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テキサス州の裁判官が妊娠中のムニョスさんの生命維持を止めるように命ずる

2014-01-25 | Weblog

 (写真)テキサス州は妊娠中絶を国内で最も厳しく規制しています

テキサス州の裁判官が、女性が妊娠しているという理由で取り付けられている生命維持装置を脳死状態の彼女から取り外すように病院に命じました。

ウォレス裁判官が、病院に月曜日の夕方までにムニョスさんの生命維持を中止するように命じました。

33才のムニョスさんが、11月に、意識を失って倒れた時、妊娠14週でした。血栓があったと思われます。

病院は、州法が妊娠中の患者の延命治療を拒否することを禁じていると主張しました。

ムニョスさんの夫エリックさんは、1月14日に、病院に対して訴訟を起こしました。終末事情に精通している救急救命士として、救命の努力は彼女の意思に反するものと主張しています。

「妻ムニョスは、事実上死亡しているのだから、遺体に更なる外科的処置を行うことは非道だ。」と彼は裁判所の文書で述べました。

裁判所の書類にも、テキサス州の健康安全規約の下で、ムニョスさんは事実上死亡しているので、妊娠中の患者には相当しないと規定しました。

33才の ムニョスさんは、11月26日に、夫にキッチンの床で発見されて以来、意識不明の状態が続いています。夫婦の二人目の子供を妊娠していました。

血栓が可能性のある原因に考えられています。

ムニョスさんの弁護士は、その後、病院の治療記録によれば、妊娠22週で11月に医療手当を受ける前にしばらく無酸素の状態があったムニョスさんの胎児は明確に異常であると明かしました。

金曜日に、ウォレス裁判官は、病院は月曜日の午後5時までにムニョスさんの生命維持装置を外さなければならないと命じました。

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州法では中絶はさせられない、しかし、母親は死亡している。およそ2か月の葛藤がある中で、裁判官が声明維持の除去を命じました。彼女の夫が自分の知識と経験から延命を疑問視して裁判を起こしました。


ラッコ:ケルプ(大型コンブ)の森を維持して地球の気候を救ってくれる

2014-01-22 | Weblog

 

(写真)ラッコは可愛いだけではありません。この毛羽立った海洋哺乳類は気候を維持し嵐の被害を避けてくれるケルプの森を守る重要な役割も演じてくれるのです。

北太平洋の海岸に房のように漂っている大量のケルプは地球の最も豊かな海洋生態系のひとつを成しています。避難場所をそこに見つける魚は広大な海の食物網や巨大な漁場を形成します。

ケルプ床は嵐から海岸線を守り、熱帯雨林と同じくらい効果的に温室効果ガスを吸収します。ケルプの森の最もかわいい生息種の一種ラッコは森を守る重要な存在です。

いくつかの場所では、温室効果ガスを吸収するこの貴重なケルプが飢えたウニの大群によって食べ尽くされて消えつつあります。

この映像の中で、海洋生態学教授のジェイムズ・A・エステス氏とカメラマンのダウ・アラン氏と生態学的経済学者のサンジャヤン氏が、ケルプを食べ尽くして豊かな命を育む場所を破壊するかもしれないウニをラッコがどのようにして食べるかを示しています。つまり、ラッコはできるだけ多くの温室効果ガスを吸収する場所づくりを手助けしているのです。

私達は直物を植えることによって空中の二酸化炭素を減らすことができると考え勝ちですが、ラッコのような動物がケルプの森を育てる手助けをしているという別の解決策を提供していることが分ってきました。

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ラッコはかわいくて大好きで、水族館に行くとラッコの前から離れられません。そのかわいいラッコが、温室効果ガスを吸収するケルプがウニに食べられないように(?)ウニを食べる!? そして気候変動を調整してくれている!! もちろんラッコだけに頼る訳にはいきませんが、立派な役割をしてくれているかわいいラッコに「ありがとう」


カラチでパキスタンのポリオ接種の医療従事者が射殺される

2014-01-21 | Weblog

 (写真)政府は、最近、ポリオ予防接種キャンペーンを始めました

政府が新予防接種キャンペーンを始めた翌日に、カラチで3人のポリオ接種従事者が殺されたと政府筋。

報告書によると、カヤマバッド地域で発砲があり、ポリオの予防接種を行っていた男性と2人の女性が殺されました。

国内のポリオ・チームを標的にした一連の発砲事件の最近のものです。

犯行声明は出していませんが、タリバンは国際的な諜報活動に情報を与えるものとみなしてポリオ計画に反対しています。

パキスタンは、ポリオが風土病として蔓延している三カ国の一つです。 一部に過激派が集団予防接種キャンペーンに武装抵抗しているからです。

他の2国はナイジェリアとアフガニスタンですが、WHOはこれらの国では改善が進んでいることを強調しています。

インドは、先回の調査から3年経った今年初めにポリオの根絶を発表しました。ポリオに対する世界的な取り組みと大規模かつ持続的なワクチン・キャンペーンの画期的な結果です。

