世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

きらきら如月

2024年02月29日 23時29分04秒 | Weblog
今年は閏年。
子どもの頃はさっぱり理解できなかった閏年。
今も人に説明するとき上手にはできないだろう。
大好きな2月が1日多くて嬉しいと思うか。「ちえっ、給料日まで1日長いじゃんかよ」と思うか。
悲喜こもごもである。自分的に。

グルメな友人がLINEで送ってきたトップスのスイーツが美味しそうだったので私も真似した。今朝、さっそく食べてみたのだがとても美味しくて悶絶。
美味しいものがあると思うと目覚めもよく、今朝はすんなりと起きられた。
【紅茶のふわふわスフレ】


そういうことで今日で如月もおしまい。早い!!ついこの前、正月を迎えたと思ってたのに。
自分の誕生月であるので特別な感じがする。今年は誕生日を草津温泉で迎えられて満足。
病気にならず主治医(森に住んでいそうな方)に出会わなければ、草津温泉に来ることもなかった。
そう思うと、人生において、何が縁のきっかけになるかは本当にわからない。

さらに今月は心療内科でデエビゴを処方されはじめた。これも去年の今頃は想像すらしていなかった。飲むタイミングを上手に掴んで飲みこなしたい。

今月の中盤は某くんにバレンタインのチョコレートを送付した。
食べたのかな?
安定感のあるこの関係性を大切にしたい。

科博での渡部潤一先生の講演会にも行けたし、充実した一ヶ月だった。

唯一心残りなのは患部が炎症してプールに行けなかったこと。

(私の水泳キャップと眼鏡をちゃっかり装着するアンクルジョン)

夕食は王将の餃子。
まだ使っていなかった2月の餃子1人前無料のクーポンを使うべく王将に行ったのだけれども、だいぶ混んでいた。席に案内されるまで20分ほど待った。
でも美味しかったので満足。
ジャストサイズの野菜炒めもつけた。



明日から弥生。
一気に春めく季節。


花筐

2024年02月28日 23時16分07秒 | Weblog
昨日の光悦展の感想で書き忘れた作品がある。
光悦唯一の指料とされて伝わっている短刀「花形見(はながたみ)」。
謡曲「花筐(はながたみ)」の継体天皇のように、傍系出身でも本阿弥本家を継ぐことができるのだという、光悦の秘めた思いが込められているとされる。

<特別展 本阿弥光悦の大宇宙>(2)「花形見」「忍ぶ草」に思い秘め

外装の鞘の部分が「花籠」に見えなくもない。


花筐というと私の大好きな絵・上村松園の「花がたみ」

あの女性も花籠を持っていた。というかあの絵は謡曲「花筐」をモチーフに描かれたもの。

花形見、花筐、花がたみ。
…!!お!点と点が繋がって線になった。

後からじんわりと余韻に浸ることができるのも美術鑑賞の良いところ。
美術鑑賞が案外体力を使うので最近はあまり行かなくなってしまっていたが、やっぱり楽しいし、心が潤うなと実感。
また良さそうなものを見つけて出かけたい。

今日の夕食はモスバーガー。
芋芋しいポテトをたらふく食べたくて、Mサイズにした。
無性にポテトを食べたくなる時がある。
今日がそれだった。

野菜不足を補うべく、青汁と飲むヨーグルトの混合も摂取した。


3日ほど続いた強風が今日の夕方ごろに止んだ。
連日、地鳴りを轟かせるような冷たい空っ風に体を殴られていたので、風がないことがこんなにも平和でありがたいものなのかと実感した。
そうこうしているうちに、春はやってくる。

野ばら先生の新刊情報、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!



サイン会、楽しみ~!!!!!!!
ねぇ、君。
春になったらお会いしませう。
サイン会で「花がたみ」の絵の女性のように狂気じみた様子で立ちすくむ自分が見える!!


特別展 本阿弥光悦の大宇宙

2024年02月27日 22時37分41秒 | Weblog
有給取得。
午前中に上野に上陸。
東京国立博物館にて開催されている「特別展 本阿弥光悦の大宇宙」を見に行く。
この前行った母が「とても良かったので亮ちゃんも行ってみては?」と言っていて、行くことにした。


美しいドームの屋根の表慶館と本館の間を突き進み、奥の平成館へ。
風が強くて歩くのが大変。








中谷美紀の音声ガイドを借りた。




まず展示されていたのは「舟橋蒔絵硯箱」。

書画、工芸のさまざまな分野で天分を発揮し、琳派の祖となった桃山・江戸初期の芸術家、本阿弥光悦(1558-1637)の代表作として有名な硯箱。
「後撰和歌集」源等の歌「東路の佐野の舟橋かけてのみ思い渡るを知る人ぞなき」から、「舟橋」の字を省略して表していて「舟橋」は箱の模様から読み取る仕掛け…う~ん!粋!!

