るぅあんのブログ”晴れが好き!”

店情報『aboutRouen』に続く、日々の雑感をつづっています。スウイーツの情報などの交流の場にしたいと思っています。

立憲、「反対ばかり」のレッテルにひるむな!

2024年06月04日 | 日記


政治資金規制改正法案をめぐって
国会特別委員会が騒がしい。

自民党案は相変わらず不透明で、
不徹底で、自分たちに不都合な改正など、
天からやる気はないようだ。

公明党は、やはり部分的賛成に回った。
維新も加わった。

さあ、どうなる?
立憲はどこまで頑張れるだろうか

■企業団体献金の廃止
■政治資金パーティーの廃止
■公職選挙法の「連座制」と同様の仕組みの導入
これが野党案だ。

大体『キックバック』自体を立憲は、
2年前から岡田克也さんの鶴の一声で、
とっくに廃止しているって話。
古賀茂明氏のメルマガで知った。

そのメルマガは、すでに5月1日の配信だ。
古賀氏は、今回の審議で
上記の3番目を、次のようにすべきと言っていた。

■政策活動費の廃止
「連座制」は自民党の目眩(めくらま)しだという。
政策活動費の廃止こそが譲れない要素なのだという。

一体、自民党は、
政党交付金の制度がなぜあるのかを
忘れていないか。

企業・団体献金も政治資金パーティーも
贈収賄そのものだ。

献金してくれたら、
パー券を買ってくれたら、
お礼にこうして(減税や研究開発費の助成など)あげますから
という構造になっている。

そんなことは誰もが勘づいている。知っている。
知っているくせに、
そうじゃないと言い張っているのが
自民党という党なのだ。

いや、維新の会もそうかもしれない。
「個人献金」はいいんじゃないですか、
なんて言っている。
あてにならないかもしれない。

野党案は、真っ当だ。
しかし今まで
真っ当なことを主張すると、
理想論だ。頭がお花畑だ、
と切り返されてきた。

政治家が、
大企業や団体と「取引」をしているこの状況を、
本気で改革しようというなら、この案しかない。

反対ばかり?
だから、どうした?
10年後の「透明性」など、
今の誰が責任をとれるというのか?

誰も生き残っちゃいないでしょう。
と、逆に切り返してやればよい。
本気で改革する気がない人が、
何をかいわんや、である。

野党よ。ひるむな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森永卓郎著『書いてはいけない』を、是非読むべきだ。

2024年04月09日 | 日記

4つの章からなっているが、
最後の章「日本経済墜落の真相」は若い人にも身近な問題だ。
いや、今、誰でも読むべき本だと思う。


さて、その日本経済墜落の原因は、
1985年8月12日にあった「日航123便墜落」にあるという。
墜落・墜落と語呂合わせじゃあるまいし
にわかには信じられないだろう。

ところが、
この「123便墜落」に関する判決が、
40年近くたった今頃、
去年の6月1日、東京高等裁判所で下された。

一体、何の裁判か。
123便のボイスレコーダーと
フライトレコーダーの開示を求めての
裁判だったのだ。

原告はこの墜落事故で夫を亡くした
吉備素子さんと言う人。
事故後まもなく、
原因追及もまだなされていないなか、
差し出されるまま、賠償金を受け取り、
「和解」したはずのこの人が、
なぜ、この裁判を起こしたのか。

結果、今回棄却され、
その棄却理由は
『「和解」の約束にあったでしょ。』
というものだった。

航空機事故があった場合、
ボイスレコーダーやフライトレコーダーの開示は、
今や当たり前のことだ。
それなのに「和解」後は、
何があっても、どこにも文句は言わない
という「約束」なんて、おかしくないか。

それらが「どこを探してもない」というならともかく、
38年前にちゃんと発見されているのに。
今も現物は保管されているのに、なぜか。

日本政府はその時、何かを隠ぺいする必要があったのだ。
自衛隊が関わっていたこと。
訓練中の自衛隊機の誤射だった、ということを。
その当時まだ、自衛隊の存在が
今のように受け入れられていなかった時に起きた過ち、
ということ。

そのことで、ロッキード社に口裏を合わせてもらったため、
未だにアメリカ政府の言うことを、
なんでも聞き入れなければならない羽目に
陥ってしまったのだということ。

墜落事故の41日後の「プラザ合意」
著者が、「日本経済集団リンチ事件」と呼ぶ『合意』。
この後、日本経済が、
転落・墜落していった発端がそこにあるのだとしたら?

