橋下大阪府知事と維新の会が用意している「教育基本条例」案と「公務員改革条例』案。
まだ正面から取り上げる準備が出来ていないので、搦め手から。
引退した島田紳助さんに対しては、私の創作独白くらい、やけに神妙な橋下大阪府知事です。
「テレビ界に呼んでくださった島田紳助さんにも本当に感謝しています。
あのころ、私は毎日毎日、商工ローン系の顧問会社の代理人として、大阪簡易裁判所の原告席で取立て訴訟の原告代理人をやっていました。被告の方々の中には、私の生まれ育った実家を思い出させるような、気の毒な方もおられました。しかし、私は容赦せず取り立てるしかありませんでした。
そんな満たされない仕事を続けていて、いつしか、奇抜な格好をして強がるしかなかったのです。それをおもしろがって引き立ててくださったのが島田さんやテレビ界の皆さんでした。
最初は面白いことが言えなくて焦りました。そんなとき、いろいろ教えてくださった芸人の方々もいらっしゃいました。最後まであまり面白いことは言えなかったのですが、人気が出れば皆さん笑ってくださいました。半ば笑われていたのかも知れませんが、それでもありがたいことです。
そして、とうとう夢だった政治家になることができました。」(あくまで創作です)
また、警察に対しても謙虚です。
【質疑】
「 --知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」が9月議会に提案する方針の公務員基本条例は府職員の懲戒・分限処分の基準を定めているが、警察官は対象にしていない」
「本質的に政治には不正が発生するので、捜査権を持つ警察の中立性(の担保)にはよほど気をつけていないと、政治のやりたい放題になってしまう。」(こちらは実話です)
言っていることが矛盾していることに気づかないのでしょうか。
本質的には政治には不正が発生するのであれば、取り締まる側のの警察だけが中立を保てばいいというものではないでしょう。
未来の有権者を育て、政治を支える教育だって政治から中立であることが大事です。
よほど気をつけなければならないのは過去の判例が何度も確認しています。
政治が介入すれば、教師の思想良心の自由・教育の自由・表現の自由が脅かされます。
教師から子ども達に伝えられる「学問」は時の多数派の意思とは無関係に存在すべきものです。コペルニクスもガリレオも少数者として迫害を受けたのです。
さらに、選挙に民意を反映すると言っても、維新の会が議会で多数を占めたと言っても一時のものです。彼らが何年、何十年と未来に影響を及ぼす教育を私していいものではありません。
また、維新の会の議席には棄権した過半数の意思は反映していません。投票率は30%台です。
ほぼ小選挙区制となっている選挙区の死票は無視されています。得票率も4割程度です。
有権者の10数パーセントしか得票を得ていない彼らが本当に「多数派」とさえいえません。
彼らが創ろうしている教育基本条例は憲法違反で、教育基本法など多くの法律に反しています。
公務員条例も憲法の労働基本権を侵害し、労働基本三法などに反しています。
違憲違法で無効な条例です。近いうちに必ず書き上げます。
橋下府知事と維新の会の議員も公務員ですから、憲法尊重擁護義務があるのです。
彼らは、神妙で謙虚である相手を間違えています。
「知事になれたの、紳助さんのおかげ」橋下知事 2011年8月25日 朝日新聞
タレントの島田紳助さんが暴力団関係者とのつきあいを理由に芸能界引退を表明したことについて、島田さんと交流のある大阪府の橋下徹知事は24日の定例会見で、島田さんに「お疲れさまでした」とメールを送り、「ありがとう」と返信があったことを明かした。「紳助さんの番組がなければ、どう考えたって知事になれるわけない。今の僕の状態は紳助さんのおかげ。非常に残念でもあり、つらい」と語った。
橋下知事は、島田さん司会の日本テレビ系「行列のできる法律相談所」に出演し、全国に名が売れた。
暴力団との関係については、「僕は府の暴力団排除の旗振り役。暴力団との付き合いに『あれくらいいいじゃない』と僕の立場では言えない」と話した。
「政治に不正は付きもの」
24日に行われた橋下徹・大阪府知事の定例会見の詳細は次の通り。
