くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

靴底

2008年12月06日 | 日常あれこれ
生まれつきガニ股気味なので、靴の踵はどう歩いても外側が減る。小さいころ、気にして内股を意識したけど股関節が変になりそうだから諦めた。歩き方って遺伝するのね。両親を見れば一目瞭然だった。

通勤に歩くようになってから、ヒールのある靴を履かなくなった。パンプスはおでかけや、年数回のイベントの時にしか登場せず靴箱の中に眠っている。最近、履きまわしているのが、ヨシノヤのセールで買ったコンフォートシューズと、バブリーな頃、ラスベガスで買ったグッチのローファーだ。案の定、踵の外側が減ってきたがこの2足の靴底は1枚になっていて踵の部分が分かれていない。このまま履いていたら、どんどん減り続ける運命だ。ちょっとばかし、お値段が張った靴たちだから使い捨てになるのはもったいない。長持ちさせなきゃ元がとれん。

そこで、修理屋さんに持っていって「これ、修理できますか?」と聞くと、おっちゃんからは「ああ、こういうのはね、底を切って、別のこういのをうめこまなきゃいけないんだよ」とやっかいそうな返事がかえってきた。気難しいのね、職人さんって。「でも、買った時は修理屋さんに相談すれば大丈夫だって言われたんですけど…」と返すと「靴屋さんはそう言うでしょうねぇ…」だって。おいおい、おっちゃん、修理するのがいやなのかい?って思ったけど、修理できるんだからしてもらうことにした。そしたら、小一時間で二足ともまっすぐな靴底になって戻ってきた。気難しいけど、腕は確かだねおっちゃん。

踵を直した靴は生まれ変わったみたいで新品な履き心地。いいものは大事にしなくちゃね。今度は踵だけ取り換えてもらえばいいから、これでまた10年は大丈夫そうだ。