「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」という絵巻物も圧巻。13.5メートルの大作で、俵屋宗達の鶴の絵と本阿弥光悦の書蹟が見事にジョイントされた作品。


気に入ったのでこの絵柄のレターセットを買った。


本阿弥光悦筆「立正安国論」を見られるとは思わなくて、しばし興奮。日本史の資料集に掲載されたものを見ると「これが!!」と血が騒ぐのである。
あと、同じく資料集に掲載されていた「花唐草文螺鈿経箱」も見ることができてヒデキカンゲキ。螺鈿の装飾がされた法華経ボックスがかわいすぎて、女子高生だった私は骨抜きにされた。そして私のなかで法華経の印象が良くなった。

このサイトの一番上の箱

<特別展 本阿弥光悦の大宇宙>(1)法華信仰が造形の源泉


茶碗も蒔絵も刀も書も、なんにでも自分の世界を表現できる光悦、すごいんだなと思った。光悦が作品を通して描いた、彼の大宇宙のような脳内を感じた。見てよかった。



さて、今日のメイン・順天堂医院への通院。
上野から御茶ノ水までワープ。

嗚呼、久しぶりの光景。懐かしさすら感じるお堀の様子。





待ち時間1時間半。
名前を呼ばれて診察室へ。
森に住んでいそうな森先生(勝手に命名)に「あれ?どうした?予約は一ヶ月後だよね?」と言われる。
状況を話し、さっそく患部を診てもらう。
一瞬、森先生の顔が引きつるのを私は見逃さなかった。
「よく分からないんだけど…」「再発じゃないと思うけど、あまり見ない感じだな…」と言われつつ患部を写真に収められた。
次回診察は来月。血液検査と注射があるので、そのときにもう一度見せてください、とのこと。
軟膏を塗っても治らないとのことで今日から何も塗らないで良いそうだ。
一抹の不安は残るが、まあ教授の人がそう言うんだからいいんじゃね?と楽天的に考えることにした。


神保町のさぼうる2へ遅めのランチというか、早めの夕食を食べに行った。
半年ぶり。


いちごジュースとミートソースのパスタを注文。


ミートソースはこのボリュームだが、美味しいのでペロリと完食。
ソースがちゃんと手の込んだ味がする。決してレトルトではない感じ。


嗚呼、満足。また来よう。



さぼうる、昔はよく来ていた。
去年、病気になったことで平日に都心を歩くことが増え、混雑していない時間帯に色々なお店を行脚することができた。さぼうるもその一つだ。
昔は鈴木さんという店主がいて色々と話しかけられたりもしたのだが、どうやら亡くなられたもよう…。素敵なおじさんだった。上京したての私に優しくしてくれた思い出。


帰りに神保町のココカラファインを覗いたらAUBEの化粧品が売れ残っていたので今日も買ってしまった。
アイライナー、チーク、マスカラ。
すべて半額。
腐るものではないうえ、国産の化粧品なので安心して大量に買ってしまう。顔がいくつあっても足りない。



久々に平日の東京を歩けて満足。
去年秋の有給取得しての一ヶ月連続通院を思い出してしまった。

明日からまた普通の日常が始まる。
また楽しいことを考えてやり過ごそうと思う。


お部屋も物も

2024年02月26日 23時36分28秒 | Weblog
★昨日は21時頃にデエビゴを飲んで、そのあとにブログを書いていたのだが、途中から頭がぼんやりしてきて怖かった。
薬剤師さんに「デエビゴ、(飲んだ患者さん曰く)すごいらしいですよ」と言われていたのだが、あそこまで強烈な作用があるとは思わなかった。マイスリーのように健忘はないのだが、とにかくあの思考が強制的にストップされる恐怖はちょっとトラウマになった。クマ医師には21時に飲んでくださいって言われているのだが、やっぱり寝る直前に飲む。


★今日2月26日はちょっとした記念日。
5年前の今日、不動産会社から今住んでいるこの物件の案内をLINEでもらった。駅からの距離、築年数、金額、間取り、完璧だった。
あの時はずっとマンションが欲しくて「住活」をしていたのだが、いざ理想の物件を目の当たりにすると若干の戸惑いがあった。「本当に買うの?」「支払えるの?」という不安があったのである。いざ実際に物件を見て心躍る反面、躊躇う気持ちも拭えなかった。
「買っちゃいなよ」
そう、私の背中を押してくれたのは内覧に付き合ってくれた妹・芋子だ。
気づいたら台所で印鑑を押して、仮契約をしていた。

