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橋下大阪市長を脱原発派だなどと持ち上げていた人たちには坊主になってほしいですね。
まさに、最悪だけど、予想通りの展開になってしまいました。
関西電力大飯原子力発電所を巡って、関西広域連合の会合に細野原発事故担当大臣が出席し、運転再開を目指す政府の方針を改めて説明しました。
大阪市役所からテレビ会議のシステムで参加した橋下市長は、仮に運転を再開するにしても、期間を限ることを検討すべきではないかとたずねました。
これに対し、細野大臣は「時期を限っての運転は考えていないが、原子力規制庁の下で新たな安全基準を作り、大飯原発も再評価する。その再評価の結果、おかしいということなら、使用停止も含めた厳格な措置を取る」と答えました。
細野さんは期間を限定しないとはっきり言いましたが、、これに対して突っ込みなし。
説明を受けたあと、関西広域連合はとうとう
「運転再開は限定的なものとして、適切に判断するよう強く求める」という声明をまとめ、政府が運転再開に踏み切る場合には、期間を区切るよう求めました。
(今にも再稼働決定されそうな関西電力大飯原発3号機・4号機)
つまり、これって、「限定的」な原発再稼働なら認めるということでしょう!?
すなわち、橋下市長の
「3段階すべて満たしていないのであれば臨時か、1~3カ月なのか、期間限定の動かし方もあるのではないか」
という提案そのままです。
橋下大阪市長の「大飯原発を夏だけ再稼動」提案を否定した枝野経産相の方がはるかにまともだ
しかし、細野大臣は限定的な稼働はないとはっきり言いました。これで原発再稼働は無限定で行われるわけです。なのに、橋下市長は粘りません。スルーです。
その結果、政府に付け込まれて、こうなっちゃいました。
政府は30日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に向け、野田佳彦首相と枝野幸男経済産業相ら関係3閣僚の会合を首相官邸で開 催した。再稼働について、関西の電力消費地や周辺自治体からおおむね理解を得たと判断。その上で、政府として責任を持って原発の安全確保に努める姿勢を示 し、原発が立地する福井県やおおい町に再稼働に向けた決断を促す。
細野豪志原発事故担当相が同日、周辺自治体を含む関西広域連合に安全確保の取り組みを説明。再稼働に向けた理解を求めた。同連合は「再稼働は限定的なものとして適切な判断をするよう強く求める」との声明を発表した。
政府関係者は声明について「再稼働容認と受け止める」と語った。政府は今後、福井県やおおい町の意向を確認し、近く再稼働を最終決断する見通しだ。
[時事通信社]
(だれも関電の大飯原発再稼働を止めないのなら、なんのために会合を開いたのか。全員原発推進派による単なるアリバイつくりではないか)
昨日までの流れだったら関西広域連合が賛成だなんて解釈は、たとえ野田民主党政権でも絶対できなかったのに、
「大飯原発の 運転再開の国の判断基準は、原子力規制庁が発足していないなかでの暫定的なものなので、政府の安全判断も暫定的なものだ。これを前提に、運転再開は限定的 なものとして適切に判断することを強く求める」
だなんて、政府が原発再稼働することを前提にした要望を出すものだから、再稼働自体は賛成してもらったといえるようにしてしまったのです。
そもそも、この日の会合に市議会を理由に参加しなかった橋下市長、へたれもいいところです。もし、橋下市長が原発再稼働に反対するなら、自分が出られるときに会合を設定して堂々と論陣を張るべきです。電話で参加してお茶を濁して、原発再稼働に賛成したと批判を受けたら、自分は知らなかった、自分の関与しないところで決まりましたとでも言い訳するつもりなのでしょうか。
自分が党首で代表の大阪維新の会が作った家庭教育条例案を、自分は関係ないとしらを切ったのと同じやり方です。なんて卑怯なんでしょうか!
もちろん、最も悪質なのは、福島原発事故がなかったかのような態度で国民の健康と安全を踏みにじる野田政権です。
しかし、脱原発派が期待を寄せた橋下市長の裏切り、人気取りだけでまるで信念のない行動があまりにも予想通りであり、何度も警告していたことだけに、暗澹たる気持ちになります。
ずっと、原子力安全委員会が承認したらいいんですよ、とか、政府に助け船ばっかり出しているのに、なぜ、彼の本質に気がつかない人が居るんだろう。。。
原子力関連企業から1億円を受け取っていた原子力安全委員会を最高権威と持ち上げる橋下市長は信用できない
6月1日に原発再稼働の最終判断が出ると思います。
それに徹底抗戦し、判断が出ても実際には再稼働できないように、政府を追い込みましょう。
それにしても、橋下市長の
「仮に運転を再開するにしても、期間を限ることを検討すべきではないか」
という発言を受けて、関西広域連合が
「運転再開は限定的なものとして、適切に判断するよう強く求める」
という声明を発表。
さらにそれを受けて、政府は
「再稼働容認と受け止める」
と応じる・・・こいつら、みんなグルじゃねえか!
小泉郵政選挙、民主党大勝と何度も騙されたのに、なぜ、またハシズムに騙されるの?
