ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

北海道の大御所 小樽ビール(その3)

2024-09-22 20:59:20 | ビール紀行(北海道)
前回の「小樽ビール」の続きです。


ビールメニューです。

     

     

定番3種に季節限定1種の全4種類。しかもガチガチの伝統的なドイツスタイル。このブレない姿勢が素敵です。

     

     

最初は「ピルスナー」を頂きます。爽快なホップの香り。モルトの旨味は控え目で、ホップの苦味がかなりしっかり響く。ホップのしっかり苦味が特徴のかなりドライなピルスナーです。旨い!まるでイエバーのよう。

     

     

続いては「ヴァイス」。バナナ系のしっかりフェノール香。モルトの旨味は香りに負けずしっかり芳醇。ヴァイツェンらしい酸味のアクセント。旨い!バナン系のしっかりフェノール香が特徴のボディしっかりヴァイツェンです。シュナイダーヴァイスを飲んでいるかのよう。

     

     

     

     

食事のメニューです。ドイツのビアホールらしい料理が並びます。昔は地ビールレストランと言えば、こんな感じのメニューが多かったです。

     

     

注文したのは「クラウトサラダ」。キャベツとベーコンにレモンの味付け。大きめのキャベツをバリバリと頂きます。かなりのボリュームでした。

(続く)



小樽倉庫No.1
北海道小樽市港町5-4
TEL:0134-21-2323

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
     
あああ         
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北海道の大御所 小樽ビール(その2)

2024-09-19 16:59:07 | ビール紀行(北海道)
前回の「小樽ビール」の続きです。


醸造所併設のビアパブの小樽倉庫No.1に到着。

     

歴史を感じる石造りの倉庫を利用したお店で風情があります。

     

お隣にあるのはハンバーグレストランの「びっくりドンキー」。小樽ビールの経営元はびっくりドンキーと同じ、株式会社アレフです。なのでびっくりドンキーで提供されているオリジナルビールは小樽ビールによる醸造です。

     

     

店内の様子。こちらは2階から見たフロアの様子です。こちらは醸造所とビアパブが別になっているのではなく、一体となっています。飲食フロアの真ん中に仕込みの釜が鎮座します。これ装飾ではなく、現役です。

     

しかもこの仕込みの設備をぐるりと囲むようにテーブルになっています。ここまでかぶりつきの席も珍しいでしょう。

     

どの角度から見ても、素敵なフロアです。ドイツに旅をしている気分になります。

     

店内は醸造設備を見学できるようになっています。こちらは貯酒タンク。横置きは珍しいです。

     

見学コース途中で発酵タンクを発見。しかも蓋が開いていて、中が見えるようになっていました。発酵途中なのがよく分かります。

     

今回はこちらの席でビールを頂きます。

(続く)



小樽倉庫No.1
北海道小樽市港町5-4
TEL:0134-21-2323

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
     
あああ         
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北海道の大御所 小樽ビール(その1)

2024-09-17 16:31:29 | ビール紀行(北海道)
北海道小樽市の「小樽ビール」はその歴史と規模の大きさから、北海道の大御所的な醸造所。大きな醸造所ながら、醸造所から100km圏内しかビールを流通させないというこだわりをもっています。ビールのスタイルはガチガチのドイツスタイル。ドイツのビール純粋令に基づき伝統的なスタイルを造り続けています。瓶ビールなどの流通製品を醸造するのは銭函醸造所。それとは別に小樽ビールの原点が小樽運河沿いの倉庫にある醸造所併設ビアパブ「小樽倉庫No.1」で、本場ドイツの雰囲気の中、ドイツ料理とともにビールを味わえます。昔は札幌市内にも直営店がありましたが、現在はないので、小樽まで旅をして頂く「地ビール」です。小樽倉庫No.1へのアクセスですが、JR小樽駅から徒歩約10分です。

     

     

快速エアポートで小樽駅に到着。函館本線もここまでは電化されて本数も多く便利です。

     

     

小樽駅と小樽駅前の様子。約30年前から何度もビール紀行で来てますが、この風景はほとんど変わってないですね。

     

     

     