私の次に内覧をする人が30分後にいたらしい。
芋子のアドバイスのお陰で、寸分の差で私のものになった。
あの日、早起きして内覧に行って良かった(といっても土曜日のお昼)。

月々の返済金を家賃だと思って5年弱。何とか今のところローンを滞りなく返済しており、その金額を俯瞰すると達成感がある。
値崩れもしていないし、嫌なところが一つもない物件で、とても快適に過ごせている。
一国一城の主になり、軽率な行動はしなくなった。
あと何年かはコツコツと返済していく予定。


★月曜日の朝は起きるのが辛い。なので最近は日曜日の夜に仕込みをしておく。ご褒美っぽい朝食を買っておくのだ。
今朝は神戸屋のアップルパイ。青森さんのりんごがシャキシャキしてて美味しかった。
神戸屋のデザートっぽいパンってしっとりしていて好き。



夕食は王将のレバニラ。最後、レバニラをご飯にかけて食べると汁まで胃袋に入れることができる!
ご馳走様でした。



★風が強いのでバレッタではなくゴムでハーフテールにした。髪飾りは京都の十三やで買った髪留め。
目を剥くほど高かったが、清水の舞台から投身自殺する勢いで買ったのである。
柘植の木を彫ったもので、けっこうしっかりとしたつくりで飽きがこない。


気に入ったものは大切にして、何年も使っていきたい。
お部屋も物も。

さ!ブログを書き終えたので、デエビゴ飲もう。

ランキングを見るとやっぱり圧倒的に強いんだなと実感。



時代の変革を見た

2024年02月25日 23時37分21秒 | Weblog
10時半に起床。昨日に引き続き、よく眠れた。
春を感じたくて梅でも見ようかと思っていたのだが雨なのでやめた。
術部も炎症を起こしているのでプールにも行けない。

そうだ。化粧品を買いに行こう。
花王のAUBEが無くなるらしくマツキヨココカラファインで半額で売られていると同僚が言っていた。
都内某所のマツキヨココカラファインへ。
お!すげー!見事に50%オフ!!






AUBEは販売員時代、店長(変な人)が愛用していた。
店長の、やたら捲れ上がった柘榴色の唇を思い出してちょっと悪印象を抱いている。

でもこの安さを前に買わずにいられようか。

チークとアイシャドー、口紅2本をゲット!使うのが楽しみ。



AUBEがブランド終了とはねぇ…。
時代の変革を目の当たりにした気分。


AUBEというと上原さくらのCMも思い出す!お人形さんみたい。かわいい~!
Sofina Aube - Rouge Feelia " Sakura Uehara" (Japan)


当時の私は資生堂のピエヌの口紅を愛用していた。上原さくらを気になりつつ。


アクアレーベルもリニューアルするらしくて安くなっていた。
化粧品と乳液を買ったら店員さんにTSUBAKI(黒)とアクアレーベルのクリーム(いずれも試供品)をもらった。

嬉しい!!


今後も良さそうなAUBEを見つけ次第、救済するつもり。

夕食はジョナサンの野菜ドリア。


今夜はもうデエビゴを飲んだ。なんだかとっても眠いんだ。パトラッシュ…。


第18回東大宮演劇祭

2024年02月24日 23時12分10秒 | Weblog
10時半に起床。久々に中途覚醒無しで深く眠れた。
今日は東大宮へ。
東大宮コミュニティセンターでおこなわれている第18回東大宮演劇祭を見に行った。


(劇)レインボウ城!さんのお芝居の三本立て。
◆「絶対霊感」
◆「コッコ荘201~背中があったかい~」
◆「暗号スタチュー」

どの脚本もオリジナル作品でとても面白い。今回も終始笑いっぱなし。
テンションの高さとテンポの良さがたまらない。20年以上コンスタントに見に行ってるけど飽きない。どの作品も好き。
職場の人がここの役者さんでたまたま見に行ったのが出会いのきっかけ。これからも見続けたいなと思う。
(本日は時間の都合で「暗号スタチュー」は見られず。DMを送ってくださった鳩姫、ありがとうございます💛)






東大宮にステーキ宮があることを小学生時代からの友人わたが教えてくれて、行ってみた。


16時までランチをやっていて、ライス(またはパン)、スープが付く。
自家製ハンバーグだと990円でコスパ最強なのだが、今日は奮発して牛肉100%の「宮ハンバーグ」にした。
勿論、宇都宮市民のソウルフード「宮のたれ」をバシャバシャかけて。
私はこの味で育った…!!