たぶん、人は皆、どこかで騙されたがっているのだと思います。何かに酔いたい。
それでも、人を裏切っても何の痛痒も感じず、自分の言い逃れの道だけはいつも用意しているクルクル王子に、もう煮え湯を飲まされないようにいたしましょう。
でも、あきらめないで。必ず道は開けます。
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関西広域連合が大飯原発の「限定稼働」を事実上容認する声明
2012.5.30 20:14 sankeibiz
細野豪志原発事故担当相は30日、鳥取県伯耆(ほうき)町で開かれた関西広域連合の会合に出席し、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について、安全性確保のため経済産業副大臣や政務官を現地に常駐させる方針を明らかにした。政府は近く、こうした安全対策を福井県側に提案し、理解が得られれば再稼働を最終判断したい姿勢だ。広域連合側は細野氏らの説明を受け、「暫定的な判断を前提に限定的なものとして適切な判断をするよう強く求める」との声明を出し、事実上再稼働を容認する見解を示した。
この日の会合には連合長の井戸敏三兵庫県知事や松井一郎大阪府知事らが出席。橋下徹大阪市長は市議会と重なり欠席したが、電話で議論に参加した。
細野氏は「現在は暫定的な安全基準だが、原子力規制庁設置後に見直す」と述べ、改めて再稼働に理解を求めた上で、副大臣らを責任者として常駐させることにも言及した。
これに対し、松井知事は「政府の安全基準が万全でないのに既定路線として再稼働を認めるのか」と反発し、原子力規制庁設置後に判断すべきだとの認識を示した。橋下市長も「安全基準が暫定なら、安全自体も暫定的なものではないか。なぜ規制庁の発足を待たずに再稼働するのか」と指摘した。
他の首長らからも批判が相次いだが、会合終了後に急遽、広域連合として声明を発表。井戸連合長は会見で「容認かどうかではない」としながらも、声明に記載した「限定的」の意味については「安全基準も再稼働も両方を含めた意味だ」と述べた。橋下市長が提案していた「限定稼働」の考え方と同様とみられ、これまでの慎重姿勢を修正し、再稼働を目指す政府方針に判断を委ねることになった。
橋下市長の理解が決め手、大飯再稼働へ急展開
関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)が再稼働する見通しとなったのは、関西広域連合が容認の姿勢に転じたことが最大の理由だ。
電力不足による市民生活や経済への打撃が無視できないとの判断に傾いたとみられる。全国の他の原発の再稼働はなお見通せておらず、電力危機はまだ去ったとは言えない。
関西広域連合が事実上の再稼働容認に転じた声明文について、首長たちは水面下で文案調整を続けた。
30日午後3時頃、鳥取県で開かれた広域連合の首長会合を終えた井戸敏三連合長(兵庫県知事)から、大阪市役所の橋下徹市長に電話がかかった。公務のため首長会合を欠席した橋下市長に声明案についての意見を求めるためだった。
関係者によると、橋下市長は、「限定的」との表現を加えることにはこだわったが、最大公約数で声明をまとめることには反対しなかった。再稼働批判の急先鋒せんぽうだった橋下市長が理解を示したことで、一気に再稼働容認への流れができた。
前日午後、井戸知事は再稼働容認に含みを持たせた声明案を各首長に打診していたが、「細野原発相の説明を聞いたその日に声明を出せば『出来レース』になる」などの慎重論が相次ぎ、見送りになった。
ところが、関係閣僚会合が30日夜に開かれるとの一報が飛び込み、事態は急転。首長たちは「政府判断の前に広域連合の意見を示さないといけない」(山田啓二・京都府知事)との考えでまとまった。非公開の打ち合わせで文面を調整し、この日夕の公表にこぎつけた。橋下市長は声明発表後の報道陣の取材に「知事、市長には(原発を)動かさざるを得ないという考えの人もいる。だが、暫定的な基準に基づく暫定的な安全判断に過ぎないという考えは一致している」と語った。
大飯原発の再稼働について協議する野田首相(左端)と細野原発相(右端)ら=30日夜、首相官邸 |
関西広域連合は30日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について、条件付きで政府に最終判断を委ねる声明を発表、これまでの慎重姿勢を軌道修正し再稼働を目指す政府方針を事実上容認した。
鳥取県伯耆町で開いた会合後、連合長の井戸敏三兵庫県知事は記者団に「政府が出した判断は受け止める。再稼働を期間限定にするかは政府の判断だ」と表明した。
大阪市の橋下徹市長も市役所で記者団に対し「仮に動かしたとしても期間限定は譲れない」と述べ、早期再稼働を事実上容認した。
野田佳彦首相と関係3閣僚は同日夜、首相官邸で再稼働をめぐり協議した。これに先立ち、藤村修官房長官は記者会見で、同連合の理解を得られつつあるとの認識を示した。
福井県の西川一誠知事は「首相が国民に明確な責任ある見解を述べることが重要だ」とするコメントを出した。おおい町の時岡忍町長は「何も聞いていないのでコメントできない」と述べた。
