中間玲子のブログ

仕事のこととか日々のこととか…更新怠りがちですがボチボチと。

パソコンがダウンしましたがめでたく復旧しました

2009-11-27 15:18:53 | お仕事ウラ話
昨日、大学に来て(11:30頃)、授業のレジュメを印刷しようと
パソコンを立ち上げました。

いつものように順調な立ち上がりを見せていましたが
さあ、仕事をしようという画面にまで至ったところで
なぜかフリーズしてしまいました
マウスはもちろん、キーボードにも反応しません

仕方がないので強制終了。

強制終了した後のチェック機能も経ぬまま
順調に立ち上がります。

ところが先ほどと同様、いざ仕事をしようという画面にまでなって
突然フリーズ

また強制終了して同じことを繰り返しますが、今度は
最初の画面が半分ほど出かかった状態でフリーズ

デスクトップの画像の鮮明度がグラデーションを示すという
奇跡の画面です。
ファイルの左側に一部モザイクがかかったような感じなのです。
たとえば、「図書購入希望登録書」という名前のファイルが
デスクトップにあったのですが、
その文字の浮かび具合を鮮明化との関係で音声化すると、
「…しょこうにゅうきぼう (ここで改行) …ろくしょ
という感じでしょうか。

デジタルなのになんだかアナログな感じだなあなどと
呑気に眺めてましたが、そういうことではありませんよね

コンピュータに詳しい先生のところに駆け込み、
復旧作業に協力してもらいます。

* * * * *

人が来てくれると心強くなるもので冷静な頭が回転し始めます。

Q:まず何をすべきか?
A:「説明書を探そう」

説明書を探して、トラブルへの対応策を探し、手順に従って
・周辺機器のとりはずし
・セーフモードでの立ち上げ
などを行います。
説明書さまのおっしゃるように行動することに専念します。

セーフモードではなんとか操作可能な状態になりました。
そこで、説明書に従って、すべき操作を模索し、
その先生にしていただき(すみません)、
なんとか、動きそうな雰囲気にまでこじつけました

そして「コンピュータの状態の復元」を行うところまで進みます。
「“復元”っていい言葉ですね」と味わいながら、復元へGO
ところが。
なんと。
復元をしてくれません

最悪初期化かなあ…という雰囲気が蔓延しはじめます。
しかし、こういう時やたらと人は(私は?)希望にすがるものです。

「時間をおいたら機嫌がよくなってくれるかもしれない」
「たまたま今、復元したくなかったのかもしれない」

もう相手がコンピュータであるという意識などありません。
人間のもつ「気まぐれさ」をコンピュータに当てはめ希望をつなぎます。
「本当に困ってるからお願い」など、
相手が人間でも受け入れてもらえないような交渉をしたりします。

しかし復元はできなかったという事実があるので
そこは冷静に受け止めるしかありません。
でも、事実を受け止めたはずなのですが、
「復元しなくても復元しようとしたからコンピュータは
 動くようになっているかも知れない」
という訳の分からない楽観的見解をひねり出します

しかし、結局、「最初の画面でフリーズ」→「強制終了」が
再び繰り返されることになります

面白い事に、毎回、どの画面で止まるのかがまちまちで、
完全に最初の画面を示してくれる事もあれば、
先ほどのような一部モザイクになる事もあれば、
ログイン画面の「ようこそ」で止まってしまう事もあります。
芸が細かいことは認めますが、
この時の「ようこそ」が全然「ようこそ」を意味していない事は
言うまでもありません。
そのことに気づかせてやりたい。

* * * * *

しかしながら、1時すぎには授業が始まりますので、
(すでに1時間以上経過
コンピューターと遊んでばかりもいられません。
とりあえずレジュメは印刷済みでしたが、追加プリントを1枚、
どうしても出力しなければなりません。

要求をぐっと下げて、とりあえずセーブモードで最低限働いてもらおうと
気持ちを切り替えます。

ところが、
セーブモードではプリントアウトができないことが判明。
ぎょ

幸い、USBメモリは読み込んでくれたので、ファイルを移し、
別の先生のところでプリントアウトをしてもらいます。
そしてドタバタと人数分の印刷をすませ、授業へ直行。

