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消費者庁が誤導調査「放射線による健康影響が確認できないほど、小さな低線量のリスクをどう受け止めるか」

2016年03月10日 | 内部被曝の恐怖

 

 明日で、東日本大震災・福島原発事故から丸五年。

 報道を見て、消費者庁の調査発表をNHKが歪めて報道したのかと邪推したのですが、消費者庁の質問項目の方がおかしいことがわかりました。

 消費者庁は、その名も

風評被害に関する消費者意識の実態調査〜食品中の放射性物質等に関する意識調査〜

という意識調査を続けていて、今回は第7回の結果を報告しました。

 実際に被害があるのか、風評被害なのかどうかがまず問題だと思うのですが。

 マスコミが再三伝えているのはこの調査結果の中で、「福島県産の食品購入をためらう」人が15・7%(もまだ)いるということですが、私に言わせれば、わざわざ福島県産の農産物を買う必要がないわけで、ためらう人が6人に1人未満になってしまっていることに唖然です。

 また、「基準値以内でもできるだけ放射性物質の含有量が低いものを希望する」と答えた人が41・1%しかいないのにも驚きました。

 そんなん、少なければ少ないほど、もちろんゼロがいいに決まっているじゃないですか。4割の人しか希望しない、この危機意識の風化ぶりにはびっくりです。

内部被曝からいのちを守る なぜいま内部被曝問題研究会を結成したのか
市民と科学者の内部被曝問題研究会 (編集) 
旬報社

 

 

 そして、最後の質問が表題の

「放射線による健康影響が確認できないほど、小さな低線量のリスクをどう受け止めるか」

なのですが、放射線による健康影響が確認できないほど小さな低線量、といいますが、それはいったいどれくらいの線量のことを言っているのでしょうか。

 というか、この質問の中に、低線量になればリスクや人体への影響がなくなる閾値(しきいち)が存在する、あるところから急にリスクや影響がゼロになるという考え方が忍び込んでいて、これは誤導というべきです。

 

 

 これに対する消費者の答えは

1 「基準値以内であれば、他の発がん要因(喫煙、毎日3合以上飲酒、痩せすぎなど)と比べてもリスクは低く、現在の検査体制の下で流通している食品で あれば受け入れられる」が 29.8%、

2 「放射性物質以外の要因でもがんは発生するのだから、殊更気に しない」が 16.3%

であり、合わせると、一定のリスクを受け入れられる人は 46.1%(横ばい傾向)。

3 「基準値以内であっても少しでも発がんリスクが高ま る可能性があり、受け入れられない」(21.2%→19.4%)

4 「十分な情報がないため、リスクを考えられない」(31.1%→33.9%)

との回答がやや増加し、これまでで最も高い値となり、3と4を合わせると52・5%になっています。

 しかし、1の回答項目の誤導もひどくないですか?これは、ICRPの数値を国立がんセンターが自分たちのがんリスクのひょうに形式的に当てはめただけの数字です。

国立がん研究センター 「外出を控えたり(汚染)野菜を食べない方が発がんリスクが上がる」見解のお粗末

 

 

 核兵器を非人道的な国際法違反の兵器としないための機関、放射線の影響を極力矮小化するための総本山が、アメリカのエネルギー省なのですが、このエネルギー省が日本の厚生労働省と共同出資しているのが、日本の財団法人放射線影響研究所(放影研)です。

 この放影研の前身は調査ばかりして被爆者を一切治療しなかったアメリカ占領軍が作ったABCC(原爆傷害調査委員会)という研究機関です。つまり、もともとアメリカがつくったもので、今でも半分はアメリカエネルギー省が出資です。未だに実質的にはアメリカの核マフィアに逆らえない組織なのです。

 そんな放影研が客観的な調査ができるわけもなく、たとえば、原爆投下直後に放射性物質を含む「黒い雨」が、1万3千人もの人に降り注いだことを示す分布地図が、放影研により隠蔽されていたことも明らかになっています。

 この記録を隠すことで、放射性降下物による低線量被曝や内部被曝の影響を過小評価することが可能になったのです。

米エネルギー省、ABCC・放影研、ICRP 国際的原子力ムラ=核マフィアが放射線「安全」基準を作った

 