小樽駅から醸造所へ歩いて向かいます。観光名所の小樽運河のある海の方向へ下って行きます。しばらく歩くと運河っぽいエリアに到着。

     

この景色は「ザ・小樽」。北海道の最も有名なスポットの一つです。

     

     

     

この運河の裏手の通りを歩いて行きます。すると右手にそれらしいお店が見えてきました。醸造所に到着です。

(続く)



小樽倉庫No.1
北海道小樽市港町5-4
TEL:0134-21-2323

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
     
あああ         
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

醸造所クオリティ ノースアイランドビール(最終回)

2024-09-12 21:54:18 | ビール紀行(北海道)
前回の「ノースアイランドビール」の続きです。


最初に頂いたのは「ピルスナー」。

     

     

こういう硬派で繊細なビールは醸造所で頂くのが一番。華やかなホップの香りとほんのりモルトの香り。モルトの旨味はピルスナーとしては、ややしっかり目で、ホップの苦味がしっかりながら心地よい。旨い!ほんのりモルトが香る、ややしっかりボディのピルスナーです。やはり醸造所クオリティは違いますね。

     

     

続いては「ヴァイツェン」(江別産の小麦使用)。ややクローヴよりのフェノール香。モルトの旨味はやや控え目で、嫌みの全くない心地よい酸味が効く。激しく旨い!綺麗なクローヴ香が特徴の、ライトボディのヴァイツェンです。これも醸造所クオリティ。

     

     

お次は「コリアンダーホワイト」。ベルジャンホワイトをベースに、オレンジピールを抜いてコリアンダーシードを増量したとのこと。コリアンダーシードのスパイシーな香りとベルギー酵母のエステル香が素晴らしく爽やか。モルトの旨味は控え目で、心地よい酸味が効く。激しく旨い!コリアンダーシードの爽やかな香りと綺麗な酸味が特徴のベルジャンホワイトです。

     

     

最後は「ミミックブリュット」で締め。シャンパン酵母による発酵で、フレンチオークのウッドチップを浸漬させたビール。確かに柑橘のようなフレンチオークの香りとかなり複雑な香り。モルトの旨味はやや控え目で、シャンパン酵母によるしっかり目の酸味が効く。旨い!

今回はこれにて終了。こちらのビール、伝統的なスタイルはもはや殿堂入りのレベル。特に、本来難しいスタイルのヴァイツェンは振り切るくらいの旨さ。限定ビールも意欲的でどれも素晴らしい仕上がり。札幌の直営店もいいけど、足を延ばして江別の醸造所で是非味わいたいビールです。改めてビールに旅をさせない重要性を考えさせられた機会でした。

     

     

食事をしていなかったので、近くのトリトンへ。北海道での回転寿司はここで間違いないですね。



SOCブルーイング株式会社
北海道江別市元町11-5
TEL:011-391-7775

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
     
あああ         
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

醸造所クオリティ ノースアイランドビール(その2)

2024-09-11 12:23:34 | ビール紀行(北海道)
前回の「ノースアイランドビール」の続きです。


醸造所に到着

     

     

こちらの建物の左下部分が醸造所のようです。入口は左の1階にあります。

     

     

1階の窓越しに醸造所の様子がうかがえます。仕込みの規模は1000Lで発酵兼貯酒タンクが1000L×12基、2000L×4基だそう。そのタンク数に驚きました。カナディアン時代のかなり小さな設備も確認できます。

     

     

     

売店の様子。醸造所併設の売店ですから簡易なスペースです。こちらでは瓶ビール、ケグビールの量り売り、グラウラーなどのオリジナルグッズを販売しています。

     

この日の瓶ビールメニューです。定番5種に限定ビール3種類。

     

     

ケグ出しのビールが2種類でした。

それではビールを頂きましょう。

(続く)



SOCブルーイング株式会社
北海道江別市元町11-5
TEL:011-391-7775

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
     
あああ         
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

醸造所クオリティ ノースアイランドビール(その1)