お水はロボットが持ってきてくれた。
他の店員さん(人間)と仲良く仕事をしている様を見て心が和んだ。





一旦家に戻ってから心療内科へ。
待合室が寒いので、フランフランの水筒に熱いカモミールティーを入れてきた。冷えた体があたたまる~。


待ち時間2時間ちょっと。
(暇すぎて吉熊と遊ぶ)


さて、診察。
先週卒業したハルシオンを中途覚醒の際に追加としてやっぱり必要なのでクマ医師に「やっぱり出してほしい」とおねだりした。
クマ医師はちょっと嫌そうだった。
がっかりした様子で「デエビゴ、ちゃんと効いてくれないかな~」としぶしぶハルシオンを1シートの処方箋を出してくれた。本当に嫌そう…。そして「頓服として飲んでくださいね」と言い添えた。ソラナックスも日中、不安になったら頓服で飲むようにとのこと。

減薬モードのクマ医師、エグい。
戸塚ヨットスクール並みのスパルタである。

仕事については、契約書チェック→稟議書作成→捺印→相手側に送る→戻ってきた契約書を保管する、という一連の流れを任されて楽しい、と報告。
ストレスは微塵も感じていないのだが、やっぱりどこかで緊張しているので週の前半の睡眠薬の効き目がイマイチなのでは?とクマ医師。クマ医師はどうしてもデエビゴを増やして、他の睡眠導入剤を減らしたいっぽい雰囲気。
デエビゴ、翌朝、ほんのりと残るんだよね…。良い薬なんだけどね。島唄っぽいし。

とりまハルシオンをゲットできて安心。

化粧を落としてデエビゴとマイスリーをかみ砕きながら就寝。


久しぶりの花金

2024年02月23日 23時40分07秒 | Weblog
氷雨の中、祝日出勤。
雨の日は心が暗くなるのだが、フランフランの花びらモチーフの傘のお陰で挽回。


天気予報のとおり、今日は一日を通してすっきり晴れず、気温も3℃ぐらいで暑がりな私でも寒いと感じるほどだった。

夕食は駅そば。
かき揚げとコロッケのそば。
冷えた身に沁みる。


金曜日は駅そばを食べてから心療内科に行くのがデフォだが今日は祝日なので心療内科はお休み(明日通院)。
いつもこの時間(23時過ぎ)に名前を呼ばれるのだけれども改めて考えると実に深夜だよな…。
後輩女子がドラマ「不適切にもほどがある!」が面白いから観て!と言っていたので観た。
たしかに面白い。懐かしさも感じられるし、問題提起もされているので見ごたえがある。脚本は工藤官九郎さん。さすがクドカン。

心療内科の待合室ではない、シャバの「花金」を久々に味わえた。


日経平均株価と貴族マインド

2024年02月22日 23時53分52秒 | Weblog
日経平均株価が平成元(1989)年12月の史上最高値を一時、更新した。
当時私は小学6年生。
中学生なんかになりたくないと思いながら、小学校最後の冬休みを過ごしていた。
当時はお洒落に目覚めるころ。
私の場合、お洒落のベクトルが所謂「トレンディでナウい」へ向くことはなく、どこかロココでクラシカルなカメオ(偽物だけど)のブローチなどに集中していた。
中学生になるとそれらブローチを装着して登校できないのが不満であった。
スカートを長くしたり髪を脱色したりする「庶民の趣味」とは一線を画してほしい。私が好むのは優美なロココな貴族の身だしなみなのだからと。そんなふうに思っていた。

あの冬休みを思い出すとどうしてもそんな暗澹たる気持ちが広がり、曇天の下の荒涼とした風景ばかりが浮かぶ。
世間はバブルだったのに。
「中学生になりたくないな」と思わない日は無かった。
「早く中学生なりたい」と公言する友達は今から思うとトレンディでナウいクラスタだった。

今日、同僚と「日経平均株価の終値39,098円と言われても実感ないよね」と話していた。
本当にそう。庶民の可処分所得なんて小学生のお小遣い程度にも上がらない。切ない。

そうは言っても、あまり期待しないで、自分の周囲に在る幸せを感じられればいいのではないか。
仕事があって、毎日笑えていて、好きなものを食べて、ゆっくりお風呂に入る。
それで十分。