 十分な情報がないために、リスクについて評価ができない。

 これは素晴らしく科学的な態度です。

 政府は放射線被曝について、十分な情報を提供する義務があります。

 

内部被曝の脅威 ちくま新書(541)
肥田舜太郎、鎌仲ひとみ
筑摩書房

 

内部被曝 (扶桑社新書)

肥田舜太郎 扶桑社

 

内部被曝 (岩波ブックレット) 

矢ケ崎克美ほか 岩波書店

 

 

わからないことはわからない、と評価するのが真に科学的な態度でしょう。

余り有害な調査をしているようだと、ほんとに消費者庁だけ徳島県に行った方がいいということになるでしょう。

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「福島の食品購入ためらう」15.7%が回答

3月10日 12時11分 NHK


 
東京電力福島第一原子力発電所の事故による消費者の意識への影響を、先月、消費者庁が調査した結果がまとまり、「福島県産の食品の購入をためらう」と回答した人は15.7%で、3年前の最初の調査と比べて3.7ポイント低くなりました。
 
消費者庁は、「原発事故が不安を与え、食品の放射性物質の検査が行われているにもかかわらず、買い控える消費行動がみられる」として、3年前から消費者の意識調査を半年おきに行い、7回目の調査が先月、被災地と3大都市圏の5100人余りを対象に行われました。

この中で「福島県産の食品の購入をためらう」と回答した人は15.7%で、前回の去年8月より1.5ポイント低く、最初の調査より3.7ポイント低くなりました。

また、「放射線による健康影響が確認できないほど、小さな低線量のリスクをどう受け止めるか」という質問で、「十分な情報がないため、リスクを考えられない」と回答した人は33.9%で、前回より2.8ポイント高く、最初の調査より11.1ポイント高くなりました。

消費者庁の板東久美子長官は記者会見で、「消費者に正確な情報を理解してもらうための取り組みを一層きめ細かく地道に行っていきたい」と述べました。
 
 
 
2016.3.10 13:03 産経新聞

食品の放射性物質検査「行われていること知らない」過去最多36・7% 消費者庁調査

 消費者庁は10日、東京電力福島第1原発事故の風評被害を探るため、継続的に実施している意識調査の7回目の結果を発表した。

 調査は、東日本大震災の被災地(岩手、宮城、福島、茨城)と、都市圏(東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、大阪、兵庫)の消費者約5100人にインターネットを通じて実施した。

 それによると、食品購入をためらう産地として「福島県」と答えたのは15・7%で最も多く、北関東(茨城・栃木・群馬)の5・0%を大幅に上回った。また、「基準値以内でもできるだけ放射性物質の含有量が低いものを希望する」と答えたのは41・1%で、前回の41・8%からほぼ横ばいだった。

 他産地と比較し、福島県産食品を敬遠する人が高い割合を示す一方で、食品中の放射性物質の検査について「行われていることを知らない」と答えた人は、平成25年2月に調査を開始して以来、最多の36・7%にのぼった。放射線が人体に与える影響について「知っていることは特にない」と回答した人も37・7%で、前回の35・2%より2・5ポイント上昇した。

 同庁は「引き続き関係省庁と連携して正確な情報を提供し、(消費者の)理解促進に取り組んでいきたい」と話した。

 

低線量被曝のリスクが明確に

投稿日: 2015年10月08日 15時06分 JST 更新: 2015年10月08日 15時32分 JST ハフィントンポスト

低線量の被曝でも白血病のリスクがわずかに上昇することが、30万人以上の原子力産業労働者を対象とする大規模疫学調査により示された。

研究者らは数十年にわたり、低線量放射線被曝のリスクを定量化しようと試みてきた。低線量放射線とは、放射線検査を受ける患者や医療従事者、2011年に事故を起こした日本の福島第一原子力発電所から数十km圏内で暮らす人々などが受ける程度の電離放射線(原子や分子から電子を引き離し、DNA鎖を切断することができる放射線)のことである。低線量放射線が健康に及ぼす影響は非常に小さく、あったとしても、辛うじて検出できる程度である。このほど、長期にわたる低線量被曝が白血病のリスクをわずかに上昇させることが、国際的な大規模疫学調査によりはっきりと裏付けられた。この成果は、7月21日にLancet Haematol.に報告された(K. Leuraud et al. Lancet Haematol.http://doi.org/5s4; 2015)。

