☆どのみちこの道!☆

いらっしゃいませ♪
日常+本や映画の感想を思うままに綴っています。

精霊の守り人・・・・・上橋菜穂子

2007年08月31日 | 
ストーリー

女用心棒バルサは、ふとしたことから新ヨゴ皇国の皇子チャグムを助ける。しかしチャグムは<精霊の守り人>だった。
女用心棒バルサが活躍する痛快ファンタジー第一弾!(Yahoo! Bookより)



感 想

11年前に児童文学として出版された「守り人」シリーズ。10作品完結に伴い、大人向けに新潮文庫から出版され、現在NHK-BSでアニメも放映されている人気作品です。

かな~り面白いです とりこです。女用心棒バルサに。

このバルサ、30歳の女性で短槍の達人なのですよ。
同年代としては嬉しい限りですが、ファンタジーと分類される本で、30歳の女武人が主人公て、ありえないと思うのは私だけでしょうか?
「大丈夫なのかっ!?」
そんな私の読み始めの先入観をぶち壊すほど、登場人物たちの魅力と異世界なお話にはまります

大人も子供も楽しめる物語・・・というのが筆者の思いだそうです。
私が寝間で大人に読んでもらってる年齢だったら、絶対「続き!続き!」と暴れて寝らず、迷惑がられた事だと思われます。きっと読後も、しばらく現実と本の間をさまよう事になってる事でしょう
それぐらい、大人も子供も、オススメよっ



そして今、Yahoo!動画で、このアニメを4作品見れるのですが、1話を見てビックリ。
アニメ版バルサ、色白で女っぽくて色っぺぇ・・・
私の思い描くバルサと違いすぎて、こちらは何気にショックでした




特別な日

2007年08月26日 | ワンコ
(昨日の事ですが・・・)

去年までは、何てことない8月25日。

でも、今年からは特別な日でした。


12月にお迎えして、約9ヶ月。

密かにカウントダウンし、待ち望んだこの日。


我が家のアイドル、ロンチーのぺぺが1歳を迎えました~~

イケメンならぬイケわんですぅ~

人間でいうと17歳だそうです。

初めてワンコを迎えた私は、この半年(特に迎えて1ヶ月)、凹んだり泣いたり怒ったりしましたが、今はいい思い出です。元気に成犬になってくれて、オバチャン嬉しいよぅ~

本人わかってないようなのですが、このめでたい日にお祝いせずにおられようかっ!って事で、ささやかながらパーチーを催しました。


人間はジンギスカンで乾杯~

私は初めてジンギスカン食べたのですが、美味しかった!
ラムさえあれば、お家で簡単にできるんですね~~

ぺぺには、「ケーキでも買うちゃるか!」と思いましたが、あまりに高いので断念。ワンコはぺぺちゃんだけだし。

なので、ケーキといえるかどうかわかりませんが、私が手作りで用意しました。

カボチャつぶしただけじゃん!(* ̄m ̄)プッ

前日スフレケーキを作ろうとしたのですが。
失敗したわー何か硬くて。何より見た目が地味でね・・・
私、ケーキとか本当に苦手・・・。

気を取り直して限られた材料で作ったのがコレ。
コレはこれで、一応、ケーキらしさを出すために?、豆乳&ハチミツ入り

セレブわんこは、手作りゴハンとして毎日食べてそうだけど、ぺぺちゃんは普段、カリカリフードだけなので、きっと凄いご馳走なはず!

案の定、一気食いしてくれました。3日分ぐらいオヤツとしてイケそうだし。
安上がりなコだ(* ̄m ̄)プッ

来年はもうすこしバージョンアップするように飼い主も頑張ります
ぺぺちゃんは、お散歩中、もっとお利口になるように頑張ろうなー(引っ張るとか、拾い食いとか拾い食いとか拾い食いとかっっ


でも、なにより健康でいてくれるのが一番。

これからも、家族として楽しく暮せますように。
人も犬も、健康でできるだけ長く一緒に居れます様に


楽園 (上・下)・・・・・宮部 みゆき

2007年08月23日 | 
あらすじ

「模倣犯」から9年。
その事件に大きく関り、世間をにぎわせたルポライター前畑滋子は深く傷つき、現在は広告系フリーペーパーのライターをしていた。
そこへ萩谷敏子という女性が、「亡くなった息子の等に不思議な力があったかもしれないので真偽を確かめたい」と調査依頼が。
気乗りしなかった滋子だが、等の描いた稚拙な絵には、9年前の事件現場である「山荘」と当事者しか知りえない物証が描かれており、愕然とする。そして更に等のノートには、両親に殺され、自宅の床下で16年間眠り続けた少女、土井崎茜とその自宅が、事件発覚前にすでに描かれていた。

何故、等は土井崎事件を描く事ができたのか、何故、茜は両親に殺されなければならなかったのか・・・・親と子をめぐる謎に満ちた物語が幕を開ける。



感 想

宮部みゆきファンで、いつも出版を心待ちにしているのですが、上巻を購入してからしばらく放置していました。「模倣犯」みたいな感じかなと思うと、ちょっと心構えがいりまして。映画化もされ、人気の前作ですが、あまりに犯人が極悪なのと、前畑滋子に魅力も感じられなかったので。
ノロノロと上巻を読み進みましたが、読み始めると加速がつくのが宮部みゆき!
下巻はほぼ徹夜で読むことになりました(ああ、またクマがぁぁ・・・

いつもに増して、登場人物の心情と身の上が細かく描かれており、ただのオバサン依頼者に思えた敏子や、迷いながらもこの事件を調べる滋子に気持ちがのっかります。
そして、事件の謎、「残酷で理不尽だけどどうしようもない事」が滋子によって明かされていくのですが、どうしても今の世の中とダブり、悲しく、憤り、疲れます。そんな中、敏子の存在に癒されました

あとがきには著者が、「姉が殺されて床下に眠っている」という夢を見たのが発端で出来上がった物語だとありました。そこからこんな小説になるとは、改めて宮部みゆきって凄い人だと思いました。
でも、次は時代ものでお願いしたいかなぁ~~~

トランスフォーマー

2007年08月15日 | 映画
この夏、地球は<トランスフォーム>=“変身”する!!

驚異の映像で描く新たなる終末。

第一の<トランスフォーム>は地球侵入のため。
そして、第二の<トランスフォーム>が始まる時、人類はその攻撃を止められない!(goo映画より)



感 想

大抵、話が難しくなるのでSF苦手なのですが、予告で観たら、血が騒いだので行ってきました~

おもしろかったぁぁ~~

やたら、「日本製」がどうとかセリフにあるかと思ったら、元は日本のアニメだった作品なんですねービックリ。

いつも言ってるかもしれませんが、今の技術ってすごい
ロボ映画で、あんなスピード感ある映像できるんですね。更にビックリ。
ホントに存在するかのようでした。
昔、「超合金」で遊んでたメンズは、間違いなく楽しめるのではないでしょうかっ。

やたら街中で戦ったりドタバタしますが、映像を引き立てるには、それで良いように思います。笑えるところも多いし、ヒロインのプレイメイト並のセクシーさもエエわ~~(そこかw)

何だか続編がありそうな終わり方にしてあったのは、もういらんような気もしますが、非常に楽しめました



浴衣

2007年08月14日 | ワンコ
(犬バカ日記ですよ)


実は私、「お座敷犬じゃあるまいし、犬に服なんていらねぇんだよ」と思っていた。
しかし、実際ワンコを迎えてみると冬場は寒がって動こうとしなくなるし、やけどの心配するほど、炬燵やヒーターの前から動かなくなるのを見て、考えを改めた。
服は、まちがいなく要る。

ついでに、着てると「可愛い」と褒められるのも嬉しい。

他所の家にお邪魔した時、少しでも毛が飛び散るのも防止になる(ような気がする)


抵抗がなくなったところで、調子に乗って浴衣を購入。

オカンも来るし、浴衣を着てお出迎えしようかっ


 んぎゃ~~~~可愛えぇ!