今日の夕ご飯。
王将の酢豚。
出された瞬間、ピーマンの風味がしっかりしていい予感。予感は的中し、とても美味しかった。お肉も思っていたよりたくさん入っていて満足。




お風呂はフランフランのバスソルト。薔薇の香りが心地よい。


ちなみにシャンプーボトルもフランフラン。


こんなにかわゆいものに囲まれているのに、湯船で読む雑誌が週刊現代というね…。
今号の週刊現代、山田太一の特集が良かった。社会を鋭く切り取って生み出した脚本の数々について丁寧に書かれていた。4畳半の部屋に住んでいるときの姿など貴重な写真が見られるのも良い。整然とした本棚の前に座る楚々としたイケメンは絵になる。


今はもうあまりブローチはつけないのだけれども、指輪などのアクセサリーは毎日つけている。
小学6年生のときの貴族マインド、健在。校則、ないし。
明日は何をつけていこうかな?(明日も仕事。貴族ではなく社畜?)


羅針盤

2024年02月21日 23時50分33秒 | Weblog
今日は久々によく寝たという実感を得られた(6時に早朝覚醒あり)。
寝汗も少なかった。
発汗を抑える漢方薬・加味逍遙散を寝る前に飲むのだが、「効いてね」「お願いね」と念じながら飲んだのが奏功したのだろうか。

寒くなるというので、ダウンコートにカシミアのセーターとヒートテックという完全武装で出勤した。寒いっちゃ寒かったが会社に到着した途端、首筋や額から汗がぶわぁっと噴出して恥ずかしかった。

過去に色々と「敵」みたいな存在はいたが、今の私の敵は「中途覚醒」と「汗」。
いずれも治療の副作用で発生しているのだが、その対策でクマ医師と右往左往して漢方薬や睡眠剤を試すというなんだか本末転倒な事態になっている。

ただ、精神状態だけはとても良い。
いくら汗や不眠で悩んでいようとも、毎日職場で笑っているし、親も元気だし、住宅ローンは滞りなく返済できているし、本当にとても幸せだ。

さらに今度野ばら先生の新作が出るらしくサイン会もあるようで、今からとても楽しみにしている。
野ばら先生に最後に会ったのは2020年の1月の京都でのイベントだから、もう4年も生ノバに謁見できていないことになる。
その間、私自身、色々なことがあった。
コロナによる世間の大混乱、職場で不条理なパワハラに耐えて精神が崩壊した。さらに去年は大病をし、今も治療が続いていて先述のように副作用に悩んでいる。
そうそう、一昨年には姪っ子が生まれた。小説「鱗姫」(嶽本野ばら)の「黎子おばさま」の気分になったりもした。

そんななか、野ばら先生がSNSやブログ、ラクマ・配信で発せられる言葉はまさしく玉音であり、私の生きる指標を示すいわば羅針盤みたいな存在だった。
辛い時も野ばら先生の存在、言葉のおかげで乗り越えることができた。
あと、過去の野ばら先生の作品の中の主人公たちが、私の中で発酵し、心の在り方を指南してくれていた。

そして数々の試練を乗り越える際中で多くの野ばら友達がたくさん支えてくれた。
優しい作家を好きな優しい読者の皆さん。本当にありがとう。

嗚呼、長い長い4年間だった。
だから次回のサイン会で野ばら先生を見たならば、私はきっと泣いてしまうだろう。

そんな近未来の情景を思い浮べつつ、今日はサイゼリヤへ。
ちょっと~!オーダーする際はスマホでQRコードを読み込んでそこで注文しろって。
私の嫌いなやつ。
店が負担すべき注文用端末のコストをカットするべく客のスマホを注文用端末にするだなんて、いけ好かない。


といってもミラノ風ドリアとサラダはやっぱりすごく美味しくて、満足・満腹。


会計時、店員さんに「お久しぶりです!!」と声を掛けてもらったのが嬉しかった。
このようなちょっとしたやり取りで「また来よう」って思える。
QRコードも頑張って慣れる。



46歳だもの

2024年02月20日 22時58分01秒 | Weblog
今日も早朝覚醒。4連敗。
前回の心療内科の診察でハルシオンを卒業したのだが、こういう早朝覚醒の際(「あと2時間半は眠りたい」というとき)はハルシオンが必要だということを次の診察でクマ医師に直訴しよう。
マイスリーだと寝坊しそうになるので、ハルシオン。

昨日に引き続き、今日も暑かった。
桜が開花してしまうのでは?と思ってしまうほど。
でも桜は2月1日以降の日最高気温の合計が600℃に達しないと開花しないので、まだまだ。
そろそろお花見計画を立てないと~♪
楽しいことを考えると楽しい気分になる。


