まるこの「時事和訳ブログ」

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韓国のサッカー連盟が旭日旗の掲揚を非難

2013-07-31 | Weblog

 

韓国のサッカー連盟が、日曜日の試合中に日本ファンが旭日旗を振っていたので韓国ファンが日本を非難する横断幕を掲げたのだと主張しています。旭日旗は第二次世界大戦時に日本の軍隊が使用したものです。

韓国のサッカー連盟は、水曜日に、横断幕について日本サッカー連盟が抗議の手紙を送ったことに関して東アジアサッカー連盟に返答しました。

ソウルで行われた東アジアカップの期間中に、韓国ファンが「歴史を忘れる国に未来はない」と書いた大きな横断幕を掲げました。

日本のサッカー連盟は、横断幕の表示は試合での政治的発言を禁じている世界サッカー連盟FIFAの趣旨に反するものだと手紙で訴えました。

韓国の連盟は、旭日旗の掲揚は韓国人の過去の苦難を象徴すると主張しています。

韓国は、旭日旗は戦前の日本帝国陸軍を思い出させるとしてスポーツのイベントでの旭日旗の掲載に抗議しました。

日本の下村大臣は、韓国ファンの行為は韓国の文化レベルを疑わしくすると言い、韓国の外務相は、その発言を無礼で非常に遺憾だと言いました。

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日本ファンは何故今の時代に旭日旗を持参して掲揚したのでしょうか。右傾化していると言われていることを証明しているようなもの、否、完全に右傾化していますね。どちらもどちらですが、互いに歴史的敵対心を持っていることは確実です。それが政治的問題の原因でしょう。解決策はあるのでしょうか。


3人のルーマニア人が偽造カードによる窃盗容疑で指名手配

2013-07-30 | Weblog

 

警視庁は、およそ900万ドルを盗んだ疑いで3人のルーマニア人を国際指名手配リストに載せました。偽造カードを使った容疑です。

窃盗は、合計でおよそ4500万ドルの現金を不法に引き出したとされる世界規模の陰謀です。昨年12月から20ヶ国以上の銀行口座から引き出されました。

容疑者は、オマーンなど中東の国の銀行カードの情報を乱用したようです。

日本では、2月20日の7時間半だけで東京のおよそ220の現金自動預け払い機から900万ドルが引き出されました。警視庁は9人の容疑者を特定しました。全て外国籍です。

9人のなかで3人のルーマニア人を指名手配して国際警察機構経由で国際指名手配リストに載せました。

警視庁は、20代から40代と思われる6人の男女の映像をウエブサイトに載せました。

5月初めに、米国司法省は、陰謀に関わった容疑でニューヨークの犯罪集団の8人のメンバーを告訴したと言いました。

警視庁は取り調べを行い、他国の警察と情報交換する予定です。

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この事件は知りませんでした。東京で、わずか7時間半で現金自動預け払い機から900万ドルが引き出されたなんて監視体制が不十分ですね。世界を股にかけた荒稼ぎ事件は全員逮捕で収束ということになればいいのですが。

↓警視庁のHPから

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/jiken/jikenbo/sotokutai/sotokutai.htm


日系アメリカ人が市民的自由の権利の支持者を称える

2013-07-27 | Weblog

第二次大戦中に収容所に抑留されていた日系アメリカ人の市民権回復に寄与したことに対して3人のアメリカ人が表彰されました。

日系アメリカ人の市民団体が前コロラド州知事ラルフ・カー氏の功績を称える賞を作りました。カー氏は、1941年の日本の真珠湾攻撃の後の米政府による日系アメリカ人の抑留に公然と反対しました。

授賞式は、金曜日に、日本大使公邸で行われました。

故ロナルド・レーガン大統領は、1988年に市民的自由の権利法を制定したことで死後賞を受けました。

法制定により、拘留された60,000人の日系アメリカ人が賠償金として1人20,000ドルを受け取りました。

他の2人の受賞者は、ジム・ライト元下院議長とノーマン・ミネタ元下院議員補佐官です。

90才のライト氏は、「正しい事を行なっただけだ。間違いを自ら認めその間違いによって被害を受けた人全てに保障を行なっている米国は偉大な国だ。」と言いました。

日系アメリカ人の市民団体は、今後も日系アメリカ人社会を支援してくれる全ての人にこの賞を贈る予定です。

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どの国にも抑圧された外国人の歴史があります。日米開戦により日系アメリカ人も敵国人として抑圧的に扱われました。でも、勇気ある政治家によって彼らの人権が回復され補償もされました。そういう日系アメリカ人社会に協力や支援をしてくれる人に感謝の賞を与える制度が彼らにより設立されたという嬉しいニュースでした。


フランシス法王が平等を訴える

2013-07-26 | Weblog

 

フランシス法王は、ブラジル訪問中に更なる平等な社会を呼びかけました。

法王は、3月の就任以来初の外国訪問を行っています。初のラテンアメリカの国の出身です。

彼は、木曜日に、リオ・デ・ジャネイロの北部のスラム街を訪れて住民と共に過ごしました。

法王は、誰も不平等に対して無神経であってはならないと語り、人々に世界のために精力的に働くよう促しました。

スラム街は麻薬貿易や暴力犯罪の温床になっています。スラム街は警戒が緩いと住民は言います。

電気や水の供給だけでなく他のサービスも不十分です。

住民の1人は、若者が殺された通りを法王が歩いているのを見て感動したと言いました。

フランシス法王は、若者が社会活動をすることを提唱しています。ブラジルの若者が不正な行為に対して敏感であり、変化の先駆者であるよう励ましました。

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ブラジルのカトリック教徒の数は、年々、減っているそうです。そんな中での法王のブラジル訪問。それでも大勢の信者が集まって法王を敬愛しているようですが、爆弾が仕掛けられるなど反感も買っているようです。いろいろな状況が考えられる中で、フランシス法王は信者に接近して抱擁したりキスをしたり寛容さを十分に発揮しているようです。異例の庶民的な法王のようですね。


国連安保理が中東の和平交渉再開に期待

2013-07-24 | Weblog

 

国連安保理のメンバーがイスラエル‐パレスチナの和平交渉の再開に希望を表しました。

メンバーは、火曜日に、中東の状況を話し合うために会合を開きました。

ケーリー米国務長官は、先週、イスラエルとパレスチナが直接交渉の再開を基本に据えた合意に達したと語りました。対話は3年近く滞っていました。

会合の出席者は、地域の不安定要因であるパレスチナ問題を解決する方向で対話を再開することに期待感を示しました。

米国連副大使で今月の安全保障委員会代表のディカルロ氏は、イスラエルとパレスチナの指導者は果敢に前向きに問題に取り組もうとしているので称賛されるべきだと言いました。

パレスチナの国連特使マンスール氏は、「真の和平を実現するにはイスラエルが2国家共存の原則に従い、入植地の建設を止めることが必要だ」とイスラエル側をけん制しました。。

イスラエルの国連大使のプロサー氏は、「和平に必要なのは、テロと決別し民衆を共存へと導く指導者だ」言いました。

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せっかくですが、このプロセスは実現しないと思います。イスラエル国内に入植を続けることを強く主張している保守強硬派がいる限りネタニヤフ首相は入植を断念できないでしょうし、パレスチナ側ではガザに反イスラエル強硬派のハマスがいます。

尖閣諸島の対立と同じくらい困難極まりないのではないでしょうか。

私の予想が完全に裏切られるよう祈るのみです。