原子力産業労働者や医療従事者の被曝量の上限に関する既存のガイドラインでは、低線量放射線に被曝するたびにがんのリスクがわずかに上昇することが前提とされている。そのため、こうした方針自体に変更が必要というわけではないが、「被曝量はどこかに閾値があって、閾値未満の低線量被曝なら無害であるに違いない」と信じる人々の希望を打ち砕くと同時に、科学者には、日常的な被曝のリスクの定量化に用いることのできる信頼できる数字が得られたといえる。

太平洋岸北西部国立研究所(米国ワシントン州リッチランド)で低線量放射線システム生物学プログラムを率いるBill Morganは、国際放射線防護委員会(ICRP;カナダ・オタワ)の放射線影響委員会の委員長も務めている。彼は、「低線量被曝が健康に及ぼすリスクは極めて小さいのですが、市民は非常に気にしています」と言い、市民のこうした不安に配慮して、低線量被曝のリスクを定量化するプログラムに多額の資金が投入されていると説明する。例えば欧州委員会は、この問題の評価に関して20年のロードマップを作成している。けれどもMorganは、研究者の努力はまだ足りないと考えている。「リウマチの治療のためにラドン温泉を訪れる人もいれば、宇宙線被曝を恐れて飛行機に乗るのを避ける人もいるなど、低線量被曝のリスクが市民に適切に理解されていない現状が生じています。これは、私たちが研究の成果をきちんと説明できていないせいだと思います」。

リスク評価の難しさ

電離放射線ががんのリスクを上昇させ、蓄積線量が多くなるほど影響が大きくなることは、以前から知られていた。けれども、こうした相関が低線量でも成り立つかどうかを証明するのはおそろしく困難だった。リスクの上昇が非常に小さく、それを検出するためには、被曝線量を厳密に把握できている大勢の人のデータが必要だったからである。国際がん研究機関(IARC;フランス・リヨン)が組織したコンソーシアムによる今回の調査では、まさにそうした大規模なデータが得られた。コンソーシアムは、バッジ式線量計を着けて仕事をしていたフランス、米国、英国の計30万人以上の原子力産業労働者について、その死因を検証し(研究の時点で対象者の5分の1が死亡していた)、最長で60年に及ぶ被曝記録との相関を調べた。

宇宙線やラドンによる環境放射線量は年間約2〜3ミリシーベルト(mSv)で、対象となった原子力産業労働者たちは年間でこの値より平均1.1mSvだけ多く被曝していた。今回の研究によって、被曝線量が高くなるのに比例して白血病のリスクが上昇することが裏付けられたのと同時に、極めて低い被曝線量でもこの線形関係が成り立つことが証明された(ただし、白血病以外の血液がんについては、被曝線量の増加とともにリスクが上昇する傾向はあったものの、その相関は統計的に有意ではなかった)。

デンマークがん学会研究センター(コペンハーゲン)の所長である疫学者のJørgen Olsenは、この研究を、「極めて低線量の電離放射線に被曝してきた人々に関する、厳密で、かつてないほど大規模な調査です」と評価する。その知見は、高線量の自然環境放射線によって白血病が引き起こされることも示唆しているが、「個人のリスクの増加は無視できるほど小さいものです」と彼は言う。

ほとんどの国の放射線防護機関が従っているICRPの推奨では、1年の被曝線量が6mSvを超えそうな人についてはモニタリングが必要とされている。そして、1年間の被曝線量の上限を50mSvとした上で、5年間の被曝線量が1年当たり20mSvを超えないように定めている。今回の調査対象となった30万人以上の労働者のうち531人が白血病で死亡しており、彼らの平均勤続年数は27年間だった。このうち30人は急性リンパ芽球性白血病で死亡していたことから、放射線被曝によるものと示唆される。Olsenによると、これだけ大規模な調査でも、ごく低線量の被曝(合計50mSv未満)を蓄積した労働者では、白血病リスクの上昇を直接裏付ける証拠は得られなかったという。ただし、調査で得られたデータの外挿により予測した結果、被曝線量が10mSv蓄積するごとに、労働者全体の平均と比較して白血病のリスクが約3%上昇することが分かった。

