エルエルラボブログ

広島の不動産に関わる出来事や、思っていること、その他もろもろ適当に書いていく予定です。

「ハコヅメ」泰三子著(講談社)

2022年01月06日 | 
去年読んだ漫画です。
夜寝る前にスマホで「コミックシーモア」の無料マンガをよく読むのですが、たまたま全く期待せず読み始めました。
テレビドラマになってたのは知ってたけど、ラブコメの一種かなと思ってたしね。
いやあ、めちゃくちゃ面白かった。
次の日ツタヤのレンタルコミックで続きを大人借りです。
女性警察官が主人公で、設定や背景がやたらリアル。交番勤務の警察官がユーモアたっぷりに描かれてるんだけど、結構シリアスな回もあって考えさせられることも多い。

著者は実際に元女性警察官だったらしい。どうりで。
二芸に秀でていたら食うに困らないというけど、自らの経験をもとにここまで読ませる漫画が描けるとは凄まじい才能です。
両さんをはじめ警察漫画は多数あるけど、「ハコヅメ」は別格だと思いました。

「ハコヅメ」は女性警察官、「2月の勝者」は中学受験。最近読んで面白かった漫画は結構ニッチなテーマが多い。「チ。」なんて地動説がテーマだもんね。こういった特殊なテーマや設定で個性的な作品が生まれるあたり日本の漫画文化は奥が深いなあ、と唸らされます。じゃあお隣の韓国みたいに世界進出ができるかというと、そういう風にはできてないんだよね。大人にまで漫画文化が根付いた日本ならではというか。ドラえもんやワンピース、キャプテン翼なら世界に出れるのにね。

ベストセラーの小説が世界中で読まれるように、日本の大人向け漫画が世界中で翻訳されて読まれるようになれば、日本文化再評価につながると思うんだけど。いや、実際に読まれるかどうかは別にして日本の出版社は、ネットで多国語翻訳版を配信すべきだよね。これって結構なビジネスチャンスのような気がする。もうやってるかな?さすがに。




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