【冒頭】
年間5%の節電を目標に取り組んできた府庁オフィス系職場の7月分の電気使用量の集計が終わり、昨年7月分との比較で約17%の節電を達成した。今年は7月後半に昨年より気温が低い日が続き、単純に評価できないが、目標を大きく上回った。8月末から9月初めの気温は平年より高くなる長期予報なので、引き続き節電をお願いしたい。
食品を除く流通物品の放射性物質検査を実施する体制を整備した。府が調査が必要と判断した場合に2段階で検査し、対象物品名や結果は公表する。高レベルの放射性物質が検出された場合は、販売者に販売停止と自主回収を要請する。
【質疑】
--知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」が9月議会に提案する方針の公務員基本条例は府職員の懲戒・分限処分の基準を定めているが、警察官は対象にしていない
本質的に政治には不正が発生するので、捜査権を持つ警察の中立性(の担保)にはよほど気をつけていないと、政治のやりたい放題になってしまう。
23日の会見では「あるわけない」と存在を否定した黒い交際の証拠写真の存在が明らかになった島田紳助さん Photo By スポニチ |
暴力団関係者との「親密な交際」があったことを理由に芸能界引退を表明した元タレントの島田紳助さん(55)と、同暴力団関係者が一緒に写真を撮っていたことが24日、明らかになった。この関係者は指定暴力団山口組の最高幹部の1人。05年に大阪府警が同幹部の関係先を家宅捜索した際に写真を発見していた。紳助さんは23日夜の記者会見で、写真の有無について「あるわけないですから」と完全否定していたがこれを一夜にして覆された形だ。
会見の冒頭、「全て正直にしゃべろうと思っております」と切り出した紳助さん。だがその翌日、本人の説明とは矛盾する“証拠”の存在が明るみになり、暴力団関係者との親密ぶりをよりうかがわせる結果となった。
捜査関係者によると、紳助さんが会見で「Bさん」と説明していた暴力団関係者は、指定暴力団山口組系「極心連合会」の会長。山口組No・4にあたる「筆頭若頭補佐」という役職を持つ最高幹部の1人だ。同じく「Aさん」としていた、紳助さんの友人で元プロボクシング世界王者の渡辺二郎被告(56)=恐喝未遂罪で実刑判決を受け上告中=が、2人の仲介役となっていた。渡辺被告も「極心…」の相談役とされている。
同幹部をめぐり、大阪府警が05年に関係先を家宅捜索した際、幹部の家族と紳助さんの写った写真が見つかった。さらに、紳助さんが幹部に宛てた直筆の手紙も発見されていたという。
紳助さんは05年から07年ごろに渡辺被告を通じて送ったメールで、幹部が競売入札妨害などの容疑で大阪府警に逮捕されたことを心配し、自分が経営する店で高額な飲食をしてくれたことを感謝していた。大阪府警が07年に渡辺被告を逮捕した際の携帯電話の解析でも同様の内容が明らかになったという。
一方、紳助さんが23日夜の記者会見で明らかにした10数年前のトラブルは、テレビ番組での自身の発言をめぐる右翼とのもので、渡辺被告を通じて、同幹部が解決に乗り出していたことが捜査関係者への取材で判明。それ以降、暴力団関係者の間では、同幹部と紳助さんの親密ぶりを指摘する声があったという。
[スポーツニッポン 2011年8月25日 06:00 ]
ご本人が「創作」を読んで真似したのでは、と思えちゃいましたよ。
島田紳助氏なきあと、橋下さんが怖いのはやしきたかじんさんくらいでしょうか。
横山ノック知事も権力者になってから大変な権威主義者になってしまって、女性にひどいことをして晩節を汚しました。
テレビ芸人ばかり選ぶ大阪府民が悪いと言えば悪いのですが、憲法違反の条例が出来れば追随者が出るなど被害は大阪以外にも波及します。
なんとか応援していただいた記事を書きたいのですが、かえってプレッシャーが。。。。
行政は、教育に直接介入できないのだから、止めて!
「絶対、ハンターイ!」
もう、チャカメチャに、メチャクチャ反対
余り、「ふざけんなよ!」
伸介の”ヤクザの友達の友達”の常套語だから、橋下弁護士さんは、府議会で真似しないで??
はああ、面白かったなあ。