入不可になりますから。
私が行ったときは蜘蛛の巣にかなりやられました。
城の範囲は隅々まで突っ込んで行く性分です。
城跡に行くと、よく蜘蛛の巣にやられます。
 中島卓偉さんがtvkのお城番組で木の棒を持ってるときがありましたが、私も棒切れを振り回しながら蜘蛛の巣と戦います。
帰宅すると頭に蜘蛛の巣がからまってたりします。

 残念ながら滞在時間少なめで、消化不良気味です。

桶川市立駅西口図書館 19番札所

2017-12-05 | 図書館八十八箇所巡り

 前回に訪れたときは、改装前の古い図書館だったので仰天しました。
商業ビル自体がきれいになっていますが、図書館も新しくきれいで、空間もゆったりとして静かなので、1日中でも快適に過ごせそう。県内トップクラスの快適さでは?

 分類で「球技」とあり、野球もサッカーもバレー、バスケ、ラグビー全部混在で一緒くた、珍しい分類の仕方。ただ、以前からそうだったような気もする。
 
 泉福寺は縁起によると、元は大伽藍だったが源平合戦で焼失。
発掘調査すれば、焼けた土層が確認できるんですけれど。
 桶川市内には城館がけっこうあるのですが、発掘調査されたのは宅地造成を機にした加納城だけなんですかね。元は遺構が残っていたそうですが、今は、これ堀かな?んんん?ってくらい見所なし。地形的にも見るべきものはなくなっています。加納城の復元模型は川田谷分室がある生涯学習センターの歴史民俗資料館にあります。土豪の館です。
 泉福寺は上杉謙信が陣を置いた伝承もあります。
時期的には小田原城攻城まえ。小田原への南下途上です。
今では寺の近くを荒川が流れてますが、当時は荒川の付け替え前。
現在の流れも直線化工事の結果なので、謙信在陣時は川の水量も現在より少なく、流路はもっと西よりに離れていたと考えられます。
 しかし、泉福寺は軍事転用可能な要衝にあるのは間違いないです。
荒川低地に面した大宮台地の縁にあり、これは北にある石戸城も同じ。
南側にむかしは池沼があって、現在ではまったく違った地勢となっています。
 源平合戦と上杉謙信の伝承は話半分くらいの信憑性だと思っています。



さいたま市立大宮西部図書館 18番札所

2017-12-01 | 図書館八十八箇所巡り
 
 もう西部図書館は古いほうになるんですかね?
久しぶりに訪れました。来る予定もあまりない。
 蔵書は十分で歴史は書庫にも、古いのがたくさんあります。
大型美術本が見所です。よそにもあるかもしれませんが、大型の本が多めです。
 
 以前は入って正面、壁際に木製の長椅子がありました。
椅子に腰をおろしカバン・リュックから、本を取り出しカウンターに返却。
これが私のここでのルーティンでした。
 撤去されたのはホームレスがこの椅子に居ついてしまったために苦慮し、対策の結果だと思っています。
 ここでは当日の埼玉新聞を読むのに、カウンターへ申し出て利用者カードを預けなければなりません。
 新聞記事の切り取りをする窃盗犯がいるからだと推測。
まえに所定の場所に置かれてる時分に、切り取られてるのを何度も見かけています。その後、三橋分館で同様の窃盗を見たので、泥棒は他の図書館に行った模様。

 地域資料は多めです。発掘調査報告も。
『南中丸台遺跡・春日氏館跡 第1・2・3次』を見てました。
近いのに春日氏館跡に行ってない、行こう行こうとは思ってる。
周辺の塚・宝篋印塔・十王尊とまとめて。
通りかかってはいる。通り過ぎちゃう。
春日氏に興味津々。理由は長く命脈を保った地域領主だからですかね。
ただ、あまり関連書籍を見ないです。
 この本を発掘調査の書棚から出すが固い!戻すのも固い!
きつきつに詰まってる。

 市内でここだけに所蔵されてる『古代エジプトファラオ歴代誌』。
読もうリストに入ってるけど、まだ先になりそう。
歴代誌シリーズのローマ皇帝・ローマ教皇・ロシア皇帝・中国皇帝・ムガル皇帝・古代ローマを読了しています。
 面白い、お気に入りのシリーズです。
『旧約聖書の王歴代誌』を、さいたま市は所蔵していません。
県立図書館にはありますが、市内所蔵の読もうリストが終わらないのに、
県立のほうに行くことはない。
たぶん死ぬまで行かないと思う
 市内になくて県立が所蔵する読みたい図書が何冊かあります。