是非、読むべきだと思う。
ガンのステージ4を宣告された著者、渾身の本だ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」の話だった

2024年02月29日 | 日記


藤井彰夫著『「正義」のバブルと日本経済』という本を、”よみうり堂”の書評で知った。(書いた人は櫻川昌哉という経済学者・慶応大教授だった)
素晴らしい書評で、もう読まなくても分かったような気になった。
が、”気がしただけ”で、ちっともわかちゃいないということが自分には大いにあるので、読んでみることにした。

この本は、次の9つの構成でなっている。
➀地価を下げることこそ正しい
➁銀行救済に税金投入はけしからん
③日本はものづくり国家、額に汗して働け
④弱い中小企業は皆救うべきだ
⑤堕落した官僚は懲らしめろ
⑥金融政策はあらゆる手段を
⑦高齢者は弱者、皆で助けよう
⑧人口減少は国家的危機
⑨拙速な改革は避けよ

著者はこれらの「正義の言葉」と日本的心情に巧みに訴える「物語」が世論を形成して、誤った経済政策に結びつき、日本経済を歪め、迷走させてきた、と書いている。

この本の表題にいう「正義のバブル」というのは、その時多くの人が賛同あるいは反対できない「正義」の物語がいきすぎたものをさす。

例えば➀の「地価をさげるべきだ」について。
今から30年前、土地の急激な値上がりが庶民がマイホームを手にする夢を打ち砕き、持てる者と持たざる者の格差を広げ、地上げなどによる乱開発が、経済の資源配分をゆがめているという批判が強まっていた。
政治もこうした世論に突き動かされて、地価対策に動いた。
地価対策はまず土地取引への届け出制など直接規制から始めた。が、投機が収まらず次第に劇薬的対策「金融・税制による対策」に踏み込んでいく。
そして「税制措置」も動員。
ところがそれらの規制を解除するのが遅れたため、土地バブル崩壊を促進する要因になってしまった。
加えて日本のバブル経済が崩壊した後だったので、資産デフレの谷をより深くしたのではないか、という。「失われた30年」はこうやって始まったのだった。

いきすぎた「正義」の物語=「正義のバブル」はある時点では正しいのだが、その時や状況が変化すると「やりすぎ」や「間に合わない」ことになってしまう。

要はバランスの問題だ、と著者はいう。
だが、そのバランスをどこで、どうやって、誰がとるのだろうか。
というと、日銀総裁しか思い浮かばない自分だった。

いやしかし、この本の意図しているところは、その時の「正しさの大合唱」にいつまでも参加していないで、こんなこと(制度)続けていたらどうなるかと、一人一人も考えてみる必要があるよということだ。

30年前、地価を下げろと世間が大合唱していた時期、テレビや新聞も大騒ぎをしていたのだから、関心を持ったり覚えていそうなものだが、全然記憶にない。
「不動産融資の総量規制」などという言葉は、どこの国の言葉かと思ったほどだ。そのあとの「地価税」も然り。

著者の藤井と言う人は、日経新聞の編集委員長をした人。この本で、「日本経済」の流れを、時を追ってどういう風に世の中が動いていたのかをひも解いてくれた。

同様に➁~⑨までの「正義のバブル」についても、どうしてそういう事態になったのか(正義の物語が出て来たか)、関連する事柄を整理し明確にしてくれたので、時間があればまとめてみたいと思っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明けましておめでとうございます

2024年01月01日 | 日記

今年の干支は『甲辰(きのえたつ)』(上の画像はその『甲辰』の篆文という書体)

どんな年かというと、「大自然が躍動する」という。
何か、とんでもなく大きな変化(良くも悪くも)がやってくるということ。
また、「挑戦の年」とする解釈もあった。

甲(きのえ)は十干の第一位。方位は「東」。五行は「木」。植物の『種子の皮のついている芽生え」をさす。
漢字の意味としては、「すぐれる、第一となる、または最も優れたもの」とある。「第一となる」については、「甲乙がつけがたい」という言葉があるからわかりやすいだろう。
また『甲』は「甲冑」の漢字があるように、「戦い」や「争い」に縁があるともいえる。正月早々、物騒な話になるから、ふれたくない組み合わせだ。