お昼休みは吉熊と公園を散歩。

吉熊「暑い~!!(セーターを脱いじゃう)」







夕食は油っぽいものが食べたくててんや。
トリ海老天丼を食べた。揚げたてでとても美味しかった。


帰宅後は野菜不足を補うべく最近飲み始めている青汁を飲むヨーグルトで割ったものでデザート気分を味わう。
いつもは水で割って飲んでいるのだが、その味に飽きてきてしまって。
青臭さがヨーグルトの風味で消されていい感じ。



明日は一気に寒くなるそうだ。
寒いのはウェルカムだけど、寒暖差で体調を崩すのはごめん。
今日も早く寝てしまおう。
業務で重い荷物を持ったせいか、患部が腫れてきてしまった。いてて…。早く順天堂で診てもらいたい。来週の診察まで頑張れ、自分。

早朝覚醒に悩んでて、健康のために青汁飲んで早寝しようって。
…やだ、46歳っぽい(46歳なんだよ)。


「愛は眠らない」と「恋はみずいろ」

2024年02月19日 16時40分19秒 | Weblog
5時ぐらいに寝汗で起きた。
この治療を始めて3ヶ月。副作用がだいぶひどくなってきたと思う(薬が体に蓄積されていくのか?)

起きてからも汗だく。
天気予報の通り、2月とは思えぬ暑い一日だった。
トレンチコートで出勤するも、暑くて到着時にはブラウス一枚に。
それでも暑かった。




患部の様子が1ヶ月ぐらいおかしいので順天堂医院の主治医に診てもらおうと電話をかける。

大代表⇒用途ごとにプッシュ番号を押す⇒取次の交換手、という段階を経てやっとお目当ての科の受付につないでもらう(何度もかけ直しをさせられた)。大抵待たされ、保留メロディの「愛は眠らない」と「恋はみずいろ」を今日も繰り返し何度も聞いた。

電話に出た看護師に、3月の診察の予約を一旦取り消して、来週の平日に予約を入れなおしてもらった。
ちゃんと予約変更ができているかは夕方また電話をかけて確認してください、とのこと。
めんどっちー。
そうだ…入院前もこんなやり取りあったっけ。そのときも「愛は眠らない」と「恋はみずいろ」を何度も聞いた。
そして「このレトロで緩慢な遣り取りは大きな病院あるあるなのか?」と思ったことを思い出した。
平日勤務の独身のサラリーマンにはハードルが高いシステムだ。



状況を上司に相談したら「大丈夫?有給取りな~」とのことなので申し訳ないが遠慮なく取らせてもらう予定。

去年の初夏、会社を休んで検査結果を聞きに行った日のこと。
上司に検査結果を電話で伝えた際、上京して隣で付き添ってくれていた母ヨーコたんに電話を渡し、上司に挨拶をしてもらった。

上司は「どうか体を優先してください」と母に言ってくれ、母も安心したもよう。
「やさしい上司なのだから仕事で恩返ししなきゃね」「情が深くて良い上司だね」と母。

上司に恵まれはじめた矢先の罹患だったのは、不幸中の幸いだった。心置きなく治療に励めている。

嗚呼、それにしても患部が痛い。
術後半年が経過するというのに。
いつになったら穏やかな日が訪れるのだろう。


今日はさっぱりしたものが食べたかったので寿司にした。


吉熊はサーモンが好き。

(この服装じゃ今日、暑かったよね。ごめんね、吉熊)

酢飯って食欲無い時でもモリモリ食べられるので良い。
今日は茶碗蒸しも買ってみたのだがボリューミーで具も多くて食べごたえがあり、買って良かった。


明日は日中暑くて、夕方から寒くなるらしい。
体調に気を付けようっと。


愛は眠らない   |   椎名 恵

「愛は眠らない」というとドラマ「花嫁衣裳は誰が着る」の主題歌!!
このドラマ、高校時代の学習合宿の昼休みに再放送を友達と爆笑しながら観た思い出。いろいろ突っ込みどころ満載だった記憶。


恋はみずいろ ポール・モーリア  L'amour est bleu   Paul Mauriat

石橋の流れるプールの休憩時間に流れていた曲!!
一時間に一度の休憩時間が終わるのを今か今かと待ちわびながら聴いた曲である。
メロディに一抹の切なさを感じるぐらいには大人だった、小5の夏。



佃島散策

2024年02月18日 23時08分36秒 | Weblog
昨晩はまったく眠れず、明け方、やっと眠れた。起きたら12時。
デエビゴ5ミリ、どうした?本領を発揮してほしい。
明け方、自分の鼓動と寝汗に苦しむ羽目になったので今夜はやっぱりマイスリーも飲もう。

午後、お出かけ。
今日は天気が良かったので佃島を散策してみようかと。

まずは佃天台地蔵尊にお参り。


細い路地が私の好きな尾道の町並みを思わせる。


ひっそりと佇むお地蔵様。




朱塗りの橋「佃小橋」の奥に聳えたつタワマン。
フォトジェニック!