ICRPは、「低線量被曝の蓄積による白血病のリスクは、同じ線量を一度に被曝した場合のリスクより小さい」という前提に立って許容線量を定めている。少しずつ被曝していく場合には、被曝によるダメージから体を回復させる余裕があるはずだというわけだ。今回の研究は、こうした前提に疑問を突きつけるものだ。しかし、ICRPの推奨値は慎重に定められているため、今回の低線量放射線に関する知見により推奨値が大きく変わることはないだろう、とドイツ連邦放射線防護庁(ミュンヘン)のThomas Jungは言う。

医療被曝

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米国で盛んに行われている腹部CT。
semakokal/istock/thinkstock

ノースカロライナ大学チャペルヒル校(米国)の疫学者で、この論文の著者の1人であるDavid Richardsonによると、低線量被曝の主な原因は医療放射線で、被曝線量はますます増加しているという。「米国人の1年間の平均被曝線量は、主に医療被曝によって20年前の2倍に増えているのです」(「増加する環境放射線」参照)。増加分のほとんどはCT検査によるものだ。典型的な腹部CT検査では、患者の被曝線量は1回当たり10mSvを超える。コロンビア大学(米国ニューヨーク州)の放射線研究者David Brennerの計算によると、1年間にCT検査を受ける2500万人のうち100万人が、この20年間に250mSv以上の被曝を蓄積しているという。

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SOURCE: UN SCIENTIFIC COMMITTEE ON THE EFFECTS OF ATOMIC RADIATION

米国立がん研究所の放射線疫学プログラム(メリーランド州ベセズダ)のMartha Linetは、放射線画像を見ながら心臓や脳内の血管にカテーテルを通す手技を行う数万人の医療従事者は、この研究に特に注目する必要があると言う。侵襲性の低いこうした手技のニーズは、近年ますます高まっているからだ。

放射線被曝は、血液のがん以外のさまざまな疾患を引き起こすことが複数の疫学研究によって明らかになっている。IARCが率いるコンソーシアムは、現在、固形がんへの影響の他、心臓発作や脳卒中への影響についても調べている。低線量被曝がさまざまな集団に及ぼす長期的な影響についての調査も行われている。その1つであるEpi-CTという調査では、欧州9カ国で小児期にCT検査を受けたことのある人を100万人集めており、分析を終えるのは2017年の予定だ。また、ヘルムホルツセンター・ミュンヘン(ドイツ)では、ロシアの南ウラル地方にあるマヤーク核施設で死亡した労働者の心臓組織を分析している。

欧州委員会は低線量被曝研究への資金提供を続けているが、米国では同様の研究プログラムは打ち切られている。2013年、科学者たちはホワイトハウス科学技術政策局に資金提供の再開を求める公開状を提出し、現在、低線量被曝に関するさらなる研究を求める法案が議会で審議されている。

ヘルムホルツセンター・ミュンヘンの放射線生物学部門長Mike Atkinsonは、こうした研究のための資金提供は重要だと主張する。放射線が人体に及ぼす影響を定量化することができれば、医師が小児にCT検査を行うかどうかを判断する際に、リスクと利益を比較検討するのに役立つからだ。Morganも、低線量被曝が健康に及ぼす影響についての理解がもっと深まれば、原子力発電所の操業や事故により汚染された土壌の除染をどこまですればよいかを判断するのに役立つだろうと指摘する。

Nature ダイジェスト Vol. 12 No. 10 | doi : 10.1038/ndigest.2015.151012

原文: Nature (2015-07-02) | doi: 10.1038/523017a | Researchers pin down risks of low-dose radiation

Alison Abbott

【関連記事】
放射性物質はどのくらい放出された?  Nature 478 435-436 (2011年10月27日号)| doi : 10.1038/478435a
福島第一原発事故による被曝量の国際評価 Nature ダイジェスト Vol. 9 No. 8 | doi : 10.1038/ndigest.2012.120807

 

 

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詐欺師の辞書に書いてあること (kei)
2016-03-10 19:24:08
「騙される人は何度でも騙される」

