黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

長崎さるく #62 崇福寺・蘭盆勝会

2010-11-28 04:42:01 | 長崎さるく
長崎さるくの第三シリーズ。
以前にアップした長崎4大唐寺の一つ崇福寺で、
「蘭盆勝会」という、中国暦のお盆が行なわれていました。



以前の記事にもアップした様に、
ただでさえ中国情緒溢れるお寺ですが、
こうしてお盆の装いになると、一段と中国感が増します。







某国民的ドラマでも、後半の長崎の話で、
最初の頃に登場した崇福寺は、
この中国盆のように赤い提灯が沢山つるされていました。







このお寺の中国盆は、
長崎市内はもちろん、全国から中国系の人が集まって、
お盆を祝うのだそうです。







金山・銀山と呼ばれる、
紙で作られた1.5mくらいの高さの飾り付け。
お盆は9/4~9/6まで行なわれ、
9/6の夜にはこれらが燃やされるそうですが、
残念ながら6日の夜はいなかったので、
みることが出来ませんでした。







お供物。







境内にはピンク色の太く長い線香が炊かれ、
むせ返る程の香りと紫煙が立ちこめます。







上から2枚目と3枚目の画像に映る門は、
国宝の第一峰門ですが、
その入口に奇妙な彫像が置かれていました。
なんだろうと気になってとりあえずウェブサーチ。
するとこちらのサイトに詳しい説明がありました。

七爺八爺(ちーやぱーや)といって、
人間の魂を冥土につれて行く役目の神様

だそうです。

長崎んことばかたらんば』さん、ありがとうございます。

でも、そんな大役、大丈夫か?
と不安になるルックスでした。

※NOV. 29, 2010 リンク切れ修整しました

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