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自己紹介
ジェレミー・ブレットのファンになって早十数年。ジェレミーの同人誌作り、ファンクラブと活動した時期がありました。ブランクもあったけど、やはりグラナダホームズ、ジェレミー・ブレットは私の人生の一部です。
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「三破風館」 1
グラナダホームズ鑑賞日記
/
2008-12-13 00:46:10
今日は、「三破風館」の鑑賞です。
「思い出」シリーズは、ファンには辛いシリーズですが、
ジェレミーが命を注いで作った作品達ですので、皆さんと一緒に味わえたらと思います。
ジェレミーの長年の友人で、シリーズでも面白い脚本を書いているジェレミー・ポール、
監督も、「4つの署名」「ウィステリア荘」のピーター・ハモンド。
ストーリーも面白く、ビクトリア朝の裏の顔もまた興味深い回です。
では、早速。
とある事件を担当とすることになったホームズは、その相手から脅しを受けます。
ホームズを追い詰めている相手は、黒人ボクサーのディクシー。
最初から、この頑張りですよ、ジェレミー!
「Bending The Willow」の作者も書いていますが、本作でジェレミーはかなり体力的にしんどかった様子。
それなのに、スタートからこの演技です。
本作では、ジェレミーは感情の起伏をいつも通り上手に演技しています。
ただ、やはり体力的な落ち込みは相当で、よく聞くと微妙に声に疲労感が出ている気がします。
そんな中、本当に頑張って演技していると思います。
ホームズに手を出そうとすると、ワトスンが駆け込んできます。
(ちなみにこの時は、対戦しませんが、物語の後で、ワトスンは実際に彼と対決します。)
ディクシーは、ホームズに本件から手を引かないと大変なことになると言います。
ホームズをこのように脅す黒幕は、誰なのか。
また、どのような事件なのか、興味がわきます。
ホームズがやられそうになると、飛んでくるワトスン。
二人のこういった友情、ワトスンのいつもながらの正義感が表れていますね。
ディクシーが去ると、二人は早速、本件の依頼者のところへ行きます。
依頼者は、真ん中のおばあさん。
ある住宅仲介業者から、「住んでいる屋敷を、丸ごと買い取りたい。何も持ち出さないでくれ」という条件と引き替えに、法外な値段を提示されているという。
この奇妙な提案の裏には、何があるのかという相談でした。
依頼者から相談を受けている時に、誰かが盗み聞きしているのを感じるホームズ。
盗み聞きしているメイドを、ステッキを使って引っ張り出します。
最初は、何もしらぬ振りをしていましたが、ホームズに観念し、表情を一変させます。
この時のジェレミーの動き、面白いですよね。
ステッキで大きな音を出し、スーザンを驚かせて、
そのままそのステッキで彼女を引っ張り出すんですが、さすが慣れたステッキ使い!
こういうところ、ホームズらしくてすごく良いですよね♪
しかし、辛いながらも、結構動きのあるシーンが多いんですよね。
本当にジェレミー、頑張っています!
「黒幕を教えろ」とのホームズに、
スーザンは、「1000ポンドくれる人を、たかが10ポンドで売れる?」と憎々しく答えます。
この一連のスーザンの受け答え、本当に下品で憎たらしいものになっています。
彼女といい、黒幕といい、今回は、女性の演技が光っています。
スーザンが出て行った後、依頼者と3人で話を再開します。
どうやら、依頼者の孫が死んだ後、この屋敷に何か残ったこと、
孫は女性関係が原因で亡くなったことが分かります。
この表情は、すっきりして、良い顔ですねー♪♪
依頼者の家を出ると、なんとホームズを脅しに来た黒人のディクシーの姿が!
本件は、相当きな臭い感じです。
ホームズは、ワトスンに「今夜はリボルバーが要るね」。
ロンドンに戻り、本件の黒幕について調べます。
情報屋のパイクに、依頼者の孫の交際相手を聞きに行きます。
このシーンの推理ゲーム、面白いシーンです。
こうした道ばたの人への推理は、「ギリシャ語通訳」のマイクロフトとホームズのシーンを思いだし、ニヤリとさせられます♪
それにしても、一瞥しただけで、ここまで推理するホームズはさすがです!