関西広域連合の声明は、原子力規制庁など新たな規制機関が発足しておらず、政府の安全基準も暫定的だと指摘した上で「政府の安全判断が暫定的だということを前提に、限定的なものとして適切な判断をするよう強く求める」と明記。大飯原発の立地県である福井県がこれまで安全管理組織などを設置してきたことにも触れ「関西の現在の発展は、こうした取り組みがなければあり得なかった」と評価した。
細野豪志原発事故担当相はこの日、再稼働への理解を得ようと広域連合会合に出席。安全性確保のため国と電力事業者などの責任者でつくる特別な監視体制を構築し、経済産業副大臣ら政務三役を現地に常駐させる考えを表明。原発再稼働の安全対策について暫定措置と説明し、原子力規制庁など新たな規制機関がより厳しい安全基準を適用すれば、再稼働の判断が再評価される可能性もあるとの認識を示していた。
◎24時間体制で監視へ
大飯再稼働で保安院
経済産業省原子力安全・保安院は、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に向けた安全監視体制の強化について、常駐する保安検査官を大幅に増員し、24時間体制で監視を続ける方針だ。経産副大臣ら政務三役も、最大10日間程度は現地に滞在し、再稼働の手順を見届ける。
大飯原発には現在、6人の検査官が常駐しているが、周辺の美浜、高浜の両原発を担当する検査官らを動員するほか、東京からも職員を派遣して24時間の交代制を取る。
特にトラブルが起きやすい原子炉の起動からフル出力運転に入るまでの1週間から10日間程度は、経産副大臣ら政務三役もおおい町入りし、福井県の担当者らとともに、オフサイトセンターなどで緊急時に備える方向だ。政務三役の現地入りで、政府が責任を持って再稼働に対応することを明確にするという。
核分裂反応を抑えるため原子炉に挿入されている制御棒を引き抜いたり、核分裂反応が連鎖的に起こる臨界に達したりする節目では、政務三役が発電所内で立ち会うことも検討する。
情報共有のため、東京電力福島第1原発事故後に新たに整備したテレビ会議システムも活用。システムは大飯原発とオフサイトセンターのほか、首相官邸や保安院の緊急時対応センター、関電の原子力事業本部(福井県美浜町)を結んでいる。
◎原発再稼働に関する声明要旨
関西広域連合が30日に発表した関西電力大飯原発再稼働に関する声明の要旨は次の通り。
関西地域は40年以上にわたって若狭湾に立地する原発から安定的な電力を受け、産業の振興と住民生活の向上が図られてきた。福井県が独自に厳しい監視体制をとってきた。
関西電力大飯原発3、4号機が再稼働の時期を迎え、関西広域連合は東京電力福島第1原発の事故を踏まえ、安全性が確認できなければ再稼働すべきではないとの立場から、政府に3度申し入れを行い、19日と30日に説明を受けた。
「原発の再起動にあたっての安全性に関する判断基準」は、原子力規制庁などの規制機関が発足していない中での暫定的な判断基準であることから、政府の安全判断についても暫定的なものである。
大飯原発の再稼働については政府の暫定的な安全判断であることを前提に、限定的なものとして適切な判断をされるよう強く求める。
(共同通信)
では済まされないでしょうね。
持ち上げていた人たちに影響を受け、密かに期待をしていた人達も多勢いると思いますから、持ち上げていた人たちは、自分たちの間違えを認め、正しいことを訴えて欲しいものです。
あ、でもそういう人たちって橋↓のように、みんな他人のせいにするのかな?
反原発を人気取りにつかって、現実に電気が足りなくなったら経済損失のあまりの大きさにビビって逃げ出しただけ。
あれだけデカい事を言っていたのに。
ハナから理念も無いし、失業増加や自殺や企業倒産や人の命を犠牲にしても反原発を貫くという覚悟も無い。
そんなの最初からわかってたはず。青い鳥なんかどこにもいない。
口先だけの無責任野郎です。
橋下流に言えば、期待して裏切られるのも自己責任ですかねw
大学の教員だったらもう少し現実に沿った主張をして欲しいものです。
原発反対のファンタジーは頭の中だけにしてくれ。
橋下は、平松支持リスト捏造でも、入れ墨職員へのA評価でも、反省なんか全然してないから、この件でも反省しないだろう。
不思議なことに、橋下が窮地に立たされると決まって職員の不祥事が起こるのだが、どういうことなんだろうか。
文句言っている暇があるなら、原発再稼動が
全く無意味になるぐらいの節電をすべきです。
私が関電経営者なら今のあなたを応援します。
批判ではなく節電に取り組むよう呼びかけ今夏30%程度の節電を目指すべきです。昼の12時から16時ぐらいはテレビを見ないなどいろいろ方法はあります。
デモも署名も無視され、では我々市民はどのように対抗すればいいと思いますか?
絶対に電気が足りるという試算があればいいのですが、どうも政府の15%不足案にしっかりした論陣を張って反論されている方が皆無に思えまして。
お考えをお聞かせいただけると幸いです。
「賢者は歴史に学ぶ、愚者は経験に学ぶ」
と言いますが、ほんとにその通りです。
推進してる人は何も学んでいないんですね。
実際に自分が被害に合わないと解からないんでしょうね。