大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

猛毒暴魔 Aパート

2011年08月25日 18時49分56秒 | 武装神姫

今回ご紹介する武装神姫は、バトルロンド最終参戦神姫で最後を飾るサソリ型神姫“グラフィオス”。前回ご紹介したウェスペリオー
と同時期に発売された=同じデザイナーに設計された神姫となるわけですが、武装の大半が背中のリアパーツに集中していて、他
の武装は上腕部と足と頭部のみと、結構共通点がありますね。サソリと言うモチーフだけに、鋏型サブアームと長い尻尾が特徴。


素体状態はこんな感じ…もうイーアネイラやウェスペリオーが土下座
して許しを請いそうな凶悪な肌色率の高さ。でも、脚部がストッキング
風の塗装になっているのはウェスペリオーと同様。あ、でも踵が肌色
になっているのが違うか。
それと、胸部中央にサソリ状のマーキングがあります。


ご尊顔拝見…デフォ顔はムッとした顔にも見えるし、それとも眠そうな顔にも。そしてオプションフェイスは笑顔、と
言ってもニヤリと笑った顔なので、クセは有るけど使い勝手は意外に良いかも。

バトルロンドでは、一人称は“俺”のマスターさえ見下ろす姉御タイプ。我侭で唯我独尊、高慢な人柄ですが意外に
とても善人で、口調は荒いけどマスターを心配してくれたり助言をしたり、バトルに負けた時にはマスターに見捨てら
れると思って平謝りしたり…その辺のギャップが楽しい奴です。数々の名言を持ち、「“いい人”と言われたからといっ
て浮かれるな、それは“どうでもいい人”と言う意味だ」とか「俺の嫌いな言葉は“希望”だ。好きな言葉は“野望”、い
つまで待っても望みはやってこない、自分で掴みにゆくのだ」と言った、結構深い意味の言葉を説いてくれます。本人
は砂漠育ちを自称し、バトル中にも「砂漠の荒野の辛さ…こんな試合の比では無いぞ」とか「“砂漠に咲く一輪の花”、
そう呼ばれた時期もあった…と言う事にしておいてくれ(案外ロマンチスト?)」と言いますが、神姫とは元々が人間に
作られた小型ロボットなので、おそ松くんのイヤミ同様にあんた砂漠に行ったこと無いだろ?との野暮なツッコミは無しで。


それでは武装の解説を。
前髪と一体となったバイザーパーツですが、玩具設定では特に名称は無し。装着時には前髪パーツごと交換します
が、これちょっと塗装が残念なことになってます。そして、ウェスペリオー同様にこちらにも喉にネックパーツ有り。

バトルロンドでは、当然ながらグラフィオス専用パーツ。名称は“サソリ型マスク”…流石にテキトー過ぎやしませんか?
重量 1 命中10 索敵10、ヘッドギアとしてはちょっと物足りない感じ。専用パーツなんだから、もう少しステータスが上
がってくれても…。ネックパーツは“カテーラR”、重量0でコーディネートアビリティ“SPダメージダウンLv3”有り。
重量0だから気軽に付けられます。


胸部パーツは二種類あり、共通しているのはどっちも巨乳であること。巨乳パーツと言うのは、腕を動かす時ぶつかって
何かと使いにくいものですが、左のパーツは左右のアーマーにより胸が真ん中に寄っているので、少しだけ腕可動の邪
魔にならないのは嬉しいところ。形状から察するに、右のパーツは非武装状態で使う意図で用意されたのでしょう。
デザイナーの間垣涼太氏って、巨乳に拘りのある人らしいし。

バトルロンドでは、左が“グランデ・ブレストパーツ”で右が“ペルグランデ・ブレストアーマー”と言う名称が付いています。
グランデとは、それどこのキール星人ですか?ステータスはどちらも共通なので、お好みの方をどうぞ。重量3 回避-60 
防御50 対スタン20 機動-10 耐熱10と、防御に特化したステータスです。同じ巨乳パーツのイーアネイラの持つ“ペネ
ロペイア・BCDユニット”と比較すると重量3 防御40 対ダウン10 対スタン10 回避-10 機動-5 耐水5と、サソリ胸の
方が動きにくい模様。このパーツにはコーディネートアビリティがあり、該当属性であるインセクトコーディネートが成立する
と“打撃ダメージダウンLv2”発動、打撃攻撃に限りダメージを半減させます。ちなみにこのパーツ、グラフィオスより同じイ
ンセクト属性にして防御タイプのランサメント、こいつに装備させた時その力を最大限に発揮します。この組み合わせは、
バトルロンド内でも最強クラスじゃないでしょうか?