とうとう、情報屋のパイクから、ホームズは黒幕の女性の名を聞き出します。
依頼者の孫は、イザドラ・クラインという未亡人と付き合っていたのです。
彼女が、その砂糖王の未亡人イザドラ。
黒人ディクシーを使って脅しをかけるも、ホームズが本格的に事件に着手したことに怒っています。
「警告が手ぬるいからよ」と、心ない一言をさらりと言います。
ミルバートンばりの非情さをもつ、美しき悪女。
美しいものには棘がある、を具現化してますねー。
今回、このイザドラなくして、ストーリーは成り立ちませんでした。
本当に素晴らしい演技です!!
ミルバートンみたいなのは、ただ醜悪で鬱陶しいですが、
美しい女性だと、なぜか悪事もちょっと大目にみてしまえそう(笑)
もう、10枚もキャプチャーしてしまいました!
続きは、後編お見せしますね。
舞踏会のシーンや、黒幕との対決シーンなど、後半も見所いっぱいです!
後編は月曜日の深夜に更新予定です。
年末年始に、更新強化ウィークをしたいなぁと思っていたのですが、今年は無理そうです
ちょっと聞いてください、皆様。
旦那は、12月26日から忘年会の温泉旅行、そのまま帰ってきてロスに出張。
1月4日に成田経由で帰ってくるのですが、なんと成田からお義父さんも一緒に大阪に来て、6日までいるそうです。
そう、年末年始もずっと家事と育児ですー。涙。涙。
せめて、旦那がロスから帰ってきて、一日は自由時間があると思ったのに・・・。
うちは、日頃から旦那が忙しく、平日も土日も母子家庭。
正月くらいはゆっくり休めるかと思いきや、この有様でした。
やけ買い物してやります(笑)
また、落ち着いたら、更新強化週間しますからねー!
では、月曜日に♪
りえ(rie_002@goo.jp)
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グラナダ「思...
「三破風館」 2
»
コメント
「三破風館」懐かしいです。
(
Jey
)
2008-12-15 23:14:59
三破風館…
私にとっては思い出深いお話です。
以前こちらで一度だけコメントを書かせてもらった者ですが、りえさん憶えていらっしゃるでしょうか?
私は初めて見たグラナダTVのホームズがこのお話でした。その時はドイルの原作の三破風館を読んでいなかったので、これからどんな事件が始まるんだろうとわくわくしながらテレビを見ていた記憶があります。
後で原作の方を読んでみると、ラングデール・パイクとホームズの会話シーンがなかったり、ワトスンが大怪我しなかったりと、グラナダ版とはずいぶん違う印象を受けました。
おかげで、「あれっ?このシーン原作になかったんだ?」と何度も思いながら原作を読むことになってしまいました。普通逆ですよね。
グラナダ版の三破風館が、いかに原作の背景を膨らませてドラマをつくっていたかわかりますし、それでいてちゃんと原作の大筋からは外れずに完結しているのはすごいと思います。
実際にこの話をテレビで見たのはもうずいぶん昔のことになるのですが、何十回も見たせいか今でも内容をよく覚えています。劇中、最後にホームズが「時の力には逆らえないよ」とつぶやいていたシーンが印象深いです。当時は普通に聞き流していたこの台詞、確か原作にはありませんでした。私の勝手な想像なのですが、もしかするとこの台詞、クライン夫人のことだけではなくて、ホームズ自身、さらにはジェレミー・ブレット自身のことを言っているんじゃないかとふと思いました。ドイルの原作を全て完成させるべく激進してきたこのシリーズも、長い年月を経て少しずつ周りの状況が変化していき、当初と同じように作っていくことはできない…原作を忠実に再現した作品を生み出し続けたゆえに、新しい試みに挑戦しても、要求されるハードルはどんどん高くなっていく…そんな中、悪化していく自分の体調と闘いながらホームズを演じ続けたジェレミーの苦労は並大抵のものではなかったでしょう。
三破風館から始まる「思い出」シリーズが製作されていなかったとしたら…と考えると色々複雑に思うところはあります。でも、この作品が作成されていなかったら、私はジェレミー・ブレットが演じるシャーロック・ホームズに出会えなかったかもしれません。私は、ジェレミーが最後までホームズを演じてくれて、本当によかったと思っています。
りえさんの書かれている記事は、いつも楽しみにさせてもらっています。三破風館のキャプチャー画像を見て懐かしい気持ちになり、ついつい長々と書いてしまいました。
最近お忙しそうですが、体調にはお気をつけて。今年の風邪は一度ひくと結構しつこいみたいです。私は先月やられました。
それでは。
>Jeyさんへ
(
りえ
)
2008-12-20 22:37:15
長文コメント、楽しませていただきました。
それなのに、お返事遅れてしまって、ごめんなさいです!
