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黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

長崎さるく #19 恵比寿市場

2009-07-09 00:24:30 | 長崎さるく
JR長崎駅のすぐ南側にある、
暗渠の上に作られた市場。
前回の記事では大黒市場をアップしましたが、
実はこの市場は2つの名前の市場が一続きになっていて、
奥へ進むと、いつのまにか恵比寿市場になります。
Mapion
なぜ大黒市場と恵比寿市場に分かれているのか、
などはお店の人に聞き忘れましたが、
Mapionをご覧になってもお分かりの様に、
市場の約3/4が大黒市場、そして1/4が恵比寿市場です。



この場所が大黒市場と恵比寿市場の境目になります。
左側が大黒市場、右側が恵比寿市場です。





境目を反対側から見た画像です。
右側が大黒市場なので、店の幌には大黒店と書いてあります。
コンクリの板が敷かれた通路には穴があったので、
この下には川が流れているはず、と思い、
小石を蹴り込んで耳を澄ませましたが、
水に落ちる音は聞こえませんでした。



休日は全ての店が閉まって、
まるでシャッター通りの様相です。






長崎市内には最近マンションの建設が増えたらしく、
至る所に新築のマンションを見かける様になりました。
市場のすぐ横にも真新しいマンションが建設され、
新旧の入れ替わりの象徴的な光景を作り出しています。





恵比寿市場の終点です。
大黒市場の建物がそれぞれ独立していて、
増築3階建て系だったのに比べ、
ご覧のように、恵比寿市場は極めて長~い長屋作りで、
建物の中央を貫通する様に通路が造られています。
2階のベランダが木製の部屋もところどころ目につきます。



そして市場を抜けると道を挟んで、
再び開渠が始まります。
川を見る限り水は流れているので、
やはり市場の下には水流があるのでしょう。
次回は市場の中へ入ってみようと思います。

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