“シャバト”、小型シールドを思わせる形状の肩パーツです。適度なメカディテールが、小さなパーツにメリハリを与えて
くれています。でも上方向に突き出ているので、場合によっては頭を直撃することも。このシールド状パーツを直に上腕
部につけているのではなく、まず上腕部にパーツを取り付け、そこに神姫ジョイントでシールド状パーツを接続する形に
なっています。つまり、二つで一つのパーツなのですよ。

バトルロンドでは、“ウメルス・ショルダーパーツ”と名称が変更されています。重量2 回避-10 防御25 対スタン5 
耐熱10、ステータス内訳はこんな感じです。見た目ほど重くないです。ショルダーアーマーの中で防御25と言うのは
かなり高い数値、さすがはサソリ型。そして、これにも耐熱が付いてますね。あ、忘れてましたけどこれバトルモード
必須パーツです。


リアパーツ、こちらもデカくて撮影しにくいといったら。
上半身に重心が集中していますが、ウェスペリオーと違い尻尾で支えられるので、直立状態に限り転倒する心配はまずありません。

バトルロンドでは、“インペトゥス”と言う名称になっています。重量8 回避-90 防御60 対スタン40 対ダウン60 機動-30 耐熱20と言う
のがステータス内容、例によってマイナスされる回避率。この事から、グラフィオスは相手が懐に飛び込んでくるのを待つ戦法の神姫と言え
るでしょう。追撃スキルが備わっていますが、それは後述。そして、コーディネートアビリティで貫通ダメージアップLv2(防御力を無視し数値
通りのダメージを与える貫通属性攻撃、その威力が20%アップ)、バトルモード必須パーツその2。


尻尾は“サルガス・テールユニット”、複数の関節を神姫ジョイントで連結された形状になっています。しかし見た目ほど
動かず、節々が動きそうに見えますが実際は固定されている節もあって、実際に動くのは五箇所だけです。あと、尻尾
の先に針が付いていないのが残念。付けられなくはないんですが、やっぱりデフォで付けて欲しいですよ。

バトルロンドでは、リアパーツとセット扱いなので単品では出てきません。


サブアームの可動は非常に自由度が高く、ご覧の通り尻尾も含めグリグリ動きます。が、腕関節を接続しているのは大半が神姫
ジョイントなので、根元をしっかり掴んで動かさないとジョイントが折れますので要注意。
余談ですが、このサブアームは玩具設定では“ブラキウム”という名称が付いています。


尚、私はバトルロンドではサブアームをこんな形にして使用していました。と言うのも、せっかくサブアームが有るのにバトルロンド
ではこれを使わないんですよ。これで切り裂く攻撃スキルくらい有っても良さそうなもんなのに。


上面部のハッチを展開すると、そこにはミサイルポッドが。ウェスペリオーにもありましたが、これまで武装神姫はミサイルポッドが不足して
いたので嬉しいところ。これでデフォでミサイルポッドを備えた神姫は…ランサメントとウェスペリオーとグラフィオスで三体目?


相手に攻撃を命中させた後、このミサイルポッドを展開し一斉射するのがグラフィオスのスキル“ロドリーペイン”。
しかしそれだけでは終わらず…?


発射したミサイルの雨が敵神姫に襲い掛かり、その間に素早く接近し…?


巨大な尻尾で一撃を食らわすサマーソルトアタック!
これはグラフィオス最強スキルで、習得レベル25 消費SP600 攻撃2200 命中10HIT 射程0~150の近中攻撃、命中時に相手のSPを-20%ダウン
させ、更に素体の耐熱性能が破壊力にプラスされます。砂漠育ちを自称するグラフィオスだけに、非常に相性のいいスキル。ただし最強スキル=切り
札なので、これ使う前に他のスキルを出しやすいです。そしてミサイル攻撃しておきながらも、意外に近場でも使えるんですね。


最後にレッグパーツ。従来通り脛パーツごと取り替えるレッグパーツですが、今まで有りそうで無かったハイヒール状に
なっているのが特徴。ミクロマンじゃ結構有ったんですけどねハイヒール。ハイヒールだけに自立性は今一つですが、グ
ラフィオスはデフォで尻尾があるので問題ありません。足首関節にちょっと癖があり、後ろには問題なく動きますが前方
には殆ど動きません。

