黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

青梅 #08 昭和幻燈館~前編

2013-12-08 22:07:33 | 東京 URBEX
シリーズでお送りしている青梅。
異空間の街をずっと見て来ましたが、
最後はそんな青梅を凝縮したような場所、
『昭和幻燈館』です。

青梅

『哀愁』の看板と、怪人二十面相の体に書かれた
「映画看板とジオラマの迷宮、ようこそ『昭和幻燈館へ』」
にさそわれてふらふらと入ってみました。
実はこの幻燈館、町屋の記事で触れた昭和レトロ博物館の別館です。





青梅

「映画看板と~」とうたっている様に、
館内には板観氏の映画看板が沢山展示されています。





青梅

浅草十二階~凌雲閣の模型は、
東京江戸博物館のそれほどではありませんが、
かなり大きいです。
昭和幻燈館なのになぜ凌雲閣?と想うも、
まあそれはいいとして、
世界各国の物産店的だったと聞く凌雲閣は、
一度訪れてみたかったものです。





青梅

看板も凌雲閣もいいのですが、
なんといってもジオラマです!
ここのジオラマ、半端ないです!






青梅

『青梅猫町通り』と題されたジオラマは、
とある旅人が青梅の町にふらりと辿り着くと、
町の人も、お店の主人も、みな猫で、
客を呼ぶ声も猫なで声だったという架空の町の話。
妖しげなる灯りの使い方も素晴らしいですね。。





青梅

架空ながら本当にあるかのような商店街。
カフェマタタビ、清酒猫正宗、
とにかく猫づくしです。





青梅

つまみも雀、トカゲ、ネズミ料理。。。





青梅

カフェマタタビは客引きをしているところをみると、
いわゆる「カフェー」ですね。





青梅

ジオラマは全てミニチュアですが、
それでも街全体を造り込んだ大きなサイズのものから、
その一角や店だけが造られた中規模のもの、
そして覘き窓からみる小さなものまで様々です。
これは昭和の青梅を再現したジオラマ。





青梅

板壁に板塀、膝丈スカートのセーラー服。
すべてが昭和へタイムスリップです。


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