Jeyさん、覚えていますよー。
(でも、コメントは一度だけというのが意外です。)
「三破風館」が、初めてみたグラナダ・ホームズとは、結構珍しいですよね。
パイクは、上手く脚色されてますよね。
この脚本は、「思い出」シリーズの中でも、かなり面白いと思います♪
仰るとおり、ホームズが、「時の流れ」にこだわるというか、そういう伏線をひいてある回でしたね。
時に逆らってやるというパイク、
もう若くないイザドラ。
そしてジェレミ自身も・・・。
ジェレミーのあの台詞は、私も劇中だけではないような気がして。
ジェレミーもハードウィックも、そして主要なスタッフも、シリーズも後半戦、時の流れを感じているはずです。
なんかホームズとしてだけでなく、ホームズの番組の裏のことまで考えてしまう台詞ですよね。
Jeyさんの様に、「思い出」シリーズからファンになられた方も、少ないですがいらっしゃいます。
初期のシリーズのジェレミーを見て、みなさん、びっくりされてます。
でも、このシリーズからファンになられるなんて、本当にこのシリーズ、そしてジェレミーを愛してくれてるんだなぁと、思います。
悲しいことではありますが、日本では「冒険」シリーズが一番盛り上がり、
その後は、徐々にファンは離れたていったりしましたからね。
これからも、ジェレミーを応援し続けましょうね♪
また、お時間のあります時、コメントお待ちしていますね。
(ちなみに、11月から喉の痛みが消えませんー。
Jeyさんも、ハードな年末、ご自愛下さい)
御返事ありがとうございます。
(
Jey
)
2008-12-26 01:37:47
りえさんも、この話の中にあった「時の流れ」という言葉に意味深な響きを感じていたのですね。「三破風館」は人生の華やかさと儚さを同時に描いた、一般受けはしにくいけれども渋いエピソードではないでしょうか。
「思い出」シリーズは何かと暗い印象を持つ話が多いので、ジェレミーの体調が悪いことを抜きにしても、気軽に鑑賞したい人には余計に敷居が高くなってしまっているはずです。私は「瀕死の探偵」や「金縁の鼻眼鏡」も繰り返し見ていますが、当時のジェレミーの状況を知っていたら辛くてまともに見られなかったかもしれません。
シリーズ後半になると、事件の犯人を突き止めたのに人の死を防ぐことができなかった話や、事件が解決したのに後味の悪い印象が残る話が増えてくるような気がします。「サセックスの吸血鬼」でホームズが、
「問題の原因を突き止めることと、解決することは全く別だね、ワトスン…」
と寂しそうにつぶやくシーンがあります。自分の能力を持ってしても歯が立たないような犯罪に何度も直面し、悪夢に悩まされたホームズが最終的にハイランドへ旅立つグラナダ版を見ると、ホームズの引退をドイルの原作とは違う形で表現しようとしていたんじゃないかと私には感じられます。
私の深読みしすぎかもしれませんが、こういう捉え方ができるのはジェレミーがホームズの人物像を徹底的に深く追求していった証拠ではないかと思うんです。ホームズを演じた役者は数多くいても、劇中での時代の変化を感じさせてくれるほどの長期間、しかも数多くのエピソードでホームズを演じたのはジェレミーしかいません。
原作そのままのホームズを演じたことに加えて、原作以上にホームズの人物像に奥行きを広げて演じたことは、もっと評価されていいんじゃないかと思います。
ところで、私が先月末引いた風邪は治るのに2週間以上かかりました。しかも、まだ声に違和感があるような気がします。きっと、この夜更かしがいけないんでしょうね…ジェレミーに「汝自身をいやせ」と言われてしまいそうです。
クリスマスは「ボール箱」の方が見た回数多そうなので、「青い紅玉」を3分で見ました。ホームズが無造作に投げ捨てた煙草の行方が気になるところです。
>Jeyさんへ
(
りえ
)
2008-12-31 23:00:18
またまた長文コメント、ありがとうございます!
楽しませていただきましたー♪
Jeyさんは、「瀕死の探偵」や「鼻眼鏡」も何度もご覧になっているんですね!
私は、もうこのシリーズは「見るぞ!見るぞ!」と気合を入れて、やっと鑑賞できるシリーズですので、
きっとJeyさんより見ている回数が少なそうです。
クリスマスも、「青い紅玉」より「ボール箱」の方が、回数が多いなんて、Jeyさんすごいです!