バトルロンドでは、“カリガ・レッグアーマー”と言う名称が付いています。
重量3 回避-50 防御80 対スタン10 対ダウン20 耐熱10、そしてコーディネート関係無しにSP回復量ダウン無効
(相手攻撃で付けられるSP回復低下の状態異常を無効化)になるのが嬉しい所。さり気なくこれもバトルモード必須
パーツ…実際はバトルモードには使わんのに。


今度は武器の解説を。
“ズベン・エル・ゲネブ”と“ズベン・エル・カマリ”、片手持ち用のダガーです。ちなみに、どっちがどっちなのかはよく
分かりません。よく見ると、これハンドガンの意匠もあるデザインなんですよね。銃口とトリガーがありますから。武装
神姫でこういう武器は珍しいですね。

バトルロンドでは、二つとも別扱いなのでちとややこしい。まずズベン・エル・ゲネブが重量2 攻撃300 命中10/2HIT 
射程0~100の近距離用、準備7 硬直30 ダウン30。次にズベン・エル・カマリが、基本的にズベン・エル・ゲネブと同
じですが重量2 攻撃250 貫通効果有りと微妙に違います。この二つは両手持ちが可能ですが、その際は両方が貫
通攻撃となります。命中は低いですが、威力が高くても200前後が相場のダガー系では驚異的な破壊力。準備時間も
異常に短く、先手を取りやすいです。リーチも長く、ダガー系でこれだけ長いのは多分無いんじゃ?
つまりグラフィオスもバランスブレイカー。


“イクリル”と言うそうです…このデカい頭、仮面ライダー龍騎のストライクベントみたいなものは一体何の武器なんだと
思いましたが、バトルロンドだと口からニードルを発射していた、エウクランテのゼピュロス同様にニードル発射式ハン
ドガンの様です。でも玩具では、口が開くだけでこれでハンドガンと言われても。上と左右に張り出した角が派手でかっ
こいいのですけど、ここが薄くて気をつけないと折れそうで…。

バトルロンドでは、上記の通りニードル発射式ハンドガン。
重量4 攻撃320 命中80/4HIT 射程100~400の中遠距離用 準備30 硬直40 スタン70 ダウン100…なんだこの
異常に長い射程距離は。しかも攻撃320だし、ハンドガンの中じゃ最強クラス。まるで悪い冗談。しかし手が付けられな
いくらい強いというわけでもなく、弱点はハンドガンの中じゃ重いことと命中が低いこと。かと言って、スキルもあるし最後
のバトルモード必須パーツでもあるので、外すか否かはちょっと悩む。


スキルは“アンタレスブレス”、イクリルの口から火炎放射する技です。習得レベル5 消費SP250 攻撃950 命中4HIT 射程100~200の中距離用 
準備220 硬直280 そしてこれも素体耐熱性能で威力アップ。習得レベルも消費SPも低めですが、その割には一発の破壊力は700~900近いと言
うのは凄い。そして耐熱性能がプラスされれば1000を超えます。うーん、やっぱりバランスブレイカーだなぁ。バトルロンドって、終盤は“もう最後だか
らバランス崩壊してもいいや”みたいな投げやり感がありますなぁ。しかも、これも過去にあったスキルモーションの流用だし。


“レサート・ロッドシステム”、三叉で凶悪なデザインの矛です。
よく見ると、大きく突き出た二枚の刃は“ズベン・エル・ゲネブ”と“ズベン・エル・カマリ”をそのまま使ってます。見た目
も派手でデカくて、グラフィオスの武器じゃ一番好きです。尚、中央の短い刃には玩具設定では“シャウラ”と言う名前が
あります。でもシャウラって何でしょう?きっとシャチとウナギとラッコの頭文字でしょう。

バトルロンドでは、重量4 攻撃500 命中-100/3HIT 射程50~200の近中距離用 準備50 硬直80 スタン100 
ダウン100 貫通効果有り。見た目ほど重くなく、それを考えれば槍の中じゃ最強クラスじゃないでしょうか?弱点は
ご覧の通り、命中がマイナスされることなので、貫通効果や貫通ダメージアップも踏まえて打撃ダメージダウンとか
で防御力を上げている=回避率が低めな相手にだけ使うと割り切った方がいいでしょう。例を挙げるとデフォで打撃
ダメージダウンLv2を持つ防御型神姫、“ブライトフェザー”の天敵。


そしてこれにグラフィオス最後のスキルがありまして、その名は“アラクラン”。
まずレサート・ロッドシステムを左右にブンブン振り回し…。


先端を突き出し、炎を纏わせ決めポーズ!かっこいいぞ!


