続きです。
富士フィルムイメージング(株)プロフェッショナル技術担当窓口からいただいた回答は次のようなものでした(- -;;;
私は日常的に飛行機でフィルムを持ち歩くので、複数回X線を浴びることを想定して以下の答えをいただいています。
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X線照射の強さにもよりますが、ブローニーフィルムの方が遮断するパトローネが無い分、影響を受け易い傾向にあります。従来型の手荷物検査機ではカラーネガよりはリバーサルの方がカブリ難いと言う長年の知見,データはありますが、やはり何回も積算照射されると影響が大きくなります。
1回照射での微妙な変化(最高濃度低下,粒状劣化)は比べてやっと分かる程度ですが、実用的には4回までは大丈夫だと考えます。その時の照射強度によりこれ以降の照射回数では、更に感度低下等の何かしらの影響が出てもおかしくないと推定します。
これからも大変ですが、通関時には頑張って手検査を御主張願います。
間違えても、鉛の防止袋に入れたり,預け入れ荷物の方に回したりしないように願います。返って取り返しのつかない事に成り得ます。
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いや、実は正直なところ、1回照射しただけでも、比べてやっとわかる程度でも(たとえやっとでも、比べてわかるくらい)劣化があるとは驚きだったですよ。あれだけ影響ない、まったく影響ない、絶対影響ないからX線通せ、と繰り返されていたので、大丈夫なのかと思いかけていました(泣)
今日の手荷物検査では、フィルムは全部オープンにしてもらいました。
が、フィルムをオープンにすると、何故だかそれ以外の手持ちのバッグの中身を全部取り出して、トレーに並べ直してX線をもう1回通さないといけないことになっていました。
機材だけじゃなくて、洗面用具もまるめた靴下も洗濯物も全部取り出されて3つのトレーに広げられて流れていきますが。・・・フィルムをX線にかけられるよりマシなので全然オッケー。
自分の治療中のアンプルとか注射器とかも流れていきますが。・・・それは何にも言われないのが少々ヘンな気分。
フィルムはトレーに広げ、「封の空いてるフィルムがないかどうか確かめろ」とか言いながら、1本1本目視で改めていきます。・・・撮影済みフィルムは封が空いているのですが・・・、私にはよくわかりません。
今日は60本くらい。
いい時間がかかりました。
X線じゃないけど、こんなこともありました。
フィルターとか、ストロボとか、もうめんどうくさいので、クッションなどにぐるぐる巻きにして、預け入れにしてしまおうかと思ったことがありました。が、窓口で「保証ができないので絶対機内持ち込みにしてくれ」と拒否されました。
仕方なく機内に持ち込むと、
「保証ができないので、上の荷物棚には絶対入れないように」
と言われます。足もとに置けるような大きさではなかったので(大きいです)、置く場所がなくて途方に暮れていると、空いている座席にシートベルトをかけて置いてくれました。
が、もう一つ分の座席分支払うように言われました(汗)
(もう1枚航空券を買えってことです)
いつも、航空機に乗る時はとてもストレスです。
怒るというより、ひたすら疲れます。どっっと疲れます。
他のカメラマンの方はどうしているのでしょうか。そんなに頻繁に飛行機で移動はしないのでしょうか。今どきはもう、デジカメ主流になってしまって、ブローニーのフィルムカメラを持って飛行機で移動するカメラマンはいなくなってしまったということなんでしょうか。
いや、そんなはずはない。そうではないと思うのですが。