☆どのみちこの道!☆

いらっしゃいませ♪
日常+本や映画の感想を思うままに綴っています。

図書室の海・・・・・・・・恩田陸

2005年11月22日 | 本(mixi日記より)
1999年~2001年までの、長編を書くにあたっての予告編的な短編集。
話題となった「夜のピクニック」や「6番目の小夜子」などの前日編や番外編も。


☆感想☆

これもタイトル決めの一冊。
恩田陸だし、短編だしSF出てきてもいいかな~~っと思って借りてみた。 どれも、独特の世界があるのになぜか、あ~~ら素敵、不思議ね…ひぃ~~的な統一感?があって何度も読めちゃう感じ。
というか、油断できない本(短編だから)

私は、夜ピク以外読んだことがないが、がぜんそれぞれの長編に興味が湧いてきた。
図書室の海が、ちょうど「6番目の小夜子」の番外編にあたるらしい。少し読み進んだところにあった、「主人公になれるのは揺れている者だけだ」ってところから引き込まれた。私もそう思ってたよ。今もまたそう思い出した。
後は、オデュッセイアとか結構好きな感じ。
関係ないけど、「ハウルの動く城」とか思い出しちゃった。


ただっ。心残りあり。
「イサオ・オサリバンを捜して」がよくわからなかった。

イサオは何者なのーーーー?
私って、だれーーーー?
「グリーンスリーブス」ってどんな曲――――????

引き込まれた割には、謎しか湧いてこない(涙)
元々、長編SF「グリーンスリーブス」の為に書かれたらしいけど、SFって聞くと続編を読む気がちょっと失せるワタクシ。しかも、SFオンライン本ってあとがきにあったので脳みそが拒否しつづけています。。絶対1ページ目で挫折するな・・・


プライドと偏見

2005年11月12日 | 映画(過去mixi日記より)
B5封筒できた上に、さらに封筒2枚が入っていたのでちょっとビックリ。
素敵な封筒と招待状だったので、大雨だったけど期待して行って来ました~♪

☆あらすじ☆

「愛している」と認めるには、男のプライドは高すぎた。「愛している」と応えるには、女の偏見が邪魔をする。
その厚い壁の前に、男も女もそう簡単には人を愛せない。
18世紀末、イギリスの上流社会で女性に財産相続権がなかったこの時代に、結婚とは女性にとって人生のすべてだった。そんな時代に、格式の中に自由を求め、噂の中に真実を見出そうとする二人の心の道のりを綴った愛の秀作。。

(↑わかりやすい文章だったので、パンフそのままパクってます~ウヒw)


☆感 想☆
原作はイギリス女流文学の最高峰?ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」。1940年にも映画化されてるが、日本未公開とのこと。
この原作から「ブリジットジョーンズの日記」ができた事だけ読んで知ってたが、Mrダーシーって聞くとやっぱり初めはコリン・ファースの顔がチラつく・・・でも、今回のマシュー・マクファディンのダーシーも、不器用そうな男らしい、はにかんだ感じが結構イイカンジ。主人公であるエリザベスは、それはもう美しすぎる~~~アップが多いので、なんかボーーっと顔ばっかり見てしまう。でも、この人、笑わない方がいいな・・・って思ったりして。笑ったら、ちょっと意地悪そうなチビッコみたいな感じになっちゃうーーーーって私だけだろうなーそんな事思うのは。

私は姉のジェーンの方が顔もタイプだし、役のつつましい内気なところも良かった。007の「ダイ・アナザー・デイ」にも出てたらしいが、実はあんまり覚えてないw

ベネット家の父がマイペースで、女性ばかりの家で普段は娘や妻に押されまくりだけど、とても妻と娘達を愛していて最後にエリザベスと話すシーンでとても感動した。
娘5人の母ベネット夫人も、なんだかキャピキャピして一人で喋ってるトコとか、ちょっとウチのオカンとダブった(笑)

それにしても、いかにこの時代にお金持ちと結婚する事が女の一生に関わるというのを説明する為にか、前半かなり長くて退屈。

でも、イギリスの田園風景と建築物は素晴らしかった!w
どちらも、その時代の風情が感じられた。
エリザベスの家は、田舎の中流家庭。使用人はいるけど、温かみのある素朴な庭とアヒルが放し飼いにされ、緑の深いおうち。
ダーシーの家は、上流・中流の違いをみせつけるような立派な建物で、当時の人はあんな家に住んでたら、普通に高慢ちきなプライド高い人間になるだろうなーと思ってしまった。 
その辺は、ダーシーの伯母のキャサリン夫人、ジュディ・デンチがいい味だしてた。

原作本はまったく読んでないけど、ちょっと笑ってちょっとじゅわ~ん、そして「めでたしめでたし」な映画だった。


でも、正直お金払ってまでは観たくないかなー。なーんてね。

kurozuka

2005年11月04日 | 本(mixi日記より)
☆あらすじ☆

源九郎義経は武蔵坊弁慶と共に、兄の頼朝の追手を逃れ、山を彷徨う中、家を見つける。家には黒蜜と名乗る美しい女性が一人。一宿の代わりに、けっして奥の部屋は覗かないで欲しいというが、九郎は見てしまう。恐ろしい秘密をもつ黒蜜だが、二人は愛し合い、黒蜜と同じ道を歩む。
しかし、九郎の追手と黒蜜の秘密を暴こうとする追手に二人は引き裂かれ、九郎は記憶をなくす。時がたち、不老不死の体になった九郎は生き続け、120年前の自分の過去を知る黒蜜を敵と闘いながら捜し求める・・・


☆感想☆

古本屋さんで立読みにて。
黒塚という謡曲(能の台本?)をもとに、主人公を源義経に、安達ヶ原(黒塚を観世流では安達が原っていうらしいw)の鬼女を美女にし、吸血鬼にしたお話で、原作 夢枕獏 絵は野口賢。
スーパージャンプに連載してるらしいが、私はただカバーのキラキラさ加減と夢枕獏の文字に惹かれて手に取ってみた。
私が読んだのは漫画の方だからか、ものすごくテンポよく敵が増えていくし、いつのまにか現代を通り過ぎて近未来になっててあらすじが書きにくい~
それにしても、みないでくれって言われたら、普通見たくなるよな~と、ツッコミつつ1~7巻まで読んだw

ズバズバ血が出てきて、闘いまくりでグロい感じもある。そしてちょいエロかな~でも、恋愛モノでもあるので気にしないw
近未来とかSF苦手な私には一回で理解しにくい所アリだけど、気になる要素が結構あるので、本で読もうと思う。(漫画は続きがなかなか出ないからw)

実は先日まで、「ジョン・レノン」の上巻を読んでたけど、ポイして、こっち読もう~~~っと。このkurozukaの題材がおもしろいので、ちょっとハマりそう。。