しかし、パキスタンでは、イスラム教徒を不能にする西欧の陰謀の一環と非難する過激派が医療従事者に対する暴力キャンペーンを行っています。

12月には、ワクチン計画がタリバン集団に影響力を持つとされる有名な宗教学校の支持を得ていたにもかかわらず、ポリオワクチン・チームで働いていた3人がパキスタン北西部で射殺されました。

最近の発砲は、カラチを州都とするシンド州の保健省が全国規模のワクチン・キャンペーンの一環として760万人の子供達に接種を始めた翌日に起こりました。

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世界でわずか3か国のポリオ発症の国パキスタンは、タリバン集団が存在する限り根絶は不可能かもしれません。

記事には書かれていませんが、米軍がオサマ・ビン・ラデンを殺した時、協力をしたと言われているパキスタン人医師のことを思い出します。こういうこともタリバンを反西欧に駆り立てているのでしょうか。

↓経過と結果:

パキスタン北西部部族地域の裁判所が、彼に国家反逆罪で禁錮33年と罰金約27万5千円の実刑判決を言い渡しました。

医師はポリオ予防接種キャンペーンを企画し、予防接種をおこない、ビンラディンや家族からDNAサンプルを採取し、身元特定に貢献したとされています。 これに対し、米国はパキスタンにアフリディ医師を釈放するよう何度も求めています。

インドのムンバイでの葬儀の殺到で18人死亡

2014-01-18 | Weblog

(写真)白いスカーフを身に着けて葬列に参加した多くの人々

インド西部の都市ムンバイで大勢の人が殺到して少なくとも18人が死亡、40人以上が負傷しました。

金曜日に死亡したイスラム教徒の精神的指導者の家に多くの会葬者が集まった時に事故が起こったと地方役人が伝えています。

シイドナ・モハメド・ブルハヌディン氏の遺体が置かれている家の門が閉じられた後に人々が押しつぶされたようだと報じられています。

シーア派イスラム教の一派のダウーディ・ボーラ地域社会のその指導者は102才で亡くなりました。

故人の葬儀は土曜日の午後に予定されています。

ここ数年、インドでは多くの人々が同じような悲劇で死亡しています。

10月には、マディア・プラデッシュ州のヒンズー教の祭典に人々が殺到して115人が圧死しました。

2011年には、ケララ州の祭りで100人以上が死亡しました。

2008年には、チャムンダ・デビ・ヒンズー教の寺院のジョドパーズのメヘランガール城塞の中で220人以上が死亡しました。

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インドではお馴染みになってしまったような事故です。 人口が多いので熱心な信徒が多いのでしょうが、彼らが我先にと争うので殺到が起こるのでしょう。 葬儀の主催者は警察と共同でもっと計画性のある方法を取るべきですね。


映画館でフロリダの男性がメール問題で射殺される

2014-01-14 | Weblog

(写真) Cobb Grove 16 映画館で映画を見ようと待っている人々

警察によると、退職した警官がメールのことで議論になりフロリダで映画仲間を射殺しました。

71才の前警官のリーブズ氏が、彼の真正面に座っていた男性に携帯メールを止めるように数回求めた後、発射したとパスコ郡保安官が言いました。

43才のアウルソンさんは病院で死亡しました。

二人の男性は共に妻を伴っていて、タンパ北部のウエズレー・チャペルでマチネー映画の予告編を見ていました。

目撃者のカミングズさんは、犠牲者は3才の娘にメールを送っていると説明していたとFOX13テレビに語りました。

リーブズ氏は第二級殺人罪で起訴されています。

二組の夫婦がCobb Grove 16 映画館で戦争映画「Lone Survivor」を見ようと待っていた時に騒動が起きました。

リーブズ氏はマネージャーを呼びに映画館を飛び出ていきましたが一人で戻ってきました。

「3~4秒後に再び議論が始まった。」とカミングズさん。

「彼らの声はだんだん大きくなって喧嘩のようになった。誰か分らないが、誰かがポプコーンを投げた。それから、バンという音がして彼が射殺された。」

アウルソンさんの妻のニコルさんは、夫が撃たれたちょうどその時に彼の肩に手を置いたので怪我をしたと保安官のトビン報道官が言いました。

報道によると、観客の中にいた看護婦が犠牲者の緊急の蘇生を試み、非番の副保安官が射殺した男を拘留しました。

「男性の犠牲者は死亡しました。女性はけがをしましたが命に別状はありません。」とトビン氏。

AP通信によると、リーブズ氏は1993年に退職した時部隊長だったとタンパ警察署のマクエルロイ氏は言いました。退職後、彼は近隣郡犯罪防止委員会の委員でした。

Cobb劇場グループの映画館は観客を外に出して閉鎖したと報じられています。

「気違いじみている。我々の映画館でこのような事件が起こるなど考えた事が無い。」とする映画館の従業員の話をABCニュースが伝えました。

ニューヨーク・タイムズのベストセラーを元にした「Lone Survivor」はマーク・ウエールバーグが演じます。アフガニスタンのタリバンに対して命がけの秘密任務を行なう4人のネイビー・シールズの話です。

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映画館で、メールがうるさいからと発砲して人を殺す…。怖い現実です。アメリカは一般市民が銃を持っているので映画館でもおちおち映画に集中できないのかもしれません。本当に早く銃規制法が考えられないものでしょうか。