*この季節にそぐわないのですが、私が過去に体験したちょっと怖い話です。
この手の話が苦手な方は、読まないで下さい。
20年ほど前に居たアパートでの話です。
そこはアパートといっても、雑貨屋2階の空部屋を貸しているという感じで、2階の奥には、その雑貨屋を営む母娘2人が住んでいました。
入居時から、部屋の柱の上部に“おふだ”のようなものが貼ってあるのが気になっていたのですが、そこに越して来てからというもの、頻繁に金縛りにあうようになりました。
ある夜、いつものように金縛り状態となった時、ふと足元のほうを見ると、灰色のスーツを着た、疲れた感じの中年の男性が立っていました。
そしてまた別の夜は、上半身だけ金縛りとなり、横をみると、白シャツに黒い半ズボン姿のぼっちゃん刈りの男の子が、両手で私の胸のあたりを押さえつけていました。
そんなある日、いつもは締め切ってある母娘の住む奥の部屋の扉が開いていたのです。
何気なしに中をのぞくと、黒い額縁に飾られてある写真が目に入りました。
そして、その時こう思ったのです。
…
…
「あの時の男の子だ…」
見かけることのない父親は、足元に立っていた男性だったのでしょうか…。
詳細は怖くて聞く気になれませんでした。
…
この話、どのように感じたでしょうか。
いわゆる心霊現象だと思いますか?
或いは、科学的に解釈できることだと思いますか?
今日も最後までお目通しいただき、ありがとうございます。
あなたに、良いことがいっぱいありますよう…。
「もくじ」へ