船が停泊していた。漁に出るのかな。

白い立て札が堀の中に立っている。佃島の住吉神社の祭礼に使われる大きな木柱が何本も、この堀の中に埋められている、というのである。木材の保存には、水底の土中が適しているということを初めて知った。人の叡智と歴史を感じる。


住吉神社に咲いていた梅。
もう梅の時期なのね。







きちんとお参りをした。




境内にある「鰹塚」



筆塚、花塚、いろんな塚を見てきたけれど、まさかの鰹塚とか!!



朱塗りの鳥居の向こうは隅田川。


隅田川沿いまで歩き、川を眺めながらまったり。


この情緒あふれる建物はトイレ!





今日は陽気が良いのでゆっくりとひなたぼっこができた。

住吉水門。

まことに恥ずかしい話なのだが、中学生時代、国語の教科書にあった「水門で」(フィリパ・ピアス)を読んだとき、水門を見たことが無かった私は物語の風景をうまく頭の中で描けなかった。「水門ってなんだろう?」とずっと思っていて授業が終わった記憶。インターネットもなかった時代だし…。
住吉水門を見る度にそのことを思い出す。


佃島で佃煮を買う、というのが今日のミッション。なんとなく。
目星をつけていた「天安」でアサリの佃煮を買った。

100グラムから買うことができる。




月島駅方面まで歩き、「もんじゃを食べて帰ろう」と考えてもんじゃストリートへ。
月島、佃島はそんなに歩かない観光ルートなので疲れない。


ストリートの手前の方の施設で1100円のチケットを1000円で買った。





このお店にしてみようっか。


オーダーの際、客のスマホを使わせるのが気に入らない…。
QRコードを読ませると私のスマホが注文端末化するやつである。
最先端テクノロジーを駆使することについては勝手だが、「客」のスマホを使う前提がおかしい…。
店側の端末管理を客に丸投げしている。いかがなものか。
まあ、ほたてもんじゃとレモンサワーを頼んだんだが。



焼き方。
無理ゲー/(^o^)\


焼いてもらった。


さあ!食べよう!



味はまあまあだった。

店のアプリをダウンロードすると500円引きになると書いてあったが、次回の会計(80日以内)らしい。
いかにも観光客をバカにした店。
もう来ないけどね。


お口直しに月島駅の神戸屋ベーカリーで甘いものを買おうと思っていたのだが、閉店していた。
そこで諦める私ではない。
市ヶ谷駅で下車し、神戸屋ベーカリーへ。
フォンダンショコラをゲット!しっとりしていて美味しい。



昼下がりにちょっと思い立って観光ができて満足。リフレッシュができた。



渡部潤一先生「天文現象を振り返って ~予測できないから面白い~」

2024年02月17日 23時59分12秒 | Weblog
9時過ぎに覚醒。
布団に包まりながらスマホでH3ロケットの発射を見守る。
無事に打ち上がって良かった。

入浴、化粧を終えて近所の三味線先生のクリニックへ。
術部のできものが肥大化し、軟膏やローションを塗って凌いでいたのだが、大きくなりすぎてもう限界かもしれない…ということで泣きついたのである。
「切開する?」と訊かれたので、お願いした。
横になり、メスでツンツンされるも、「膿がうまく出てくれない」「なんだろ?これ」と先生に実況中継されて超絶不安。
ツンツンされながら「痛い?」とは訊かれたが、手術を経験したので感覚がバグってしまっているので然程痛みを感じない(麻酔なし)。
結果、「よ く わ か ら な い 」とのこと!!
ロコイド軟膏で様子見…。これは来週、順天堂に行かないとかなぁ…。


痛みをこらえながら上野に上陸。


国立科学博物館第900回天文学普及講演会
国立天文台 渡部潤一先生「天文現象を振り返って ~予測できないから面白い~」の講演会へ。
昭和21年4月から始まった科博のこの講演会。終戦の翌年から始まっていることが興味深い。