「吸血鬼」は、脚本的にどうかというのもありますが、
でも、新たな視点といところで、興味深い点がありました。
もうちょっとホームズの活躍が見たかったなぁ、というのはあります。
でもイギリスの小さな村でしたら、こういう扇動者もいそうで怖いです。
Jeyさんが仰るように、本当にこれほど深くホームズのことを分かって、
そして製作にも積極的に関与して、なおかつ、こんな長期間にわたり演じたのは、ジェレミーだけじゃないでしょうか。
こんなこというと、原作ファンに怒られるかもしれませんが、
ジェレミー・ホームズは、ドイルが考えていた以上のホームズかもしれない、と思うことがあります。
Jeyさん仰るとおり、ジェレミーはもっと評価されるべきですよね。
「青い紅玉」3分バージョンを楽しんでいただけて、ご紹介した甲斐がありました。嬉しいです!
今年は忙しいから見れないな、とあきらめる方もいらっしゃるかと思い、気分だけでも味わって欲しかったんです♪
風邪の件、私もまだ声に違和感ありますよー。
というか、治ったと思うころには、次の風邪ひいてたりするんですよね(笑)
年末年始こそ、体調を整えましょうね♪
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私にとっては思い出深いお話です。
以前こちらで一度だけコメントを書かせてもらった者ですが、りえさん憶えていらっしゃるでしょうか?
私は初めて見たグラナダTVのホームズがこのお話でした。その時はドイルの原作の三破風館を読んでいなかったので、これからどんな事件が始まるんだろうとわくわくしながらテレビを見ていた記憶があります。
後で原作の方を読んでみると、ラングデール・パイクとホームズの会話シーンがなかったり、ワトスンが大怪我しなかったりと、グラナダ版とはずいぶん違う印象を受けました。
おかげで、「あれっ?このシーン原作になかったんだ?」と何度も思いながら原作を読むことになってしまいました。普通逆ですよね。
グラナダ版の三破風館が、いかに原作の背景を膨らませてドラマをつくっていたかわかりますし、それでいてちゃんと原作の大筋からは外れずに完結しているのはすごいと思います。
実際にこの話をテレビで見たのはもうずいぶん昔のことになるのですが、何十回も見たせいか今でも内容をよく覚えています。劇中、最後にホームズが「時の力には逆らえないよ」とつぶやいていたシーンが印象深いです。当時は普通に聞き流していたこの台詞、確か原作にはありませんでした。私の勝手な想像なのですが、もしかするとこの台詞、クライン夫人のことだけではなくて、ホームズ自身、さらにはジェレミー・ブレット自身のことを言っているんじゃないかとふと思いました。ドイルの原作を全て完成させるべく激進してきたこのシリーズも、長い年月を経て少しずつ周りの状況が変化していき、当初と同じように作っていくことはできない…原作を忠実に再現した作品を生み出し続けたゆえに、新しい試みに挑戦しても、要求されるハードルはどんどん高くなっていく…そんな中、悪化していく自分の体調と闘いながらホームズを演じ続けたジェレミーの苦労は並大抵のものではなかったでしょう。
三破風館から始まる「思い出」シリーズが製作されていなかったとしたら…と考えると色々複雑に思うところはあります。でも、この作品が作成されていなかったら、私はジェレミー・ブレットが演じるシャーロック・ホームズに出会えなかったかもしれません。私は、ジェレミーが最後までホームズを演じてくれて、本当によかったと思っています。
りえさんの書かれている記事は、いつも楽しみにさせてもらっています。三破風館のキャプチャー画像を見て懐かしい気持ちになり、ついつい長々と書いてしまいました。
最近お忙しそうですが、体調にはお気をつけて。今年の風邪は一度ひくと結構しつこいみたいです。私は先月やられました。
それでは。
それなのに、お返事遅れてしまって、ごめんなさいです!