逃げ場の無い敵に向かって一直線!


上から左右斜めに二回切りつけ、隙を与えず三回連続突き!
尚、画像では相手神姫が燃え上がってますが、実際はそんなことは無く槍の先端が燃えているだけです。何故そうしたかって?
撮影の都合です。この画像で槍先端を炎で包むと、画像的に五月蝿くてしょうがなかったんです。


槍を回転させながらハイジャンプ、仰け反っている敵神姫目掛けて…?


とどめの斜め一閃!当ブログでは全部ではありませんがバトルロンドのスキルをフィギュアで再現するのが特徴です、このアラクランで最後なので
気合入れて作りました。これだけで三日は掛かったなぁ…。苦労して作りましたけど、これ紅緒の槍スキルとモーション同じなんですよね。
習得レベル15 消費SP400 攻撃800 命中7HIT 射程0~200の近中距離用 準備140 硬直100 貫通効果 素体耐熱性能で威力アップ。
このスキルはランサメントのブラストホーンラッシュの様に、グラフィオスの主力攻撃スキルと考えていいです。耐熱性能上げておけば、あと相手にも
寄りますが場合によっては一撃で1800ダメージを叩きだす時もあります。ちなみに、普段は大体1000~1200前後でしょうか?消費SP300で近中遠
距離で使えたブラストホーンラッシュに比べると使い勝手では落ちますが、その破壊力はやはり魅力。
ですが、グラフィオスには致命的な弱点があり…詳しくは後述。


さて、取り説には掲載されているこのパーツ、掲載されているだけでどの様に使うのか全く書かれていません。
変形にも使わないし、ウェスペリオー装備との合体ギミック(があります)にも使いません。


猟奇的な画像に見えますが、形状から察するにこんな風に使うとしか思えないんですよ。購入してからこれがずーっと
謎だったのですが、ググッてようやく分かりました。


こんな風に使うのが正解みたいです。サソリだけにラミアモードなんでしょうか?巨乳だけじゃなく、こんな形でもイーアネイラに喧嘩売る
とは流石ですサソリの姐さん。でもこの状態であのデカいリアパーツ付けたら…転倒しそうなのでやめておきます。
尚、バトルロンドではこんなものはありません。


ウェスペリオー同様に、装備一式はドローンに変形します。
サソリ型ドローン“ウィリデ”、ウェスペリオーのコウモリ型ドローン“ルブルム”もかなり纏まった変形をしていましたが、こちらも
中々の完成度…に見えます。


ご尊顔拝見…こちらも無機質なデザインですが、何処となく帝国ゾイドを思わせる形状。しかしこれ、よく見るとショルダー
パーツそのまんまじゃないですか。ウェスペリオーは多少は変形していたのに、その辺が残念。


ショルダーパーツがそのまま付いているので、後ろ側にも顔があります。この二つを中継しているパーツは上記のラミア
モードに使ったパーツに形状が似ていますが、実は似ているだけで全く別のパーツです。


素体及び余りパーツはこんな感じ。流石にレッグパーツは使い道がありませんなぁ、バトルロンド内じゃバトルモード
必須パーツなのに。レサート・ロッドシステムが丸々余っているように見えますが、中央のシャウタもといシャウラが無
くなっています。つまり、ウィリデに使用しているのですよ。


これはウィリデの尻尾です、サソリといえば尻尾の毒針が最大の特徴ですが、その毒針に先程のシャウラが使われ
ています(真ん中の突き出た部分がそれです)。でも尻尾に直にシャウラは付けられず、イクリルを中継パーツとして
使用しています。その為、ただのサソリ尻尾とは一線を画した、トゲトゲした派手な形状がかっこいいです。しかし…。


元がイクリルなので、後ろから見ると顔がそのまんま付いているのがイヤン。武器モードにも言える事ですが、バイザー
で目を隠すとかやって欲しかった。


ウェスペリオーのルブルムは可動じゃかなり厳しかったもんですが、ウィリデはワキワキと動きます。
動くのは両腕と尻尾のみとは言え、サソリキャラならここだけ動けば充分でしょう。


