羚英的随想日記

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■東京鹿踊と舞川鹿子躍 西向天神社奉納演舞2017 前編■

2017-05-31 20:38:57 | 風の吹くまま
5月20日(土)、新宿の西向天神社例祭で今年も東京鹿踊さんたちが演舞を奉納しました。

珍しくも快晴のこの日
新宿駅で下車し、途中で紀伊茶屋に行ったり(ほうじ茶シェイクは売り切れでした 代わりに抹茶シェイクを!)寄り道をしながら、のんびりと徒歩で西向天神社へ移動。

陽射しも強く少し汗ばむ日でしたが、途中で寄った花園神社の境内はとても涼しい清々しい風が吹いていました。





ビルの合間にあるオアシスですね。
それにしても苦手な新宿も相棒のお陰で何とか移動が出来ます(笑)


今日のお供は、新宿慣れしてる羊子。
鹿踊りも嫌な顔せず一緒について来てくれます。(でも興味はありません)
丹内さんに、娘さんに鹿踊りはどう?と冗談で誘われても、いかんせん一向に興味を示さず(^^ゞ
しかしお供で何度も鹿踊りを見ている上に、画像・動画を撮る必要もなくじっくり観ることが出来るためか結構洞察を得ていて、無遠慮な物言いで感想を述べたりするので母はたびたび慌てます

そんな羊子のちょっと心もとないナビで移動しているうちに、眼前に木の生い茂る小高い丘が見えました。





西向天神社に到着です。
裏手の入り口には可愛い狛犬付きのポールが。



児童公園脇の階段だったようで、上がり切ったところがちょうど躍り手さんたちが準備している場所でした。
ここの建物は神輿庫なのかな?






行山流舞川鹿子躍の鹿頭。
口が少し開いていることをこの時初めて知りました。
いつも注意散漫なもので、気が付きませんでした






準備をする舞川と東京鹿踊の躍り手さんたち。
半纏(舞川さんではこう呼ぶそうです)の袖が紅系の花模様・背に九曜紋が舞川さん。
東京で躍るのが初めての舞川の新人の躍り手さん!
(「けせんのたから」ではお世話になりました






ササラに付けられている五色の布。五行思想から来てるものだそう。






土と森、そして鹿踊り。
都心なのに、心地よい風に乗って清々しい緑の匂いが。






その踊り組によっての装束の工夫が見て取れます。
舞川さんの装束は闊達な躍りのために工夫があちらこちらに。
ながしや幕には結びつけるための紐が付けられていています。
この頭を背部で支える(頭のずれを抑える?)紐は大概の踊り組に見られるのかな?






この日の躍り手は本家舞川鹿子躍さんから3名
舞川の躍り手でもある鹿親分率いる東京鹿踊から5名
(うち1名は宮城県南三陸町の水戸辺鹿子躍からの躍り手さん)
ほか、舞川・水戸辺から、そしてご家族が世話役でおいででした。
アシスタントならぬ 「アシカ(鹿)タント」 だそうです!(笑)

また、関東在住・勤務の大船渡市・前田鹿踊の踊り手さんも世話役…
もといアシカタントとしていらしていました。
(トーシカさんの躍りを観るのは初めてと伺いました!)



奉納の時間となり、スマホを構えるも…去年よりずっと多い観客が今や遅しと待ち構えてます!
ここのショットは諦めて、奉納の様子を久し振りに何も撮らずに観ることにしました。

舞川鹿子躍の太鼓の音、少し憂いのある曲調の唄が、階段下にある鳥居前から聴こえてきます。
新宿の街中の、でも静かな一角にあるこの神社で、岩手・一関の鹿踊りが奉納されます。
鹿踊りが始まるこの瞬間!何とも言えない高揚感!


そして、厳かな鳥居誉めの後はお堂誉め。

今度こそと急いで場所取りをしましたが、順調に撮っていた動画の途中で…途中で…映りこんで欲しくなかったものが大きく入り込んできたので、アップするのは泣く泣く諦めました

ですので…スクショを2枚ほど。





咳き込むほどの風邪をおして、本家・舞川よりお越しの世話役の方。
この後さらなる試練?が待ち受けていました(笑)


中心にいる、喉印と太鼓の調べ隠しが輪違紋で、頭の華鬘(けまん)結びの色が濃い桔梗色(紺色)が中立で、トーシカ(東京鹿踊)の躍り手さん。
中立の左(向かって右側)は今回の役踊りで1番タネを演ずる、鹿親分(鹿馬鹿氏)のお仕事でのパートナーでもあるトーシカの躍り手さん。
中立の右(向かって左側)は2番タネを演ずる本家舞川鹿子躍の躍り手さん。

中立の躍り手さんは実は鹿親分より1つ年下で、幼稚園~中学まで一緒のところに通い、鹿子躍は中学時代からずっと三人狂いなどで前鹿で鹿親分とタッグを組んでいた人だそうです!

東京鹿踊には、舞川の鹿子躍を踊りを込んで体に染みついた人が2人居るんですね!





お堂誉めの最中、興味津々で鹿子を覗き込む男の子!
微笑ましくて、可愛いです。
この子は後ほど…





お堂誉めが終了し神楽殿前の広場に移動。
奉納演舞の前に、いよいよワークショップ開催です!
水戸辺鹿子躍出身のトーシカメンバーの若き躍り手さんが、初心者にも分かり易い言葉で鹿踊りを紹介してくれました。





観客から四名の方々が選ばれて装束体験です。
先ほどの少年(6歳だそうです)も最年少で参加!

眼をキラキラさせて装束を着けてもらっていました。
観ている観客もみな温かい眼差しと笑顔で応援です。
この場がとても優しい穏やかな空気に包まれていました。

出来上がりを見て夢中で拍手していたので画像を撮り忘れましたー(笑)






ササラを地に叩きつける所作などを体験。
大人組みが躍りを指南してもらって。






舞川鹿子躍といえば、この跳躍!
装束を脱いだボクもニコニコ笑顔に溢れています!




観ているこちらもとっても楽しい、微笑ましいワークショップでした
観客席に戻ったボクが鹿親分のところに歩み寄って 『どうもありがとう』 とお礼を言っていた姿が、もう可愛くてっ

ワークショップで体験をした女性がお隣にいたので話しかけてみたら、今回初めて鹿踊りを観るそうで、鹿踊りがここに来ると聞いてとても楽しみにしていたそうです。
お一人で来ていたようで、ご自分の写った画像をご所望でしたので喜んで(大した画像は撮れませんでしたが)差し上げました!


ほのぼのとしてとても楽しかったワークショップが終了し、躍り手さんたちの準備も整い、いよいよ奉納演舞が始まります。


つづく!


#鹿踊り #ししおどり
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