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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

東電 放射能汚染水 年度内処理を断念 安倍首相は福島原発事故をアンダーコントロールにしていない

2015年01月24日 | 福島原発事故

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オリンピック招致の最終プレゼンで大嘘をついた安倍首相「福島原発事故は完全にコントロールしている」



2015年1月23日、東京電力は、福島第1原発のタンク内に保管している高濃度汚染水を2014年度内にすべて処理するという当初の目標を断念したことを明らかにしました。

もともと東電は2013年9月、安倍首相との間で、敷地内のタンクにたまった汚染水の処理を2015年3月末までに完了すると「約束」していました。

そのため、東電は放射性物質を取り除く設備を相次いで投入し、汚染水の処理にあたっていますが、トラブルが続いたり、当初の見込みより稼働率が上がらなかったことなどから、なお28万トン!の高濃度放射能汚染水が処理されないまま残っています。

ちなみに、この計画の当初、福島第1原発で処理すべき汚染水はおよそ55万トンでしたから、事故から4年近く経っても処理が終わっているのは、そのうち半分程度にとどまることになります。

そこで、東電はこの目標を修正し、改めて今年2015年5月までの全量処理を目指すとしていますが、安倍首相と「約束」してから1年半も処理してきて、あとまだ半分も残っているのですから、2ヶ月で終わるわけがありません。






さて、なぜ、東電がこんな無茶な汚染水処理計画を立てたのかについて、時事通信社がすっぱ抜いています。

首相意向重視、無理な工程=「後退目標」も達成できず-遠い汚染水の浄化・福島第1


 東京電力の広瀬直己社長が23日、福島第1原発の放射能汚染水の浄化について、目標の達成断念を表明した。

安倍晋三首相の意向を受け、3月末までの全量浄化を約束していたが、汚染水対策が困難を極める中、そもそも無理な工程となっていた。

 広瀬社長は、達成が5月にずれ込むとの見通しを示したが、放射性物質を大幅に減らす装置「ALPS」(アルプス)で未処理の汚染水はある程度残るのは確実で、浄化完了はさらに先になりそうだ。

 目標設定のきっかけは東京五輪の招致活動だった。

安倍首相は2013年年9月、福島第1原発事故の影響への懸念を払拭(ふっしょく)するため、「状況はコントロールされている」と発言。

現実には汚染水漏れなどトラブルが相次ぎ、強い批判を浴びた首相は東電に対し、タンクなどにたまった汚染水の浄化処理の加速を求めた。


(時事通信 2015/01/23-17:36)






また、出ました、安倍首相のええかっこしい!

この件について、マスメディアの多くは、東電がこの計画を自分で作って安倍首相に「報告」したとか「約束」したとか報道していましたが、実際には、すべて安倍首相のメンツのために彼が東電に無理な計画を強制していたのです。

ですから、東電が次は5月までに必ずやりますと「約束」したのも、2015年4月に予定されている統一地方選挙に影響しないようにでしょう。

全く泥縄も良いところです。







さて、この記事に書かれている安倍首相の「状況はコントロールされている」発言。

我々脱原発派ばかりか、日本中があっと驚いた歴史に残る内閣総理大臣の「大芝居」を少しおさらいしてみましょう。

日本国民みんなが忘れもしない2013年9月7日、ブエノスアイレスで開催された国際オリンピック委員会第125回総会で、安倍首相は演壇にすっくと立ち、英語でプレゼンテーションを行いました。

その冒頭で彼は、

“ Some may have concerns about Fukushima. Let me assure you,

the situation is under control.