真上から見ると…意外にスッカスカ!もうちょっと隙間を詰められなかったのでしょうか…
先程お話しした“中々の完成度…に見えます”とはこういう意味です。


素体との大きさ比較、平たいのであんまり大きく感じませんが、尻尾の長さだけを見るとそこそこ大きく見えます。


もちろん、ミサイルポッド開閉ギミックは健在。ルブルムもそうですな。


バトルロンドでは、これまで通りバトルモードで使用します。
バトルモード名は“ウィリデインザヒート”、攻撃名は“デスストーカー”、モーションはこれまでのランサメント、エスパディア、ウェスペリオーと同様です。
発動中は必中ダメージ半減、状態異常無効、貫通属性有り、耐熱性能で威力上昇のアビリティが付きます。威力は大体800~1000前後…だっけ?
すいません忘れました。でもスキル等の必中攻撃を半減できるし、貫通アビリティもあるしでこれもまた強力なバトルモード。しかしこのウィリデが貫通
攻撃なのは上記の通りですが、“あらゆる貫通攻撃を無効化する”アビリティのインセクト装備一式には全く歯が立たず、いくら攻撃してもダメージ0です。


では、グラフィオスの総合ステータスを挙げてみましょう。
攻撃20 防御215 回避-210 命中10 機動-40 耐熱50 対スタン75 対ダウン80…こりゃまた極端に偏ったステータスですな。防御は高いけどそれとほぼ同じ数値でマイナスされる回避率、パワーは有るけど命中率はたった10、レサート・ロッドシステムなんか命中率がマイナスされているのに。これって一応バランス調整の為?機動もマイナスされますけど、グラフィオスの武器は意外にリーチが長いので何とかなるでしょう。

次に、各アビリティを挙げてみましょう。

打撃ダメージダウンLv2⇒打撃ダメージ半減
SP回復量ダウン無効⇒相手からのSP回復量を下げる状態異常を無効化
SPダメージダウンLv3⇒相手に3ターンの間、SP回復量を下げる状態異常を付ける
貫通ダメージアップLv2⇒貫通攻撃+20%

打撃ダメージ半減以外は案外地味な能力ですね。元が強いから、あんまりアビリティがたくさん付いても困りますからまぁこんなもんでしょうか?

では、これから先程お話しした“グラフィオスの致命的な弱点”をお話しします。グラフィオスはスキルも含め貫通攻撃が多いです、両手持ちダガー、槍、槍スキル、そしてバトルモード…7つの攻撃手段の内の4つが貫通攻撃です。防御型神姫の天敵ではありますが、バトルモードのテキストでも触れた様に“あらゆる貫通攻撃を無効化する”アビリティを持ったインセクト装備一式にはもう手も足も出ません。つまり、攻撃手段の半分以上が全て無効化されてしまうのですよ…これは厳しい。

貫通攻撃じゃないのはイクリル、アンタレスブレス、ロドリーペインの三つのみ。強力なスキルが残ってはいますけど、これだけで勝つのは至難の技ですよー?特にスキル、高確率でアンタレスブレスでは無く貫通効果のあるアラクラン出されてSPを無駄にする事が多いので。そんな事から、グラフィオス同士が戦った場合も、お互いにダメージが入らない泥仕合になりやすいです。そして、「サソリ胸付けたランサメントにも打撃ダメージダウンLv2は適用される⇒ランサメントは銃撃メイン⇒グラフィオスは銃撃ダメージはアビリティで軽減できない⇒しかもランサメントはインセクト属性なので貫通無効」となるので、ただでさえ強いランサメントがそうなったらまず勝てないんじゃないですか?

AIを教育してアンタレスブレス等の貫通の無い攻撃メインで戦う様にすればいいですが、だったら他の武装で固めた方が早いですよ。最強クラスではありますが最弱にもなり得る、その辺も極端なグラフィオス。しかし私でも比較的早くSクラス取れましたから、その強さは折り紙付きです。


総評としては、同時発売されたウェスペリオーと比較する事になりますが、あちらと比べると動かし甲斐のある作りだと思います。足はハイヒールだけど、尻尾の三点
倒立のお陰で転倒しにくいし、サブアームが派手に動くし挟みも開閉出来るしで、翼を動かしてシルエット変更やりたいのに出来なかったウェスペリオーの不満点はあ
りませんでした。ただ、あちこち動かすことでジョイント破損の危険性が有るのは同じですなあ。カブトクワガタもそうですけどね。一言に言えば“惜しい出来”…かなぁ?
イクリルも顔に見えない様に工夫して欲しかったし、あの四本角は気をつけて扱わないと折れそうだし。こうしてみると一長一短ですなぁ。
全体的に注意点はアルトレーネに近い感じですので、いじる際にきっちりと力加減の出来る人ならどうぞ。プレイバリューの高さは保障します。

尚、サソリはインセクト=昆虫じゃなくて蜘蛛に分類されるんだとか。甲殻類じゃないのね。


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