2024-09-09 08:48:40 | ビール紀行(北海道)
北海道を代表するビールの一つとして挙げられるのが、江別市の「ノースアイランドビール」。前身だった時代も含めると歴史は長く、老舗級の醸造所です。札幌市内に直営ビアバーがあるので、札幌に滞在する際には必ず立ち寄るお店になっています。その醸造所は江別市にあるのですが、週末の土曜日にビールの直売をされています(イベントなどで直売のない日もあり)。しかもケグ出しのビールをカップで提供されているようで、その場で頂けるようです。ビアバーもいいけど、醸造所からの移動がゼロのビールを飲んでみたく、醸造所を訪問しました。醸造所へのアクセスですが、JR函館本線の高砂駅から徒歩約15分です。

     

     

函館本線の高砂駅に到着。札幌から約20分程度と気軽に来ることができる近さです。

     

     

高砂駅北口に出て、北東方面を目指します。

     

     

     

住宅街を抜け、いったん国道沿いを進みます。そして北上。

     

     

     

スマホの地図を頼りに歩くこと約15分。醸造所の入る建物が見えてきました。到着のようです。

(続く)



SOCブルーイング株式会社
北海道江別市元町11-5
TEL:011-391-7775

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
     
あああ         
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

想像を超えた仕上がり 酒田トラディショナルビール(最終回)

2024-09-04 18:20:37 | ビール紀行(東北)
前回の「酒田トラディショナルビール」の続きです。


ビールを購入し、醸造所で試飲させていただきました。

     

     

最初は「ホワイトエール」を頂きます。ジューシーな白ぶどう系のホップの香り。モルトの旨味は控え目で優しく、ホップによる酸味がしっかり爽やかに効く。旨い!スタイルからの想像をいい意味で裏切る、ジューシーなホップの香りが特徴の超爽やかなホワイトエールです。

     

     

続いては「ペールエール」。うるち米のつや姫使用。やや抑え目の柑橘系のホップの香り。モルトの旨味はやや控え目で、ホップの苦味がしっかり目に効く。旨い!柑橘系のホップの香りが穏やかに香る、ドリンカブルなペールエールです。

     

     

お次は「IPA」。グラッシーなシムコーの厚みのある香り。モルトの旨味はしっかりで、ホップの香りに負けていない。ホップの苦味とほんのり酸味が後から追いかける。旨い!グラッシーで厚みのあるアメリカンホップと、それに負けないボディが特徴のウェストコーストIPAです。

     

     

最後の4種目は「スタウト」。気品のあるロースト香。モルトの旨味はややしっかりでまろやか。ローストによる渋味・酸味はなく、フィニッシュもロースト香が漂う。旨い!気品のあるロースト香と程よいボディ感が特徴の綺麗なスタウトです。こういう綺麗なスタウトはなかなか無いので貴重です。

今回はこれにて終了。こちらのビール、確かにトラディショナルだけど、それぞれ独自の解釈で個性が加えられている。特に、ホワイトエールのホッピー感は際立っていて面白い。でもスタウトの仕上がりは極めてスマートで綺麗で素晴らしい。イメージとラベルでは分からない、想像以上のビールです。

スタッフの皆様、この度は色々とお世話になり、有難うございました。東京から応援しています。



パイプ・ラインエンジニアリング株式会社 酒田工場
山形県酒田市京田4丁目8番地2

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
     
あああ         
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

想像を超えた仕上がり 酒田トラディショナルビール(その2)

2024-09-02 16:45:13 | ビール紀行(東北)
前回の「酒田トラディショナルビール」の続きです。


醸造所に到着。

     

     

パイプ・ラインエンジニアリング社の広大な敷地内の隅に醸造所がありました。ビールのラベルにもなっているこのオリジナルのマークが目印。

     

     

事前にお願いして醸造所の見学をさせていただきました。所狭しと設備が並んでいます。自社の金属管製造のノウハウを活かして配管など自前で設備を設置をされたそう。仕込みの設備は1000Lで、発酵タンクが1000L×4基という体制。発泡酒製造免許だそうですが、ビール免許並みの醸造能力です。今後のことを見据えると合理的な選択です。

     

     

瓶詰機とケグ洗浄の機械です。今後、醸造量が拡大した時は、瓶詰機はより能力の高いものに切り替えることになるでしょう。商品は現在は瓶での販売が大半だそうで、ケグは限定的とのこと。きっと東京のビアパブでも近いうちに登場することになるでしょう。