日本国民は何度騙されたことでしょう。

疑い深いくせに、疑う対象を間違えているという。


肥田先生情報 (みどり@労働組合ってなにするところ)
2016-03-10 20:30:09
肥田舜太郎先生の活動を描いた最新ドキュメンタリー映画『ヒロシマ、そしてフクシマ』が、渋谷のユーロスペースで3月12日から公開されます。
3週間限定の上映ですので、見たい方はお早目にどうぞ!

http://www.eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000082
映画になった福島のキャベツ農家の方も「糞表被害なんかじゃない(怒)」とおっしゃってますけどね。 (L)
2016-03-10 21:18:24
 映画「大地を受け継ぐ」にでてくる福島のキャベツ農家の方も「糞表被害なんかじゃない(怒)」とおっしゃってますけどね。

 80年代の半ば、大学の特別講義で放医研の方が「電事連の広告はすべて嘘ですから」とおっしゃっていました。

 X 「原発から出る放射線量は自然放射線量よりも少ないから問題ない」
 O 自然放射線にも害がある。これにプラスして原発から出る放射線が害をなす。
(「交通事故は自殺よりも少ないから問題ない」と言ってるのと同様。別に合計死者数は減らない。)
 放射線はどれほど微量でも影響があり、放射線量に比例して影響がある。放射線量は少ない程よい
 そしてガンや精神薄弱・死産などの線量当たりの確率を示してくれました。

 そして、原発が出す放射線・放射能の量からこれらの障害が立地地域にどれほど出るのか計算して見せてくれました。何十年かの間に出る問題で絶対数として極端に多いわけでなくまた、問題が出た当人には、薬害や公害と違って原因の自覚が難しいですから、饅頭がたらふく食べられる間はこうしたマイナスの問題は表には出来にくいのです。
 とはいえ、パンティ大臣の父のように、”たとえ将来、OO児だらけになったとしても打出の小槌を手にすべきだ”という自覚的な方もいるわけですが。

 さて、今の原発難民の心象と受け止めの一端を示す動画があります。※あくまでも個人の感想ですという字幕が必要なほど踏み込んだ内容で、ツイッターなら警告表示が出るでしょう。
レイバーネットTV第98号放送「あれから5年〜福島からの避難者はいま」https://www.youtube.com/watch?v=PKpDmua5JH8

生々しい現実を語る〜レイバーネットTV「フクシマからの避難者は今」http://www.labornetjp.org/news/2016/0224shasin
>福島の放射能廃棄物フレコンバックの山に積まれた映像が紹介された。〜「ここに帰れというのか。パックはすべて東京で引き取ってほしい」と口火を切った。そして二人は福島の現実を生々しく語った。「俺も私もがん、犬までなった」。がんが多発し、身近に頻発する流産や中絶の話は具体的だ。
>また一方、月額10万円と言われる補償金の配分で分断され、「金漬け」にされている厳しい現実も語られた。いま避難先の埼玉で農業を営む鵜沼さんは「あんたは10万円もらってなぜ働くのか?」ということをよく言われ、傷つくと言う。鵜沼さんはこう続けた。「月10万円でやっていけますか。そして補償金はいずれ支給されなくなる。金漬けにされてはだめだ。私は自立して生きていきたいし、仲間にも自立して生きようと呼びかけたい」と笑顔で訴えた。


