世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

日経平均株価と貴族マインド

2024年02月22日 23時53分52秒 | Weblog
日経平均株価が平成元(1989)年12月の史上最高値を一時、更新した。
当時私は小学6年生。
中学生なんかになりたくないと思いながら、小学校最後の冬休みを過ごしていた。
当時はお洒落に目覚めるころ。
私の場合、お洒落のベクトルが所謂「トレンディでナウい」へ向くことはなく、どこかロココでクラシカルなカメオ(偽物だけど)のブローチなどに集中していた。
中学生になるとそれらブローチを装着して登校できないのが不満であった。
スカートを長くしたり髪を脱色したりする「庶民の趣味」とは一線を画してほしい。私が好むのは優美なロココな貴族の身だしなみなのだからと。そんなふうに思っていた。

あの冬休みを思い出すとどうしてもそんな暗澹たる気持ちが広がり、曇天の下の荒涼とした風景ばかりが浮かぶ。
世間はバブルだったのに。
「中学生になりたくないな」と思わない日は無かった。
「早く中学生なりたい」と公言する友達は今から思うとトレンディでナウいクラスタだった。

今日、同僚と「日経平均株価の終値39,098円と言われても実感ないよね」と話していた。
本当にそう。庶民の可処分所得なんて小学生のお小遣い程度にも上がらない。切ない。

そうは言っても、あまり期待しないで、自分の周囲に在る幸せを感じられればいいのではないか。
仕事があって、毎日笑えていて、好きなものを食べて、ゆっくりお風呂に入る。
それで十分。

今日の夕ご飯。
王将の酢豚。
出された瞬間、ピーマンの風味がしっかりしていい予感。予感は的中し、とても美味しかった。お肉も思っていたよりたくさん入っていて満足。




お風呂はフランフランのバスソルト。薔薇の香りが心地よい。


ちなみにシャンプーボトルもフランフラン。


こんなにかわゆいものに囲まれているのに、湯船で読む雑誌が週刊現代というね…。
今号の週刊現代、山田太一の特集が良かった。社会を鋭く切り取って生み出した脚本の数々について丁寧に書かれていた。4畳半の部屋に住んでいるときの姿など貴重な写真が見られるのも良い。整然とした本棚の前に座る楚々としたイケメンは絵になる。


今はもうあまりブローチはつけないのだけれども、指輪などのアクセサリーは毎日つけている。
小学6年生のときの貴族マインド、健在。校則、ないし。
明日は何をつけていこうかな?(明日も仕事。貴族ではなく社畜?)