今回は渡部先生を招いて、ということで応募者が多かったのだが抽選に当たった。ラッキー!!
渡部先生の講演会を聴くのは1年ぶり。
今日も自虐ネタ 満載で面白かった。
1972年のジャコビニ流星雨を楽しみにしていた少年時代、大人の天文学者の予想に反して流星雨が見えなかったことが、先生が天文学者になるきっかけになったそうだ。「まだ解明されていないことがたくさんある」と思って。
天文学者になり、多くの彗星の出現を予想し書籍なども出してきたが悉く的中しない。そこを自虐っていた。
(オースティン彗星、百武彗星、など)

2013年のアイソン彗星のときなんかNHKのニュースでツイッターで読んだ句が読み上げられちゃったりして、しかも2回も。



2061年にはハレー彗星が出現するそうだ。
渡部先生の「あと37年ですよ。みなさん…頑張りましょう!」という笑いで〆。
あと37年かぁ…。生きてるのかな…私。

質疑応答を経て15時半に終了。

せっかく科博に来たのだもの、常設展を見て回ろう。
まずは日本館のクマさんにご挨拶。

ベアーみがすごい。

お尻ぷりぷり。


日本館は建物全体がクラシカルで落ち着きがある。




1Fの望遠鏡も凛々しくて好き。



そして私のパワースポット・地球館の2Fにあるはやぶさコーナーを巡礼。




熱で傷だらけになった背面ヒートシールドを見ると涙が出そうになる。再突入の際、3000℃のなか、よく耐えたねって。



2010年6月10日、私の人生が変わった日。


顕微鏡でイトカワの欠片を拝む。キラキラして綺麗。1粒1億円ってマジ?


着陸の際に使用されたパラシュートも拝む。軽い素材でできているんだろうな~と、いつも想像しちゃう。


地球館の他のフロア。


マレーグマの赤ちゃん、きゃわゆい。


コビトカバの赤ちゃんも!


忠犬ハチ公もいる。



科博で唯一、撮影禁止なのは江戸時代の女性のミイラ。人だかりの奥に眠る、小柄で私と同じぐらいの年齢の屍はまるで眠っているよう。そっと手を合わせた。



嗚呼、面白かった。科博は一日いても飽きない。年パスを持っているのでもっと頻繁に来ようと思う。

夕飯は崎陽軒のシウマイ弁当。美味しい!!


そうそう、薬局に寄って心療内科の薬をゲット。
デエビゴが2.5ミリから5ミリになりパッケージが可愛くなくなった…しょんぼり。


通院、講演会、博物館見学、…ボリューミーな一日だった。


ブログ開設19年✨

2024年02月17日 23時50分51秒 | Weblog
ブログ開設19年!おめでとう!!

19年前、風邪で会社を休んだあの日、なんとなく始めたこのブログ。まさか19年も続けるとは思わなかった。
吉熊との同居の日々をつづったものにしようと当初は思っていたが、最近は、というかずっと私の日々の生活のことばかりを書いてしまっている。
読み返すと忘れてしまった当時の空気や感情が一気に思い返される。
生きた証が、ここにある。


旅行の出先や心療内科から帰還する深夜は書けないが、大体毎日更新している。
「大変じゃない?」とよく訊かれるが、一度習慣化すると苦ではなくなる。
というか書かずに寝ると一日が消化できていないような気がして落ち着かない。
46年のうち19年も続けてきたのだもの。
もう生活の一部と化している。



吉熊からの一言、
「20年目の吉熊ブログもよろしくま!!」


デエビゴへの移行

2024年02月16日 23時00分48秒 | Weblog
心療内科デー。
待ち時間2時間ちょっと。
その前に、金曜恒例の駅そば。
安定のコロッケ&かき揚げ。

今日はお腹が空いていたので汁も一滴残さず完食。美味しかった。

さて診察。

治療の副作用で中途覚醒が甚だしい私。
長年飲んでいる睡眠導入剤(マイスリー・ハルシオン)をやめて、睡眠薬(デエビゴ)一本に移行するのがクマ医師が企てているプランらしい。ということで早速ハルシオンの処方が今回からなくなった。

マイスリーとは20年弱、ハルシオンとは2年ぐらいの仲。
急にやめて大丈夫なのだろうか。
不安を打ち明けると、クマ医師がメモを片手に薬について力説してくれた。
(メモ、お守りにする!)



あとは仕事の話。
病気をした私の体はストレスが禁忌なので、意識改革してやり過ごしている旨を報告。


会計時に誰もいないので受付嬢とカウンター越しに談笑。
最近、縮毛矯正をかけた彼女に私の愛用しているトリートメントをお裾分けしてあげた。
喜んでくれて幸甚。


帰宅後、「今週も一週間が終わった」とホッとして、メイクを落としてバタンQ。
薬をかみ砕きながら深い眠りに落ちていった。デエビゴ、やっぱりすごい。