『辰』は十二支の第五位。方位は「東南東」。月は「陰暦の三月」。時刻は「午前八時」。動物は『竜』または『龍』があてられている。
十二支の動物の中では唯一架空の生き物だ。その漢字は、「王者」「豪傑」(将棋の『竜王』もここからきていると思われる)。「大きい」「めぐみ・いつくしみ」「やわらぐ・おだやか」という意味がある。

また『龍』は、水や海の神であり、「よく雲を呼び、雨を降らせ」、そうしながらはるか天を目ざして昇る姿から、”混沌の中から一気に解決に向かう兆し”と捉える見方もあるようだ。

まとめとして今年を未来志向するなら、
「見つからなかった解決方法の糸口を見出し」、
争っている者らは「甲冑」を脱ぎ矛(ほこ)をおさめ、
「安らぎとおだやかな生活を取り戻す年」と見ることが出来るだろう。

是非、そう願いたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この状況をどうしたらよいのだろう・・・・・古賀茂明氏の指摘していること(その③)

2023年10月26日 | 日記


その③は、太陽電池(ペロブスカイト電池)と経産省の体たらくについて。

ペロブスカイト電池という太陽電池は、薄膜材料を活用しているため、折り曲げられる。
軽くて薄いため、車の屋根にもつけられる。
この電池。なんと日本が最初に開発した電池だそうだ。


実は、我が家の〇リウスの屋根にもこの初期の太陽電池(この時の仕様書にはソーラーパネルとなっているが)が、、12年前から載っている。
ただし、駐車時の車内のエアコントロールに特化した装置なので、この電池で走行はできない。しかし暑い夏、凍り付く冬の日に最初に車に乗り込むとき、なんとなく車内をそれほど暑くも冷たくもない状態に保っているというスグレモノである。(〇ヨタから宣伝費をもらっているわけではありません)

この電池を作るその工程は、材料を塗って乾かすだけの簡単なものなのだそうだ。
が、この技術、いつの間にか基礎研究でも量産化でも中国に追い抜かれ、大差をつけられ、日本はいわゆるかすんだ存在になってしまったそうだ。

その原因が、経産省にあると古賀氏は指摘している。

そう言えば先日、その電池のニュースが流れていた。
日本の技術者が開発したその「電池」に本格的に取り組むのだ、というものだった。
しかし、その映像の場所は中国のある工場の中だった。

(古賀氏の指摘を読む前のことだったにもかかわらず)何か変だなと思った。
”日本が開発したといっているのに、取り組むのは中国の工場でなのか。”というちぐはぐさ。
要するに量産化に当たっては中国の工場を頼りにしているのだ。

その中国は、江蘇省の拠点に8000万元(約16億円)をかけ、生産能力年1万キロワットのラインをつくり、22年から量産に入り、23年には生産能力を10倍にするという計画で進めているそうだ。

片や日本の企業。積水化学とカネカが25年以降に量産化する計画で、東芝とアイシンはこれから事業化を目指すのだという。遅々としている。

せっかく日本の技術者が革新的な技術を開発しても、再生エネルギーに積極的でないから政策として予算を回そうとしなかった原発推進の経産省。

スマホでも、敗北が決まった時「次は5Gの時代が来るからその機会に逆転する!」と言っていたそうだ。
その5Gで負けると、「6Gの時代では逆転する!」と言った。

負けが決まると、過去の失敗を反省せず、直ぐに「次世代の技術で逆転する」という夢を語る。これがわが日本の経産省のなのだそうだ。

どの世界でも「反省のできない人は、進歩できない。」と言われている。
負けは素直に認め、次を真剣に追求する方が結果的に時間の無駄にならないし、はるかに効率的だ。
だが、優秀な人は自分が間違うなど信じられない。その代わりに、明るい未来を夢見た方が自分の気分は明るくなるのだろう。

日本のトップにいて、行政の方向を決める人たちが「夢」から覚めるのはいつか。
それにしてもこの状況。夢は夢でも、若者たちがますます未来に「夢」を持てなくなり、絶望し、自暴自棄に走るのではないかと、心配でならない。

このところ国会は、選挙前の(一時しのぎ)バラマキ減税論を話し合っている。「総理の言い分が理解できない。」などと、事もあろうに与党の中から質問する茶番劇を演じている。
まともに考えたら取り組むべき課題は別にあるだろうに、この日本を本気でどうにかしようと考える人間はいないらしい。与党という集団には。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする