出張をはじめとして,たとえば近場への移動中も含め
電車の中では(時にはバスの中でも)たいてい本を読んでいます。
夜間授業への往復で2時間以上は費やされます。
東京出張が入ると,往復で7時間以上あります。
あと,お風呂の中や夜寝る前にも本を読みます。
この数ヶ月(10月以降),まだ記録していない読んだ本の一覧,備忘録として・・・
羽海野チカ『3月のライオン』(1-9巻まで)
越谷オサム『階段途中のビッグノイズ』
庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』
原田マハ『翔ぶ少女』
万城目学『鴨川ホルモー』『プリンセストヨトミ』
原田しをん『舟を編む』
池井戸潤『おれたちバブル入行組』『ロスジェネの逆襲』『ルーズヴェルト・ゲーム』『空飛ぶタイヤ』『鉄の骨』
有川浩『フリーター,家を買う』
石田衣良『コンカツ』
姫野カオルコ『ツ,イ,ラ,ク』
湊かなえ『往復書簡』
百田尚樹『幸福な時間』『夢を売る男』
長尾誠夫『神隠しの村―遠野物語異聞』
原田宗典『人生を変えた一言』
夏川草介『神様のカルテ』『神様のカルテ2』『神様のカルテ3』
ああ,これだけの時間に論文を読んでいたら・・・
どれだけ新たな論文が書けるのだろうか。
でも本当に読書が好きです。
寝るのが惜しくなります。
池井戸潤シリーズは,とにかく最後まで読み終わらないとハラハラドキドキ落ち着けません。
水戸黄門的なおもしろさがあります。
しかし,ストーリーだけでなく,台詞に仕事や生き方に対する哲学があって
最後はほろりとさせられてしまうことが多いです。
いや,生き方そのものが哲学ですね。
羽海野チカ『3月のライオン』は,原田しをん『舟を編む』を
オススメしていた方にお借りしました。
根底に流れるテイストが共通している感じがします。
研究者として生きることについて,ずいぶん励まされました。
有川浩『フリーター,家を買う』は,自分の中にある甘さや傲慢さに
向き合わされました。
自分が見落としてしまう当たり前という至上の幸福に
主人公が気づいていく過程にもいたく共感しました。
夏川草介『神様のカルテ』『神様のカルテ2』『神様のカルテ3』
これは3巻セットで借りて良かったです。
3巻に至るまでの医局に戻るか否かをめぐる主人公の心の揺れを通して,
兵庫教育大学に来る現職の先生たちの気持ち(あるいは入院の意義)を
少し理解できた気がしました。
それに応えるべく大学があるのだということに,はっとさせられました。
同時に,先の見えない現場をどう生きるのかをめぐって示される言葉
「あせってはいけません。ただ,牛のように,図々しく進んでいくのが大事です。」
これは,私も座右の銘にしよう。
というわけで,本を読み本を読み,
なんだか充実した気分になっている毎日です。
今,図書館においていない本で読みたいものは
『夏子の酒』と『宇宙兄弟』どっちも漫画ですが。
ではまたいずれ。