戦場スケッチ - 戦後 70 年の追悼 -

掲載のスケッチは田端敏雄さんの作品です。
リンク切れがありますが、ご容赦ください。

小安さんのビルマ戦記

2007年07月01日 | 戦争体験談

最近、貴重な「ビルマ戦記」に出会うことが出来ました。 下記のサイトをご案内して、詳述はそこに譲ることにしますので、是非、お読みください。 インパール作戦失敗後、日本軍は降伏間際の状況にありますが、まだまだ懸命に抵抗を続けている最前線の様子が手に取るように分かります。

私のビルマ戦記 小安歸一著 計 13 ページ

このブログを立ち上げた本来の趣旨である「田畑敏雄さんの戦場スケッチ」集をご案内するという意味からも、それぞれのスケッチが小安さんの言葉を借りて、まるで話しを始めたような錯覚に陥ります。

この地で亡くなられた多くの尊い命には真に不謹慎ですが、以前、TV シリーズでみた「コンバット」のように、ハラハラ、ドキドキが終戦日(昭和 20 年 8 月 15 日)まで続きます。 唯々、「よくご無事で!」の言葉しかありません。

小安さんは、次のような言葉で、ご自身の著作を締めくくっておられます。 今の若い世代では考えられないような青春 ・・・。 しかし、戦場から生還された方々が、戦後、急速に成し遂げることのできた産業・経済再建のリーダーであったことも忘れてはなりません。

"私たちの時代の者は殆ど皆、青春時代を何らかの形で戦争の影響を大きく受けている。 二度と味わうことの出来ない若き日々の数々を失ったのである。 しかし考えようによっては、ビルマで経験した連合軍との戦闘により、他では得ることの出来ない「何か」を確かに得たと思う。

この「何か」が人それぞれ異なるのである。 それは口に出して、これとこれ、というものでは無く、その人の心の中、または身体に沁み付いていると思う。 こう云って諦める他無いことである。"


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