Jeyさん、覚えていますよー。
(でも、コメントは一度だけというのが意外です。)
「三破風館」が、初めてみたグラナダ・ホームズとは、結構珍しいですよね。
パイクは、上手く脚色されてますよね。
この脚本は、「思い出」シリーズの中でも、かなり面白いと思います♪
仰るとおり、ホームズが、「時の流れ」にこだわるというか、そういう伏線をひいてある回でしたね。
時に逆らってやるというパイク、
もう若くないイザドラ。
そしてジェレミ自身も・・・。
ジェレミーのあの台詞は、私も劇中だけではないような気がして。
ジェレミーもハードウィックも、そして主要なスタッフも、シリーズも後半戦、時の流れを感じているはずです。
なんかホームズとしてだけでなく、ホームズの番組の裏のことまで考えてしまう台詞ですよね。
Jeyさんの様に、「思い出」シリーズからファンになられた方も、少ないですがいらっしゃいます。
初期のシリーズのジェレミーを見て、みなさん、びっくりされてます。
でも、このシリーズからファンになられるなんて、本当にこのシリーズ、そしてジェレミーを愛してくれてるんだなぁと、思います。
悲しいことではありますが、日本では「冒険」シリーズが一番盛り上がり、
その後は、徐々にファンは離れたていったりしましたからね。
これからも、ジェレミーを応援し続けましょうね♪
また、お時間のあります時、コメントお待ちしていますね。
(ちなみに、11月から喉の痛みが消えませんー。
Jeyさんも、ハードな年末、ご自愛下さい)
「思い出」シリーズは何かと暗い印象を持つ話が多いので、ジェレミーの体調が悪いことを抜きにしても、気軽に鑑賞したい人には余計に敷居が高くなってしまっているはずです。私は「瀕死の探偵」や「金縁の鼻眼鏡」も繰り返し見ていますが、当時のジェレミーの状況を知っていたら辛くてまともに見られなかったかもしれません。
シリーズ後半になると、事件の犯人を突き止めたのに人の死を防ぐことができなかった話や、事件が解決したのに後味の悪い印象が残る話が増えてくるような気がします。「サセックスの吸血鬼」でホームズが、
「問題の原因を突き止めることと、解決することは全く別だね、ワトスン…」
と寂しそうにつぶやくシーンがあります。自分の能力を持ってしても歯が立たないような犯罪に何度も直面し、悪夢に悩まされたホームズが最終的にハイランドへ旅立つグラナダ版を見ると、ホームズの引退をドイルの原作とは違う形で表現しようとしていたんじゃないかと私には感じられます。
私の深読みしすぎかもしれませんが、こういう捉え方ができるのはジェレミーがホームズの人物像を徹底的に深く追求していった証拠ではないかと思うんです。ホームズを演じた役者は数多くいても、劇中での時代の変化を感じさせてくれるほどの長期間、しかも数多くのエピソードでホームズを演じたのはジェレミーしかいません。
原作そのままのホームズを演じたことに加えて、原作以上にホームズの人物像に奥行きを広げて演じたことは、もっと評価されていいんじゃないかと思います。
ところで、私が先月末引いた風邪は治るのに2週間以上かかりました。しかも、まだ声に違和感があるような気がします。きっと、この夜更かしがいけないんでしょうね…ジェレミーに「汝自身をいやせ」と言われてしまいそうです。
クリスマスは「ボール箱」の方が見た回数多そうなので、「青い紅玉」を3分で見ました。ホームズが無造作に投げ捨てた煙草の行方が気になるところです。
楽しませていただきましたー♪
Jeyさんは、「瀕死の探偵」や「鼻眼鏡」も何度もご覧になっているんですね!
私は、もうこのシリーズは「見るぞ!見るぞ!」と気合を入れて、やっと鑑賞できるシリーズですので、
きっとJeyさんより見ている回数が少なそうです。
クリスマスも、「青い紅玉」より「ボール箱」の方が、回数が多いなんて、Jeyさんすごいです!
「吸血鬼」は、脚本的にどうかというのもありますが、
でも、新たな視点といところで、興味深い点がありました。
もうちょっとホームズの活躍が見たかったなぁ、というのはあります。
でもイギリスの小さな村でしたら、こういう扇動者もいそうで怖いです。
Jeyさんが仰るように、本当にこれほど深くホームズのことを分かって、
そして製作にも積極的に関与して、なおかつ、こんな長期間にわたり演じたのは、ジェレミーだけじゃないでしょうか。
こんなこというと、原作ファンに怒られるかもしれませんが、
ジェレミー・ホームズは、ドイルが考えていた以上のホームズかもしれない、と思うことがあります。
Jeyさん仰るとおり、ジェレミーはもっと評価されるべきですよね。
「青い紅玉」3分バージョンを楽しんでいただけて、ご紹介した甲斐がありました。嬉しいです!
今年は忙しいから見れないな、とあきらめる方もいらっしゃるかと思い、気分だけでも味わって欲しかったんです♪
風邪の件、私もまだ声に違和感ありますよー。
というか、治ったと思うころには、次の風邪ひいてたりするんですよね(笑)
年末年始こそ、体調を整えましょうね♪