It has never done and will never do any damage to Tokyo. ”

と言い切りました。







この英文は首相官邸HPに掲載されていますが、そこでは邦文として以下のようにアップされています。

「フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません。」







状況はアンダー・コントロール=制御されている。

the situation is under control

と英語で強調する安倍首相の姿がTVの映像で流れた瞬間、福島原発の様子を知っている多くの国民は唖然としました。

なぜなら、福島原発ではこのプレゼン直前まで何度も汚染水の漏水が報じられていましたし、前の月の8月には、放射能で汚染された地下水約400トンが毎日海に流出していることを東京電力が認めたばかりだったからです。

ちなみに、それまで東電は、福島第1原発から汚染水が海に流出していることを事故から2年以上も否定してきていました。







「これは酷い詐欺じゃん!
トルコ、スペイン、そして世界中の皆様ごめんなさい!
どうか誰か突っ込んでください!!」

とわたくし、固唾を飲んでテレビを見ていたら、プレゼンテーション後の質疑応答で、あるIOC委員が、

「福島の放射能汚染水問題は解決していないと報道されているが、本当はどうなのか」

と質問してくれました。

ここで進退極まったはずの安倍首相でしたが、この質問は当然予測して官僚と準備していたらしく、微笑みさえ浮かべて次のように答えたのです。






「まず結論から申し上げますと、全く問題ありません。

どうかあの、ヘッドラインではなくて事実を見て頂きたいと思います(場内 笑)。

汚染水による影響は、福島第1原発の港湾内の0.3平方キロメートル範囲内の中で、完全にブロックされています。

福島の近海で私達はモニタリングを行っています。その結果数値は最大でもWHOの飲料水の水質ガイドラインの500分の1であります。

これが事実です。

そして我が国の食品や水の安全基準は世界の最も厳しい、厳しい基準であります。食品や水からの被曝量は日本どの地域においてもこの基準の100分の1であります。

ま、つまり、健康問題については、今までも現在もそして将来も、全く問題ないということをお約束をいたします。

さらに、完全に問題のないものにするために、抜本解決に向けたプログラムを私が責任をもって決定し、すでに着手をしております。

実行していく、ま、このことを、はっきりとお約束を申し上げたいと思います。」






いやはや、うちの総理大臣は鉄面皮なだけでなく、天性の詐欺師であることをまざまざと見せつけられました。

だいたい、放射線被曝後遺症なんて被曝から何十年経っても出てくることは、被爆者の方々の原爆症集団認定訴訟で数え切れないほど認定されています。

それを事故後わずか2年余りしか経っていないのに、

「健康問題については、今までも現在もそして将来も、全く問題ないということ」

をお約束をすることなんて、世界中の誰一人できっこないのです。

そのあと、東京へのオリンピック招致が決まったあの歓喜の瞬間にも、何かすっきりしない澱のようなものが胸に淀んでしまったのは、わたくしだけではありますまい。

だって、うちの総理大臣が世界中に大嘘かまして、オリンピックを騙し取ったんだもん!

イスタンブールに譲ったほうがええんちゃうか?!













ここまではいい思い出なんだが・・・







安倍とか猪瀬がちらつくとムカついてたww





オリンピック招致が成功したその後、当然、野党がこの発言について追及しました。

しかし、安倍首相は2013年10月16日の国会の質疑でも、

「放射性物質の影響は、発電所の港湾内の0.3平方キロメートル内にブロックされている」

と述べました。







でも、地下水約400トンが毎日海に流出していることは東電が認めたばかりです。

しかも、福島原発と外海の間はフェンスで区切られているだけで、海水は行き来しまくっているのです。

このことが明らかになると、10月23日午前の参議院予算委員会では、安倍首相は、福島第1原発の汚染水漏れについて

「『状況がコントロールされている』というのは、行政の最高責任者として状況を把握し、その対処を行なっているという意味だ」

と言い出しました。

なんじゃ、そりゃ?







あんた、最初のプレゼンテーションでは

「フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。

状況は、統御されています。

って言って、そのあとの質疑応答でも、国会答弁でも、

「汚染水による影響は、福島第1原発の港湾内の0.3平方キロメートル範囲内の中で、完全にブロックされています。」

って言い切ったじゃないか!






それが、汚染水が外にも出てるってわかったら、アンダーコントロールとは、

「行政の最高責任者として状況を把握し、その対処を行っているという意味」

って、どの口で言う?!

もうええわ!

真面目にやってるこっちがアホらしなるわ!

その後、2013年11月13日には第1号炉格納容器からの漏水がはじめて公表され、到底、under control=アンダーコントロール=状況を統御している、どころではないことがはっきりしましたが、世間ももう疲れたのか、あんまり追及しなくなってしまいました。







さて、最初の話に戻ります。

安倍首相は自分の状況をコントロールしているという言葉で大恥をかいたので、無理にでも放射能汚染水を処理して見せて、国民に意趣返しをしようとしたわけです。

ところが、福島第1原発では、地下水が建屋に流れ込むなどして高濃度の汚染水が毎日およそ350トンずつ発生し続けていて、東京電力はこうした汚染水をくみ上げて敷地内のタンクで保管しています。

しかし、汚染水が大量に漏れ出すトラブルが頻繁に起きていることなどから、今年度中に保管しているすべての汚染水からセシウムやストロンチウムなどの放射性物質を取り除く処理を行うという目標を安倍首相に立てさせられました。

そのため、東京電力はこれまで「ALPS」と呼ばれる汚染水処理設備を中心に処理を進めてきましたが、トラブルが起きてたびたび停止するなど思うように処理が進まない状況が続いていました。

そこで、東電の廣瀬社長が、

「処理設備の稼働率が当初の想定ほど上がらず、処理を終える見通しが大変厳しくなった」

とギブアップしたわけです。

まあ、最初から無理な計画なのはわかっていたわけですが。







そもそも、福島第1原子力発電所の事故後もまだ核燃料は建屋屋上のプールに収められていますが、再び大地震に見舞われてプールが割れたりすれば、またしても重大な事故が起きかねません。

ですが、福島原発1~3号機の使用済み核燃料はまだ手つかずで、すべての使用済み核燃料の搬出が終わるのは、もし万一計画通りいっても2022年度以降で、それまで極めて危険な状態が続きます。

さらに、原子炉の中で溶け落ちた燃料「デブリ」の取り出しが始まるのは最短でも2020年度で、全号機で完了するのは2040年度ごろになる見込みです。

その間、今後20年以上にわたり、水を循環させて冷やし続けなければならないわけで、放射能汚染水問題は今後何十年も続くのです。

その上、その後にも原発を解体して更地に戻す廃炉作業という難関が待ち構えています。

これらの作業が完了するのは万万が一計画通り行っても、2042~52年度ごろです。

今から30年後ですよ!









とにかく、原発は、放射性物質は、人間の手に負えるような代物ではないのです。

それでも、安倍政権が全国の原発を次々と再稼働させようとしているのは、安倍首相がどんなに酷い状況でも原発事故をコントロールしている、なんて世界に向けて言い切れてしまう天性の大詐欺師だからなんです。

私たちはもう2度と、絶対に彼に騙されてはなりません。

そして、彼のあまりの大嘘に呆れて相手にしたくもなくなり、いつの間にかうやむやにしてしまうというようなことも、2度としないようにしなければ。

それにしても「イスラム国」問題といい、安倍って一体!

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追伸

わたくし、この件で、安倍晋三師匠の小泉純一郎の「名言」を図らずも思い出しました。

2004年6月の衆院決算行政監視委員会において、当時も民主党の代表だった岡田克也氏が小泉首相を追及しました。

小泉首相がかつて衆院選で落選後、勤務実態がないにもかかわらず知り合いの会社に勤めていることにして、幽霊社員として厚生年金に不正加入していたことを責め立てたのです。

すると、小泉首相はその時少しも騒がず平然として、

人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろ







国民全員、ドリフ大爆笑みたいにひっくり返ったんですが、真面目な岡田さんは

「それが総理大臣の言うことか!」

って怒って自分の席に帰っちゃいました。

馬鹿馬鹿しくなるほど無茶苦茶なことを放言すれば、みんなが呆れてなんとかなる。

安倍ちゃんは天下無敵の必殺技を師匠から伝授されたんじゃないでしょうか。

こんな安倍無双にかかったら岡田さんはまたヒネられちゃって、放射能汚染水問題を追及することなんて絶対無理でしょうな。



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福島第1原発:高濃度汚染水、今年度内の全量浄化断念

 東京電力の広瀬直己社長は23日、福島第1原発に保管している高濃度汚染水について、目標としていた今年度内の全量浄化を断念したことを上田隆之・資源エネルギー庁長官に伝えた。広瀬氏は「5月中には処理を終える」と述べたが、62種類の放射性物質を除去できる多核種除去設備(ALPS)での全量処理は間に合わない。政府と東電は廃炉工程を3月に見直すが、建屋内の除染なども難航しており、核燃料の取り出し時期など全体的に遅れる見通しだ。

 今年度内の汚染水全量浄化の目標は、2013年9月、東京五輪招致活動で安倍晋三首相が「原発の状況はコントロールされている」と述べたのを受け、広瀬氏が安倍首相に示していた。しかし、ALPSでトラブルが相次ぎ、計画通りに稼働できなかった。広瀬氏は上田長官に「首相との約束も、住民に不安を与えないようにという目標も果たせなかった。大変申し訳ない」と陳謝した。

 現在、敷地内のタンクに保管中の汚染水は約27万トン。ALPSではトリチウム(三重水素)以外の62種類の放射性物質を除去できる。東電はALPSを増設し、処理量を日量2000トンに増やしたほか、ストロンチウム除去装置も複数新設した。東電は5月中に、たまった汚染水の全量をいずれかの装置で処理したい考えだが、ALPS以外の装置ではトリチウム以外にも放射性物質を含んだ汚染水が残る。ALPSでの処理完了時期は「白紙」という。

 高濃度汚染水は強い放射線を出すため、敷地内に保管されたままでは作業員の被ばく量が増えて廃炉作業を妨げる。原子力規制委員会は、汚染水貯蔵タンクが原因の年間被ばく線量について、今年3月までに1ミリシーベルト未満に低減するよう求めていた。広瀬社長はこの目標値については「達成できる見通し」と話した。

 汚染水低減策として、東電は建屋近くの井戸(サブドレン)から地下水をくみ上げ、浄化した上で海に放出することを計画しているが、地元漁協の了承が得られていない。1~4号機を氷の壁で囲み、地下水を遮断する「凍土遮水壁」を3月から本格的に築き始めるが、世界初の試みで、計画通りに建設できるかどうかは未知数だ。【斎藤有香】

2015年01月23日 20時04分 毎日新聞





福島第1 汚染水コントロール不能

東電、年度内処理を断念


困難さ浮きぼり 国の責任重大

2015年1月24日 しんぶん赤旗

 東京電力の広瀬直己社長は23日、資源エネルギー庁を訪ね、上田隆之長官と会談し、福島第1原発の放射能汚染水を今年3月末までに全量処理する目標の達成を断念する方針を伝えました。事故から4年になろうとしていますが、改めて汚染水問題解決の道のりの厳しさが浮き彫りになりました。「国が前面に出て」抜本的な対策を行うとしていたのに、実際は東電任せにしていた安倍政権の姿勢も問われています。

 広瀬社長は2013年9月に安倍晋三首相に14年度中の汚染水処理完了を約束していました。

 東電によると、汚染水処理は予定の半分程度にとどまっており、全量の処理完了は5月にずれ込む見通し。3月中にも新たな目標を正式決定します。

 東電は福島第1原発のタンクに保管中の汚染水を今年度内に全て処理する目標を掲げてきたものの、放射性物質を低減する装置「ALPS」(アルプス)でトラブルが多発して本格稼働が遅れました。また、福島第1、第2原発で作業員の死亡事故が相次いだことから、安全対策などを総点検するため作業を休止。汚染水処理計画の遅れが避けられない状況となっていました。

解説

再稼働やめ対応急げ

 高濃度放射能汚染水の3月末までの全量処理の実現は強く疑問視されてきました。昨夏以来の半年間を見ても、汚染水を処理する対策、汚染水の増加を抑える対策のいずれも困難の連続でした。

 東電が汚染水処理の“切り札”と位置づけるALPSは、フィルターのパッキンの劣化などトラブルが続発。期待される能力を大きく下回っています。

 汚染水の増加抑制策である地下水バイパス、原子炉建屋周辺の地下水の海洋放出、凍土遮水壁も困難や問題点を抱えています。

 東電は「3月末までの全量処理の目標に変わりはない」と再三説明し、数字合わせに終始してきましたが、危機感が欠如していると言わざるをえません。

 重大なのは国の責任です。国は前面に出て対応すると言いながら、東電の無理な処理目標を放置してきました。そもそも無理な目標の背景には、東京五輪招致と結びつけた安倍晋三首相の「(汚染水をめぐる)状況はコントロールされている」発言(2013年9月)があります。

 原発事故の収束を東電任せにして原発再稼働に突っ走る態度をあらため、あらゆる英知、人的資源を汚染水問題をはじめ、事故処理に集中するべきです。

 (細川豊史)

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揚水発電の効率と真の目的 (時々拝見)
2015-01-24 16:56:37
資源エネ庁→電力統計→平25年度発受電実績より
揚水発電/揚水用動力で、揚水発電の効率を調べます。
 なんと、4月の北電は、使用した動力(電力)の160倍もの電力が得られたことになっています。そんな、バカな(ボケ省略)、揚水発電もできる水力発電を、揚水発電と偽っているわけです。しかも、揚水発電は160分の1未満。
 北陸や沖縄が揚水発電を空欄にしているのは、最低限の良心は、まだあることを示してます。
 では、本来の揚水発電の効率は…
 5月の東北で計算すると、1.9%、本来の揚水発電の効率は、1.9%未満になります。
(エネ庁や電力会社が、もっと高いというなら、捏造データでなく、きちんと数値を示すべきです。)
 で、
1.揚水発電の効率はほとんど0。
2.目的は、原発の電気を捨てるため。
と考えられます。なぜ、捨てるかというと、電気が大量に余ったら、原発を(緊急)停止するしかないからでしょう。
3.実際の水力による電力は、エネ庁の発表より、多い。
 震災前、夜の原発電力は、ぜーんぶ余っていた訳ですし、火力の効率を落としていて(前回)、揚水発電の効率はほとんど0、原発の電力の5%は原発が使うので…
原発再稼働でも、
実質、供給電力量は、10%程度、
二酸化炭素の削減量も、10%程度、
火力の3分の1未満の費用じゃないと、高い、
んですね、原発って。

返信する
北電の電気代 (北国の人間)
2015-01-24 21:56:10
マイナス10度を超える北海道のオール電化住宅では、おそらく他の地域の方には想像できない金額がかかります。
 例年16、17万円だった電気代が今回の値上げで30万円近くになりそうです。(北電から標準家庭で9万○○円値上げしますと一通の手紙が来ただけで・・・)

北電社員は北海道では高給取りで、今回の値上げに合わせて給与減額をしたらしいのですが、それでも高いと言われている公務員よりはるかり高い給与を維持し、社宅や福利厚生施設を維持したままです。

 元はといえば、他の電力会社に比べても、必要以上に原発の依存率を高めた北電の方針の政策ミスが原因で、こうなったのにもかかわらず、役員も誰も責任をとらず、社員も高給取りのまま・・・・・。

 東電を巡る問題だけではなく、他の電力会社についても一部の人間の利権と闇が広がっています。
 
返信する
北国の人間様 (時々拝見)
2015-01-25 12:06:37
 火力発電なら、発電所の近くに限られますが、排熱を暖房・給湯に使えるのに、と思います。
 実例が、日本で、60年も前にあるようです。小さな町ぐらいの広さの米軍住宅ごとに実用化されていましたので、今の技術なら、都市部では十分実現可能だと思います。
 郊外でも、暖房費が下がるという利点はあるはずです…ので、電力会社は実用化する気はないでしょう…と腹を立ててます。(読みにくくてすみません。)
返信する

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