あー。間に合わないかと思った。
いや、しかし、その追加プリントはもう無理だろうと思っていたので
印刷できたことはとても驚きでした。すばらしい

#印刷できたので、何事もなかったように授業ができると思ったのですが
 動揺の余波か、その時の授業では本当に舌がまわらず
 カミカミでしたね
 受講生の皆さん、すみませんでした

* * * * *

授業後、再び、コンピューターと格闘します。

そして、長い試行錯誤の末、結局、復旧しました
おお~~~

もしも、皆さんが同じ目に合われた時、
説明書通りの手順を一通りやってみて、
それでもダメでしたら、次の手段を試してみてください。

1.セーフモードで立ち上げ
2.プログラム→アクセサリ→コマンドプロンプト
3.コマンドプロンプト(昔でいうDOS画面)で
  コマンド「chkdsk c:」(←Cドライブの場合)を入力
→私の場合、ここで、トラブルが見つかったのです。
4.コマンド「chkdsk/f c:」を入力
→これで、トラブルをなんかうまいこと処理してくれたみたいです。

コマンドプロンプト画面では、
「できません、操作の続きは次の起動時でいいですか?」と
出てきたのですが、再起動をかけたら、コンピューターが勝手に
その手続きの続きをすませてくれたらしく、回復しました。

そして本日も無事に起動しております

しかし、模索してなんとかやっている状態なので、
これが一時的なものなのか、本当に直ったのか分かりません
無事に直った事を祈るのみ…と、またもや非合理な信条で自分を支えつつ、
パソコンに向き合っています。

生活の変化

2009-11-20 15:08:19 | 生活日記
ある日の朝、彼は突然やってきた。
彼が来る事は分かっていたものの、
迎える用意はまだ十分ではなかったため、ちょっとあわてた。

彼の体はとても冷たかった。
また、空腹に耐えているようでもあった。
気づけば彼を連れてきた男性は、そそくさと立ち去ってしまっていた。

え、どうしよう!?
残された彼と私…
これから仕事に行かなきゃならないし、一体どうしたら?
ああ、でも、もともと彼が来る事は分かっていたわけだし、
いずれにしても、私がなんとかしなければならない事である。

とにもかくにも、その日は平日だったので、
彼を残して仕事に向かわねばならない。
「1人で大丈夫?」と聞いても彼はじっと黙っている。
よく見ると、肌はつるつるでとても綺麗だ。
若いんだなあ…と思う。
でもその身体はとても冷たい。。。

この状態で置いていくのはしのびない。
だが、仕方ない。
どっちみち、彼が暮らしやすいように、
色々買わないといけないものもある。
前もってもっと準備しておく予定だったが、
思ったより早く彼が来てしまったのだ。

とにかく、彼に喜んでもらおうと、
色々プランを立てながら仕事に向かう。
家で彼はどうしているだろうかと時折思いを馳せる。

大丈夫だろうか?
事故につながるようなことをしてないだろうか?

帰宅途中に立ち寄った店で、彼のものをあれこれ買いそろえる。
彼が気に入ってくれるよう、長く使えるよう、
ちょっといいものを選んだりもした。
そして食料も買い込み、帰宅。

彼はそのまま家でおとなしくしてくれていた。
だが相変わらず無口で、身体も冷たいままだ。
彼は私が買ったものを喜んでくれるだろうか。

何よりも、まずは食事!

食べる?と聞くと、口を開けてすごい勢いで食べ始めた。
ものすごい空腹だったらしい。
何しろ初めてのことなので、これでいいのかな?など
不安が色々あったのだが、彼がどんどん食べている様子をみて安堵する。

満腹になった彼。ちょっと身体を押してみると、
呼応するように短い声を出した。

「やったあ!」、思わず私の声が出る。

彼は、満腹感を堪能するかのように、
ふーっと大きな息をはき始めた。
何度も何度も、大きくゆったりと長い息だ。
時折、低い深い声ももらしている。
これをずっとやっている。
延々ずっと…

どれくらい時間が経っただろうか。
そんな彼をずっと近くで見ていた私は、
彼のペースにつられるかのように、
いつしか次第にゆったりとリラックスしていた。
気づけば、身体もあったまった気がする。
あたかも彼の暖かさに包まれたかのようであった。