ぺぺちゃん、何着ても似合うわぁ~~~~(アホ飼い主)

ぺぺちゃん、チワワ界のキムタクやわ(アホ飼い主の母)

ぺぺちゃん、浴衣美人やなぁ!(アホ飼い主のオット)


しばし、それぞれ噛み合わないまま、ぺぺ話&写真撮影。


ひととおり終わって、冷静になったら気がついた。


  ひょっとして、凹んでる?


いつもならバタバタ遊び始るのに、動きがスロー。シッポ下がってるし。

どうやら浴衣はお気に召さないらしい。

着用1回(1時間)で、お蔵入りになりましたハハハ・・・


ちなみに、最近のお気に入り(と思われる)姿は、腹タオル。

濡らしたタオルをしぼって、腹巻状態にしてやると、扇風機の前で、ひっくり返って、股おっぴろげで寝てます。
1歳ならずして、チッサイ親父・・・





















トリツカレ男・・・・・いしいしんじ

2007年08月12日 | 
ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。何かに夢中になると、寝ても覚めてもそればかり。
オペラ、三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、刺繍、ハツカネズミetc.
そんな彼が、寒い国からやってきた風船売りに恋をした。無口な少女の名は「ペチカ」。悲しみに凍りついた彼女の心を、ジュゼッペは、もてる技のすべてを使ってあたためようとするのだが…。
まぶしくピュアなラブストーリー。


感 想

マイミクのやまとさんから紹介してもらった本ですーアーリガートーサーン

絵本のような可愛い不思議な絵とお話に、とても癒されました
トリツカレる・・・って、恐ろしい、危ないイメージがありますが、大事な事だなぁと思いました。トリツカレ男の、ペチカに対する、一生懸命で見返りを必要としない、ひたむきさに心を打たれました。
こんな恋、できたらなぁ~ハツカネズミ、いてくれたらなぁ~~~
私の理想がつまったラブストーリーでした

殺人の門・・・・東野 圭吾

2007年08月06日 | 
あらすじ

田島和幸の家は裕福だったが、祖母の死をきっかけに家は傾き一家は離散。
その頃、和幸に呪いのハガキが数枚送られており、この為に自分は呪われたのだと思っていた。
その後、転校を余儀なくされた和幸は、お別れのサイン帳の文字で、呪いのハガキの主が小学生の頃よく遊んでいた倉持修だと気がつく。倉持に憎悪と殺意を膨らませる和幸。
だが、「殺してやる」と決意したはずなのに殺せない。
その後も、節目節目にそ知らぬ顔で倉持が現れ、和幸を不幸に陥れる・・・



感 想


普通、「コイツはヤバイ」と思ったらその人と関るのをやめると思いますですが、何度だまされても、つい口車にのってしまい、世間知らずでお坊ちゃんが抜けきらない和幸にため息つきながら読みました

心に疑念と殺意をかかえているのに、倉持を信じてしまうのは理解しがたいのですが、憎悪しているからこそ、関りあっておいて、いつか相手を見下したいとか復讐したいとか思う気持が強いとそうなるのかもしれません。。
倉持の方がうわてで、和幸は空回りしてますが。

好意にしろ悪意にしろ、一人の人間に強い気持ちを持ち続けると理性的でいられない事もあるように思います。殺したいほど憎いと思いながら実行できないのは、自分でも気がつかない、説明できない特別な関係だからでしょうか・・・

和幸の、殺意のボーダーラインを漂いながらも越えられない心理状態がイライラしますが、割とグイグイ読めました。
最後の殺人の門を越えるには、激情がいるそうです。ちょっと自分を思い返してみても、確かにそうだと思います。
誰かを「死ねばいいのに。目の前から消えろ」と思った事がありますか?私はあります。でも、普段の感情の起伏がゆるいせいか、激情が足りなかったせいか「ついかっとして」の激情より、理性が勝ってくれて、殺人の門はくぐってません。
ビバ!理性。

最後に何故、和幸が不幸になったかの繋がりはゾクゾクしました。まだ、百夜行しか読んだ事ないのですが、こういう心の闇を描くのが上手い作家だなーと思いました