いとこのユキちゃんが講演をするというので県文(三重県総合文化センター)へ。
私は勝手に「県文」と呼んでいたのですが、どうやら「総文」(そうぶん)と略すようだ。
"そうぶん30th" https://www.center-mie.or.jp/
開館30周年を迎えるそうだ。
センターの広場にあるオブジェの存在はずっと知っていた。
「真宗公開講座」の会場でもある”フレンテみえ”の前にある女性像。
この大きなオブジェが「ナナ」と呼ばれるということを知ったのは最近のことだ。
そしてそれがニキ・ド・サンファルというアーティストの作品だということも。
どうしてそれが「そうぶん」のシンボルとして開館時に設置されることになったのか。
「ナナ」は何を象徴しているのか。
そして何より、いとこのユキちゃんがどうしてニキ美術館の館長だったのか、と。
「そうぶん」のニキ・ド・サンファル展の担当者とユキちゃんの対談を聞いて、
ようやく、いろいろわかった。
点と点がつながってきた。
ただ点と点はただ直線で結んではイカンと思った。
ニキは直線がキライだったそうだ。
直線が”ナナ"を殺す、と。
そこに「わたしはテロリストになる代わりに、アーティストになった」というニキの、
「射撃絵画」で名を馳せたニキが曲線を描くまでの過程にニキ・ド・サンファルという人を感じました。
点と点を立体的に曲線で結ぶというイメージを膨らませたとき、
人の系譜を示す家系図は直線的だが、その縁と縁は複合的に立体的に現実を象っていることを思った。
ココロがうごく。
ミライをえがく。
をテーマに、8月31日から9月23日まで開催されるニキ・ド・サンファル展。
期間中の9月14日に企画されている、ニキのファンという上野千鶴子さんの講演も聞いてみたい。
ニキは晩年、ブッダという作品を遺したと。
仏陀の平等覚にミライがえがかれているとおもった。
ニキのブッダはどこにいるのか。
こんどユキちゃんに聞いてみよう。
ニキ・ド・サンファル展の割引券を常照寺で預かっています。
ご門徒や有縁の皆さまどうぞ気軽に声をかけてください。
ニキ美術館 https://niki-museum.jp/