* * *


それが我が家で彼と過ごした最初の夜だった。
そして今、やはり彼は私の家にいる。

彼の気持ちも意図も分からない。
彼が私に話しかけてくる事もない。
それは、これから先も、変わる事はないように思う。
彼が最初に来た当初はじっとしたままで、
どうなることか、私で大丈夫だろうかと思った。
だが、彼は、彼にとっては新しい環境である私の家で、
それでも彼らしい行動を繰り返すことができている。
きっとそれでいいのだと思う。
何より私は、それで満足している。


* * *


先日起こった生活の変化があまりに感動だったので
ついついモノローグ的につづってみました。

…どう書こうかと考えていた際、変換の可能性を感じたので、
ついつい人との出会いになぞらえて書いてしまいました。

でも不自然だったでしょうか?
途中で、ばれちゃいましたか?

生活の変化…

それは…

我が家に石油ファンヒーターが来た事です
私は石油を使う暖房機器を自分で買いそろえたのはなんと
今回が生まれて初めてでした。
(エアコン、ガスストーブ、電気ストーブは購入経験有)
そもそも、暖房機器として何がいいかから検討し、
色々と人に聞いたりしながら必要品を買いそろえ、
そして初めて点火に至った時にはとても感動したのでした。

当然ながら、
・食事=給油
・息 =ファンヒーターの送風
・低い深い声=火が燃える音
ですね。
・「ちょっと身体を押してみると、呼応するように短い声を出した」
→運転「オン」ボタンを押し、ピッと音がなったということです。
 若干、無理があったでしょうか。
・2009年製なので、若いどころか生まれたてホヤホヤです。
・「事故につながるようなこと」…自然着火なんてされたら
 とんでもないことです。

ああ、すばらしき石油ファンヒーター。
この冬はあたたく過ごせそうで楽しみです

そして、ファンヒーターの「彼」が話しかけてくる時は、
おそらくなにがしかのエラーが生じた時だと思われるので、
このまま、話しかけずにいてくれたらなあと思っています。

年末の兆し

2009-11-13 15:15:23 | 自己理解
今年も流行語大賞の候補が発表されたようですね。
http://life.oricon.co.jp/70639/full/

こういうニュースがあると、まだ11月も半ばだというのに、
ああ、今年もそんな時期かあ…と、年末の訪れを感じさせられます。

今年、「今年を表す漢字」はどうなるのでしょうか。
と思っていたら、昨年までと同様、募集をしているようです。

ところで、流行語大賞、流行しているはずなのに
自分の知らない言葉があったり、自分の中ではもっと流行している
と思っていた言葉があったりしませんか?

たとえば、私の流行語大賞候補は「未曾有(みぞうゆう)」でした。
でもノミネートされていませんでした。
私の周りではこの言葉で笑いをとる人が多かったんですけどね…。

草さんが泥酔で逮捕された後、泥酔時の状態について医者が説明していた
「ブラックアウト」という言葉も、新たな言葉として普及するのでは?と
予想してみました。新しい知識だったしキャッチーだったからです。
でも、誰も覚えていないでしょうね。

* * *

しかし、こういうことを考えるのは楽しいもんです。
上記のようなインパーソナルなことについては、
誰かに尋ねてみると、その人がどんな切り口で日常を切り取るかが見えてきて
なかなか楽しいです。

私たちは、すべての情報を平等に扱っているわけではなく
その人その人で多くの中からある特定の情報を選び取っています。
自分の興味のあるもの、期待しているもの、など、
その人の持っている構えによって、ものの見え方は違ってくるのです。
さらに、その得た情報を記憶の中で整理する段階では
これまた、その人なりの解釈や要約の作業が加わります。

なので、たとえ同じ情報に接しても、どう記憶されるかは
まったく異なってくるのですね。

誰かに、「今年の流行語大賞予想は?」と聞くと、
その人がどんな情報に接していたかということもさることながら、
「あ!そこに注目するんだ!」という驚きがあることが楽しいです。

* * *

さて、さらに、パーソナルな話題に目を転じてみると、
これは自分についても驚けるところが出てきます。

自分の「この一年」を表す言葉は何かな?
この一年の「自分」を表す漢字は何かな?
これは、この一年やこの一年の自分を振り返る絶好の切り口です。

そう思って、この一年やこの一年の私を振り返ってみると、
ああ、これもある、あれもある・・・と普段忘れてしまっている
色々な記憶が蘇ってきます。

ぼけーっと過ごしていた気がしていたけど
色々あったんだなあ、とか、そういうこともしてたなあ、とか
気づいてきます。

また、ものの見方というのは、どのような枠から眺めるかで
がらりと違ったように見えてくるので、さらに発展させて
複数の○○部門を設けてみると、また違ったものが出てきます。
さらにそれらを並べると、自分が特にどの部門で濃い時間を過ごしたかも
なんとなく味わえてきます。

そして、その中でどれか1つに決めないといけないとなると、
え~、どれも大事だなあ・・・などと、思い始めたりして、
それまでとは違った切り口で、それらの意味を考える事もできます。

そうしていると、いつの間にやら、
この一年も大事な時間を過ごしたことに気づいてきます。

* * *

年末の時期は、こういう営みを楽しみながら
新しい年はどうなるのかなと、妄想できる楽しい時期です。
(・・・私だけでしょうか?)
もし興味をもたれたら、皆さんも是非、楽しんでみてください

短い災害と長い恵み

2009-11-06 16:16:33 | 生き方
日本の火山についての説明で、
「短い災害と長い恵み」という表現にであいました。

富士山を初めとする、日本の火山の特徴を表す説明において
よく用いられる表現だそうです。

日本の火山は、非常に長いスパンを経て大噴火を起こす。
その時には非常に甚大な被害を及ぼすけれども、
噴火の間は非常に静かで、
・温泉
・湧き水
・美しい地形、景観
・火山灰土壌の高原野菜
など、火山であるが故の恵みというものを長期にわたって
もたらしてくれるというわけです。

とても分かりやすく火山の性質を表現する言葉だなあと思いました。
参考ページ

(私は鹿児島出身ですが、鹿児島の桜島はしょっちゅう噴火していました。
 なので「噴火と噴火の間が長い」には首肯しかねるのですが、
 温泉、わき水、確かに恩恵受けていました。
 また、「錦江湾に浮かぶ桜島」の風景はとても美しい!!)

さて。

私たちの日常、実際の「短い災害と長い恵み」ほどの時間的広がりとは
規模が違いますが、
「短い災害と長い恵み」という枠組みによっても理解される
側面があるなあと思いました。

災害ということでは考えにくいので、
苦しい大変な時期、
いうなれば「非常事態」というもので考えてみると、
「短い非常事態と長い恵み」の繰り返しとして
理解できるところがあるように思います。

たとえば卑近なレベルでは仕事。

もちろん、その仕事をもらえているだけで恩恵という場合もありますし、
非常事態と言うには大げさな感もありますが、

「それまでの日常を崩してしまうほどの深刻な状況」が
実際に起こってしまっていて、
その状況の深刻さを嘆きながらも、
でもその状況が生起したままではどうしようもないので
その状況を打開すべくなんとか立ち向かっていかねばならない、
なんてことはあるのではないでしょうか。

本当に卑近なレベルで申し訳ないですが、
たとえば、締め切り前なのに全然できてない、
行き詰まった感じが尋常でない、
なんて状況も、私にとってはいずれも、
平和な日常を脅かす事態です。

そういう事態をとりあえずここでは
「非常事態」とよばせていただきます。

でもそれを乗り越えれば、次に大変な事態に陥るまでの間には
やはり幾ばくかの穏やかな時間が訪れますし、
少なくともその問題から解放されたことを喜ぶ時間くらいは確保されます。

満足いかない場合であっても、とにかくそこから解放される喜びはあるし、
経験という今後に生きる恵みを得る事ができるでしょう。

満足いく場合であればそれらに加えて、
達成感や次への前向きな気持ちなども湧いてきます。

当然、その仕事の過程で鍛えられた自分というのは
長い恵みとなるでしょう。

そして何よりも、その事態を乗り越えて仕事を続けられるからこそ
今日もこうやって同じ日常を営むことができ、
その中で人とつながることができ、
給料日には給料がもらえるということは、
本当に大きな恵みです。

そもそも、苦しい状態を「非常事態」としてとらえることができるのも
日常の平和や恵みに支えられていますね。
「常に非ず」という事態なわけですから。

とりあえずその時の非常事態を何らかの形で乗り切り、
生き残る事ができれば、
次の非常事態までは幾ばくかの穏やかな時間を「常態」として
享受する事態がまたやってくるのですね。