(避難解除で月10万の慰謝料を打ち切られ、でも村に戻る基盤がなく、仮設住宅で暮らす老人たち(元農家?)に食糧援助をしている話も出てくる。井戸川前町長は集会で”(村・国・東電は)乞食をさせている”と吐き捨てた。
 私の感想。
 番組は圧倒的な強度だ。アリさんマークの引越社の動画https://www.youtube.com/watch?v=uex0k9g7W_wくらい生々しい。ぱっくりと裂けた大きな傷口の生きた肉を見るよう。 集会でもここまではなかなか踏み込んだ話は出ないように思います。堀切監督(『原発の町を追われて』貧困ジャーナリスト大賞・女性人権活動奨励賞(やより賞)「期待賞」)、木田さん、鵜沼さんとレイバーネットTVという場の力を感じます。今後、フクシマを考え語る上での暗黙の前提になると思います。被災者の多くが粉々に分断されて行き場もなく飼い殺しにされてる様は、打ち捨てられた繁殖場の犬猫のよう。そして金持ち偉い人はこの状況さえダシにして税金を抜いていやがる。あらためて国はこんな扱いをしているのかと身悶えしています。災害の後の廃墟の街は空襲の後にも似て、繁栄の薄皮の下の基層を剥き出しにします。311の後の状況もまた薄皮の下に隠していた酷薄な金持ち偉い人の姿をこれでもかと見せつけてくれています。安倍が象徴するように結局戦前のままです。
 下らない奴らはアヤを付けるかもしれませんが蟻の目から見た、地べたから見た福島の、斬れて血が噴き出している人々の姿です。数字に丸められ量に換算され抽象化された統計からは見えにくい姿です。今、このような様子はきちんとTVをはじめマスメディアでは取り上げられていないし、難しくもあるでしょう。こうしたシステムはこのような個人の実感を伝えられる状況ではありません。これが広まると良いけど、美味しんぼじゃ済みそうにないからねえ。被曝だの癌だの奇形だのは反原発界隈でさえしばしば忌避・抑圧の対象。ですから、今回の番組が非常に価値と意義があり実行できてよかったと思います。
誘導されて行き着く先は? (リベラ・メ(本物の))
2016-03-10 21:54:20
知らない間に誘導されて行き着く先は、再稼働?電気料金値上がっちゃうから…って。
意外や意外、食品から放射性物質は未検出だと言うのだが (バードストライク)
2016-03-10 23:51:04
事故直後、降下してくる放射性物質で作物が汚染された。その後、土壌を汚染した放射性物質が作物に移行すると誰もが思っていたのだが・・・。


私は、以下の三ヶ所から食料を調達している。
1。会員制宅配会社「D会」ー全ての食品
2。生協の宅配ー魚・果物・野菜の一部
3。最寄りターミナル駅にある自然食品店ー宅配で揃わなかった物

1、2とも放射能検査をしている。
1は昔は紙、今はネットのみで結果を発表。
2は紙で周知。
どちらも事故年度はともかく、今は一部を除きほとんど放射性物質は検出されていない。
奇蹟である。
粘土がセシウムを抱き込んで、作物に移行しないというのだ。

とても信じられなかったが、数年間そうなのだから、概ね信じていいのだろう。
ただ、検査機関の機械の精度により最低検出値が異なるうえに、時間をかけて測定するかどうかでも検査の精度は違ってくる。

ずっと福島の食品汚染を中心に監視し続けている人がいるが、その方の観察によると、
・中通りの汚染が激しい。
・農業の中心地は、中通り。
・福島県の検査は、一番生産量の多い中通りを避けて、会津などの産品を測っていることが多い。
・茨城県などの近隣県より、福島の同一産品のほうが低い測定値が出る。
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-1737.html

「風評被害」「食べて応援」などの言葉が私を脅かす。
よってたかって放射能汚染をないものにしようとしている。
その意図に従いたくない。
自分はともかく、子どもに食べさせたくない。

大気中に放出された放射性物質の8割が太平洋方面に流れていき、残りの2割が日本の国土を汚したということだ。
北西方向、浪江ー飯館ー福島・郡山など中通りに流れて行った。
その後、東北自動車道に乗って広がったらしい。( 低地だから )

汚染度合いを見ると、東北では奥羽山脈の西、東で異なり、北は岩手あたりまで、西は日本アルプスで遮られたようである。その中で、汚染の濃淡があるのだ。

理屈と心情は別なので、自分では納得のいく「土壌汚染」を基準に食品を購入している。
もう誰も、信じないのだ。

今、ブラックボックスなのは魚である。
魚の原産地は水揚げ港とされ、漁獲地は通常記されない。
なのでもう一般の魚屋では買わない。

最初に海上に流れていった、8割の放射性物質、海にも落ちた。
地上に落ちた放射性物質は、川に入って海に流れ着く。
大量の汚染水 ( おすいせん、と連発した馬鹿な大臣がいたな w ) が流出し、今も流れ続ける。

放射性物質は海底に多量に沈んでいる。
魚はセシウムもだか、ストロンチウム汚染が怖い。
ストロンチウムは、あまり計測していない。時間がかかる上、難しいのだという。
北海道のタラ、アラスカの鮭、太平洋のマグロからセシウムが検出されている。

東京は、水道水にも微量ながらセシウムが入っている。


チェルノブイリ原発事故の詳細を知り、ショックを受けた若い頃。
こんな日が来るかもしれないとは思っていた。
でも、来ないだろうと慢心してもいた。
そして、来た。
では、慢心していなかったとして、一体何ができただろうか?
IPPNW(核戦争防止国際医師会議)情報 (檜原転石)
2016-03-11 04:24:16
▼IPPNW情報
電離放射線の危険について
2013年10月19日ドイツ、ウルム市で開催された専門家会議概要 

http://www.fukushima-disaster.de/fileadmin/user_upload/pdf/japanisch/Health_Effects_of_Ionizing_Radiation_Japanese.pdf
・・・
ウルム専門家会議の個別結論:  
1)バックグラウンド放射線だけでも健康被害の引き起こされることは、疫学的に証明されている。
2)医療診断を目的とした放射線の使用が引き起こす健康被害は、疫学的に証明されている。
3)原子力エネルギーの利用や核実験は、疫学的に証明可能な健康被害を引き起こす。
4)疫学研究の基本に集団線量の概念を用いることによって、低線量被ばくの領域における健康リスクを確実に予測し定量化することが可能である。
5)ICRP(国際放射線防護委員会)が未だに用いている広島・長崎で行なわれた研究を基本とするリスク係数の算定は、時代遅れである。
6)被害を最少に抑止する原則を厳格に適用しながら、リスクに基づいた放射線防護コンセプトを導入する必要がある。
                      
放射能汚染食品 (バードストライク)
2016-03-14 00:50:43
【生協から届いた検出結果】
生協取り扱い品。
表では、セシウム134,137合計で発表しているもよう。検査はゲルマニウム半導体検出器で、検出限界値はそれぞれ3ベクレル/kg 。

・原木しいたけ ー 茨城県T市 6.7
・はっさく ー 神奈川県O市 4.8
・コシヒカリ(玄米)ー 栃木県 ( 町名不明 )6.0
・乾しいたけ ー 岩手県(町名不明)8.3
・レンコン ー 茨城県 (町名不明) 9.2
・まいたけ ー 新潟県 (町名不明) 4.7
・干しいも ー 茨城県H市 3.5
・魚2種について、外部機関にてストロンチウム検査を行なったが、ストロンチウムは不検出。(検出限界値0.03ベクレル)


【行政検査による検出情報】
・原木シイタケ ー 栃木県高根沢町、千葉県富津市、岩手県一関市など 6.3〜39
・菌床シイタケ ー 栃木県さくら市、矢板市 6.5〜8.2
・タケノコ ー 千葉県一宮市、千葉市 11〜14
・ブナシメジ ー 栃木県矢板市 14
・エリンギ ー 栃木県矢板市 11
・牛肉 ー 岩手県平泉町、滝沢市、一関市、盛岡市 11〜12
・コイ ー 千葉県香取市 8.3〜11
・ヤマメ ー 群馬県安中市、東京都あきる野市 4.1〜10

【福島県より発表された「農林水産物緊急時モニタリング検査に結果」より、基準値100ベクレル未満で検出された検体】

海産物は試験操業でしょう。
・ハバカレイ ー いわき市 69
・マコガレイ ー いわき市 13〜15
・アサリ ー 相馬市 13
・ヒラメ ー いわき市 12
・シロメバル ー いわき市 11
・ワラビ塩漬 ー 大玉村 44
・とちもち ー 金山村 37

【行政機関によるきのこ類 検出状況】
・なめこ( 菌床 )ー 最大値 17 平均値 8.2 検出県 福島、岩手、群馬、栃木 33件
・えのき茸 ー 最大値 7.7 検出県 栃木県 1件
・エリンギ ー 最大値 25 平均値 9.3 検出県 栃木県 10件
・ぶなしめじ ー 最大値 5.4 平均値 4.6 検出県 栃木県、福島県 6件
・まいたけ ー 最大値 21 平均値 9.1 検出県 福島、群馬、岩手、新潟 52件

菌床栽培でも、放射能対策を行なっていない菌茸類で放射能の検出が見られます。
野生のきのこの場合、500ベクレル以上の検出事例もあります。
最大は長野県佐久市のチャナメツムタケ 910ベクレル(2015/11/2報告)、その他山梨県鳴沢村のショウゲンジ590ベクレル(2015/11/16報告)があります。
福島県の野生きのこの採取は禁じられているので、どのように放射能を蓄積しているのか正確には不明です。
計測されていない食品および天然の川魚、ジビエ、山菜、きのこ類には注意をして下さい。

ということです。
kojitaken の気まぐれな日々 (バードストライク)
2016-03-14 14:03:59
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1431.html

こじけん先生のブログ。
内容には賛同。
終わりはまた、「崩壊の時代」と悲観的〆。(これやめてほしいわ)
一か所、間違ってるよ。
「低周波の揺れ」じゃなくて、「長周期の揺れ」だよ。

本文はさておき、コメント読んでコケた。こじけん先生の日記のほうの常連さんで、" 杉山真大 " というペンネームの人なのだが、

> “反原発”・“脱原発”側の問題も大きいと思いますね。
あの直後に被災地の産品・こと食料品が(福島ばかりか宮城・岩手・茨城まで含めて)放射能に汚染されているとか“脱原発”を名乗る面子が大騒ぎして・・・

> 最近行われた甲状腺ガン検診でも同様のことが騒がれたりしてするなど未だこうしたことは行われてますし・・・


この、騙り野郎が!!!!

事実だろうが!!
事実だろうがよ!!

この御仁、なんも知らんとみえる。
不見識。非見識? 無見識!
原発推進派なのか?

コメント欄に的外れなコメントを送ってくると、本文上に取り上げ、情け容赦なく血祭りに上げるこじけん先生。

この杉山なる男をどう料理するか、楽しみだ。

スルーしたりしたら、もう貴方のことは、信用しない。

見てるからな。

バードより。
結局は エゴイスト (バードストライク)
2016-03-15 14:48:05
放射能汚染検査状況を見てきて、意外にも汚染は思ったより低いことは分かった。検査核種がヨウ素131と、セシウム134、137の3種類に限定されていることは不満であり、不信感の元でもあるが、事故で大量に放出されたのは上記3種なので、仕方ないかという気もする。

全品検査ではないので取りこぼしもあるとは思うが、野生のものなど一部食品を除けば、福島のみならず東北・北関東の食材を利用しても、問題はなさそうである。
実際、生協が陰膳方式(家庭で一人ぶんの食事を余計に作り、それを数日分=実施は2日分だったか?)で測定したところ、放射性物質は不検出だったという(検出限界値不明)。

頭では分かっているのだ。
でも、嫌だ。
ものすごく抵抗がある。

なぜだろう・・・?
農家は全然悪くないのに。まさに天からの災厄で、困っているのに。
生協や、宅配のD会が、放射能汚染を恐れ、安全な食材を求める会員の声に応えようとしながら、しかし一方で生産農家に配慮し、汚染を小さく見せかけて販売しようとしたことへの不信感だろうか。

でも、それも仕方ないと分かってはいるのだ。長い間かけて育んだ農家との信頼関係、農家は全然悪くないのに、バッサリと切り捨てる訳にいかない。
特にD会は、F社長が大学生のとき、有吉佐和子の「複合汚染」を読み安全な食品を求める主婦の声を聞いて、トラック一台の引き売りで農家と生産者の間を結んだのが始まりだと聞いている。

汚染のない食品を求める消費者と、汚染された食品を売らなければ生きていけない生産者、取り扱い食材を売らなければ成り立たない会社(D会は、数年前に株式会社になった)・・・となれば、どういう行動を取るかは、決まっている。

その中で、情報公開の度合いや、選択の余地をどの程度残せるか、という濃淡があるぐらいだ。

農家の苦悩を聞くと、やっぱり自分はエゴイストだなあと思う。
感情を理性で克服できないので、やっぱりバカなんだなあ、とも思う。

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