     

こちらで展開されているビールの種類は4種類です。確かにビールの種類を見ると、「酒田トラディショナルビール」というネーミングとあって、伝統的なスタイルですね。それでは瓶ビールを購入し、試飲させていただきます。

(続く)



パイプ・ラインエンジニアリング株式会社 酒田工場
山形県酒田市京田4丁目8番地2

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
     
あああ         
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

想像を超えた仕上がり 酒田トラディショナルビール(その1)

2024-08-30 09:59:15 | ビール紀行(東北)
今回からは山形県酒田市の「酒田トラディショナルビール」へのビール紀行をお送りします。酒田トラディショナルビールは昨年末に誕生したビール醸造所。かつて酒田市には山形麦酒がありましたが、その醸造終了から約20年を経て、酒田市にビール醸造所が復活しました。こちらの醸造所はパイプ・ラインエンジニアリングという金属管製造を行う会社が経営母体で、その敷地内に醸造所があります。ビールを飲む飲食施設はなく、直売のみ(東京にも直売所あり)。今回は事前にお願いして、醸造所の見学と有料試飲をさせていただきます。事前情報は全く無い「酒田トラディショナルビール」でしたが、その名称やラベルから得られる想像を超えた仕上がりでした。醸造所へのアクセスですが、JR羽越本線の酒田駅からバスを乗り継ぎ&徒歩で約40分です。

     

     

     

今回のビール紀行のスタートはJR酒田駅から。駅前の少し離れた所にあるバス停からバスに乗車します。

     

駅前からバスに乗車すること約20分。乗り換えのためにイオン酒田南店で下車します。

     

     

近くのバス停へ徒歩で移動します。

     

     

     

あきほ橋バス停からコミュニティバスに乗車します。バスに乗車すること約10分、「第四中学校前」で下車します。

     

     

     

あとはひたすら工業団地内の直線道路を進んで行きます。

     

     

     

前方右手にそれらしい看板が見えてきました。パイプ・ラインエンジニアリング社の右下に酒田トラディショナルビールの看板を発見。到着したようです。

(続く)



パイプ・ラインエンジニアリング株式会社 酒田工場
山形県酒田市京田4丁目8番地2

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
     
あああ         
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なかなかの実力派 澄川麦酒(最終回)

2024-08-28 13:18:44 | ビール紀行(北海道)
前回の「澄川麦酒」の続きです。


次に頂いたのは「MISS LINDY」。

     

     

3種類のアメリカンホップを使用したアメリカンIPA。柑橘系のホップの香りとモルトの豊かな芳醇な香り。モルトの旨味はしっかり濃厚で、ホップの苦味がモルトの旨味を上手く受け止める。激しく旨い!濃厚なホップの香りと芳醇なモルトの香り・旨味が素晴らしいiPAです。これまた独自解釈のIPAで素敵です。

     

     

フードをもう一品。こちらは「牛タンのカルパッチョ」です。ローストビーフのような見た目。チーズとバルサミコ酢の効いた味わい。少し甘めで美味しい。

     

     

最後は「澄川ブラック」で締め。こちらはスタウトではなく、シュバルツでした。心地よいロースト香で、ややスコーチ香を感じる。モルトの旨味はややしっかり目で、ラガーらしいキレイなキレ。ホップの苦味が最後にじわじわ。旨い!心地よく品のあるロースト香が特徴の、キレイでライトなシュバルツです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、石見式のお手本となる素晴らしい仕上がり。全く不利な側面を感じさせません。特に、ピルスナーは驚くほどの味わい。華のようなエステル香と程よいボディ感が素晴らしいビールでした。おつまみもボリュームあるし、食事とともに味わいたいビールです。

     

店内では缶製品の販売もあります。

     

同じ澄川にある全国的に有名な味噌ラーメン店で締めてきました。あえて塩を選択。これもなかなかの美味さでした。



ビアパブ・ひらら
北海道札幌市南区澄川4条3丁目4-6
TEL:011-807-4565

◆ランキングに参加しています。よろしければ応援をお願いします。◆
     
あああ         
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする