さっき、友人から、「アベ晋三とFoolファイブ」(麻生、高村、下村、磯崎、中谷元)が結成されたという話を聞いたばかりなのですが、それに入れそうな物凄い大型新人がまた現われました。
自民党の武藤貴也衆議院議員が、安倍政権の「安保法制」=戦争法案に反対する学生の集団SEALDsに対して、
「彼ら彼女らの主張は「だって戦争に行きたくないじゃん」という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろうと思うが、非常に残念だ。」
とツイートしちゃったのです。
マジか~~~!?
SEALDsという学生集団が自由と民主主義のために行動すると言って、国会前でマイクを持ち演説をしてるが、彼ら彼女らの主張は「だって戦争に行きたくないじゃん」という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろうと思うが、非常に残念だ。
— 武藤貴也 (@takaya_mutou) 2015, 7月 30
その後のツイートのやり取りはこちら。
戦争行きたくないじゃん、という考えが、自分中心の極端な利己的考え!
では、みなさん、ご一緒に!
「あんたひとりで戦争に行け!」
この人、36歳ということで、シールズの面々とそんなに年齢変わらないんですが(わたくしから見れば)、
「利己的個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろう」
とか、タカ派爺さんぶりが凄いです。
ブログでも、
『「基本的人権の尊重」について。私はこれが日本精神を破壊した「主犯」だと考えているが、この「基本的人権」は、戦前は制限されて当たり前だと考えられていた。』
なんて書いちゃってます。
この人たちが取り戻したい「日本」って、大日本帝国のことなんだよね。
実は、この武藤議員、あの百田尚樹氏が講師をやって「マスコミを懲らしめなあかん」ということになった、安倍親衛隊の勉強会「文化芸術懇話会」の一員なんですねえ。
あれだけ、谷垣幹事長らに黙っとれ!といわれているのに、また、こんなこと言っちゃって。
百田勉強会と言い、磯崎陽輔首相補佐官と言い、こんなにオウンゴールで足引っ張っちゃって、安倍首相になんか恨みでもあるんとちゃいますか。
いやあ、アベ政権フールファイブ、人材豊富だわ。
百田尚樹・自民党勉強会事件「経団連使って広告料収入締め上げて沖縄の2紙を潰せ」+安倍首相恐怖の発言
百田・自民党勉強会全記録「商売のため基地周辺を選んで住んだ」「沖縄県民の方が米兵より強姦率が高い」
自民党勉強会は安倍総裁親衛隊「首相が仕事をしやすいように、邪魔者が出てきたら排除するのが役割だ」
沖縄侮蔑勉強会 菅官房長官「政府は沖縄に謝罪しない。党と政府は違うから」 自民党は政権与党なんだが。
なんちゅう幼い顔。国会議員の顔じゃない。お子ちゃまネトウヨ。
つける薬がねえよ。
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武藤議員のブログがまた凄いです。
次に「基本的人権の尊重」について。私はこれが日本精神を破壊した「主犯」だと考えているが、この「基本的人権」は、戦前は制限されて当たり前だと考えられていた。
全ての国民は、国家があり、地域があり、家族があり、その中で生きている。国家が滅ぼされてしまったら、当然その国の国民も滅びてしまう。
従って、国家や地域を守るためには基本的人権は、例え「生存権」であっても制限されるものだというのがいわば「常識」であった。もちろんその根底には「滅私奉公」という「日本精神」があったことは言うまでも無い。
だからこそ第二次世界大戦時に国を守る為に日本国民は命を捧げたのである。
しかし、戦後憲法によってもたらされたこの「基本的人権の尊重」という思想によって「滅私奉公」の概念は破壊されてしまった。
「基本的人権の尊重」という言葉に表された思想の根底には、国家がどうなろうと社会がどうなろうと自分の「基本的人権」は守られるべきだという、身勝手な「個人主義」が存在している。
従って、国民は国家や社会に奉仕することをしなくなり、その身勝手な個人主義に基づく投票行動が政治を衆愚政治に向かわせ、政治は大衆迎合するようになっていった。それは言うまでも無く「国民の生活が第一」を高らかに叫ぶ今の政治に如実に表れている。
武藤貴也・衆院議員、SEALDsを「自分中心、極端な利己的考え」と批判
自民党の武藤貴也・衆院議員(36)は7月30日、大学生らでつくる「自由と民主主義のための学生緊急行動」(SEALDs)についてTwitterで「自分中心、極端な利己的考え」と批判した。SEALDsが「戦争に行きたくないので反対」と主張することが利己的だという。
SEALDsは安全保障関連法案に反対するデモを毎週、国会前で開催している。安倍政権が憲法解釈を変更し集団的自衛権の行使を容認したことや、武器輸出政策の緩和などに疑問を持ち、「戦争法案を絶対に止める」とデモへの参加を呼びかけており、なかには、「私も戦争に行きたくないし、弟にも、子どもにも孫にも友だちにも行ってほしくない」と話すメンバーもいる。
このSEALDsの活動に対して、武藤氏はTwitterで「SEALDsという学生集団が自由と民主主義のために行動すると言って、国会前でマイクを持ち演説をしてるが、彼ら彼女らの主張は『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく」と指摘。「利己的個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろうと思うが、非常に残念だ」と書き込んだ。
さらに、安保法案に反対するなら、国連前ではなく朝鮮総連前で行なうべきだとの持論を、次のように書き込んだ。
SEALDsが「戦争嫌だから法案成立を阻止する」と主張するが、戦争したくないなら国会周辺ではなく領海侵犯を繰り返す中国大使館前やミサイル実験を繰り返す北朝鮮朝鮮総連前で反戦の訴えをすべきだ。法案を阻止しても、国会前で叫んでも、中国や北朝鮮の行動は変えられない。
— 武藤貴也 (@takaya_mutou) 2015, 7月 30
武藤氏はTwitter上でユーザーとやりとりを続けており、自身も「戦争に行けなんて誰も言ってい無いし思ってもいない」「なぜ権利行使の限定容認が若者を戦場に送ることになるのか。そうはなりません」などと訴えている。
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本当は武藤議員本人のブログを直接紹介したかったのですが、この人やはり狂ってますね。
そもそも安保法制と徴兵は全く無関係であり、抑止力は向上する方向に進むのだから、国内が戦場になって一般人が戦わざるを得ない状況になる可能性は減るわけで。
外地で万が一にも戦いたくなければ自衛隊に志願しなきゃいいだけなわけで。
また、仮に日本が侵略を受けて自由や人権も無くなる状況でも戦いたくなければ、日の丸焼いて共産党万歳してりゃ良いわけで。
あなたと意見が違うにしても口が過ぎるのでは!?
有権者によって当選を果たした訳ですし、彼に一票を入れた国民にも失礼ですよ。
反対意見は意見として受け入れた上で、ご自身の意見を述べられれば良いと思いますよ。
そして本能ばかりではなくて自分が死ねば悲しみ不幸に陥る人間がいるなら尚更死にたくはないでしょう。
大平洋戦争末期に父親が乗っていた輸送船が沈められて父親は戦死し、未亡人となった母親と家族が苦労を嘗める中で育った70才代の人を知っていますが、その人のお父さんはさぞかし無念だったのではないかと思うのです。
そういうことは、武藤議員にとっても同じではないのでしょうかね?
「人を死なせたくない」というのも何かの主義ではなくて本能ですね。
実際に大平洋戦争中での米軍兵士の「発砲率は25%」という話をNHKの特集番組で聞いたことがあります。
自分と同類の他の人間に発砲するのは心理的な抵抗が大きい。
米軍はWW2後に、この発砲率を上げるべく苦労したそうです。
「戦争に行きたくない」と言うのは利己主義どころか人間の本性に根ざしたものだと思います。
それでもまだ自国防衛の戦いならば正当防衛として納得のいく部分はあります。
しかし、集団的自衛権行使で他国に出掛けて行って他国のために、今直接自国を侵略している訳でもない人たちと殺し殺される戦いをすることに抵抗があるとしても、それは自然なことと思われます。
それは、たとえ自分が実際に戦地に行かないとしても他の人が海外に戦争に行かざるを得ないことに対しても同様でしょう。
戦争法案反対の若者の運動を利己主義と非難することは間違いであると思います。
狂っているはいいすぎたかもしれませんが、彼に一票入れた方々が今回のこと知ったらさぞがっかりするでしょうね。
こんな樣なら制服向上委員会に、「諸悪の根源自民党を倒す」とか歌われても仕方ないです。あまりにもイメージが悪すぎるよ。
各論知らずイベント参加気分な方々
責任も当事者意識もない。
言ったもん勝ちな流れに身を任せるの、ホントやめてくれ。
だったら、他の打ち手を具体的に示して欲しい。
たとえば平和的外交強化だったら、どのように対話を進めていくのか等。
○日教組の先生への反発とも思えないし。
○親の影響かも知れないけど。
○時流に乗ってるって事かも知れませんね。